November 16, 2009

アカツメクサ~夏から咲いてはいるんだが

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アカツメクサ(マメ科)
ヨーロッパ原産の多年草。牧草として輸入されたものが各地に野生化している。茎は高さ30〜60センチになり、褐色の軟毛が生える。葉は3小葉からなり、小葉には淡緑色の斑紋がある。葉のわきに多数の花が密集して頭状に集まる。花は紅紫色で長さ1.3〜1.5センチある。
『日本の野草』 山渓カラー名鑑

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リビングから眺めることができる一番身近な場所にある。余りにも近いところなので登場が後回しになってしまったかな。そうそう、もう一つ理由がありそうだ。晩秋になって、アカツメクサの花がまるで空中を彷徨う赤いボンボリのよう。でも夏には、手前にセージが、向こう側にバジルやラベンダーが成長し、今、こんなに目立つ赤いアカツメクサも存在が薄くなっている。我が家では、晩秋のアカツメクサが可愛い。

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November 01, 2009

日曜日、冷たい雨が降る

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朝は薄曇り。時おり、陽光が優しくさして暖かったが、お昼を過ぎる頃から辺りが暗くなり、とうとう雨が降り出した。晩秋の紅葉が、雨に濡れている。

11月なのだ。

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部屋からガラス天井を見上げ、久しぶりに上がる煙突の煙を想う。

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October 11, 2009

ホトトギス 咲くまで待とう

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ホトトギス(ユリ科)
晩秋に庭で咲く数少ない草花の一つ。渋い花が茶花に好まれ、寺院でもよく植栽される。名は、花の斑点と、鳥のホトトギスの胸の模様との類似から。中国では葉の黒点に注目し、油点草。英名はトード・リリー。トードはヒキガエル(ガマ)で、花からの連想。国柄によって名はがらりと変わる。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

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なるほど。鳥のホトトギスの胸の模様なんだ。斑点が白と黒のコントラストならヤマセミと言う名になるんだろうな。

台所の窓のすぐ下に咲くホトトギス。お茶花にしたい植物をことしいくつか植えたのだが、どのような花が咲くのか実際は知らなかった。知りたい、知りたいと思いながら、叶わず、「咲くまで待とうホトトギス」であったのだ。

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October 03, 2009

中秋の名月〜秋は進む

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中秋の名月。毎年、この日の夜は家にいる。過去のブログを見ると、名月は必ずアップしている。それは、お月様の明るさで夜空が撮れること、そして何よりもその日の夜は、晴れていることになる。

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少し肌寒いぐらいの風が吹き抜ける。枝の先の葉を落とした庭のブナの木とエゴノキ。名月を境に、秋の進行が早まる。

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September 21, 2009

ミズヒキ 赤く小さく咲く

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ミズヒキ(タデ科)
花弁はなく、長さ2〜3ミリの萼片の小花が列をなす。考えてみれば、こんな小さな花を観賞栽培する国は、日本をおいて、まずない。庭の片隅で、毎年忘れずに花をつけてくれる。萼片は上の三枚が赤く、下の1枚が白い。そのため花序を上から見ると赤く、下からは白く、紅白の水引に似る。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

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そうなんだ!上から見ると赤く、下から見ると白い。いつも、リビングから「可愛い花なんだ」なんて思いながら眺めているが、ミズヒキ=水引と言うことだったんだ。また、ひとつ納得だ。

確かに、一輪、一輪が大きかったり、特徴を持った花の植物は目立つ。こんな小さな花を、見落とさず好み、愛でる感性は、日本人のものなんだろう。西洋にも、南国にも、小さな花が無数に束なる花はあるが、その全体がとても、特徴的で目立っている場合が多い。

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September 04, 2009

ヘクソカズラ 強烈過ぎる名前ですね

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ヘクソカズラ(アカネ科)
マダガスカルで薮こぎをしていたら、特有の臭気が漂った。葉こそ少し青白いが、すぐに正体が知れた。ヘクソカズラの一種だった。この花は『万葉集』にも屎葛と歌われている(巻十六)。ただし、そのはい上がる蔓のように宮仕えをしたいと、プラス評価。花は、かれんで、早乙女花の名も。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

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鳥が運んできたのだろうか?気がつくと庭の照明灯の支柱に絡み付いて上へ、上へと延びる蔓がある。よーく観察していないと、植物の成長はあっという間だ。

それにしても、なんともストレートな名前がついているものだ。花を観ている限り、そんなネーミングは夢にも思わない。万葉集に歌われていると言うので、さっそく調べてみる。

さう莢に延ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ

「屎葛」として登場する。「さう莢」は、ジャケツイバラ(←これまた知らない花が、、、)と言う棘のある植物に多いかぶさる屎葛(これがヘクソカズラ)を歌っている。その姿のように、日々しっかりと宮廷に仕えなさいと。「屎」の名と「宮」に仕えることとが、どうもしっくりこない組み合わせなのだが、当時の「洒落心」として感じ取ればいいんでしょうか。

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August 30, 2009

ワレモコウ 紅色の存在感は

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ワレモコウ(バラ科)
誤解の花である。吾亦紅の表記が広く知られたのは、久米正雄の小説からだろう。渋い暗紅色を「吾も紅」と納得する人は多い。が、植物学者前川文夫博士の説は違う。蕾が、宮中の御簾の上部を飾る帽額(もこう)の模様から生じた木瓜紋(もっこうもん)に似て、四つに割れ目が入っているので、「割れ木瓜」を語源とする。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

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実は、我が家のワレモコウは今年から登場なのだ。今年の冬に、家と庭の一部を改造した時に、「お茶花をたくさん植えよう」との方針で植えたもの。私にとっては、なるほどこれがワレモコウなんだ、と言う存在なのだ。直線(茎)が節々で折れて、独特のリズムを感じる。

独特の暗い紅色は確かに、「私も紅だよ」と訴えている様。

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August 23, 2009

夏から秋へ陽射しは変わる

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梅雨明けが遅れ、夏の陽射しが続くかと思われた8月半ば以降。連日30℃を越す日々が続く。でも、朝晩の空気はひんやりとして気持ちいい。

夕方5時頃、庭に出てふと空を見上げると青い空と白い雲。どこか秋の陽射しを感じる。

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畳の間から庭を眺める。緑は生い茂っているが、木漏れ日はどこか優しく涼しさを感じる。

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窓から西日が差す。ガラスに貼った障子紙の模様がくっきりと壁に映る。春夏秋冬の四季の移り変わりと共に、映る場所と時間が変わる。17年も住んでいると、模様の位置で季節を感じる。

秋は近い。

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June 03, 2009

カワラナデシコ 窓の向こうに万葉の

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カワラナデシコ(ナデシコ科)一般にナデシコと呼ぶ。『万葉集』で、山上憶良は秋の「七草」に歌い、大伴家持は種から播いて育てた。日本初の種子栽培された花だ。花は女性と重ねられ、家持は、亡くなった妻が「秋さらば(秋が来たら)見つつ偲へ」と形見に植えたナデシコが咲いた、とのせつない歌も詠んだ(巻三)。形見の花でもあった。 『花おりおり』 湯浅浩史・著

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最近ではナデシコと言えば、「ナデシコ・ジャパン」を思い出す。女子サッカーチーム。万葉の時代から女性と重ね合わせて歌われた花。だから「ガンバレ・ニッポン女性」につながる、のかな?

我が家のカワラナデシコは白。赤いナデシコも良いが、清楚で清々しい純白のナデシコもまた良い。大伴家持が、亡き妻が植えたナデシコが咲くと妻を思い出し偲んだ、なんてエピソードを知るとまた庭の花を愛でる楽しさが増す。

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April 27, 2009

なんと霰(あられ)が降った!

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ジャマイカ人の友達がどこかで覚えたか「桜吹雪」と言う言葉を発した時、極めて日本人的感性の言葉なのに、と新鮮な驚きをもったことがある。

「桜吹雪」は、散る桜の花びらを表現したもの。とっくに桜が散って、新緑が眩しいこの時期に、なんと本物の「雪」が降ったのだから、驚きだ。

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「雪」、厳密には「霰」かな。夕方から寒気と暖気がぶつかって、雷がなり、突然土砂降りの雨がふってきた。気温がドンドン下がり、ストーブが必要となった。

とうとう夜8時30分頃、頭上がにわかにうるさくなった。上を見上げると、ガラス越しに白いものが見える。間違いなく雪、霰、である。

さすがに薪ストーブは、4月上旬でお終いにしたが、5月連休まではストーブが必要のようだ。

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