November 08, 2013

今年も永楽館歌舞伎がやって来た

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今年で6回目となる永楽館歌舞伎。築100年近くになり、朽ち果てていた芝居小屋を豊岡市が修復して復活した。以来、毎年この時期に片岡愛之助率いる一座がやって来て歌舞伎が演じられる。350人で満員となる「狭さ」がウリ。本当に役者さんの汗と息を間近に感じる。私は6度あるうち4度来る。すっかり虜になっている。

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今年も東京から友人たちがやって来た。古い木造の芝居小屋に着物がようく似合う。観終わった瞬間、「来年も〜」の声。みんな大満足でした。〔2013/11/08〕

演目 『伽羅紗」「弥生の花浅草祭」

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October 31, 2012

『母子展』という個展

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親しい友人である岩本君の「母子展」に行きました。会場はこれも親しい友人の高石さんの「高石医院」の2階。建物は昭和初期に建てられた「近代化遺産」に指定されている素敵な建物だ。

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なんでもない流木を削ったカワセミ。流木の原型を残した流線型が私のお気に入り。

岩本くんは、大学では日本画を専攻。ただ、その才能はそこだけにとどまらず、バードカービングやはたまたコントラバスも弾きこなし、バイクにも乗る。一言で語れない稀なるお方なのである。

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今回は岩本君のお母様が残された絵画の作品も展示。彼の才能の一端はお母様から引き継いだものと納得。風景画、静物画、などお母様のお人柄と同様、対象に対しての優しさを感じる。

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かつて銀行だったレトロな空間。左からバードカービングの作品、正面は岩本君の絵画と受付テーブル、右側にはお母様の絵画。

この画像は手に入れたてのiPhone5のパノラマ機能で撮ってみました。四角い部屋の三面がひと繋がりに。パノラマ機能っていろんなところに使えそうですね。

話はそれてしまいましたが、これからも岩本君の絵にもバードカービングにもコントラバスにも注目して楽しませていただきたいと思ってます。

心温まる「母子展」でした。

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October 29, 2012

「三原谷の川の風まつり」〜懐かしい風景がここにあり

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ここは兵庫県豊岡市竹野町の三原谷地区。廃校になった大森小学校の校舎とグラウンドを使って、三原谷地区(人口400人)の皆さんが準備され開催される。

3年前に『学校のレストラン』と言う企画で小学校の教室をレストランに見立てて、あの「アルケッチャーノ」の奥田政行シェフが自らここで腕をふるっていただいた

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校舎の周りの山里。心落ち着く素晴らしい風景。よーくみると稲刈りの終わった田んぼにもアートの作品があちこちに。

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後者の2階では、映像作家の藤原次郎さんの「ジロパーク」。自身の作品の前で「ゲージュツはバクハツだ!」と叫ぶジローさん。

もう20年以上になる良き友人。先日の我が家の20周年パーティ でも次郎さんが撮った我が家の映像を披露していただいたところ。

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次の教室にいくとそこは「米画展」と題して、アーティストの黒田征太郎さん。黒田さんの下絵に、誰でもが色をつける「塗り絵」パフォーマンス。

黒田さんの下絵に私が色を付け、さらに黒田さんが仕上げてくれる。そこに「KU」のサイン。こりゃ、我が家の宝物になりそうだ。

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小学校の体育館では、今年も石見銀山から「子ども神楽」がやって来た。これがまたとてつもなく素晴らしい。300年の歴史をもつ「土江子ども神楽」(島根県大田市)。

幼稚園児から中学生までの子ども達が笛太鼓を奏し、演舞する。

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やはり目玉は「ヤマタノオロチ」。4匹の大蛇が舞台狭しと暴れまくる演技は迫力満点。そのダイナミックな、ある時は微妙な動きを演ずる様は、とても子どもとは思えない。

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石見銀山とのご縁は、何年か前に石見銀山大森地区で「群言堂」を経営していらっしゃる松場大吉さんとの出会いから 。一つの出会いから遠く離れた地区のみなさんの交流が続く。

素晴らしい舞台に心から拍手。
遠く島根県大田市からありがとうございました。

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October 28, 2012

懐かしい江原駅(山陰本線)

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先週の週末は但馬の各地でイベントが満載。土曜日は京都だったので日曜日にイベントのハシゴをしました。

まずはご近所の「Nゲージ鉄道模型フェスティバル in 但馬」へ。私の自宅から歩いて3分もしない至近距離の会場へ。

私のお目当ては、この旧江原駅を再現した駅前のミニチュア模型。(鉄道ファンの方スミマセン)

写真右上に旧・江原駅。そこから左側へ引き込み線があり、薄い緑の屋根が私の会社。「国鉄」時代は、鉄道貨車でブナ材が東北から運ばれて来たのを思い出す。

自宅は?あれれ(?!)来年はよろしくお願いしますね。

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これが旧・江原駅。懐かしい。今思うと、なんでもない瓦屋根が美しく感じます。

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写真に「昭和37年」とあります。私の小さい頃、冬の駅前風景はまさにこれ。たくさんのスキーヤーがスキー担いで汽車でやって来た。駅前からバスに乗って神鍋スキー場へ30分。大雪でバスが不通になると、神鍋からスキーで滑りながら江原駅へ辿り着く、なんて光景もありました。

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これは江原駅東側の航空写真。(いつ頃だろう?この写真は商工会館とかでよく見かけたので30年以上昔ものだろうと推察)。写真下側には蛇行している円山川が見える。左上の建物が「神戸製鋼日高工場」。現在は「フジテック日高工場」となっている。

当時日高町は、江原駅東側に、町役場、商工会館、商店街、金融機関が集中していた。駅の反対側をみるとほとんどが田畑。今はホテルに食品スーパー、新しく住宅が立ち並ぶ。隔世の感をいだきます。

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March 19, 2012

「いま地方について考える」〜TOYOOKA町衆塾

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「TOYOOKA町衆塾」なる私塾が旗揚げなった。私はつい最近、具体的には今朝のfacebookで知った。友人や仲間たちがたくさん顔を揃えている。日頃、私の住んでいる街・豊岡市の現状に対して傍観者ではまずい、何か実行できることはないのか?と考えていたので、直感的に行ってみようと思い今日の決起記念の講演会&討論会に参加させていただいた。

豊岡の若手経営者、商店主、行政の有志などが中心となっている。それをサポートされているのが、千葉大学准教授、建築家の岡田哲史氏。岡田氏は地元豊岡市出身で海外でも活躍されている。

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講師は衆議院議員・河野太郎氏。河野氏の基調講演、豊岡市の印象、分析、今後の取り組むべきこと、などの熱いメッセージから始まった。

身近で中身の濃い話と質疑応答が続く。両氏が投げかけたメッセージで印象に残ったものをメモとして残しておきます。

【河野氏】
• 市役所がやるべきことはなにか?やる必要のないことは何か?
• 地方議会は機能してるのか?
  (議員提案の条例は年間何本ある?)
  (1本あったら優秀、と言うのが現状)
• 市が変わるとは、市の予算も変わらねばならない
• 市の予算を変えるには、「事業仕分け」「民間委託」「みんなでやろうぜ」
• 行政が産業支援しても効果は上がらない
• なぜ、教育に金をかけないのか?→世界に通用する人材を育てる豊岡市に

【岡田氏】
• 結局「本物」が一番強い。
• 欲を出すと損をする。→街全体を良くすると言う発想が大切。

【感想と私自身の気づき】
集まっている30〜40代の若手有志の目がギラギラしてたこと。「町づくり」と言う言葉を取り違えてはいけない。何かを安易に足したりくっつけたりしてでっち上げた「名物」ではダメ。むしろ、引き算、削ぎ落して自分に残ったもの(唯一のもの・強み)それが岡田氏のおっしゃる「本物」なのではないか。削ぎ落した個人、本当の魅力に気づいた個人がネットワークして初めて実りあるものになるのではないか。

懇親会まで参加させていただき、ありがとうございました。


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November 08, 2011

「今年も愛之助さんがやって来た」~永楽館歌舞伎

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今年で4回目となる永楽館大歌舞伎が上演中。永楽館は兵庫県豊岡市出石町にある近畿最古の芝居小屋。荒れ果てた建物と舞台を豊岡市が修復して芝居や映像上映会や各種イベントに大活躍。しかし、何と言っても本命はこれ。「大歌舞伎」でえあることに異論はあるまい。

第1回目より片岡愛之助さんが座長となって大人気。今年の演目は「引窓」と「茶壷」。やや地味目の演目だが、そこは小さい芝居小屋のまたいいところ。役者さんの間近でその息づかい、流れ落ちる汗を見ながらの臨場感はまた格別だ。

もうひとつ特別なことがある。今回は東京からお茶仲間が8名も来てくれて一緒に歌舞伎観賞。みなさん女性(愛之助さん目当て?)(笑)。しかも「着物を着て永楽館歌舞伎」の掛け声どおり私たちは着物姿で永楽館。もちろん私も着物着ました!!(画像のどこかにいますよ~)

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さすがにお茶仲間。茶箱持参で幕間に一服。またこれが美味しい!!

この茶箱は、じつは仲間のSさんのオリジナル。なんでも、東京を出発する前日の夜中に思い付いたとは?!

素晴らしい仲間と日本文化にばんざ~い!の1日でした。

永楽館歌舞伎は、明日(11月9日)が千秋楽。まだ間に合いますよ。

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August 09, 2011

「今、豊岡(兵庫県)が面白い!」~イベント&ショップ in 東京

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タイトルで「今、」と書きましたが、実はこの記事の内容は7月初めにあったイベントなのです。私も出席していたのですが、この後、夏バテに襲われ体調を崩してしまいました。療養最優先で7月を過ごし、しばらくパソコンからも離れていました。ご心配をおかけしました。m(_ _)m

前置きはともかく、去る7月7日に東京秋葉原のイベント会場にて「豊岡エキシビジョン2011」が開催されました。会場は立ち見が出る超満員。3回目を迎えたこのイベントも内容がさらに充実してきました。

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豊岡市の中貝市長の基調講演(←こればまたまたなかなか上手いのですが)。続いて豊岡市を舞台にして撮影したショートムービー「めでたいヤツららら」〔監督・呉美保(お・みぼ)〕の上映。(さすがプロの監督が撮るとこうなるのかと感動)。さらに、「豊岡放談」と題して4人の「豊岡人」がそれぞれの分野を語る。(これもみなさんハキハキとして、手短な言葉でしっかりとアピール。素晴らしいのだ)。

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翌7月8日は、念願の豊岡アンテナショップが有楽町の交通会館1階にオープン。品揃えは、まだまだ手探りの感がするが、豊岡の食べる産品がズラリ。

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豊岡の人気マスコット「玄さん」と「こうちゃん」に挟まれながら、オープニングの挨拶をする豊岡市の中貝市長。この日は大勢の地元関係者、マスコミ関係者も取材に。

豊岡市から産地直送の美味しい食材を届けたいですね。
ご期待ください。>東京の皆様方。(^_^)

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May 27, 2011

『豊岡物語』~兵庫のもう一つの顔

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「日経ビジネス」(2011.5.30号)の特別版『二人の時間』をご覧ください!

海と大地が織りなす四季折々の景観と歴史的遺産の数々。
豊岡市の観光資源は多彩だ。さらに、この地で暮らす人々に出会い
地域産業の熱気に触れると、新たなる魅力が見えてきた。
『豊岡物語』(p5) text by Akio Tasashiro

巻頭特集 『豊岡物語~兵庫のもうひとつの顔』と題して、兵庫県豊岡市が紹介されています。今回の特集は、海・山の自然や観光資源だけではなく、地域の産業なども紹介しようとの意図で編集されています。

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昨年10月に世界ジオパークに認定された「山陰海岸ジオパーク」を代表する日和山海岸とホテル、西日本を代表する城崎温泉の老舗旅館、豊岡を代表する地場産業の鞄、人気の城下町・出石町にある永楽館(近畿地方最古の芝居小屋)や名物・出石そばが紹介されています。

そして「地域産業の熱気に触れる」と、選ばれた理由を勝手に解釈しているのですが(笑)、弊社のハンガーNAKATA HANGER 友人の会社(バイクのレーシングパーツのトップ・メーカーBITO R&Dが掲載されているのが、ちょっと自慢で嬉しいのです。(^_^)

 

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March 29, 2011

「豊岡市庁舎」~いよいよ新庁舎建設が始まる

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兵庫県豊岡市。今日は行政改革委員会があるので久しぶりに市役所へ。「おおっ!」とつい声が出てしまった。駐車場だった広場はコンクリートがはがされ土に。

新市庁舎の建設に当たっては、さまざまな意見があったが、旧・豊岡市の市庁舎の場所に建築することに。ただ、現在までの市庁舎を名残惜しむ声も大きく結局、現市庁舎を残しつつ、その背後に新庁舎を建設する案に決定。

1925(大正14)年に発生した「北但馬地震」の大きな被害を受け、1927(昭和2)年に建築された市庁舎。災害復興のシンボルとして親しまれた。1952(昭和27)年に3階部分が増築された。名建築として「近代建築ガイドブック」にも掲載されている。

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市庁舎裏側。

現市庁舎を前面に移動させ、その背後に新庁舎を建設する。完成予定は2年後の2013年。『小さな世界都市・豊岡』『豊岡エコバレー』をスローガンに掲げる豊岡市のシンボルとなってもらいたい。

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February 14, 2011

ウェルストークに入会だ!~豊岡市立総合健康施設

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まだ新しいから気持ちいい。これは、昨年4月にオープンした「ウェルストーク豊岡」のエントランス。正式名称は「豊岡市立総合健康ゾーン健康増進施設」。要は、老朽化した兵庫県立「豊岡病院」を移転して、その跡地を利用して市民の健康増進施設を豊岡市が企画したもの。中の施設運用は「コナミスポーツ」と契約をしている。奥の建物には、「休日急病診療所」などもある。

通称「ウェルストーク豊岡」だが、確認したわけではないが、おそらく健康(wealth)コウノトリ(stork)をくっつけて「ウェルストーク」なんでしょう。^_^

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2階建。1階はプール、クライミングウォール、浴室、ロッカールームなどがあり、2階がマシンジムとスタジオとなっている。2階手前窓側には、ズラリとランニングマシン。

東京・表参道の某ジムの会員になり、東京でジムに通っていたのですが、時間の都合がつけにくく、少し遠ざかりがち。せっかく出来た地元・豊岡のジムに入会しない理由はない。

昨年9月に右手小指を骨折して以来、運動に対して身体が引き気味(半分言い訳?)(^_^;;。極度の運動不足に陥っていたが、春も近づきそろそろ運動開始をしないといけない。

初日は、1時間のオリエンテーションを受けるのが義務となっているので受け、その勢いでたまたまスタジオで始まる「ボディコンバット」にも参加。いきなりのハードトレーニングになったけど、終わると噴出した汗が気持ち良い。

「継続は力なり」といきたいもんだ。

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オマケの画像。これは施設内ある「喫茶・レストラン」のテーブルから見た風景。あたり一面真っ白な雪。一汗かいてガラス越しに見る真冬の風景がやけに美しかった。

全館は快適な暖房が施され、リラクゼーションルームがあったり、軽食、飲み物もある。本やお風呂道具や着替えを持って、朝来て夕方までここで過ごす方もいると聞いたが、なんか納得してしまった。「ウェルストーク族」なる市民が誕生したり。(笑)

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