January 03, 2014

黒田官兵衛に近づくために

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どこへ行こうか?

一度散策してみたいと思っていた「たつの市」へ行こうと決めた。醤油の町、そうめん、赤とんぼ。断片的だけど龍野町は以前から興味津々。

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歴史のある街並は美しい。路地に歴史を感じる。

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うすくち龍野醤油資料館の前にある建物。今日はお正月でどこの博物館、資料館も休館で残念。ヒガシマル醤油を筆頭に醤油づくりの歴史をゆっくりと訪ねてみたい。

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龍野神社へ。相撲の神様が祀ってあるとか。歴代の横綱や力士がたくさんお参りしています。

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良い天気なのでドライブがてら来た播州。実は今年のNHK大河ドラマは黒田官兵衛なので、必然、姫路に足が向かう。まだ一度も訪ねたことがなくいつかいかなくてはと思っていた「書写算円教寺」に足を運ぶ。ロープウェイを降りてから歩いて30分でこの「摩尼殿」到着。

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三つのお堂(大講堂・食堂・常行堂)がコの字に配置する。ここでは「ラストサムライ」でトム・クルーズが、そして今年の「軍師官兵衛」のロケが行なわれたそうだ。

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書写山から眺める姫路市街地。

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大河ドラマは戦国時代と幕末・明治維新を行ったり来たりしながら、その合間に源平合戦を入れるパターン。まあ、いいじゃないですか。今年は黒田官兵衛、学びます。

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January 03, 2013

京都に初詣

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今年の初詣は京都の上賀茂神社へ。

別に決めているわけではありませんが、以前から、奈良の春日大社や京都の伏見稲荷など、お正月の間にどこかの神社に初詣をしている。

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こちらは、四条河原町の八坂神社。想像通り、いや想像以上のひと・ひと・ひと。駐車場はもちろん、歩くことも困難なので車の中からお参りさせていただく。

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ならば平安神宮へと向かうが、こちらも大勢のお参りでした。

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May 04, 2012

まだまだ「知りたい」「行ってみたい」京都

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「京都は奥深い」なんて今さら言うのも恥ずかしい。遷都以来1200年、以来ずっと日本文化の中心であり続ける京都。そんな京都であっても個人的には、姻戚関係がある訳でもなく、学生時代を過ごした訳でもなくなんとなく知らない都市・京都。お茶(茶道)のお稽古始めてから少しずつ近くに感じるようになった京都。

結婚式参列のため京都に滞在する機会を得たので、ほんの少しだけの京都をアップ。どちらも改めてご紹介したくなる場所ばかりなので、おそらくいつかまたアップです。

最初は町家を改装してやっている「les trois maisons」(ル・トロア・メゾン)。1日一組限定の宿兼カフェ。

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町家独特の坪庭。家々に囲まれた中の小宇宙。これだけで気に入ってしまう。

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中はアンティーク調の部屋と畳敷きの二つのタイプの空間がカフェとなっている。少し早く着いたのでマネージャーといろいろお話。「最高のサービスを提供したい」とのマネージャーの思いに共感。初対面なのにいきなり話が弾む。

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西陣を散策したあと、夕食の予約時間があるのでタクシーで「一之船入町」へ。木屋町通りが始まるところ。もう遅かったが桜満開の頃は花見で賑わったのだろう。

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懐石料理の「花八代」さんで食事。一段下がったところにある掘り炬燵風になっているテーブルがとってある。水面が間近に感じる特等席。「おまかせ」でお願いする。『「おまかせ」って良き日本文化だよね』って言いながらお料理を待つ。旬の素材をふんだんに使ってあるのが嬉しい。

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ご紹介しようかどうか迷ってしまう格別なワインバー。実はここにお邪魔するのがメインで京都前泊となった次第なのだ。^^ やはりここは改めて次回ご紹介することにします。もったいぶってm(_ _)mスミマセン。

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March 17, 2012

魚菜料理「縄屋」~丹後半島の旅(5)

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いよいよ今回の旅の最後の食事。そこで訪ねたのは京都府弥栄町にある「魚菜料理・縄屋」さん。友人・Kちゃん強くお薦め、そして友人Mさんが上田宗箇流のお茶のお稽古にこちらに通っていると聞いている。もう、あらかたお料理のイメージはできてはいましたが。

土の塀が美しい落ち着いた建物が私たちを待っていてくれました。

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案内していただきながら中に入ると素敵な空間が。

土壁の静かな空間。壁の下部にはガラス窓が切ってあり、外の土と水槽と植物が目に入る。部屋の中の照明と外からの光のバランスが心地よい。手触りのいいテーブル、座り心地のいい椅子。お料理が出てくるまでに既に気持ちがぐっと引き込まれている。

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やがて前菜がだされる。魚介と野菜のマリネ風。口の中でやさしくふわっとした味覚が広がる。新鮮な食材、繊細な味付け。最初に出されるよくあるお料理なのだが「最初の一口で」強烈な一撃を受けてしまった。旨い!失礼、ここでは「おいしい~」と言わねば。(^_^)

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新鮮なエビに白身魚。ピリッとしたアサツキ、微妙な甘みのある赤身の大根(紅芯大根?)の妙味。

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もう何も言いません。^ ^

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さらに小鉢のお料理が続き、やがてこちらの代表兼料理人の吉岡さんが直々にご飯を運んできてくださる。吉岡さんは京都の有名料理店「和久傳」で修業を積まれたと聞いている。あまり多くを語られようとしないがまさにプロの料理人の雰囲気が漂う。

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神馬藻(じんばそう)の入った「じんばご飯」。とてもシンプル。なのに(だから?)「う~ん!」と唸ってしまうほど美味しい。手をどう加えるかではなく、どう素材の味を引き出すかなんだな、お料理は。

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デザートは蓮根のお餅とアンコ。

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縄屋さんで食事をした後は、一路ふるさと豊岡へ。「但馬もいっぱいいいとこあるんだぞ~!」と呟きながら運転。それは「丹後半島恐るべし!」の裏返しのつぶやきでもある。

「旅は人、旅は食、旅は酒」の丹後半島の旅でした。

魚菜料理 縄屋

〒627-0142
京都府京丹後市弥栄町黒部2517番地
tel 0772-65-2127


 

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March 16, 2012

伊根町を訪ねる〜丹後半島の旅(4)

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濃密なこだわりの食文化紀行が続いたので、今日はちょっとテーマを変えて。

天橋立から北へ約30分ぐらい車で走ると伊根町にはいる。私たちはまず町を俯瞰するために集落の背後にある道の駅へ。駐車場からはこのように「伊根の舟屋」が一望できる。

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訪ねるのは3〜4回目と思う。いつ来ても海に面したこれらの民家独特の風景には魅せられる。ただ残念ながら私はそこの歴史、住んでいる方の生活ぶりなどちゃんと知らない。いつか改めて誰かに案内していただきながらこの伊根の舟屋を知りたいと思う。

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伊根を後にして、丹後半島を一周するように海岸べりの道を走る。途中、車を停めて外の空気を吸う。もうどことなく春の気配が漂う。言葉はいらない。ただただ深呼吸。

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日本海の典型的な風景だ。自宅から車で1~2時間のところにこんなに素晴らしい自然がある。しかも大陸文化が日本海を渡って伝わってきた古い歴史、美味しい魚介類、野菜、お米、お酒など日本の食文化の宝庫だ。

これを知らない、楽しまないのはなんとももったいない。

丹後半島は奥が深い。

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March 15, 2012

新鮮な海の幸と豊穣の酒に参った!〜丹後半島の旅(3)

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問題は宿であった。突然予定したのはいいけど、山陰地方は今も蟹シーズン。丹後半島の宿探しは思ったよりも苦戦。当てにしていたいくつかの宿も当然ながら満杯。ネットで探してこちらに宿泊することに。決め手は「酒鮮の宿」!? 酒ソムリエさんの宿の言葉に反応。

これがまた素晴らしいお食事とお酒に巡り会ってしまったのだ。夕食後、宿主にお聞きすると、私たちはキャンセルが出た直後にネットで予約したらしい。まさにラッキーだったのだ。

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丹後半島なんだから新鮮な魚介類が豊富。分かっていても魚好きの私にとってクラクラするような新鮮なお刺身。しあわせ〜の気分で舞い上がる。(舞い上がったまま降りて来られない)(笑)

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例えば寒ブリのしゃぶしゃぶ。これがどれだけ美味しいのか、私は表す言葉を知らない。

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松葉かにのフルコース。日本海側の地元に住んでいると(地元でない)皆さんからはいつもこんなの食べているの?と思われるかも知れないが実はそんなことはない。かえっていつでも食べられるのであまり真剣に対峙しない。

だからなのか、ゆで加減、火加減、身のほぐしから何から何まで女将さんがしてくれるのはむしろ私にとって新しい体験。なかなか家庭ではこうはいかない。

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食事の途中で日本酒の注文を。さ〜てここからご主人の登場。「酒匠」のライセンスを持つご主人。美味しいお鍋を前にして一瞬緊張が走る。あ〜だ、こ〜だと言うより、ここは「酒匠」であるご主人のお薦めを所望する。

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感動の食事を終えた後は、同じ宿内にあるダイニングバー「珠庵」に移動。いよいよここからがご主人の真骨頂。日本酒ソムリエ=酒匠のマスターと会話しながら極上の日本酒が飲めるのだ。

ご主人のお薦めは地元の木下酒造さん(京丹後市久美浜町)の「玉川」、田治米さん(兵庫県朝来市)の特別な「竹泉」。どちらも極上のお酒。

ご主人の「金沢から福井、丹後、但馬、鳥取、そして出雲お酒が最高なんだ。いにしえにコメ栽培が大陸から伝わり、米作文化の長い歴史と美味しい水がある日本海側のお酒を知ってもらいたい」の言葉が印象に残る。その通りだと思うと同時に、そうであることを自分ののど越しで確認してみようと思う。(あ〜、また新たな研究テーマが。)(笑)

丹後に行くのなら、「まるやす」さんは間違いなくお薦めである。

「まるやす」(天橋立駅前)
〒626-0001 京都府宮津市文珠640-3
Tel : 0772-22-2310

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March 14, 2012

♪富士は日本一の酢だ〜丹後半島の旅(2)

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ちょっとふざけたタイトルになったのはお許しください。それぐらい「そうなんだ!」と納得と感動の見学であった。京都府宮津市にある「富士酢」(株式会社飯尾醸造)さんを訪ねた。

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4代目当主飯尾毅さん。昨年の我が家のパーティにお見えになりその時に初めてお会いした。こだわりの食の生産者の方達もたくさん集まっていただき交流を深めました。その時以来、ぜひ飯尾さんのところには訪ねたいと機会をねらっていた。

到着すると飯尾社長は、お互いの挨拶も惜しむかのようにすぐに醸造の現場に案内していただく。そこには大きなタンクが二列にずらりと並ぶ。パネルで酢のできるまでを説明していただくが、驚くのは原料のお米までをすべて手がけていらっしゃること。近隣のある集落と無農薬のお米を契約し、さらに会社のスタッフが直々に田植え、草取り、稲刈りまで行なう「自力米」までとそのこだわりは並大抵ではない。百貨店のバイヤー、地域づくりを考える若者までボランティアで田んぼの世話をする、とも。

それは、飯尾社長の酢づくりに対する情熱、ポリシー、実践に対する大いなる賛同があってのこと。

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醸造現場をでると商品の並ぶ店舗にあるテーブルに案内される。飯尾社長直々による酢のテイスティングが始まる。お水をコップに準備し、次から次に出される酢を吟味。どれも酢のツンとくる尖った味がするがそれぞれに特徴がある。ゆずぽん酢、すのもの酢、すし酢、各種果実酢、面白いと思ったのは「ピクル酢」語呂合わせもさることながら野菜に掛けるだけで前菜となりワインに合いそう。

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飯尾社長の説明は止まらない。それは経営の話にまで及ぶ。他のどの酢の生産者よりもそのこだわりはダントツなのがよくわかる。丹後のこの地で酢づくりを始め、不利な条件を逆にこだわりの特徴に変えて行く。飯尾醸造には間違いなく「物語」がある。

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今回の訪問で驚いたことがもうひとつある、それはあの「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんのリンゴを使用した「林檎酢」を生産していらっしゃるのだ。しかも、NHKのプロフェッショナルで一躍有名になられるそのずっと前からのお付き合い。こだわりの生産者はどこかで繋がっているのだと感心。

私もたまたま先月、おそまきながら木村さんの「奇跡のリンゴ」を読んで感動したところなので、まさか飯尾社長から木村さんのお話をここで聞くとは。これも何かのご縁に引き寄せられている自分を感じつつ、この日は飯尾社長に大感謝の1日であった。

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March 12, 2012

美味しい日常を提供する「いととめ」〜丹後半島の旅(1)

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週末を利用して丹後半島(京都府)を一周する旅へ出た。友人T夫婦との「だらだら温泉の旅」である。前回の「屋久島」からぐっと近場の旅だったが、こんな贅沢な内容と時間を過ごすことになろうとは。どこへ何時に行くともなく、あくまでマイペースで行くだらだら旅なのです。

とは言うものの実は行きたいところの狙いはつけてある。最初に立ち寄ったのは食品スーパー「いととめ」さん。京丹後市大宮町にある。

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一応「行き当たりばったりの旅」なので事前連絡はなしだったが、やはりお会いできて嬉しい。「いととめ」社長の廣野公昭さん。私のブログにもH氏として何度か登場していただいた私の尊敬する社長のお一人。我が家のパーティにも美味しい食材を提供していただいたり、お料理をしていただいたりとても親しくさせていただいている。お正月の「おせち料理」も絶品である

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いととめ」さんの素晴らしいのは、社長自らが日本各地、ある時は世界の街に出かけて美味しいものを自分の舌で確認し、仕入をされていること。当然ながら地元の魚介類、野菜も豊富。

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訪ねてきていつも思うのは「地元の人に愛されているお店だなあ」ということを強く感じる。「えっ?何でここに」と思うようなオリーブオイルやパスタなどのイタリアンの食材や醤油や味噌などなど。地元の人はそんなこだわりの食材だと知っている人も知っていない人もともかく美味しいモノが日常的に手に入る。

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日本酒もワインも半端な品揃えではない。イタリアから直接買い付けたワインなど我が家の定番にもなった時期もある。そのワインは今でも私の中で上位にランクされるワインである。

近くに行けば、いやいやわざわざでも行ってみてください「いととめ」さんへ。

いととめ
〒629-2503
京都府京丹後市大宮町字周枳(スキ)1670番地
Tel 0772-64-5295


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November 13, 2011

「銀山温泉」〜昔の面影を訪ねて

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山形県銀山温泉に来ている。私の一度は行って見たい温泉の上位にあった温泉なのだ。

宿は、創業明治25年の老舗旅館「能登屋」さん。正面玄関が立派な3階建の木造建築が印象的。

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October 24, 2009

料理屋『そらのかなた』に飛んで行くほど美味しいぞ!

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「立山黒部アルペンルート」ですっかり大自然を堪能したのに、さらに『そらのかなた』までぶっ飛んで行くことになった。

扇沢(長野県)に到着したあとはバスで、日向山高原、信濃大町を通り、松本へ。同行したメンバーのOさんの知人で松本市在住のH氏から、素晴らしい料理屋さんを紹介していただいた。知らない土地を訪ねた時は、地元の人推薦のお店に限る。

それは、料理屋「そらのかなた』。旬の魚貝類、野菜、キノコの食材を使ったお料理がメイン。どのお料理も薄味でありながら、食材の味がしっかりと口に残る、繊細な味付け。私の好みなのだ。

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イクラとキクナ、そしてヒラメの炙り仕立て。
(思わず、アップで撮ってしまう)(笑)

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ハモ、カニ、マツタケ、ギンナン、カブの吸い物。

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甘エビの手鞠寿司、ホタテ、マグロ、モドリガツオ、キンメダイ、ヤリイカ、ゆば、トロの炙り。小さなハケでお醤油をつけて食べる。

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ご飯は鯛飯。お鍋で人数分を炊いてくれる。

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こちらはジャコ飯。

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鯛飯とジャコ飯を少量ずつお茶碗に、お新香と一緒にいただく。

信州・松本に訪ねたら、これは必須のレストラン(小料理屋)なのだ。是非、行ってみてください。

料理屋『そらのかなた』
〒390-0811
長野県松本市中央2-3-15
アトリウムビル西側2階
tel : 0263-39-5255

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