April 17, 2013

急きょ、台湾

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3日前に決めた。海外でハンガーのビジネスを展開して行く上での重要なビジネスパートナーとの面談である。急なアポイントも快く受けてくれた。商談後は、台北の高層ビル101のレストランの食事をセッティングしてくれてた。86Fの超高層フロアの窓側の一等席。おまけに(?)日本と台湾の国旗がテーブルに。国旗の向こうは台北シティの夜景が広がる。これはレストラン側の配慮かな?27年前に初めて台湾を訪れたが、何とも隔世の感。近代化、洗練された台湾を感じる。


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彼とあって27年。家族ぐるみのおつきあいなので私の大好物も熟知してくれている。私の好きなsteamed fish。
仕事の内容については詳しくは書けませんが、お互いにとって、新しいフェーズに入って行くであろう大事な面談となりました。

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November 16, 2012

ベトナム「最後の王朝グエンの都フエ」への旅

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ダナンから北へ向けて出発。日本のODAでできた全長6.7kmのトンネルを抜け、出発から1時間ぐらいすると山の中で突然、湖に畔に出る。湖面にみえる柱は淡水の真珠を養殖している。青空がやけに青く、流れる雲がやけに白い。これも熱帯の湿度がそうさせるのだろうか。

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ダナンから車で約3時間でフエの街に到着。

まずは、グエン朝(1802年〜1945年)の王宮へ。これは「午門」と呼ばれ皇帝の外出の時にしか使用されない。左右には、兵士や象や馬が通る門がある。

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王宮に入るとまず目につくのがフラッグタワー。1809年に建てられた旗塔。青い空にベトナム国旗の赤が映える。

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これが「太和殿」。屋根瓦は皇帝のシンボル色の黄色。屋根には龍。中国の紫禁城などと比べるとはるかに小規模。グエン朝王宮のほとんどの建物はベトナム戦争で破壊され、現在2030年を目指して、すべての建物の復元工事を行なっている。

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第4世トゥドゥック帝の廟。

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各時代の帝の廟は風水により適した場所に作られたという。このトゥドゥック帝の廟も水が流れる緑豊かな山のふところにある。

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第12世カイディン帝の廟。1920〜1931年にかけて建てられた西洋風の建築。当時の「先端素材」であるコンクリートで作られた。

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青銅に金箔を貼った等身大のカイディン帝の像。この下に遺体が安置されているそうだ。

中国に支配され、その後フランスの植民地に。平時よりも戦時の方が圧倒的に長いと言われるベトナムの歴史に、このグエン朝の皇帝達はどのように処したのだろう。

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November 14, 2012

ベトナム・ダナンへの旅

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私にとって2回目のベトナム。前回から約15年以上経つのでこの間の経済発展でどう変わったのかとても興味津々。

上の写真は現在のタンソンニャット国際空港。2007年、旧ターミナルと隣接する場所に移動した新しい国際線ターミナル。

初訪問の一番の思い出は空港から出るなり、外国人に群がる人々。いきなりキャリーバッグをつかんで持って行こうとする。最初は盗まれるのかと思ったがそうではない。チップが目当て。タクシーに乗る時も、街を歩く時もともかく人々が寄ってきて10数人に囲まれてしまう。

今は昔。近くには百貨店もできてターミナルとして整然としている。

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ダナンの人口は90万人。ハノイ、ホーチミンに次ぐベトナム第3番目の都市。ハン川に沿ってビルも建ち並ぶ。

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街には、こんな洋風の建物の観られる。

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が、何と言ってもバイク。街のいたるところでバイクが溢れ返っている。

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ダウンタウンでは歩道がまるで仕事場。だが返ってそれが活気ある街を印象づける。

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今回のダナン訪問の目的は、友人経営者がベトナム進出を果たした工場を視察すること。

(企業秘密もあろうかと思いますので詳細と写真は控えます。写真は清潔な社員食堂。これだけでこの工場のレベルを想像していただけると思います。)

今年の2月より機械・設備を設置し、従業員を雇い、本格稼働目指してわずか9ヶ月。真新しい建物、整然とした作業場、清潔な事務所、食堂は想像以上のもの。

ベトナムの売りは、安い人件費、真面目で素直な国民性。確かに300名からの従業員みなさんは真剣に機械に向き合っている。

「単純に安い労働力で安価な商品をつくるために進出したのではない。より良質の材料を使い、手の凝った作業で、むしろ付加価値の高い商品を生産する」と言う友人経営者の考え方に深く同意。

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July 16, 2012

茶馬古道をいく〜普洱(プーアール)編(2)

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プーアール市2日目は「プーアル茶博覧園」からスタート。立派な博物館と壮大な新茶樹園がある。プーアール茶の本場を意識してその力の入れようが伝わって来る。

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ラフ族の家が再現してある。

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家の中ではお茶をいただきながらラフ族の民族舞踊を鑑賞する。どうも観光化しているようだ。女子の振り付け(身のこなし)もどこか現代風。

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博物館の中にはプーアール茶の見本、かつて茶馬古道を往来した時の馬具、古茶樹の写真と所在地、3500万年前の茶の葉の化石など、プーアールが茶のルーツであることを説明(証明)する文献などがぎっしりと展示してある。

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これは茶葉古道のルートマップ。赤丸がここ普洱(プーアール)。北へ向かう赤い線上に麗江、そして香格里拉、そしてさらに北へ続くとチベット族のラサへと通じる。

今回私たちは北から南へ逆向きに辿ってきたことになる。

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馬の背にプーアル茶を背負っていく茶葉古道。

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外に出て電動カートで小高い丘にある茶園へ。頂上の建物に上る。

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広大な土地に茶樹園広がる。市が開発し、近隣の住民たちが茶樹園を営む。

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プーアール茶はこのように円盤状に圧縮され固められている。これは運搬するためにこうなった。

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プーアール茶には生茶と塾茶がある。生茶は自然に徐々に発酵していく。5〜15年ぐらいのものが美味しいとされている。一方塾茶は1973年から始まった製法で熱で発酵を止めたもの。

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再びでバスで茶葉古道の宿場町「那柯里」(なかり)へ。

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ここから馬も人も哭く険しい山坂道を越えるので、人馬ともに一晩この集落で休んだと言う。今も残る当時の宿。

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茶を運んだ馬は小柄。速くは走れないが重い荷物を担ぎ歩く持久力は卓越していると言う。

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馬の蹄鉄を直す鍛冶場もある。

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宿場の裏山からはいよいよ急な坂道が始まる。馬車ではないので舗装(石を張りつめる)はいらない。馬の脚が埋まらず、滑らない石が並んでいれば良いのだろう。

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もう何百年、千年以上も続いた茶葉古道。古い石は馬の蹄鉄ですり減って丸くなっていると言う。

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今回も案内してくれたガイドの宋さん(青いシャツ)。中国をそしてお茶の知識を十倍楽しく紹介してくれてありがとうございました。感謝、感謝、感謝です。

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いよいよプーアール空港へ向かう時間に。雨期にもかかわらずほとんど雨に降られず順調な旅であった。プーアールから昆明(こんめい)乗換えで広州へ着いたのは深夜の12時。

翌朝8時30分の飛行機で関西空港に到着しました。

洋の東西を問わず生活・文化にお茶はとけ込んでいる。各民族、各国において様々なお茶があるのだが、その元となる茶樹は1種類(亜種などはあるが)。むしろその多種多様な製法、飲み方に様々な民族、文化に違いが発生していることを理解した旅でもあった。

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July 15, 2012

茶馬古道をいく〜普洱(プーアール)編(1)

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香格里拉空港を飛び立ち南へ1時間で雲南省の最南の地「西双版納」(しーさんぱんな)に着く。眼下に見えるのはゴムの木の植林。この地の現在の最大の収入源はゴムの原料。

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熱帯エリアである。が高地ゆえ空気は乾燥していて気持ちよい。

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西双版納空港からバスで東へ約2時間。基諾族(きの族)の集落へ。基諾族全体で約2万人の少数民族である。

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ここの集落ではおそらくすべての住民がお茶の仕事に関わっているのだろう。

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摘んできたての茶を干すひと。

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しばらく干したまだあおいままの茶葉を煎る。

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基諾族の集落裏にある斜面が古茶樹園。数百年から1000年近い樹齢の茶樹が散在する。画像の茶樹でも200から300年経っていると言う。茶樹は成長が遅い。

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現地ガイドの陳さんから説明を聞く。茶樹は南向きの斜面で、ところどころに大きい樹木が木陰を作ってくれる場所が良い。

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古茶樹園から降りて来ると今度は基諾族の切さんの家で民族に伝わるお茶をいただく。

「焼き茶」。文字通り生の茶葉をバナナの葉のような大きな葉で包み焚き火の中に入れて焼く。

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焼き上がった茶。外は焦げているが中身はほんわかと。

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焼き上がった茶を湧かしかけのお湯の入った竹の筒に放り込む。しばらくして沸騰し、中のお湯が茶葉もろとも飛び出してくるようになると出来上がり。

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黄色の茶はいつも飲んでいる日本のお茶と変わらない色。飲んでみると少し焦げの味がして香ばしい。素直な味でとても飲みやすい。ご主人の切さんは焼き茶が大好物だとのこと。

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今度は「涼拌茶」(りょうばんちゃ)。生の茶葉、オレンジの葉、ニンニク、唐辛子、ハッカク、ジャンサイ、塩を準備する。

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それを二つ割りにした竹の筒に入れ、こん棒で叩いたり摺ったりしてすりつぶしていく。そして常温のお水を入れる。

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15分ほど待つとできあがり。竹で作った柄杓のようなものですくって茶碗にいれる。きつい農作業などした後に飲むと元気になると言う。ニンニクの味が強いが全体として爽快感もあって、これはいけてる味でした。

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基諾族の集落をあとにしてバスで北へ2時間。プーアール市へ高速道路で向かう。途中のインターで降りて「大渡崗茶樹園」に立ち寄る。2000ヘクタールの見渡す限りの茶樹園。毛沢東の文化大革命時代に農園から茶樹園に切り替えたそうだ。

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少数民族の集落などの古くからの古茶樹園に対して近代に作られたのを新茶樹園。古茶樹の茶は新茶樹の茶の5〜6倍の価格で取引されるそうだ。

高価な茶の条件は、1.古い茶樹、2.有名な茶の産地、3.原料(摘む時期と摘み方/1芯2葉)、4.良い製茶会社の4つの条件が揃っていることだそうだ。ただ、高価=美味しいかどうかは、どうもそうでもないようだ。「美味しい」ってのも主観ですもんね。

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夕刻、プーアール市に到着しホテルにチェックイン。その夜は、プーアール市在住の黄桂枢先生とご一緒の晩餐会。黄先生は中国国際茶文化研究会顧問などたくさんのお茶に関する団体の肩書きを持つ茶文化の第一人者。

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こちらの旅の代表は谷晃先生(茶の湯文化学会会長/野村美術館学芸部長)。お二人は18年ぶりの再会。谷先生が茶文化のルーツを探るきっかけになったのがこの黄さんと雲南省の茶樹調査をされたことだそうだ。

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July 14, 2012

茶馬古道をいく〜香格里拉(シャングリラ)編(2)

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香格里拉(シャングリラ)に目についたのは、至るところ建築中の家が目に入る。いわゆる新築ラッシュなのだ。どうやら、観光ブームで観光収入が増え、経済的に余裕ができて家を建てる人が増えているそうだ。

大黒柱の大きな丸太は唐檜(トウヒ)。

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材木をふんだんに使い、至る所に彫刻の模様がある。これもチベット文化なのだろうか。

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外壁は土壁。窓の装飾が美しい。

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香格里拉の中心部からバスで1時間半ぐらい山を登ると「普達措国立公園」に到着する。すでに海抜3300m。日本なら低温で残雪と言うところでしょうが、さすがに亜熱帯の緯度に位置するためかTシャツで歩き、穏やかな風景を眺める。

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草原ではヤクと牛と馬が放牧されている。

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さらにバスで30分程度上る。3770m!(高度計付きの腕時計が役立つのだ)富士山頂上並みでこの風景。どう解釈してよいやらわかりませんが、雄大な景色にしばらくぼーっと立つ。

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山から降りて今度はチベット族の民家を訪問することになった。朝見た建築中の家と同じ構造。大黒柱の太さと庇の装飾が気になる。

2階の右側が祭壇のある部屋。中央と左側が壁がなくて大広間となっている。1階部分がおそらく家族の寝室やちょっとした食堂などの生活部分だろう。

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2階の廊下から観た周囲の風景。家は土壁の塀に囲まれて建つ。

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大広間に入るとさっそくお茶の準備をしていただく。囲炉裏には4つの部屋に分かれた容器が置かれている。向こう2つが飲むためのお湯、手前2つが茶碗に残った湯や茶や食べ物などを入れておくものだそうだ。それは後に家畜のエサなどに利用するそうだ。貴重な水を最後まで大切に使い切る工夫がある。

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バター茶。ヤクの乳のバター、プーアル茶、そしてそれを一緒に入れて撹拌する竹の筒。

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バター茶の出来上がり!

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囲炉裏側と反対の壁には水瓶がある。毎朝、その日に使う水を汲んで貯めておく。生活がまさに水と火なのだ。壁の装飾もいったいなんなんだろう。全くの異文化。

首に掛かった白いスカーフは、チベット族がお客を迎える歓迎のしるし。

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おばあちゃんと孫。この男の子、最初から人懐っこくて笑顔が絶えない。

お母さんは観光ガイドの仕事。お父さんは環境部署のような所で働いているそう。このおばあちゃんの息子さんは「活仏」となり、今北京で修業しているそうだ。一般の家庭よりも裕福なおうちなのかも知れない。

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お茶をいただき家を出たところでその家の曾おばあちゃん(男の子からみて)が帰宅。このお家の人のおおらかで優しいお人柄にふれ思わず記念の写真を撮らせていただいた。

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香格里拉、最後の訪問地は「松贊林寺」(ソンツェンリン)。第5代ダライラマの命で1672年に建立された。信仰と統治の場所であったが今は、2000人の僧が修業を積んでいる寺院。

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信仰の場である寺院の中は撮影禁止。正面玄関の頭上の装飾。

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今回訪問予定であったチベットの中心都市ラサ市は日本出発1週間前に訪問禁止と中国のガイドさんから連絡が入った。そのラサ市にある寺院を模したとされる「松贊林寺」を訪問できたので良しとしよう。

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July 13, 2012

茶馬古道をいく〜香格里拉(シャングリラ)編(1)

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麗江を発ちバスで北へ向かう。やがて山間部に差し掛かり越えては下りを繰り返す。アカマツだろうか?松の林が目立つ。

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途中、トイレ休憩で展望台ある場所にバスが停まる。人が立ち留る所には必ずと言っていいが農家の人たちであろうか農作物を販売している。トウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ。少し買ってみんなで分けて食べてみるがなかなか美味しい。

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出発して2時間ぐらいで金沙江(きんさこう)に出る。長江の上流でもある。この地域の山々は赤土なので流れる川の水も茶色く濁っている。

今回は茶馬古道を訪ねる旅。こんな大河があるなら船で輸送もあったのでは?と疑問を持った。がしかし、それは愚問であったことがすぐこのあとに分かった。

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ゆったりとした流れの金沙江がやがて峡谷に差し掛かる。「虎跳峡」(フーチャオシャー)と言う激流の渓谷なのだ。

右側の絶壁に岩を砕いて造った道が見える。

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谷はいよいよ狭く、川はいよいよ激流と化す。

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峡谷一番の激流。右斜め前方の流れの中心部に小さな岩が見えるでしょうか?「虎跳峡」。虎がその岩をステップとして川を渡ったと言う言い伝えからこの名前がついた。

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今は観光地として整備されてその激流の間際まで行くことができる。凄い迫力!!

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「虎跳峡」を往復6キロ歩いたあと再びバスで2時間ぐらい。バスは一段と高地へと進み、景色や陽光などが変化。空気が違ってきた。川が流れその向こうに草原が広がり、山には雨を降らす雲がかかっている。チベット族の住む地域に差し掛かったことを予感する。

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景色の良い場所でバスを降りると「待ってました!」とばかりにチベット族の女性や子供達が近寄ってくる。ヤクのヨーグルトや麦などどうかと聞いてくる。少しでも現金収入を求めているのだろう。

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建築中の建物の横で、牛、馬、ヤクが混在して草を食んでいる。海抜はすでに3000mを越えている。

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いよいよ香格里拉の街に到着。

ここで一度正式な訪問地を確認しておきます。「中華人民共和国雲南省デチェン蔵族自治州香格里拉県」。チベット文化圏の南東端にあたります。2001年に旧称「中甸」(ちゅうでん)から改名。

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さっそく街の散策にでかけてみる。空気が薄くゆっくりと歩かないと身体がついていかない。道の段違いをひょいっと飛ぶと頭がクラリ。海抜3000mを越えているを改めて実感。従って、お酒店でいろいろと尋ねたがなんだったか覚えていない。メモとる気力なし。orz

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香格里拉の古城地区。石畳と両脇にならぶ建物は麗江とも似ている。

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店頭のモノをチェックしてみよう。ヤクの尻尾(ハタキだそうだ)、テンのような動物の毛皮、ヤクの骨細工、銀細工の刀、ヤクの頭骨(ホンモノ?)など。動物の毛皮などが多い。

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やがて広場に出る。日本なら焼鳥と言ったところだろう。こちらではヤク、ウシ、豚、鶏などの肉の串刺し。

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路地は楽しい。なにやら家族(親族?)の人達だろうか?言葉は全然分からないけど「やあやあどこに行くところ?」みたいなのんびりとした会話。なんかこちらまで幸せな気分に。

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街の丘に見える摩尼車(マニくるま)。チベット仏教で使う転経器。よーく観察してみるとゆっくりゆっくりと回っているのが分かった。下で信者の人達がお経を唱えているのだろう。

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この明るさで既に夜8時過ぎ。広大な面積の中国で時差はないのだから西の果てにある雲南省では北京と2時間ぐらいの差はあっても不思議ではなかろう。

レストランの入口にかけてある「のれん」(笑) 乾燥しているので腐らないのであろう。

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食事が終わってホテルに帰る。

「これぞシャングリラホテル!」ではありませんのであしかれあず。翌日オープンを控えたホテル。私たちは開店前に泊めていただくことになったようです。

シャングリラ(Shangri-La)は、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが描いた小説「失われた地平線」に登場する桃源郷(ユートピア)の名称。

小説にあやかって県名を変えるなんて、なかなかやりますね。

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July 12, 2012

茶馬古道をいく〜麗江(れいこう)編(2)

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水麗しき麗江。それはまた瓦屋根が美しい街でもある。

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街の小高い場所へ通ずる小道。人々の生活と観光客とそれを相手にしているお店がぎっしりと並んでいる。

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坂道に沿って建つ家並み。瓦と土壁と石段がなんともうまく混じり合っている。

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いよいよ今回の旅で現地のお茶をいただく機会を得た。囲炉裏のある小屋に入ると煙で燻されたのか煤で真っ黒になった容器や道具が並ぶ。

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お茶を入れてくれるのはリソ族の朱さん。朱さんはリソ族の民族音楽を演奏するミュージシャン。祖父祖母によく入れてもらったお茶を飲ませてくれると言う。ちなみにリソ族の人口は75万人。

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これは「油茶」(ゆちゃ)。囲炉裏の薪のすぐ横でお茶(プーアール茶)を沸かしそこへ豚の脂と塩を入れるたもの。味は?だいたいご想像いただいているもので間違いないと思います。(^ ^) 私にはちょっと抵抗がありました。あと、これにお米を一緒に混ぜた「油米茶」もいただきました。

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次はいよいよバター茶。これはお茶とバターをかき混ぜる竹の筒。中棒の先の丸い板に小さな凹みがあるのを確認して下さいね。竹筒にプーアール茶とバターとお塩を入れ、中棒をリズムよく上下させて撹拌していく。

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これがバター茶。お茶と言うよりもスープと言う印象だ。同行者は意外と平気でお代りされてたけどどうも私は苦手。(その時の体調かな??)高地に住む民族はその防寒のため油分をとる。「油と塩の味がないお茶はお茶ではない」そうなのです。

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古城地区に戻って街のお茶屋さんによる。今度は本格的なプーアル茶をいただく。茶葉は円盤形だったりこのように四角形に圧縮してある。それは運ぶためにそうしたもの。

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プーアル茶の葉に熱湯を注ぎ、1回目は捨てて2煎目をもともと熱くしてあるお茶碗に入れてくれる。お湯を捨てたり、こぼしたりしたものはうまく台の下に流れるようになっているのが面白い。

向こうにいる男性はナシ族のガイドの和(ワー)さん。高地で紫外線が強いため色黒です。

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「珍しいお茶だ」と紹介してくれたのが「文革せん」。それまであったお茶の等級を否定。そのため5等級のお茶の葉を混ぜて商品としたそうです。その毛沢東の文化大革命時代のお茶を1999年に再現したものだそうだ。「平等な味」がするんでしょうね。

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夜は「雲南麗江民族文化交流中心劇場」で周辺の少数民族の舞踊や音楽を鑑賞。山と水の神様をテーマにした創作舞踊のようなものでしたが、民族毎に色使いやデザインが異なる衣装がとても面白い。

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July 06, 2012

茶馬古道をいく〜麗江(れいこう)編(1)

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昨年の『雲南省茶のルーツを訪ねて(全6編)』に引き続き、今回は茶の湯文化研究の第一人者であるT先生のお伴をして雲南省へ旅立った。今回のテーマは『茶馬古道をいく』。雲南省南部の茶の生産地からはるかチベットまで茶を馬の背に積み半年かけて運んだ道を訪ねようと言うものだ。

飛行機は夕暮れ(と言ってもこの時午後9時前)に、麗江上空を下降していった。

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ホテル到着はもう夜12時前、関空〜広州経由で長い1日であった。

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ホテルは麗江古城地区にある。旅の最初に目にするものはいつもその「違い」に目を引きつけられる。

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麗江はその名の通り街中に水路があり水が豊富だ。ホテルはその水路をまたいで客室が広がっている。

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朝、さっそく古城地区の散策を開始。「古城」と表現しても「古い城」ではなく「古い居住区」と言ったところか。石畳の道が続く。

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古城地区には観光客が年間で1000万人が来ると言う。お土産物、民族衣装やカラフルなグッズがいっぱいだ。

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まだ朝早いので人影はまばら。石畳と家並が美しい。周辺の農家の人が取れ立ての野菜を籠にいれて売歩く。

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水の豊富な麗江にはあちこちに「三眼井」(さんがんせい)と言う水汲み場のような場所がある。飲み水、食器や野菜を洗う、洗濯をする、など人々の家事のばとなっている。手間の男の人は歯磨きをしている。

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今回の案内人は昨年に引き続き宋さん。宋さんは日本語が堪能だけでなく、茶文化、陶器、歴史に詳しく日本から訪れる茶の湯の研究者、文化人など有名な方も含めて沢山の人を案内している。その知識たるや驚異的。中国の旅を100倍楽しめる!

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お昼が近づき、徐々に観光客も増えてきた。

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異国を感じるのは何と言っても食べ物。ホント食べてみないとまったくどんな味か想像できないものばかりだ。屋台で売っている人たちがまたやたらと明るい。

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トンボの唐揚げ! おそるおそる食べたけど結構、香ばしくていける。その他、いも虫、バッタ、毛虫のようなムシ、ウジ虫のようなムシ、なんでも唐揚げしてる!!

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路地歩きはホント面白い。こんな路地を見つけては興味津々、キョロキョロである。

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今回はいくつかの「古城地区」を散策したが、どこにもあるのが「広場」である。そこは住民の生活の場、食料や雑貨を売ったりしている。また、お祭り、観光客が集まってくる場所でもある。近隣の少数民族の踊りを踊る人たち。

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街には果物があふれる。雲南省は熱帯から寒冷地にまでまたがっているので、様々な気候のフルーツが採れるのだ。

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ちょっと疲れてきたのと先を急ぐので馬車に乗る。

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この写真は何が撮りたかったのだろう?ま、こんな街並です。

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カラフルな民族衣装。本当にその衣装を来た現地の方もいるし、観光客が民族衣装に身を包む、ってのもあるし、こっちは見分けがつかない。

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馬車に馬に。地元住民に観光客。ごちゃごちゃ賑やかなのが麗江古城地区なのだ。

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February 16, 2012

いつもとちょっと違う中華料理

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豆腐とピータン

中国・蘇州のレストラン。私の好物は香草たっぷりの蒸した魚、青野菜の炒め、蒸し鶏。私の中華3点セット。(^_^)
今回はいつもとちょっと違うお料理をご紹介します。

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レンコン(もち米入り)

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落花生

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豚の角煮

どのお料理も蘇州ローカルな味付け。いつもいただくものよりも濃い味だ。

いつ、どこで食べても美味しい。中国の料理は広くて深い。

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