October 25, 2009

Herbie Hancock "QUARTET"
Herbie Hancock : p
Wynton Marsalis : tp
Ron Carter : b
Tony Williams : ds
1 Well You Needn't
2 'Round Midnight
3 Clear Ways
4 A Quick Sketch
5 The Eye Of Hurricane
6 Paade
7 The Sorcerer
8 Pee Wee
9 I Fall In Love Too Easily
Recorded on Jun. 28,1982
うーん、このアルバムについて何を語ろう?「完璧」ってことだろうか。まず、メンバーをみてください。4人とも、それぞれの楽器で完璧な演奏をするミュージシャンである。そして、尚かつ、このアルバムでは、メインストリームのアコースティック・ジャズを演奏している。
余りにも完璧な演奏なので、若干面白味が掛けているのが残念。(それを残念と思うのは4人に悪いけど)m(_ _)m
ウィントン・マルサリス以外は、ハービーもロンもトニーも、ライブハウスで生の演奏を聴いたことがある。あの熱気を思い出しながら聴くと、やはり素晴らしい演奏だ。
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October 18, 2009

Weather Report "MR. GONE"
Wayne Shorter : ss,ts,vo
Joe Zawinul :p,elp,syn,perc,vo
Jaco Pastorius : elb,vo
Peter Erskine : ds,perc,vo
Steve Gadd : ds
Tony Williams : ds
Madoro Badrena : vo
Deniece Williams : vo
Maurice White : vo
1.The Pursuit Of The Woman With The Feathered Hat
2.River People
3.Young And Fine
4.The Elders
5.Mr. Gone
6.Punk Jazz
7.Pinocchio
8.And Then
Recorded in 1978
久しぶりの私の大好きなウェザー・リポート。すでに、このブログで8枚のウェザー・リポートのアルバムをご紹介しています。(サイト内検索でご覧下さい)
これは、ベースにジャコ・パストリウスを迎えた黄金期と言われる時期のアルバムである。前作「Heavy Weather」、前々作の「Black Market」の人気アルバムの後に出た、ちょっと地味なアルバムと言う印象だが、繰り返し聴けば聴くほど、魅力を感じる。最初から最後までのリーダー格、ジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターにこの時期、ジャコが加わり、まさに絶頂期で円熟味を感じさす味のあるアルバム
だ。
このアルバムが録音されて30年。ウェザー・リポート来日時に、楽屋出口で待ち受けて、ジャコと握手したのが忘れられない。そのジャコも、そしてジョー・ザビヌルも今はいない。MR.GONEになってしまった。
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September 29, 2009

Stan Getz "LIVE AT MONMARTRE"
Stan Getz : ts
Joanne Brackeen : p,el-p
Niels-Henning Φrsted Pedersen : b
Billy Hart : ds
1. Morning Star
2.Lady Sing The Blues
3.Cancao Do Sol
4.Lush Life
5.Stan's Blues
6.La Fiesta
Recorded Jan. 28_30,1977
スタン・ゲッツは、実はジャズを聴き始めた頃、そんなにしばしば聴くミュージシャンではなかった。学生だった私にとって、熟成した大人のジャズって印象が強く、少し距離を感じていたのかもしれない。
勿論、ジャズ喫茶やレコードショップで、スタン・ゲッツの演奏を耳にする機会は何度も会ったが、私の中で、特別に何かを感じた記憶はない。例外として、スタン・ゲッツの"SWEET RAIN"と言うアルバムがあったが、、どちらかと言えば、ピアノのチック・コリアの演奏に惚れ込んでいた。
ところが、iPodに音楽を一杯詰め込んで持ち歩けるようになって、いろんな場面でいろんな音楽を聴けるようになった時に、なぜか、スタン・ゲッツの演奏をいっぱい聴くようになった。それは、自宅で友達と飲んだりする時や、ひとりでリラックスしたいときなど。
前置きが長くなったけれど、このスタン・ゲッツの"LIVE AT MONMARTRE"もそんな気分の時のお気に入りのアルバムなのだ。
正統派のジャズでありながら、どこかモダンな響き。主流派でありながら、どこかスタン・ゲッツ特有のセンスが光るフレーズがキラキラと飛び出る。
このアルバムは、コペンハーゲンのジャズ・クラブ ”カフェ・モンマルトル”での演奏。ピアノのジョアン・ブラッキーン、ベースのニールス・ペデルセンのグルーヴィな演奏にも注目である。
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September 23, 2009

Richard Beirach "KAHUNA"
Richard Beirach : p
Masahiko Togashi : per
1. Kahuna
2. Essence
Recorded Jun. 27, 1978
1曲目の"Kahuna"は、リッチー・バイラークのピアノ・ソロ。♪タリラ〜、♪ラリラ〜、♪ラ〜。曲が始まるといきなりリッチー節が。甘美なメロディに思わず微笑んでしまう。低音を響かせながら、ソロが続く。
2曲目の"Essence"には、パーカッションの富樫雅彦が加わる。シンバル、ベル、ドラ、鐘、タムタム、と緊張感のある演奏が続く。甘いメロディのリッチーに、静か〜に、時には鋭く、素早く、掛け合うパーカッション。じっと聴いているとどんどん惹き込まれて行く。時には静寂を、時にはキラキラと輝く、富樫のパーカッションは素晴らしい。
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October 09, 2008

Toots Thielemans "LIVE3"
Toots Thielemans : hca,g
Wim Overgaauw : g
Rob Franken : p
Niels-Henning Φrsted Pedersen : b
Rob Langereis : b (7.のみ)
Bruno Castelecci : ds
1. All The Things You Are
2. Lullaby
3. C Jam Blues
4. Autumn Leaves
5. Dream Girl
6. My Little Anna
7. Days Of Wine And Roses
Recorded on Sep. 23 ,1976
実は、私の「隠れ」フェイバリット・ジャズ・ミュージシャンがいる。それはトゥーツ・シールマンス。ジャズ・ハーモニカ奏者。1922年、ブリュッセル(ベルギー)生まれ。ジャズ黎明期の幻の名ギタリストであるジャンゴ・ラインハルトも同じベルギー出身。トゥーツは、ジャンゴのギターを聴き、ギターにも興味を持ち演奏する。器用な演奏家だ。
お気に入りの訳は、ハーモニカのちょっとセンチメンタルな音色とトゥーツのよくスイングするグルーヴィな演奏なのだ。トゥーツのそれは絶妙のバランスなのだ。
まずは、スタンダードの4曲目"Autumn Leaves"、7曲目"Days Of Wine And Roses"を聴いてみよう。
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September 23, 2008

McCoy Tyner "FLY WITH THE WIND"
McCoy Tyner : p
Ron Carter : b
Billy Cobham : ds
Hubert Laws : a-fl, fl
others(strings)
1.Fly With The Wind
2.Salvadore De Samba
3.Beyond The Sun
4.You Steppde Out Of A Dream
5.Rolem
Recorded on Jan. 19, 20 & 21, 1976
アフリカ指向を深めていた当時のマッコイ・タイナーだが、それを超越したようなさらにスケールアップした熱い演奏なのだ。
クールな、軽妙な、シャレた、ホッとする、そんなジャズでこの夏を過ごして来たが、身体のどこかで欲求不満が溜っているような、そんな気がしていた。よーし、と音のシャワーを浴びてみようと、このアルバム"FLY WITH THE WIND"を聴いてる。
1曲目から、マッコイの熱きアドリブが炸裂。キラキラ輝くマッコイのピアノがご機嫌だ。「熱い風に乗って飛翔する」(タイトル通りだ)(^_^) 新宿厚生年金会館で聴いたマッコイのコンサートを思い出す。あの時の衝撃的な原体験が余計にそうさせるののだろう。
すーっと入り込んでくるヒューバート・ローズのアドリブも良いが、ロン・カーター(ベース)とビリー・コブハム(ドラム)の正確無比でエネルギーに満ちた演奏も見逃せない。
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September 03, 2008

Miles Davis "AT PLUGGED NICKEL,CHICAGO VOL.2"
Miles Davis :tp
Wayne Shorter : ts
Herbie Hancock : p
Ron Carter : b
Tony Williams : ds
1. Round About Midnight
2. Stella By Starlight
3. All Blues
4. Yesterdays/Theme
Recorded on Dec. 23 , 1965
ジャズ・アルバムの話題は久しぶりになる。前回アップした7月11日以来、ジャズを聴かなかったわけではない。これまでこのブログにアップしてきたアルバムを曲単位に編集してiPodに入れる作業をメインにしてきた。そちらの話題はまたしたいと思います。
そして、約2ヶ月ぶりにジャズ・アルバムを聴こうとしたのが、この"At Plugged Nickel ,Chicago vol.2"である。同じ日に録音されている"AT PLUGGED NICKEL,CHICAGO"の感想にも書いたが、マイルスの最強メンバーによるライブ録音がこのアルバムだ。
スタジオ録音でマイルス自身の美学を徹底追及した歴史的名盤もあるが、ライブの演奏はまた別の意味で格別だ。名演であるかどうか以前に、クラブで一緒に楽しもうぜ、というライブ演奏が、40年経った今宵、楽しめるなんて、最高の気分ですね。
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July 11, 2008

Miles Davis "THE MAN WITH THE HORN"
Miles Davis : tp
Bill Evans : ss,ts,fl
Mile Stern : g
Marcus Miller : b
Al Foster : ds
Sammy Figueroa : per
Barry Finnerty : g
Robert Irving : p
Randy Hall : syn
Felton Crews : b
Vincent Wilburn : d
1. Fat Time
2. Back Seat Betty
3. Shout
4. Aida
5. The Man With The Horn
6. Ursula
Recorded in Jul., 1980
私の持っているこのアルバム"THE MAN WITH THE HORN"には、こんなシールが貼ってある。
THIS IS IT!
the first new material in 7 years by Miles Davis
「これだ!マイルス7年ぶりのニューアルバム登場」と言ったところだろうか。ジャズ・ファンみんなが待ちこがれたマイルスの復帰であった。
病気療養中でのブランクだったので、最初にレコードに針を落とした時にどんなマイルスのプレーが聴けるのか怖々の気持ちだったが、とんでもない!ご機嫌にマイルスはトランペットを吹き捲くっている。やったー!と言った気分を思い出す。5曲目"The Man With The Horn"はボーカルも入って、お帰りなさいマイルスって感じです。ぜひ、聴いてみてください。
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July 10, 2008

Sonny Stitt "plays arrangements from the pen of QUINCY JONES"
Sonny Stitt : as
Jimmy Nottingham : tp
Ernie Royal : tp
J. J. Johnson : tb
Anthony Ortega : fl,as
Seldon Powell : ts
Cecil Payne : bs
Hank Jones : p
Freddie Green : g
Oscar Pettiford : b
Jo Jones : ds
Quincy Jones : arr,cond
Thad Jones : tp
Joe Newman : tp
Jimmy Cleveland : tb
1. My Funny Valentine
2. Sonny's Bunny
3. Come Rain Or Come Shine
4. Love Walked In
5. If You Could See Me Now
6. Quince
7. Stardust
8. Lover
Recorded on Sep.30 , Oct.17 ,1955
1955年当時のソニー・スティットは、彼のアルトサックス演奏の絶頂期である。その中でも、この"PLAYS ARRANGEMENTS FROM THE PEN OF QUINCY JONES"は、最高傑作と言われている。スティットのアドリブが、クインシー・ジョーンズ率いる楽団の演奏をバックに冴え渡る。
スティットのアルトサックスのアドリブ・スタイルが、チャーリー・パーカーのそれと酷似していたことから、スティットのことを、「第2のパーカー」、「小型パーカー」などと呼んだりしたそうだが、スティットはそのことをとても気にしていたようだ。
一聴すれば、確かにスタイルは似ているが、じっくり聴くとその違いは間違いなくある。激しさ、輝きはパーカーだが、その分スティットには、落ち着きと情感豊かな歌心が魅力だ。1曲目の"My Funny Valentine"、7曲目の"Stardust"がお薦めだ。
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June 29, 2008

Charles McPherson "BEAUTIFUL"
Charles McPherson : as
Duke Jordan : p
Sam Jones : b
Leroy Williams : ds
1. They Say It's Wonderful
2. But Beautiful
3. It Could Happen To You
4. Lover
5. This Can't Be Love
6. Body And Soul
7. It Had To Be You
Recorded on Aug.12,1975
アルトサックス奏者チャールズ・マクファーソン。1939年生まれ。ピアノのバリー・ハリスに音楽を師事し、チャールズ・ミンガスのバンドで活躍を始める。これはスタンダード曲を集めた、マクファーソン渾身のビューティフルなアルバムである。共演しているピアノのデューク・ジョーダンのこと、彼のピアノ演奏を「ビューティフル」と形容したのが、このタイトルになっている。
どの曲も素敵な演奏だが、あえて1曲と言えば、6曲目の"Body and Soul"だ。マクファーソンのアルトがストレートで優しく唱いあげて行く。クライマックスではマクファーソンの独特のフレーズがまさに「ビューティフル」なのです。
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June 24, 2008

Art Pepper "THE ART OF PEPPER vol.2"
Art Pepper : as
Carl Perkins : p
Ben Tucker : b
Chuck Flores : ds
1. Long Ago And Far Away
2. I Can't Believe That You're In Love With Me
3. Fascinating Rhythm
4. Without A Song
5. The Breeze And I
Recorded in January ,1958
かつては、「幻のセッション」と言われたことがある1958年のアート・ペッパーの演奏である。アメリカ西海岸を中心に演奏されていたジャズのスタイルを、ウェスト・コースト・ジャズと言うが、このアルバムは、まさにウエスト・コーストそのものである。
ペッパーのアルト・サックスは、テンポがあって、メロディーも陽気。でも、どこかに哀愁が漂う。薄っぺらな感情表現でなく、楽しいこととその裏にある一抹の不安をふと感じさせてくれる。
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June 23, 2008

Art Pepper "DISCOVERY"
Art Pepper : as
Jack Montrose : ts
Hampton Hawes : p
Russ Freeman : p
Claude Williamson : p
Joe Mondragon : b
Bob Whitlock : b
Monty Budwig : b
Larry Bunker : ds
Bobby White : ds
1. Brown Gold
2. These Foolish Things
3. Surf Ride
4. Holiday Flight
5. Chili Pepper
6. Suzy The Poodle
7. Everything Happens To Me
8. Tickle Toe
9. Straight Life
10.What's New
11.Deep Purple
12.Art's Oregano
13. Nutmeg
14. The Way You Look Tonight
15. Thyme Time
16. Cinnamon
Recorded on Feb.7,1952 , Mar.29, 1953 , Dec,24,25, 1953
調べていて分かったのだが、このアルバムは"SURF RIDE"と言うタイトルで、アート・ペッパーの初アルバムとしてリリースされたそうだ。確かに、その後の名盤 "Modern Art"や "MEETS THE RHYTHM SECTION"以前に、演奏されている。
3回に別れたセッションを1枚にしてあるが、どの演奏からもアート・ペッパーの快調なアルト・サックスが聴ける。
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June 16, 2008

増尾好秋 "111 SULLIVAN STREET"
Yoshiaki Masuo : g
Bob Mover : as
Yoshio Suzuki : b
Bob Cranshaw : b
Jim Lovelece : ds
David Lee : ds
1. Swing 42
2. God Bless The Child
3. Like Someone In Love
4. Look For The Silver Lining
5. Washington Square Blues
6. Reminiscence
7. West Side Highway
8. Without A Song
Recorded September 27,28, 1975
前回ご紹介した渡辺貞夫の"MY DEAR LIFE"の録音された1977の2年前。増尾好秋はニューヨークに居た。ソニー・ロリンズのコンボに頻繁に登場。ロリンズの豪放なサックスをリズムセクションとしてサポートしながら、クールなギター・ソロも聴かせてくれる。"THE CUTTING EDGE" , "Horn Culture"など。私の好きな増尾の最も好きな頃の演奏である。
そんな演奏活動の最中、リリースしたのがこのアルバム。増尾のおおらかで優しい(そうな)性格がよく出た演奏が良い。特に、2.〜4.のスタンダード曲がお薦め。
それから20年以上たったある日、私の住んでいる但馬で増尾の演奏を聴く機会があった。兵庫県香美町香住の小さなライブハウスであった。至福のひと時であったのは言うまでもない。(^_^)
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June 14, 2008

渡辺貞夫 "MY DEAR LIFE"
渡辺 貞夫 : as,sn,fl
福村 博 : tb
Lee Ritenour : g
Dave Grusin : p
Chuck Rainey : b
Harvey Mason : d
Steve Forman : per
1. Massai Talk
2. Safari
3. Hunting World
4. L.A. Sunset
5. Samba Em Praia
6. Music Break
7. Malaika
8. My Dear Life
Recorded on Apr. 16 ,Jun. 28 , 1977
学生時代を東京で過ごした。ちょうどこの頃だったろうか? 地下鉄千代田線「乃木坂駅」を降りて、防衛庁前を六本木方面に歩いていたら、犬を連れて散歩する渡辺貞夫(ナベサダ)と出会った。その姿といい、六本木と言うロケーションといい、私にとって「都会」そのものであったと言う記憶がある。
「この頃」とはこの"MY DEAR LIFE"を録音したころ。このアルバムは、ロサンジェルスで録音されたが、当時は、アメリカのスタジオ・ミュージシャンとのセッションが盛んで、フュージョン系でプロフェッショナルなセッションがたくさんあった。
ナベサダの当時の代表的なアルバムがこれ。8曲目の"My Dear Life"の親しみやすいメロディから聴いてみよう。
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June 04, 2008

Miles Davis "SKETCHES OF SPAIN"
Bernie Glow, Taft Jordan, Louis Mucci, Ernie Royal : tp
Miles Davis : flh, tp
Dick Hixson, Frank Rehak : tb
John Barrows, Jim Buffington, Earl Chapin : frh
Jimmy McAllister : tu
Albert Block, Eddie Caine : fl
Harold Feldman : ob, cl
Danny Bank : bcl
Janet Putman : harp
Paul Chambers : b
Jimmy Cobb : d
Elvin Jones : per
Gil Evans : arr, cond
1.Concerto de Aranjuez
2.Will o' the Wisp
3.The Pan Piper
4.Saeta
5.Solea
Recorded on March 10-11, 1960
マイルス・デイビスの"Sketches of spain"(スケッチ・オブ・スペイン)である。「である」と畏まって書いてはみたものの、このアルバムをどのように紹介しようかと悩んでいる。
言わば、マイルスとアレンジャーのギル・エバンスとのコラボレーションによるオーケストレーションが素晴らしいアルバムなのだ。(なんか、説明できていない)(笑)
マイルス特有の抑制したトーンで終始一貫している。つまり、シブいアルバムなのである。聴きどころは、やはり1曲目の「アランフェス協奏曲」。ギル。エバンスの編曲が支配している。ギル独特のオーケストレーションとどんな曲でも一聴して「マイルスだ」と分かるトランペットの音色を聴いてみてください。
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May 17, 2008

Kenny Burrell "KENNY BURRELL & JOHN COLTRANE"
Kenny Burrell : g
John Coltrane : ts
Tommy Flanagan : p
Paul Chambers : b
Jimmy Cobb : ds
1.Freight Trane
2.I Never Knew
3.Lyresto
4.Why Was I Born
5.Big Paul
Recorded on Mar. 7 ,1958
聴くと「ホッとする」と言う気持ちになる。「ホッとする」は、ホメコトバであるが、時には、そうでない場合もある。このアルバム"KENNY BURRELL & JOHN COLTRANE"は、むろん前者である。
私がジャズを聴き始めた1970年代には、バレルもコルトレーンも押しも押されぬビッグ・ネームである。そんな二人がそれぞれの最盛期を迎えつつある若き時代の演奏だ。
学生時代少しジャズのギターをやっていた私にとって、ギターがサックスと対等に渡り合ってフロント・ラインを務め、アドリブが聴ける、と言うワクワク感で聴いていた。
トミー・フラナガン(p)、ポール。チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)のリズムセクションも洗練された、素晴らしい演奏をしている。
落ち着いて聴ける、「ホッとする」演奏なのだ。
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May 14, 2008

Weather Report "MYSTERIOUS TRAVELLER"
Wayne Shorter : Soprano & Tenor sax
Josef Zawinul : Piano, Electric Piano & Synth.
Alphonso Johnson : Electric Bass
Ishmael Wilburn : Drums
Dom Um Ramao : Percussion
1.Nubian Dance
2.American Tango
3.Cucumber Slumber
4.Mysterious Traveller
5.Blackthorn Rose
6.Scarlet Woman
7.Jungle Book
Recorded in Feb.-May , 1974
大好きなウェザー・リポート。開放感、爽快感、躍動感、と言ったところだろうか。この"MYSTERIOUS TRAVELLER"でも、多いに感じ取れる。さらに、ミステリー(神秘的)と言うぐらいだから、もうこれ以上ないだろう。(笑)
ファンキーなジョー・ザビヌル、クールなウェイン・ショーター。二人の個性がぶつかったり、融合したり、しながらウェザー・リポートの音楽は変幻自在だ。
1曲目"Nubian dance"がまず良い。ザビヌルの作曲。ヴォイス、拍手、ざわめき、を挿入しながら桃源郷へと導く。次に、あえて5曲目の"Blackthorn Rose"をお薦めしたい。ショーターの曲。数あるウェザー・リポートの演奏でも、ザビヌルとショーターのデュエットは他にないのでは。スタジオでの多重録音であるが、二人の掛け合いはなかなかの聴きごたえがある。
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May 10, 2008

Chick Corea "TRIO MUSIC"
Chick Corea : p
Miroslav Vitous : b
Roy Haynes : ds
1. Trio Improvisation 1
2. Trio Improvisation 2
3. Trio Improvisation 3
4. Duet Improvisation 1
5. Duet Improvisation 2
6. Trio Improvisation 4
7. Trio Improvisation 5
8. Slippery When Wet
9. Rhythm-A-Ning ( Rhythm A Ning ) ( RhythmaNing )
10.'Round Midnight ( 'Round About Midnight )
11.Eronel
12.Think Of One
13.Little Rootie Tootie
14.Reflections
15.Hackensack
Recorded in Nov. 1981
トリオのメンバーに注目! そうです、あの名盤"Now He sings, Now He Sobs"(1967年録音)のメンツである。何百回(?)聴いたろう?あの演奏をもっと聴きたい、と思っていたのはファンだけでなく、演奏者3人も同様であった。14年後に再会し、このアルバム"TRIO MUSIC"(2枚組)になった。
1〜8曲が、"Trio Improvisations"と言う別タイトルがつく。フリー・インプロヴィゼーションの演奏が続く。チックとヴィトウスは、ともかくロイ・ヘインズが凄い。チャーリー・パーカーやセロニアス・モンク、コルトレーンと共演して来たベテラン、ロイが、ここまでフリーの即興に挑戦。
9〜15曲が、"The Music of Thelonious Monk"と言うタイトル。チックが尊敬し、影響を受けたジャズ・ピアニストの巨人、セロニアス・モンクの曲を集めたもの。緊張感溢れた演奏がどれも素晴らしい。誰でも知っている有名な曲"'Round Midnight"を聴いてみてください。
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May 06, 2008

Don Cherry "BROWN RICE"
Don Cherry : trumpet, electric piano, vocals
Frank Lowe : tenor sax
Ricky Cherry : electric piano
Charlie Haden : acoustic bass
Hakim Jamil : acoustic bass
Moki : tamboura
Billy Higgins : drums
Bunchie Fox : electric bongos
Verna Gillis : vocals
1. Brown Rice
2.Malkauns
3.Chenrezig
4. Degi-Degi
Recorded in 1975
どこからどう言って良いんだろう?まず、ストレスを感じていると、このドン・チェリーの音楽はなかなか楽しめない。と言うのが今回の実感かな。ゴールデンウィークも終盤。新緑を楽しみ、友人と語り、リフレッシュした「自分」がいて、やっとドン・チェリーを楽しめる。
フリー・ジャズ、民族音楽の旗手、ドン・チェリー。"BROWN RICE"は、新たなチェリーの魅力が表現されていると思う。中東アジア、アフリカ、アメリカの旋律、プリミティブな楽器、そしてヴォイス。原始、土着、民族、そんなキーワードが浮かんでくる。
「未知な」と「懐かしい」と言う相対峙する体験をさせてくれる。
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May 01, 2008

Phil Woods "ALIVE AND WELL IN PARIS"
Phil Woods : as
George Gruntz : p
Henri Texier : b
Daniel Humair : ds
1. And When We Are Young
2. Alive And Well
3. Freedom Jazz Dance
4. Stolen Moments
5. Doxy
Recorded in Nov.,1968
こんなライブ、誰でも聴きたい。それぐらい充実した演奏のフィル・ウッズの演奏が聴ける。学生時代、六本木のとあるところで実際にフィル・ウッズの生演奏を聴く機会があり、持っているレコードにサインをしてもらったことがある。
このアルバムのお薦めは、何と言っても"Freedom Jazz dance"である。テナー・サックスのエディ・ハリス作曲。フィル・ウッズの情熱的な演奏が聴ける。モーダルなコード進行。強烈でありながら、落ち着いた大人のテイストで聴かせてくれる。
そう言えば、以前紹介したミロスラフ・ヴィトウスの"INFINITE SEARCH”の冒頭の曲も"Freedom Jazz dance"であった。ゾクゾクと来る魅力的な曲なのだ。
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April 28, 2008

Charles Mingus "CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS"
Charles Mingus : b
Eric Dolphy : as,bcl
Ted Curson :tp
Dannie Richmond : ds
1. Folk Forms, No. 1
2. Original Faubus Fables
3. What Love?
4. All the Things You Could Be by Now if Sigmund Freud's Wife Was your Mother
Recorded on Oct.20,1960
”ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン”と静かにうねり歩くような”ウォーキング・ベース”とは、ほど遠い。ミンガスのベースは怒り、唸り、叫ぶ。強烈な個性を持ったジャズ界の巨人である。ミンガスの作品には、どれも物語、主張が込められている。「ハイチ人の戦いの歌」「原爆許すまじ」「直立猿人」「道化師」「フォーバス知事の寓話」。
このアルバム "CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS"は、ミンガスも好調を維持し、組んだメンバーも最高だ。ここで聴くエリック・ドルフィーも生き生きとしていて嬉しい。
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April 19, 2008

Oregon "MUSIC OF ANOTHER PRESENT ERA"
Paul McCandless : Oboe, English Horn
Glen Moore : Bass, Electric Bass, Flute, Piano
Ralph Tower : Guitar, Classical Guitar, 12 Strings Guitar, Mellophone, Piano
Collin Walcott : Sitar, Tabla, Mridangam, Violin, Esraj, Percusion, Guitar
1.North Star
2. The Rough Places Plain
3. Sail
4. At The Hawk's Well
5. Children Of God
6. Opening
7. Naiads
8. Shard / Spring Is Really Coming
9. Bell Spirit
10. Baku The Dream Eater
11. The Silence Of A Candle
12. Land Of Heart's Desire
13. The Swan
14. Touchstone
Recorded in 1972
オレゴンと言うジャズ・ユニットをご存知だろうか?4人のメンバーは、複数の楽器を演奏するマルチ・プレイヤー。アコースティク楽器を使い、即興演奏を展開する。学生時代、結構、ハマったグループである。
中でも、ギターのラルフ・タウナー、シタール・タブラの奏者コリン・ウォルコットなど、特別な思い入れがある奏者だ。フリー・ジャズ、コンテンポラリー・ミュージックにも接近した演奏が聴ける。
特に私の好きな曲は、11曲目 "The Silence Of A Candle"(一本の沈黙するロウソク)。このアルバムでは1分45秒の短い曲だが、"In Concert"ではタップリと聴ける。演劇に凝っていた学生時代。この曲を聴くと唐十朗の赤テントを思い出す。
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April 13, 2008

Herbie Hancock "THE HERBIE HANCOCK TRIO"
Herbie Hancock :p
Ron Carter : b
Tony Williams : ds
1.Watch It
2.Speak Like A Child
3.Watcha Waitin For
4.Look
5.Milestones
Recorded on Jul. 13 ,1977
この時代、つまり1970年代のジャズは、ウェザー・リポートやチック・コリアを引き合いに出すまでもなく、エレクトリック・サウンドが全開した時代である。ハービー・ハンコックも「ヘッド・ハンターズ」と言うアルバムでエレクトリック・サウンドを展開している。
そんな時期に、バリバリのアコースティク・サウンドで登場したのが「V.S.O.P.クィンテット」であった。ハービー・ハンコックが呼びかけ、ウェイン・ショーター(ts)、フレディ・ハバード(tp)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)のクィンテット。そうそうたるメンバーである。
このアルバムは、V.S.O.Pツアーの合間に、リズムセクションで録音したものである。
ハービー・ハンコックのピアノは「コクがあってキレがある」。いや、本当である。キース・ジャレットやチック・コリアも当時大活躍したピアニストで、私も大好きだ。しかし、ハービーのアコースティクは、ジャズ正統派としての凛としたテクニックに加え、モダンでクールな響きがある。
一聴お薦め。
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April 08, 2008

The Square "ADVENTURES"
Masahiro Andoh : g
Takeshi Itoh : as,lyricon
Hirotaka Izumi : p
Toyoyuki Tanaka : b
Tohru Hasebe : ds
1.Adventures(Prologue)
2.All About You
3.Night Dreamer
4.Sister Marian
5.Rodan
6.Jubilee
7.Cape Light
8.Travelers
9.Adventures(Epilogue)
Recorded in Jan.-Feb. ,1984
当時の日本、一世風靡と言ってもいい日本のジャズ・フュージョンの大ヒットアルバム。このアルバムを聴くと当時ことがいろいろと思い出される。
日本はバブルへ突入前夜。私自身も仕事に没頭。将来の夢を抱きながら毎日忙しく仕事をしていたのを思い出す。これは私とって「元気印」のアルバムであった。
サックスの伊藤たけしはTVのCMにも登場し、The Squareの人気を決定づけた。当時のスポーツ番組の中で頻繁に挿入され、なじみ深い曲がいっぱい。
"Adventures"、"All About You"、 "Night Dreamer"、 "Travelers"なんか今聴いてもジーンと来ます。フュージョンと言っても、どこか日本人の琴線に触れるフレーズが随所に聴けてご機嫌になってしまったり。
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March 28, 2008

Clifford Brown "AT BASIN STREET"
Clifford Brown : tp
Sonny Rollins : ts
Richie Powell : p
George Morrow : b
Max Roach : ds
1.What is this Thing Called Love
2.Love is a Many Splendored Thing
3.I'll Remember April
4.Powell's Prances
5.Time
6.The Scene is Clean
7.Gertrude's Bounce
Recorded on Jan.4,Feb.16,17 ,1956
「不滅の名盤リスト」の常連のアルバム。トランペットのクリフォード・ブラウンが素晴らしい。
ドラムのマックス・ローチとクリフォード・ブラウンの双頭コンボにテナー・サックスのソニー・ロリンズが加わり、ストレート・アヘッドな演奏が繰り広げられる。
ブラウニーの愛称で親しまれるクリフォード・ブラウンはこの録音の4ヶ月後の1956年6月に自動車事故で亡くなる。享年25歳。若き天才トランぺッターの死は残念である。ブラウニーが活躍したのはわずか5〜6年間であるが、モダン・ジャズの永遠の名トランぺッターとして名を刻む。
出だしからのスタンダード曲3連発、1.What is this Thing Called Love、2.Love is a Many Splendored Thing、3.I'll Remember April。やはり聴きどころたっぷりだ。
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March 16, 2008

Weather Report "SWEETNIGHTER"
Joe Zawinul : keyb
Wayne Shorter : ss
Miroslav Vitous : b
Eric Gravatt : ds
Dom Um Romao : perc
Murunga : perc
Herschel Dwellingham : ds
Andrew White III :english horn
1.Boogie Woogie Waltz
2.Manolete
3.Adios
4.125th Street Congress
5.Will
6.Non-Stop Home
Recorded on Feb. 3, 5, 7, 1973
大好きなウェザー・リポート。第1作は、あの衝撃的なデビューを飾った"Weather Report"、2枚目が"Live in Tokyo"、3枚目が、東京のライブ録音も混ぜた"I Sing the Body Electric"</strong>。
と言うことは、この4枚目のアルバム"SWEETNIGHTER"が、その後の演奏を表す、あるいは方向性を示す重要なアルバムとなってくる。
このアルバムの特徴は、リズムカルであること。4人のパーカッション、ドラムが炸裂し、ベースがどんどん演奏を押し上げて行く。そして、その上をソプラノ・サックスのウェイン・ショーターとキーボードのジョー・ザビヌルが抑制的な演奏を重ねる。強烈なリズムと抑制的なメロディ・ラインのコンビネーションが抜群である。
ウェザー・リポートのアルバムはどれを聴いても一味違う。
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March 12, 2008

Joe Albany "BIRDTOWN BIRDS"
Joe Albany : p
Hugo Rasmussen : b
Hans Hyman : ds
1.Birdtown Birds
2.Willow Weep For Me
3.Steeplechase
4.Sweet And Lovely
5.Night And Day
6.C. C. Rider
7.I'm Getting Sentimental Over You
8.'Round About Midnight
9.Night In Tunesia
Recorded on Apr.25,30 ,1973
ビバップの伝説のジャズ・ピアニストと言われているジョー・オーバニー(1924~1988)。知っている方はかなりなジャズ通だろう。
チャーリー・パーカーとの共演で知られる。オーバニー自身もそれを誇りにしてその後のジャズ・ミュージシャンとしての活動を継続している。
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March 06, 2008

Bud Powell "BUD POWELL TRIO"
【SIDE A】
Bud Powell : p
Curly Russell : b
Max Roach : ds
1.I'll Remember April
2.Indiana
3.Somebody Loves Me
4.I Should Care
5.Bud's Bubble
6.Off Minor
7.Nice Work Of You Can Get It
8.Everything Happens To Me
Recorded on Jan.10,1947
【SIDE B】
Bud Powell : p
George Duvivier : b
Art Taylor : ds
1.Embraceable You
2.Burt Covers Bud
3.My Heart Stood Still
4.You'd Be So Nice To Come Home To
5.Bag's Groove
6.My Devotion
7.Stella By Starlight
8.Woody'n You
Recorded on Aug.14,1953
久しぶりのバド・パウエル!アップ・テンポの"I'll Remember April"で始まる。どんどんバド・パウエルの世界へ引き込まれて行く。
モダン・ピアノの元祖と呼ばれるバド・パウエル。チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーなどと一緒にモダン・ジャズの時代を切り開いた。1924年9月27日生まれのバド・パウエル。A面は彼が22歳の時の演奏である。
私はどちらかと言うと、アップ・テンポの演奏よりもバド・パウエルのバラードが好きだ。どこかキラキラ光る和音を叩きながら、明るいフレーズがその上を滑って行くような、そんな瞬間がある。夢見心地のいい気持ちになる、そんなバド・パウエルの演奏が好きである。
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March 03, 2008

東京ユニオン "BLACK PEARL"
Yoshifumi Tada,trumpet; Tsuneo Takeda,trumpet;
Kiyoshi Ohsaka,trumpet,flugel; Nobuo Katoh,trumpet,flugel;
Kenji Nishiyama,trombone; Osamu Matsumoto,trombone;
Tatsuroh Matsubayashi,trombone; Michiharu Yamazaki,trombone;
Tatsuya Takahashi,sax,flute,clarinet;
Keiji Mori,sax,flute; Hiroshi Yaginuma,sax,flute,clarinet;
Norio Moriguchi,sax,flute,clarinet; Kenichi Tada,sax,clarinet;
Masahiro Kanayama,piano; Atsuo Wada,bass; Hideki Nakamura,drums;
Hidetoshi Kaeano,guitar; Hiroyuki Ohkubo,guitar;
Herbie Hancock,piano; Slide Hampton,trombone; Richie Cole,sax;
1.Black Pearl
2.Speak Like A Child
3.Darts
4.Life Is Precious Than Diamonds
5.With The Force Of Nature
6.Soul Eyes
Recorded in Sep.1980
高橋達也さんが、2月29日に亡くなったと、新聞記事で知った。享年76歳。高橋達也さん率いる「東京ユニオン」は、当時、日本のナンバーワン・ビッグバンドの呼び声高い人気バンド。
"BLACK PEARL"は、ピアノのハービー・ハンコック、トロンボーンのスライド・ハンプトン、アルト・サックスのリッチー・コールも参加し、サンフランシスコで録音されたグルービーなアルバムだ。
このアルバムの3年前(1977年)に出した「北欧組曲」は、ジャズ・ディスク大賞を獲得し、黄金時代を築いた。
私にとってビッグ・バンドは、生で聴く機会も少なく、アレンジ優先と言う概念があって、余り注目して来なかった。それでもビッグ・バンドの迫力はジャズには欠かせないもんだと、この高橋達也さん率いる「東京ユニオン」に感じ取っていた。
高橋達也さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
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February 24, 2008

Miles Davis "ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD”
Miles Davis : tp
Barney Wilen : ts
Rene Urtreger : p
Pierre Michelot : b
Kenny Clarke : ds
1.Generique
2.L'assassinat de Carala
3.Sur l'autoroute
4.Julien dans l'ascenseur
5.Florence sur les Champs-Elysees
6.Diner au motel
7.Evasion de Julien
8.Viste du vigile
9.Au bar du petit bac
10.Chez le photographe du motel
Recorded on Dec. 4, 1957
「死刑台のエレベーター」。ヌーヴェル・ヴァーグの映画監督ルイ・マルの作品。マイルス・デイヴィスが手がけた映画サントラ盤であるが、そんじょ、そこらのサントラ盤とはわけが違う。
マイルスの演奏は、どこまでもクールである。映像を観ながら即興で演奏したそうだが、映画を観るとそれもうなづける。
いつもジャズの先端を行くマイルスとして期待してしまうが、ここでは、実験とか挑戦とか、自己表現とかではなく、映像のなかに自分自身を入れ込んで行くような、どこかリラックスしたマイルスを感じる。
CDは、主役の女優ジャンヌ・モローがジャケットになっているコンプリート盤が出ているようですが、私のレコードは1977年のPHILIPSから出ているものです。
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February 19, 2008

George Benson "GOOD KING BAD"
George Benson : g, vo
Eric Gale : g
Phil Upchurch : g
Ronnie Foster : keyb
Don Grolnick : keyb
Bobby Lyle : keyb
Gary King : b
Steve Gadd : ds
Sue Evans : perc
Randy Becker : tp
Fred Wesley : tb
Michael Brecker : ts
David Sanborn : as
Joe Farrell : fl
1.Theme from Good King Bad
2.One Rock Don't Make No Boulder
3.Em
4.Cast Your Fate to the Wind
5.Siberian Workout
6.Shell of a Man
Recorded July and December,1975
学生時代にアメリカ一人旅をしたことがある。日本で購入したグレーハウンド・バス・フリーパスを使いながらアメリカ横断の旅である。ロサンジェルスから始まってアリゾナを通り、ニューオリンズへ。さらにワシントンを目指し、ニューヨークへ。(この時にジョン・レノンに遭遇!)
しかし、与えられた時間がすくなっていく中で、ニューヨークから一気にサンフランシスコへ飛行機で移動した。快晴のアメリカ大陸。私は窓から雄大なアメリカ大陸を眺め続けた。その時の感動は一生忘れることがない。
その時に、聴いていた機内のミュージックがジャズ。中でもこのジョージ・ベンソンの"Good King Bad"は、何回もリピートして聴いた。夢を見ている感覚、浮遊感、これがほんとのトリップか?と。(^_^)
極めて個人的体験のコメントになってしまいました。
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February 12, 2008

菊地雅章 "SUSTO"
菊地雅章 : keyboards
日野皓正 : cornet
Steve Grossman : ts,ss
Dave Liebman : ss,as,fl
Sam Morisson : wind driver
Richie Morales : ds
Yahya Sediq : ds
Hassan Jenkins : b
James Mason : g
Marlon Graves : g
Barry Finnerty : g
Butch Campbell : g
Billy Patterson : g
Alyrio Lima : perc
Aiyb Dieng : perc
Airto Moreira : perc
Ed Walsh : synth,programming
Recorded in Nov,1980
菊地雅章(きくち・まさぶみ / 愛称:プーサン)。日本ジャズ界屈指の名ピアニスト&コンポーザー」と言われている。ただ、私がジャズをちょうど聴き出し始める直前に渡米し、以来ニューヨークで活躍しているので、生の演奏を聴いたのは、日野皓正との双頭コンボの「東風」と、もう一つ何かのイベントのようなライブだけである。
ニューヨークでは、エルヴィン・ジョーンズ、ギル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、ソニー・ロリンズなどのビッグ・ネイムと共演して大活躍だ。
そんなプーサンのご機嫌なアルバムがこの"SUSTO"。ファンキー、変拍子のリズム、レゲエ、ブギ・リズムありと、多彩でノリノリのアルバムである。
一聴すると、マイルス?ジョー・ザヴィヌル?と一瞬思う曲想もあるが、余分なものを削ぎ落とした、このプーサンのストイックなところが、逆に感動を呼ぶ。
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February 07, 2008
Herbie Hancock "TAKIN' OFF"
Herbie Hancock : p
Freddie Hubbard : tp
Dexter Gordon : ts
Butch Warren : b
Billy Higgins : ds
1. Watermelon Man
2. Three Bags Full
3. Empty Pockets
4. The Maze
5. Driftin'
6. Alone And I
Recorded on 28 May,1962
ハービー・ハンコックの初リーダー・アルバム。22歳の時の録音である。1950年代のハード・バップからモード奏法へ。さらに8ビートの曲へと大きく変貌する1960年代。
このアルバムでは、1曲目の”Watermelon Man”に注目。ハービー・ハンコック自身によるフュージョン・アルバム"Head Hunters"にて、エレクトリック・ピアノを使用しファンキーな演奏で再演さfれる。両方を聞き比べてみるのも面白い。この、オリジナルが好きだ!と言うファンも多い。
1曲目は、8ビートのリズム、ファンキーな演奏で強烈インパクト。新しい時代の幕開けかと思いきや、次からの曲は、ブルース、モーダルな演奏、クールな曲が続き、なかなか聴きどころの多いアルバムである。
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February 02, 2008

Duke Jordan "FLIGHT TO DENMARK"
Duke Jordan : p
Mads Vinding : b
Ed Thigpen : ds
1.No Problem
2.Here's That Rainy Day
3.Everything Happens To Me
4.Glad I met Pat
5.How Deep Is The Ocean
6.Green Dolphin Street
7.If I Had - Would You?
8.Flight To Denmark
Recorded on Nov. 25, Dec. 2, 1973
デューク・ジョーダンは、地味なピアニストだ。しかし、1940年代後半は、チャーリー・パーカーとの演奏活動を行ない、その後、コールマン・ホーキンスやスタン・ゲッツ、ジーン・アモンズなどのビッグ・プレーヤーとも共演。バラード曲の伴奏に名演が多い。
1960年代始めに、一時的にニューヨークでタクシー・ドライバーもやった経歴もある。1973年にデンマークを訪問し、その時にこのアルバムを録音している。
「地味系のピアニスト」とご紹介したが、言い換えれば、それだけ繊細で暖かいタッチのピアノを聴かせてくれる。と言うことで、お薦めは2曲目"Here's that rainy day"、3曲目"everything happens to me"、4曲目の"green dolphin street"は、多くのミュージシャンが演奏しているスタンダード・ナンバーだが、ジョーダンは淡々と哀愁を感じさせる演奏を繰り広げる。心暖まる演奏だ。
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January 28, 2008

ジョージ大塚 "LOVING YOU GEORGE"
辛島文雄 : p
古野光昭 : b
佐々木正三 : ss, ts
大野範夫 : perc
ジョージ大塚 : ds
1. Little Island
2. Something Everything
3. Miles Mode
4. Loving You
Recorded on Jul.19 , 1975
私の好きなアルバムの一つ。1975年の合歓の郷で行なわれた"Nemu Jazz Inn"のライブ録音。一押しの理由は、まずは選曲の良さ。1曲目はピアノの辛島文雄のオリジナルに続き、スティーブ・キューン、ジョン・コルトレーン、ミニー・リパートンの作曲、レパートリーである。
次に、辛島文雄のキーボード。これは必聴ものだ。”泣きのフェンダーローズ”とでも言うのだろうか、ファンタスティックな演奏が繰り広げられる。どの曲もいいのだが、特に4曲目のあのミニー・リパートンの有名な曲"Loving You"の辛島さんの演奏は、とろけるようで、せつなくて、何度聴いても厭きない素晴らしい演奏だ。
1970年代の日本ジャズの熱き演奏を聴いてみよう。
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January 19, 2008

Glen Moore and David Friesen "IN CONCERT"
Glen Moore : b, p, vl
David Friesen : b, cello, p
1. Children of the Kingdom
2. Waltz for Debby
3. Suite for Bass, Cello and Violin
4. Love Song
5. Flagolet
6. Bass Duet
Recorded on March 1975
グレン・ムーアはオレゴンのベース奏者。オレゴン?って方もあると思いますが、1970年代以降に活躍したジャズ・ユニット。チック・コリア、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコックなどのエレクトリックな楽器、演奏とは一線を画したアコースティックな演奏を繰り広げたのがオレゴン。
オレゴン大好きな私としては、こちらの入り口から入って来たが、アルバム"IN CONCERT”はデイヴィット・フリーゼンのクレジット。アコースティックな演奏が繰り広げられる。
二人の作曲した曲が並ぶが、唯一、そうでないのが2曲目の"Waltz For Debby"。云わずと知れたビル・エバンスの演奏で有名な曲。同じ曲をベースで演奏したらどうなる?って興味を惹かれる。
ベースのほかに、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、をこなす二人のスピリチュアルな演奏が楽しめる。
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January 14, 2008

渡辺貞夫 "OPEN ROAD"
渡辺 貞夫 :sopranino, fl, as
本田 竹曠 :p
鈴木良雄 :b
渡辺文雄 :ds
大野俊三 :tp
福村博 : tb
峰厚介 : ss, ts
今村裕司 :congas, perc
1. Birds
2. Morning
3. Pastel Morning
4. Rock Dove
5. Flowing
6. Intersection
7. Jua Song
8. Tanza Frills
9. Echo
10. Kaleidoscope
11. Love Song
12. Open Road
13. Felicidade - O Nosso Amor
Recorded on May 2, 1973
この時代は、ジャズが熱かった。私の理解では、1950〜60年代にハードバップからモード奏法へ。マイルス・ディビスの"Kind of Blue"、そしてジョン・コルトレーンへ。1960年代後半から70年代にかけて、日本では特にコルトレーンの影響が強かったのではないかと思う。当時。新宿ピットインなんかによく行ったものだが、スピリチュアル=「熱い演奏」が多かった。
この渡辺貞夫の"Open road"を聴くと、いつも当時の「熱さ」を感じる。これは日比谷公会堂でライブ録音されたアルバム。(2枚組)
最後13曲目(アントニオ・カルロス・ジョビン)以外は、すべて渡辺貞夫のオリジナル。アフリカに傾倒していった時期でもあり、アフリカン調、ボサノバありで、当時の渡辺貞夫、会心の演奏ではないかと思う。
私の一番好きな演奏は、11曲目の"Love Song"。美しいメロディだが、緊張感のあるアドリブが続く。本田竹曠のピアノも最高だ。
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January 09, 2008

Jim Hall "LIVE IN TOKYO"
Jim Hall : g
Don Thompson : b
Terry Clarke : ds
1.Billie's Bounce
2.Twister
3.Secret Love
4.Chelsea Bridge
5.St. Thomas
Recorded on Oct. 28,1976
1976年10月28日、私は東京・中野サンプラザにいた。つまり、このジム・ホールのライブを聴きに行ってました。このアルバムを聴くと、その時のジム・ホールの熱演と会場のピーンと張りつめていた空気を思い出す。
前年にリリースした「アランフェス協奏曲」(CTI)の大ヒットで、会場はジャズ・コンサートと言うよりも、もう少しお上品なファンもたくさんいらっしゃったように思う。もともと、シャイなジム・ホール。地味系の代表格であるが、アランフェスで多少なりともファン層が拡大したようだった。
私のお薦めは、5曲目の"St.thomas"。ソニー・ロリンズの演奏で有名だが、あの豪快のホーンで知っているこの曲を、繊細な(?)ジム・ホールがどう演奏するのか? が聴きどころ。複雑なコードを駆使して、なかなかのドライブ感を醸し出している。途中で、日本公演を意識して「♪汽笛一声新橋を〜」のフレーズを入れるなど、余裕溢れる渾身の演奏である。
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January 05, 2008

Keith Jarrett "CHANGES"
Keith Jarrett : p
Gary Peacock : b
Jack DeJohnette : ds
1.Flying Part 1
2.Flying Part 2
3.Prism
Recorded in Jan. 1983
キース・ジャレットと言えば、ソロ・コンサートが有名。1970年代の一時代を築いたのは間違いない。私もNHKホールであったキースのソロ・コンサートを聴きに行ったのを思い出す。そして、1980年代に入り、ソロ・コンサートを続行しつつも、トリオの演奏活動を行なった。
キースのソロ・ピアノは、多くのジャズ・ファン以外の人にも浸透したが、一方で、ジャズ・ファンならキースが弾くスタンダード曲を彼のピアノ・トリオで聴きたい、との要望も出て来たのが1980年代ではなかろうか。そして、あの1985年の"Standard Live"、そして1986年の"Still Live"と言うジャズ・ピアノ・トリオの傑作が生まれる。私も何百回(?)聴いたことか。
そのトリオのメンバーで演奏した初期のアルバム。ベースのゲーリー・ピーコック、ドラムのジャック・デ・ジョネットも当代一流のベーシストであり、ドラマーである。
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December 26, 2007

Oscar Peterson "WITH JOE PASS & NIELS PEDERSEN"
Oscar Peterson : p
Niels Pedersen : b
Joe Pass : g
1.Blues Etude
2.Chicago Blues
3.Easy Listening Blues
4.Come Sunday
5.Secret Love
Recorded in May 16-19, 1973
オスカー・ピータソンが亡くなったのを知ったのは東京から京都へ向かう新幹線のニュース・テロップ。「12月23日、腎不全のため、カナダ・トロント郊外の自宅で死去。82歳だった。」と。
ともかくオスカー・ピーターソンのピアノはハッピー!! 大きな身体からエネルギッシュな演奏は力強いばかりか、大きな手(?)を使った、超絶技巧と華麗さを持った演奏スタイルなのだ。
訃報を聞き、このアルバム”WITH JOE PASS & NIELS PEDERSEN"を聴いてみた。改めて考えてみると、このトリオは、それぞれ「超絶」と表現されるテクニックをもった面々。ギターのジョー・パスは彼のソロ・アルバムで、ベースのニールス・エルステッド・ペデルセンは、ケニー・ドリューとのデュエットで、そのスーパー・テクニックを披露している。ただし加えておきたいのが「歌心を持った」ということ。
ダイナミックでハッピーなジャズをありがとうございました。
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December 21, 2007
Jerry Mulligan "CANEGIE HALL CONCERT WITH BAKER"
Gerry Mulligan : baritone sax
Chet Baker : tp
Bob James : p
Ron Carter : b
Harvey Mason : ds
John Scofield : g
Dave Samuels : vib, perc
Ed Byrne : tb
| 1.Line For Lyons |
| 2.Song for An Unfinished Woman |
| 3.My Funny Valentine |
| 4.Song For Strayhorn |
| 5.It's Sandy At The Beach |
| 6.Bernie's Tune |
| 7.K-4 Pacific |
| 8.There Will Never Be Anohter You |
Recorded on November 24, 1974
久しぶりにジェリー・マリガンを聴く。ジェリーのバリトン・サックスが、ストレートに迫ってくる。ああ、この迫力もジャズの醍醐味なのだ。
ボブ・ジェームズ(p)、ロン・カーター(b)、ハーヴィー・メイソン(ds)のリズムセクションが、グイグイと演奏を引っ張っていく。会場の緊迫と熱気が伝わってくる。
特に、ボブ・ジェームズのピアノ・エレクトリック・ピアノとハーヴィー・メイソンのドラム二注目。ボブは、後に自分のアルバムで本領を発揮し、大活躍。ハーヴィーは、フュージョンへ行ってしまったが、もっともっとストレートなジャズの演奏も聴いてみたいドラマーの一人だ。
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December 17, 2007

Art Pepper "WINTER MOON"
Art Pepper : as, cl
Stanley Cowell : p
Howard Roberts : g
Cecil McBee : b
Carl Burnett : ds
1 Our Song
2 Here's That Rainy Day
3 That's Love
4 Winter Moon
5 When the Sun Comes out
6 Blues in the Night
7 The Prisoner
Recorded on Sep. 3,4 , 1980
アート・ペッパーのウィズ・ストリングスである。アート・ペッパーを中心としたクィンテットの演奏に弦楽器群を伴奏として加えた演奏。アルト・サックスでウィズ・ストリングスと言うと、誰しもがチャーリー・パーカーの演奏を思い出すが、このアート・ペッパーの演奏は、また、違う味わいがあって楽しめる。
演奏は派手さはなく、どちらかと言うと地味目の演奏が続く。ジャズの演奏にストリングスを足して、イージー・リスニング風にしたてたアルバムがあるが、これは全くそんなヤワな演奏とは異次元である。
アート・ペッパーのファンなら、その人生に思いを馳せながら聴くとジーンとくる。じっくりと聴きたいアルバムだ。
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December 12, 2007

John Coltrane "BLUE TRAIN"
John Coltrane :ts
Lee Morgan : tp
Curtis Fuller : tb
Kenny Drew : p
Paul Chambers : b
Philly Joe Jones : ds
1.Blue Train
2.Moment's Notice
3.Locomotion
4.I'm Old Fashioned
5.Lazy Bird
Recorded on Sep.15,1957
考えてみれば、まだブログで紹介したジョン・コルトレーンは、"BALLADS"と"SELFLESSNESS featuring MY FAVORITE THINGS"の2枚だけ。その他に、ジョニー・ハートマンとの共演があるのみ。学生時代にこれでもかと聴いたコルトレーンなのに、振り返ろうとすると結構、プレッシャーがかかる。
なぜだろう?それだけ、コルトレーンの存在がスピリチャル、コンセプチャルだからだろうか。「あのフレーズ、いいじゃん」、「スィングしてるぜ」みたいな語り口では語れない。
その中でもこの"BLUE TRAIN"は、コルトレーン初期のリーダーアルバムとして、絶好調の演奏を聴かせてくれる。1952年〜53年は麻薬で苦しんだが、それを断ち切り、再び第一線に登場して録音したのがこのアルバムである。
1曲目の"blue train"は、コルトレーンのオリジナル。この時代のコルトレーンを代表する堂々の演奏と言える。4曲目の"I'm Old Fasioned"はバラード曲。4年後に吹き込む名盤"BALLADS"の片鱗が聴ける。
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December 03, 2007

Paul Bley "TOUCHING"
Paul Bley : p
Kent Carter : b
Barry Altschul : ds
1.Cartoon
2.Touching
3.Start
4.Mazatlan
5.Closer
6.Both
7.Pablo
Recorded on Nov.5 ,1965
秋から冬へ。晩秋。冬と呼ぶには少し早い。そんな季節にポール・ブレイの演奏が聴きたくなる。考えてみれば、このブログでポール・ブレイを紹介するのは4枚目。過去の3枚も秋と冬である。"Japan Suite"(11月)"NHOP"(2月)"Open, to Love"(11月)なのだ。
ポールの演奏は、しばしば「ピアノの詩人」と紹介されることがある。詩人が言葉を選ぶように、ポールは鍵盤を選び、そして叩く。時にはシンプルに、時には激しく、時にはささやくように。感情を抑えた知的作業のような。時には激しく叙情的に。
ポール・ブレイの演奏は、晩秋が似合う。
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November 22, 2007

Charlie Mingus "PITHECANTHROPUS ERECTUS"
Charles Mingus : b
Jackie McLean : as
J.R Monterose : ts
Mal Waldron : p
Willie Jones :ds
1.Pithecanthropus Erectus
2.A Foggy Day
3.Profile Of Jackie
4.Love Chant
Recorded on Jan.30,1956
チャールス・ミンガスの代表的なアルバムの一つ「ピテカントロプス・エレクトス」つまり「直立猿人」なのだ。1曲目がそのタイトル曲になっている。「進化」→「優越感」→「衰退」→「滅亡」と4つの楽章で構成されている。と、いっても切れ目なく演奏は続く。
この時代(1950年代)、ミンガスは「チャールズ・ミンガス・ジャズ・ワークショップ」(ジャズ研究集会)を開催し、作曲と編曲と演奏の実験を重ねていた。いわば、ミンガス道場の先生と生徒達で曲を練り上げ、創り上げて行くなかで出来上がったのがこの『直立猿人』なのだ。
ホイッスル、クラクション、ありの実験的で賑やかな演奏であるが、しっかりと聴くとスィングしていて心地よい。特に、ジャッキー・マクリーンのアルトとジャック・モントローズのテナー・サックスの掛け合いが随所に聴けるのが嬉しい。
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November 17, 2007

Herbie Hancock "FUTURE SHOCK"
Herbie Hancock : key
Bill Laswell : b
Michael Beinhorn : dmx
Daniel Ponce : bata
Pete Cosey : g
Sly Dunbar : ds
1. Rockit
2. Future Shock
3. T. F. S.
4. Earthbeat
5. Autodrive
6. Rough
Recorded in 1983
今日はどの音楽を聴こうか? それはその時の気分、体調、もっと言えば脳が求めている刺激の種類による。今朝は、これハービー・ハンコックの"FUTURE SHOCK"だ。エレクトロニック・ファンク、フュージョンである。ギンギンのリズムでアルバムが進んで行く。
メイン・ストリームのハービー・ハンコックも素晴らしいが、ハービーの最新のサウンド・エフェクターをふんだんに使ったファンク・ミュージックもイケル! ホンモノのミュージシャン・シップに裏打ちされた、一聴過激な演奏も、後々に何度も聞いているうちに、スーッと身体にまつわりつい手心地よい。
たまにはライナー・ノートと、読んでいると最後の3行に面白い書き込みがある。書いた時は24年前。
『これぞまさしく、親父の説教や冷酒と同様、後になってビンビン効いてくる文字通りFUTURE SHOCKのサウンドなのかもしれない』 (大伴良則)
当たり!なのである。(^_^)v
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November 12, 2007

Dexter Gordon "DADDY PLAYS THE HORN"
Dexter Gordon : ts
Kenny Drew : p
Leroy Vinnegar : b
Larry Marable : ds
1.Daddy Plays The Horn
2.Confirmation
3.Darn That Dream
4.Number Four
5.Autumn In New York
6.You Can Depend On Me
Recorded on Sep.18,1955
久しぶりに聴いた。今度、USBに入れて、東京・青山ショールームに持って行こう! ハンガーのショールームでは、いろんなシーンでハンガーを使用していただいているイメージを喚起していただくために、ジャズが流れている。それは、ポジティブでクール(粋)でないとダメだと、私は考えている。(^_^)
このデクスター・ゴードンの"Daddy plays the horn"は、改めて聴いてグッドな演奏だと再認識。
デクスター・ゴードンのユーモラスなフレーズがチラッとでたり、リラックスした演奏がとても素敵だ。ワイン飲みながら、いや、カクテル飲みながら、ニヤリとしてしまう。(かなり、意味不明な記述。スミマセン m(_ _)m)
そんな私の解説よりも、深まりゆく秋の夜長。デクスター・ゴードンのこのアルバムを聴いて暖まってくださいね。(笑)
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November 07, 2007

Ornette Coleman "BODY META"
Ornette Coleman : as
Bernon Nix : g
Charles Ellerbee : g
Jamaaladeen Tacuma : b
Ronald Shannon Jackson : ds
1.Voice Poetry
2.Home Grown
3.Macho Woman
4.Fou Amour
5.European Echoes
Recorded on December 19, 1976
輸入版を買った。当然ながら、ライナー・ノートなるものが入っていないから、録音にまつわるデータや、演奏家の説明もなにもない。おまけに、ジャケットにも、何の説明も、曲名も、演奏者の名前もない。。。。(-_-)
紙の内袋からレコードを出してみると、なんとか曲目だけは書いてあった。こんな「不親切」なレコードもあるのかとも思うが、アルバム・ジャケットも演奏も、すべてが謎のような、なんとも不思議なアルバムだ。
ツイン・ギターが変則のリズムを刻む中、突如として、これも和音(コード)を全く無視した、オーネット・コールマンのサックスが割り込んでくる。普通で言うと全くはずれた音で、ぐいぐいとソロを展開して行く。なんだ?こりゃあ?と言う演奏なのだが、これがオーネットがやると、高尚なフリー・ジャズとなる。
ま、言葉での戯れはともかく、気が狂いそうになる時もあるけど、どこか、心地良さも感じてしまったりするアルバムである。
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November 02, 2007

Miles Davis "BIRTH OF THE COOL"
Miles Davis : tp
Kai Winding : tb
J. J. Johnson : tb
Junior Collins : fhorn
Sandy Siegelstein : fhorn
Gunther Schuller : fhorn
Bill Barber : tuba
Lee Konitz : as
Gerry Mulligan : bs
Al Haig : p
John Lewis : p
Joe Shulman : b
Nelson Boyd : b
Al McKibbon : b
Max Roach : ds
Kenny Clarke : ds
Kenny Hagood : vo
1.Move
2.Jeru
3.Moon Dreams
4.Venus de Milo
5.Budo
6.Deception
7.Darn That Dream
8.Godchild
9.Boplicity
10.Rocker
11.Israel
12.Rouge
Recorded on 21 January,22 April,1949 , 13 March,1950
1940年代の終わり。ジャズは少しずつ変化して行く。それまで、ジャム・セッションのようにアドリブを自由に回しながら演奏していたバップが主流。そこへ、編曲、アンサンブル重視のアイデアを持ち込んで編成され、演奏したのがこのマイルス・デイヴィスの「クールの誕生」。
参加したミュージシャンからは、「クール?」って感じで受け止められた。言い換えると、それだけ斬新な試みであったのだろう。
マイルスは、ギル・エヴァンスと相談して、アンサンブル・メンバーを決め、編曲は、ギル、ジョン・ルイス、ジェリー・マリガンが担当したそうだ。メンバーは、3回のレコーディングに参加したメンバーを全て記しているが、それぞれの曲(録音日)で、バラバラである。
ここで特別に書いておきたいのが、7曲目の"Darn That Dream"。このアルバム唯一のヴォーカル入りの曲。ヴォーカルのケニー・ハーグッドがなかなか良い。’40年代を彷彿とさせるヴォーカル曲が好きだ。
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October 29, 2007

Hank Jones "AT THE VILLAE VANGUARD VOL.2"
Hank Jones : piano
Ron Carter : bass
Tony Williams : drums
1.confirmation
2.wind flower
3.nardis
4.lawra
Recorded on February 19, 20, 1977
これまでにもハンク・ジョーンズのアルバムは、私のこのブログで2枚紹介した。1枚は、"HANKY PANKY"、もう1枚は、"AT THE VILLAE VANGUARD"。そしてこのアルバムは、そのヴィレッジ・ヴァンガードでの同じステージの演奏である。
平均10分前後の曲が4曲。どの曲がどうと言うよりも、全体を通して、ハンク・ジョーンズの落ち着いたピアノ演奏が素晴らしい。時には、個性(アク)の強いミュージシャンも好きなのだが、淡々とアドリブが続く演奏もなかなかいいものだ。
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October 19, 2007

Sonny Clark "SONNY CLARK TRIO"
Sonny Clark : p
George Duvivier : b
Max Roach : ds
1.Minor Meeting
2.Nica
3.Sonny's Crip
4.Blues Mambo
5.Blues Blue
6.Junka
7.My Conception
8.Sonia
Recorded on Mar. 23, 1960
ソニー・クラークと言えば、まずアルバム"COOL STRUTTIN'"。50年代のジャズの代表作。シンプルでファンキーなメロディーは、ジャズファンなら誰でも知っている。
改めて、この"SONNY CLARK TRIO"を聴いてみて、シングル・トーンでアドリブを繰出すソニー・クラークの演奏に惚れ込んでしまった。
ちなみに、1963年に世を去ったのは32歳。あまりにも若い。最前線での演奏活動は13年間と短い。「もしも」はあり得ないが、もっと長生きして演奏を聴かせて欲しかった演奏者の上位にランクされるピアニストだ。
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October 13, 2007

Brigitte Fontaine "COMME A LA RADIO"
Brigitte Fontaine : vo
Areski : perc
Art Ensemble of Chicago
1.Comme a la Radio
2.L'Ete l'Ete
3.Tanka I
4.Tanka II
5.Lettre a Monsieur le Chef de Gare de la Tour de Carol
6.Le Brouillard
7.J'Ai 26 Ans
8.Chanson Pour sa Mere
9.Les Petites Chevaux
Recorded in 1969
昨日の『最後のジャズ入門』にも、「ジャズ道・実践編」として紹介されていたので、今しかないとこのアルバムを取り上げた。これは聴き様によっては、初心者でもなくても挫折しそうなアルバムともいえるかもしれない。
うーん、私はこのアルバムについて書くことは、ほとんど無理。(じゃあ、かかなきゃあ、いいじゃん)となるのだが、iPod化プロジェクトのイッカンとして録音、移行したものはデータとしてここにアップすることにしている。
このアルバム「ラジオのように」は、フリー・ジャズの名盤として名高い。確かに演奏しているのは、1960年代フリー・ジャズの雄、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ。じっくりと彼らの演奏を聴いてみる。ピーンと張りつめた緊張感漂う演奏だ。ブリジット・フォンテーンは、フランスのシャンソン歌手。
フランス語なので言葉がわからない。アレスキなる人物もよく知らない。唯一、知っているのはアート・アンサンブル・オブ・シカゴぐらいだ。かれらのアルバムはまた後日紹介したい。
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October 11, 2007

Wynton Kelly "KELLY BLUE"
Nat Adderley : cor
Bobby Jasper : fl
Benny Golson : ts
Wynton Kelly : p
Paul Chambers : b
Jimmy Cobb : ds
1.Kelly Blue
2.Softly, As In A Morning Sunrise
3.Green Dolphin Street
4.Willow Weep For Me
5.Keep It Moving
6.Old Clothes
Recorded on Feb. 19, Mar.10 ,1959
ピアノのウィントン・ケリーはもちろん、各パートのアドリブ全てが楽しめる、ご機嫌のアルバムなのだ。コロコロっとした(私は、いつもそう感じるのだが)ウィントン・ケリーのアドリブがどの曲でも最高なのだ。
ジャズ喫茶で何度も聴いたアルバム。全曲それぞれのアドリブをソラ覚えして、一緒に口ずさむことの出来るファンも多いはずだ。
1.Kelly blue と 5.keep it moving の2曲が、フロント楽器を入れたセクステットの演奏。私は3. green dolphin street が好きだ。単純明快なウィントンのアドリブが、だんだんと熱を帯びて来てスィングする。
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October 06, 2007

McCoy Tyner "EXTENSIONS"
McCoy Tyner : p
Alice Coltrane : harp
Wayne Shorter : ts, ss
Gary Bartz : as
Ron Carter : b
Elvin Jones : ds
1. Message From the Nile
2. The Wanderer
3. Survival Blues
4. His Blessings
Recorded in Feb.9,1970
まず何と言っても、このアルバム・ジャケットが良い。1970年代は新しいジャズの歴史の始まりともいえるのではないか。1950年代のハード・バップ、1960年代のモードによるジャズ、そしてフリージャズ。
そんな流れのなかで、マイルス・デイビスが変貌し、チック・コリアのリターン・フォー・エヴァー、そしてウェザー・リポートが登場する。フュージョンとかクロスオーバーと言われる演奏がどんどんアルバムとして発売される。
そんな中で、コルトレーン・コンボのピアニストとして多くの名演を残したマッコイ・タイナーが進んだ方向は、アフリカである。人種・民俗・文化、アート、、、アフリカ系アメリカ人として言わばルーツを掘り起こし、現代に息づくミュージックを展開したいと。
マッコイ・タイナーの「灼熱のアフリカ」を体験してください。
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October 01, 2007

Sonny Rollins "HORN CULTURE"
Sonny Rollins : ts,ss
Walter Davis, Jr. : p
Yoshiaki Masuo : g
Bob Cranshaw : b
David Lee : ds
Mtume : perc
1. Pictures in the reflection of a golden horn
2. Sais
3. Notes for Eddie
4. God Bless the Child
5. Love Man
6. Good Morning, Heartache
Recorded April, June, and July 1973
1960年代後半、沈黙したソニー・ロリンズが再起したのが1972年のアルバム"Next Album"。豪快なロリンズが戻って来た。そしてさらに1年が経ち、このアルバム"HORN CULTURE"が録音された。ロリンズの豪快なブロウが健在なのだが、敢て、2曲目の"sais"をお薦めしたい。
テナー・サックスでテーマが演奏されるが、アドリブはソプラノ・サックスなのだ。よーく聴くとコルトレーン風のスピリチュアルで、モーダル(モード奏法)な演奏が繰り広げられる。アドリブの後半に奏でる「メェ〜、ミュ〜」みたいな音色のソプラノ・サックスの音には、何か惹き付けられてしまう。ロリンズの太い音色とは、対照的な増尾好秋のギターも良い。この時代の増尾好秋さんの演奏が大好き。(憧れました)(^_^)
4曲目"god bless the child" 、6曲目"good morning,heartache"のスタンダード・ナンバーもドッシリとしていて、安心して身を任せられる巨匠ロリンズ、ここにありです。
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September 26, 2007

Bill Evans "SUNDAY AT THE VILLAGE VANGUARD"
Bill Evans : p
Scott LaFaro : b
Paul Motian : ds
1 Gloria's Step
2 My Man's Gone Now
3 Solar
4 Alice in Wonderland
5 All of You
6 Jade Visions
Recorded on Jun. 25,1961
実は、このアルバムをいつ紹介しようかと、ずっと頭の中で考えていた。私にとってそれは秋なんです。秋でも秋でも初秋の、まだビールもグビッと飲みたい季節なのだ。彼岸を過ぎて、秋かなと思いながら、まだ暑い日が続く今年の秋であるが、この時期こそがビル・エバンスなのだ。
このアルバムの演奏はビル・エバンスの絶頂期であることは、多くのジャズファンが認めるところ。同じ日、同じステージの演奏は、"WALTZ FOR DEBBY"と言うアルバムでも発表されている。どちらのアルバムも、ビル・エバンスの、いや、ジャズ史上の名盤、名演奏となっている。
6曲目の"jade visions"は、このビレッジ・バンガードでのライブの最後に演奏された曲。そして、このライブの10日後の7月6日に、ベースのスコット・ラファロが、交通事故で他界する。まさに、スコットの最後の最後の演奏である。
演奏曲目の説明は不要。ともかく全曲完璧。素晴らしい演奏である。私は今夜も、秋の風を感じながら、ビールを片手に聴いている。
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September 21, 2007

Return To Forever "LIVE"
Chick Corea : Keyboards,Moog Synthesizer, Piano,
Stanley Clarke : Bass, Vocals, Piccolo Bass
Harold Garrett : Horn (Baritone), Trombone (Bass), Tuba, Trombone
Joe Farrell : Flute, Sax (Tenor), Sax (Soprano)
John Thomas : Flugelhorn, Trumpet
Jim Pugh : Horn, Trombone, Horn (Baritone), Sax (Tenor)
Ron Moss : Trombone
Gayle Moran : Organ (Hammond), Piano (Electric), Vocals
James Tinsley : Flugelhorn, Trumpet,
Gerry Brown : Drums
1. Opening '77
2. The Endless Night
3. The Musician
4. Hello Again
5. So Long Mickey Mouse
6. Musicmagic
7. Come Rain Or Come Shine
8. Serenade
9. The Moorish Warrior And Spanish Princess
10. Spanish Fantasy
11. On Green Dolphin Street
Recorded in 1977
Return to Forever(リターン・トゥ・フォーエヴァー)が登場したのが1970年代の初頭。ファースト・アルバム「Return To Forever」で、一世風靡した。1970年代のフュージョン・ミュージック、チック・コリアのファンタスティックな音楽が好きな方にははずせないライブ・レコードである。
4枚組のアルバム。最初の2枚(1〜6曲目)は、ライブの臨場感たっぷり。チック・コリアとベースのスタンリー・クラークがグイグイとリードし、まさにmusic magic(6曲目のタイトル)なのだ。
3〜4枚目は、"come rain or come shine"、"on green dolphin street"などのスタンダード曲もあり、フォー・ビートのジャズが楽しめる。
チックのコンサートは、これまでに東京やニューヨークで 何度か聴いたことがある。ソロやピアノ・デュオ、エレクトリック・バンドなど、その音楽スタイルは様々。でも、どんなスタイルでも、チックの明るいキャラクターは同じ。
この4枚組アルバム、全曲で約3時間。通しで聴いて、自宅でチックのライブを楽しんでみよう。
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September 17, 2007

Weather Report "HEAVY WEATHER"
Wayne Shorter :ts, ss
Joe Zawinul : key, vo
Jaco Pastrious : b
Alex Acuna : ds
Manolo Badrena : per, vo
1. Birdland
2. Remark You Made
3. Teen Town
4. Harlequin
5. Rumba Mama
6. Palladium
7. Juggler
8. Havona
Recotded in Oct. 1976
私の大好きなWeather Report。悲しみと共に書かなくてはならなくなった。ジョー・ザビヌルが、つい先週、2007年9月11日に亡くなった。彼の故郷ウィーンの病院でと言うことなので、「その時」を迎えるためだったのか?
ウェザー・リポートは、ジョーとウェイン・ショーターの双頭コンボと言われたり、初期にはベースのミロスラフ・ビトウスが活躍したり、中〜後期は、ベースのジャコ・パストリウスが大活躍したり、デビューから解散までジャズの最前線を引っ張ってきた。
でも、やはりウェザー・リポートの精神的、音楽的リーダーは、ジョーだと思う。まだまだ、ジョーのファンタスティックなシンセサイザー、キーボードが聴けると楽しみにしていたのに。
学生時代に、東京・中野サンプラザでウェザー・リポートのコンサートの興奮を忘れたことはない。コンサートの後、通路で待ち伏せして、ジョーにも会えたし、ジャコとも握手した。そのジョーもジャコも今はいない。
大好きな思い出の曲"A Remark You Made"を聴きながら、追悼しよう。
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September 11, 2007

Mike Stern "NEESH"
Mike Stern : g
Hiram Bullock : g
David Sanborn : as
Tom Barney : b
Victor Lewis : ds
Bugsy Moore : perc
1.Zee Frizz
2.Fine Line
3.Bruze
4.Mumbley Peg
5.Up-ology
6.Banacos
7.Neesh Zone
Recorded in Aug., Sep., 1983
ギタリストのマイク・スターンをご存知だろうか? 最初写真を見た時は、(ネットで写真を探してみました)ピンク・フロイドのギタリストのDavid Gilmour(デイブ・ギルモア)によく似て、格好いいなあ!みたいな印象だった。改めて見るとPat Metheneyにも似ている。みんな大好きなギタリストだ。(^_^)
ま、ともかく、私は1981年のマイルス・デイビスの来日公演に実際に行った。その時のマイルス・バンドのギタリストが、このマイク・スターンなのだ。当時のマイルスは、ジャズもフュージョンも超えた(?) マイルスの新境地を切り開いていた。("We want Miles") 。 マイク・スターンの演奏は、どちらかと言うとロック・ギターのノリなのだ。とても新鮮で、私が待ち望んでいた演奏だったのだ。
このアルバム"NEESH"は、若干そんなロックな演奏を期待して購入したのだが、それは若干裏切られたのだが、嬉しい誤算でもあった。
全曲通しで聴いてみると、いろんなギター演奏が楽しめる、ジミ・ヘン、ジェフ・ベック、ジョン・マクローリン、そしてパット・メセニーなどを彷彿とさせる場面も。
でも、トータルでマイク・スターンなのだ。もっともっと聴いておけば良かった。これからでも遅くはないぞ。
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September 06, 2007

Louis Armstrong "WHAT A WONDERFUL WORLD."
WHAT A WONDERFUL WORLD
(George Weiss / Bob Thiele)
I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world
The colours of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shakin' hands, sayin' "How do you do?"
They're really saying "I love you"
I hear babies cryin', I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world
Oh yeah
「この素晴らしき世界」〜What a wonderful world. なんてシンプルな詩とタイトルだろう。そして、歌い演奏するのが、あのルイ・アームストロング。スィングするトランペットとシワガレ声のアームストロング。
このアルバムは、MCA RECORDSが、アームストロングの代表曲(名演奏)やポップな人気を博した曲を選んで編集した、かなりコマーシャルなアルバムである。
1曲目の"What a wonderful world"に始まって、"Moon River" "When the saints go marching in" "La vie en Rose" "Georgia on my mind" などみんな良く知っている曲が続く。
1920年代〜30年代のアメリカを彷彿とさせるルイ・アームストロングの演奏を楽しんでみてください。
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September 01, 2007

Dexter Gordon "OUR MAN IN PARIS"
Dexter Gordon : ts
Bud Powell : p
Pierre Michelot : b
Kenny Clarke : ds
1 Scrapple from the Apple
2 Willow Weep for Me
3 Broadway
4 Stairway to teh Stars
5 A Ninght in Tunisia
Recorded in May 1963
テナー・サックスのデクスター・ゴードンの40歳のときの演奏である。「男性的なトーンと、でシンプルなフレージングで、ジャズの魅力を十分に語り尽くしてくれるテナー吹き。その本質の中にブローの気分を持っているところもたまらない」(ライナーノーツby いソノてルヲ)
リズムセクションには、ピアノのバド・パウエルやドラムのケニー・クラークの名前がある。若いデクスターとのホットな演奏が素晴らしい。
1曲目"scrapple from the apple"の最初の一音からノックアウトされてしまう。デクスター・ゴードンの太いテナー・サックスの演奏。ミディアム・テンポだが、ノリノリの演奏。2と4のバラード演奏も素晴らしい。
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August 29, 2007

Ray Bryant "RAY BRYANT TRIO"
Ray Bryant : p
Ike Isaacs : b
Specs Wright : ds
1. Golden Earrings
2. Angel Eyes
3. Blues Changes
4. Splittin'
5. Django
6. The Thrill Is Gone
7. Daahoud
8. Sonar
Recorded on April 5, 1957
ピアノのレイ・ブライアントは、どちらかと言うと地味な存在。しかし、ジャズ・ファンならいぶし銀のような彼の演奏を愛聴している人も多いだろう。これは、そのレイ・ブライアントの代表的なアルバムだ。
1曲目"golden earrings"は、最初の音が鳴るなり、レイ・ブライアントの世界に一気に入って行く。淡々としたピアノ演奏。どこかに哀愁と知的な粋を感じる。クールなピアニストなのだ。
ジャズ史上の名盤としても登場するアルバム。是非、一聴を。
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August 21, 2007

Randy Weston "CARNIVAL"
Randy Weston : p
Billy Harper : ts,fl
William Allen : b
Don Moye : ds,per
Steve Berrios : conga,per
1.Carnival
2.Introduction
3.Tribute To Duke Elington
4.Introduction
5.Mystery Of Love
Recorded on July 5,1974
私が持っているランディ・ウェストンの唯一のアルバム。ランディ・ウェストンと言えば、アフリカン・ピアノと頭に刷り込まれている。ランディはアフリカ系アメリカ人のジャズ・ピアニストである。1960年代の時代背景の中で、ジャズにも「アフリカ回帰運動」なるムーブメントがあり、その先鋭となった。ランディは1968年にはアフリカ北部モロッコのタンジールに移住し、そこを拠点にジャズの演奏活動を行なった。
ランディは、ジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクの影響を強く受けたピアニスト。1曲目の"Carnival"は、カリプソ風の陽気なリズムに乗り、ランディのピアノは打楽器のように、微妙な和音をたたき出す楽しい演奏だ。
3曲目の"Tribute to Duke Ellington"は、ランディのソロ演奏。このモントルーのジャズフェスティバルの演奏の2ヶ月前に亡くなったデューク・エリントンに捧げた演奏。一聴、取っ付き難いところもあるが、何回も聴くうちにランディの音楽センスに引き込まれる。
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August 14, 2007

Weather Report "I SING THE BODY ELECTRIC"
Joe Zawinul : kb
Wayne Shorter : ss
Miroslav Vitous : b
Eric Gravatt : ds
Dom Um Romão : perc
Hubert Laws* : fl*
Ralph Towner** : g,12 String-g)
Wilmer Wise* : tp,horn,pic
Andrew.N.White III* : b,horn, English horn
Joshie Armstead* : vo
Joshie Armstrong* : vo
Yolande Bavan* : vo
Rob Chapman* : vo
1.Unknown Soldier *
2.The Moors**
3.Crystal
4.Second Sunday in August
5.Medley: Vertical Invader/T.H./Dr. Honoris Causa
6.Surucucu
7.Directions
Recorded in Nov.1971, Jun. 1972
ウェザー・リポートの第2作目。1.〜4.までがスタジオ録音で、5.〜7.が1972年1月13日の東京・渋谷公会堂で行なわれた東京公演の演奏。これは"LIVE IN TOKYO"としてアルバムが出ている。
第1作"WEATER REPORT"で衝撃的なデビューを果たしたウェザー・リポートだが、まだ、このユニットはいったい何処へ行くのか判らない、そんな存在だったのではなかろうか。スタジオ録音とコンサートの演奏が入り交じって出されたアルバムの意図はなんだったんだろう?
キーボードのジョー・ザビヌル、サックスのウェイン・ショーター、ベースのミロスラフ・ビトウスの3人のコラボレーションによる音づくりの始まりが、ウェザー・リポートの始まりなんだと実感できるアルバムと言えるかな。
このアルバムを紹介するのはなかなか難しい。(^_^;;
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August 09, 2007

Sonny Rollins "NEXT ALBUM"
Sonny Rollins : ts,ss
George Cables : p,elp
Bob Cranshaw : b,elb
David Lee : ds
Jack Dejohnette : ds-1,4
Arthur Jenkins : per
1.Playin' In The Yard
2.Poinciana
3.The Everywhere Calypso
4.Keep Hold Of Yourself
5.Skylark
Recorded in July, 1972
ソニー・ロリンズの「次のアルバム」。そう、ロリンズの再出発となるアルバム。50年代に吹き込んだロリンズの代表作「サキソフォンコロッサス」やその後のブルーノートの録音を経て、ロリンズはジャズシーンの前線から消えた。冨と名声を得たロリンズに、何か人生に対する疑問でも生じたのだろうか。
名プロデューサーのオリン・キープニュースがロリンズの再起を促して、ロリンズ復帰の最初の録音が"NEXT ALBUM"。
お得意のカリプソあり、ブルースあり、ソプラノ・サックスあり、豪放なロリンズが帰ってきた。ジョージ・ケーブルのピアノもご機嫌だ。
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August 04, 2007
Jim Hall "COMMITMENT"
Jim Hall : g
Art Farmer : flugelhorn
Tommy Flanagan : p
Don Thompson : p
Ron Carter : b
Allan Ganley : ds
Terry Clark : ds
Joan LaBarbara : vo
Jane Hall : vo
1.Walk Soft
2.One Morning In May
3.Lament For A Fallen Matador
4.Down The Line
5.When I Fall In Love
6.My One And Only Love
7.Bermuda Bye Bye
8.Indian Summer
Recorded in Jun. 1976
このアルバムの邦題は「哀愁のマタドール」。3曲目の"Lament For a Fallen Matador"がそれ。この曲を聴くと、ジム・ホールのヒット・アルバム「アランフェス協奏曲」を誰もが思い出すでしょう。編曲者は同じドン・セベスキー。ジムのクールな演奏に、アート・ファーマーのフリューゲルホーンが静かに絡む。
6曲目"My One And Only Love"は、ジムとピアノのトミー・フラナガンのデュエット。ジムととピアノのデュエットと言えば、ビル・エバンスとのデュオ"UNDERCURRENT"が有名だ。ビルとは異なる、このアルバムのトミー・フラナガンのピアノのもまた最高だ。
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July 30, 2007

Miles Davis "COOKIN'"
Miles Davis : tp
John Coltrane : ts
Red Garland : p
Paul Chambers : b
Philly Joe Jones : ds
1.My Funny Valentine
2.Blues By Five
3.Airegin
4.Medley: Tune Up 〜 When Lights Are Low
Recorded on Oct. 26, 1956
マイルス第1期黄金時代と言われている。プレスティッジ録音「4部作」のひとつ。すでに、私のブログでも"WORKIN'"、"RELAXIN'"はご紹介している。
1曲目"My Funny Valentine"が良い。この曲はマイルスのテーマ曲と言ってもいいぐらい、マイルスによる名演が何度も録音されている。このアルバムでの演奏は、その中でも代表的な名演だ。
ピアノのレッド・ガーランドのイントロがなんともいい。出だしでノックアウトされてしまう。ミュートを使ったマイルスの深くて味わいのあるソロが続き、インテンポとなり、ガーランドの珠玉のピアノのアドリブに入る。必聴の1曲である。
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July 25, 2007

Sonny Stitt "WITH THE NEW YORKERS"
Sonny Stitt : as
Hank Jones : p
Wendell Marshall : b
Shadow Wolson : ds
1.The Best Things In Life Are Free
2.Engos, The Bloos
3.It Might As Well Be Spring
4.Cherokee
5.I Didn't Know What Time It Was
6.Body And Soul
7.People Will Say We're In Love
8.Bloosey
9.Bird's Eye
Recorded on Jun. 26, 1957
アルト・サックスのソニー・スティットをご紹介します。なんて出だしで言うと、自分にプレッシャーがかかってしまう。1924年、ボストン生まれ。1940年代にニューヨークに進出し、その後、ニューヨークでバップ、ハード・バップ・ジャズの花形プレイヤーとして活躍する。なんてことしか言えない。(^_^;;
その理由の一つが、悲しいかなそのアルト・サックスのプレイ・スタイルが、あのチャーリー・パーカーのそれなのだ。ウリフタツなのだ。確かにソニー自身、パーカーの影響を受けているのは事実だが、ジャズ業界(?)では、「パーカー派のアルト奏者」として紹介され、どうも本当の評価がされていないのでは、と言う存在なのだ。
でも、それはそれだけの評価。私はこのアルバムを聴いて、改めてソニーが好きになった。
このアルバムはソニー50年代の代表作。○○派とかなんとかではなく、このアルバムでのソニーの演奏はファンタスティックだ。リズム陣も、私の大好きなピアニスト、ハンク・ジョーンズのピアノがキラリと光る。
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July 21, 2007

Joe Sample "RAINBOW SEEKER"
'Stix' Hooper : ds
Joe Sample : p, key
Billy Rodgers : g
Robert 'Pops' Popwell : b
etc.
1. Rainbow Seeker
2. In All My Wildest Dreams
3. There Are Many Stops Along the Way
4. Melodies of Love
5. Fly With Wings of Love
6. As Long as It Lasts
7. Islands in the Rain
8. Together We'll Find a Way
Recorded in 1978
久しぶりの自宅。ボッーとして、頭をonからoffへ切り替えよう。さて、何を聴こうかと考えた末、このジョー・サンプルの"Rainbow Seeker"(邦題:「虹の楽園」)を選んだ。ジョーの軽快なピアノが聴けるから。
ジョー・サンプルは、言わずと知れた「ザ・クルセイダーズ」のキーボード奏者。1970年代に「ファンク」「クロスオーバー」「ソフト&メロー」なんてカテゴライズされて、一連のジャズ・シーンを風靡したグループの一つは間違いなく「ザ・クルセイダーズ」であると思う。
1950年代にテキサス出身のメンバーで結成したバンドが、やがてクルセイダーズへ。ジャズでは食べて行けず、苦労を重ねた時代もあり、単にソフト&メローでは済むようなグループではない。
1曲目"raibow seeker"はミディアム・テンポの曲、イントロの後のジョーの軽快なピアノ・ソロが心地よい。爽やかでハピーな気持ちにしてくれる。(だから、このアルバム選んだ!) 4曲目 "melodies of love"、8曲目"together we'll find a way"は、しみじみとしたジョーのソロが聴ける。
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July 13, 2007

Weather Report "TALE SPPINNIN'"
Josef Zawinul : p, melodica, synthesizer,organ
Wayne Shorter : ss, ts
Alphonso Johnson : b
Ndugu (Leon Chancler) : ds, tympani
Alyrio Lima : perc
1. Man in the Green Shirt
2. Lusitanos
3. Between the Thighs
4. Badia
5. Freezing Fire
6. Five Short Stories
Recorded in Jan. Feb. ,1975
それは真夏の朝。朝起きてからすぐに、買ったばかりのレコードをかけた。いきなり、さわやかな演奏が始まる。そのまま、リズミックにファンタスティックな盛り上がり。エレキリックな音だが、なぜかアフリカの大地を思い出させる。不思議な音楽が始まるのをよく覚えている。
ウェザー・リポートの"TALE SPINNIN'"。邦題が「幻祭夜話」。演奏とよくマッチングしているタイトルだと思う。まず、1曲目"man in the green shirt"が良い。ジョー・サヴィヌルのシンセのハーモニーとウェイン・ショーターのソプラノ・サックスの絡み合いが美しい。
4曲目"badia"は神秘的なサウンド。
ジャコ・パストリアスが入る前のウェザー・リポートで、ひとつのピークを作ったアルバムだ。ジャコ加入後の華やかさはないが、1曲、1曲、じっくりと聴くとどの曲もなかなか味わい深い演奏が聴けるのだ。
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July 07, 2007

Archie Shepp "A TOUCH OF THE BLUES"
Archie Shepp ; ts,ss,fl, p
Joe Lee Wilson : vo
Siegfried Kessler : p
Cameron Brown : b
Clifford Jarvis : ds
1.saint louis blues
2.cool and caressing
3.what would it be without you
4.soft as rain
5.nice and easy (such a lovely dady)
6.touch you,feel you
Recorded on Oct. 19 ,1977
ジャズが大好きになった学生時代。ビル・エバンス、マイルス・デイビス、チック・コリア、ジム・ホール、ジョン・コルトレーン、ジャズのビッグ・ネームはもちろんのこと、フリー・ジャズにも首(耳)を突っ込んで行った。そんな折り、私はこのアルバムのジャケットを見た瞬間、「買おう」と決めた。ブルースを聴きたいと思った。
サックス奏者のアーチー・シェップを語るとき、しばしば情念、アフリカン・アメリカン魂などの言葉が使われる。1960年代のフリー・ジャズ・ムーブメントでは、前衛的な演奏を展開。しかし、70年代中頃から、伝統的なジャズに回帰。そんな時代のアルバム。
シェップの熱いサックス演奏はもちろんだが、ここでさらに嬉しかったのが、ヴォーカルのジョー・リー・ウィルソンとの出会い。黒人特有のブルージーな音程、低音域でのシャウトする声、高音域での、伸びのある声、素晴らしいヴォーカルである。
シェップのサックスとウィルソンの声が混じり合う時、それはまさにブルースに触れる時である。
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July 02, 2007

Eric Dolphy "LAST DATE"
Eric Dolphy : bcl,fl,as
Misja Megelberg : p
Jacques Schols : b
Han Bennink : ds
1.Epistrophy
2.South Street Exit
3.The Madrig Speaks, The Panther Walks
4.Hypochristmutreefuzz
5.You Don't Know What Love Is
6.Miss Ann
Recorded on Jun. 2, 1964
Last Dateと言うタイトルなのだから、これはエリック・ドルフィー最後の公式アルバムだ。(実際には、その数日後の演奏も録音されている)。1964年6月29日が命日。今から43年前、ヨーロッパ演奏ツアー中にベルリンで亡くなる。このアルバムは、オランダのミュージシャンと現地で録音されたもの。
1曲目"Epistrophy"の第1音からいっきにエリック・ドルフィーなのだ。セロニアス・モンク作曲のユーモラスなリフをドルフィー節で吹き上げる。ドルフィーが吹くバス・クラリネットの音色が好きだ。
5曲目"You Don't Know What Love Is"もお薦めだ。ドルフィーはフルートを吹く。ドルフィーとバックのリズム陣も渾身の演奏である。深く、味わいのある、何度聴いても引き込まれてしまう名演である。
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June 28, 2007
Wes Montgomery "FULL HOUSE"
Wes Montgomery : g
Johnny Griffin : ts
Wynton Kelly : p
Paul Chambers : b
Jimmy Cobb : ds
1. Full House
2. I've Grown Accustomed to Her Pace
3. Blue 'n' Boogie
4. Cariba
5. Come Rain or Come Shine
6. S. O. S.
7. Come Rain or Come Shine
8. S.O.S.
9. Born to Be Blue
Recorded in Jun. 1962
ウェス・モンゴメリーのもう一つの名盤。「もう一つ」とは、以前ご紹介した"THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR"と並ぶと言う意味でもあり、私の大好きなアルバムでもあるからです。
まず、テナー・サックスのジョニー・グリフィンが良い。straight aheadで、豪放、心地よくそのアドリブに身をゆだねる事ができる。それに、負けじとウェスのギター・ソロが絡む。まさに、サックスと対等に渡り合っているギター・ソロが嬉しい。ジャズの草創期にリズムを刻んでいたギターを、ソロ楽器として認知させたのがチャーリー・クリスチャン。そして、それを完全に証明したのがウェスではなかろうか。
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June 23, 2007

日野元彦 "Ryuhyo"
山口真文 : ts
清水靖晃 : ts,ss
渡辺香津美 : g
井野信義 : b
日野元彦 : ds
1.Ryuhyo
2.soul Trane
3.New Moon
Recorded on Feb. 7, 1976
やっぱり、「流氷」って書きたい。だって、根室市民会館で録音されたライブ・アルバムなのだ。熱い演奏と熱い会場の様子がビンビン伝わってくる。1976年の「熱き」時代を感じる。1960年代後半の「学生運動」に吹き荒れた大学。アンダーグランドな芝居、舞踏、様々なパフォーマンス、そしてジャズが活発だった頃。
1曲目の"Ryuhyo"がまず良い。みんな燃え尽くしたと言ってもいい、熱演である。燃え裂けるテナー・サックス。そしてスリリングな渡辺香津美のギター。当時、ギターにのめり込んでいた私にとってピアノレスのコンボで、且つ、エキサイティングな演奏は、このアルバムに尽きると感じた。そして、今でもそうだと感じている。
2曲目の"Soul Trane"。バラードの曲である。大好きな演奏である。今、聴いても涙が溢れそうになるぐらい。
ジャズって、その時代の空気を表現しているんだと、つくづく感じるアルバムである。
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June 18, 2007

Miles Davis "JACK JOHNSON"
Miles Davis : tp
Steve Grossman : ss
Herbie Hancock : elp, org
John McLaughlin : g
Michael Henderson : b
Billy Cobham : ds
1.Right off
2.Yesternow
Recorded on Apr.6 ,1970
アルバム・タイトルのジャック・ジョンソンは、黒人として初めて世界ヘビー級チャンピオンの座についたボクサーである。1878年〜1946年の生涯であった。ジャックは、チャンピオンとして得た名声と富を誇示し、数多くの奇行で知られている。当時の黒人の白人社会への抵抗でもあった。その辺りは、マイルス・デイビスとも重なる部分がある。
と、言うことで、この"Jack Johnson"と言うアルバムは、マイルスの信条のことを思いながら、私は聴いていた。しかし、今回改めて聴き直してみると、演奏そのものの質が高い。当時のマイルスの傑作と言ってもいいのではないか。聴き入ってしまった。
特に、ジョン・マクローリンのギターと、マイケル・ヘンダーソンのベースは素晴らしい。マイルスのクールなフル・トーンが楽しめる。いいぞ! "Jack Johnson"!。 いいぞ! マイルス!
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June 13, 2007

Hank Mobley "ROLL CALL"
Freddie Hubbard : tp
Hank Mobley : as
Wynton Kelly : p
Paul Chambers : b
Art Blakey : ds
1.Roll Call
2.My Groove Your Move
3.Take Your Pick
4.A Baptist Beat
5.The More I See You
6.The Breakdown
7.A Baptist Beat
Recorded on Nov. 13, 1960
ブルーノート・レーベルが残した典型的なハード・バップのアルバムである。ハンク・モブレーは、当時の典型的なハードバッパーだ。いろんなジャズ・マンとセッションを行ない、アドリブ演奏に命を懸けたサックス奏者だと思う。
昔、ジャズ喫茶によく行った。友達と、次から次に掛かるレコードの演奏を聴きながら、演奏者を当てるゲームを行なった。負けた方がコーヒー代を払うのだ。曲を知っていることよりも、ミュージシャンの特徴をよく掴んでおかないといけない。
私はピアノのウィントン・ケリー、ベースのポール・チェンバースには絶対的な自信があった。コロコロっとしたウィントンのピアノ、ウォーキング・ベース・ラインに特徴のあるポール。ただ、それは友達もよく判っているので、この二人だけは勝負にならなかった。(笑)
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June 08, 2007

Chick Corea "FRIENDS"
Joe Farrell : reeds,fl
Chick Corea : p,elp
Eddie Gomez : b
Steve Gadd : ds
1.The One Step
2.Waltz For Deve
3.Children's Song
4.Samba Song
5.Friends
6.Sicily
7.Children's Song
8.Cappucino
Recorded in Jan. 1978
チック・コリアは、一聴すれば、チック・コリアと言う強い個性を持ったピアニストである。しかも、それがどんな演奏のスタイルであろうとである。
ソロ、デュエット、トリオどのスタイルであれ、アコースティックとエレキトリックのピアノであれ、メイン・ストリームのジャズはもちろん、フリー・ジャズ系、フュージョン系、ロック系であろうと。「チックはチック」なのだ。
さて、そんなチックのアルバムの中で、この"FRIENDS"は、オーソドックスでリラックスした演奏が聴ける。「普通が特別」なのだ。(笑)
親しみやすいメロディの曲が並ぶ。リズム陣は、スティーブ・ガッド、エディ・ゴメスと当時の最高のメンバー。ジョー・ファレルは、Return to Foreverの初期のリーズ奏者。そんな「友達」同士が、特別なアルバム・コンセプトとか、メッセージとか、堅いこと言わずに、「楽しくやろうぜ」と言った演奏になっている。
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June 03, 2007

Kenny Burrell "'ROUND MIDNIGHT"
Kenny Burrell : g
Richard Wyands : p
Joe Sample :p
Reggie Johnson : b
Lennie McBrowne : ds
Paul Humphrey : ds
1.A Streetcar Named Desire
2.Make Someone Happy
3.'Round Midnight
4.I Think It's Going To Rain Today
5.Since I Fell For You
6.I'm Gonna Laugh You Right Out
7.Blues In The Night
Recorded in June
まずは、1曲目がいい。例の映画「欲望と言う名の電車」の音楽。静かーに演奏が始まり、ケニー・バレルのぐっと抑えたギター・プレーが何とも味わい深い。極私的楽しみとしては、夏の夕暮れ、ジントニック片手に庭に出て、よくこのアルバムを聴く。そこに、すーっと涼しい風が吹けば、もう最高の気分になるのだ。(^_^)
3曲目の"'round midnight"もいい。ジャズ・ピアノのセロニアス・モンクが作曲したバラード。続いて4曲目"I think it's gonna rain today"は、打って変わって8ビートのフォーク・ロック調のリズム。どの曲も、どちらかと言うと抑え気味のケニー・バレルのギターが格調高く歌う。
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May 29, 2007

Jaco Pastorius "WORD OF MOUTH"
Jaco Pastorius : b, shyn,vo
Herbie Hancock : p
Wane Shorter : ts
Michael Brecker : ts
Hubert Laws : fl
Toots Thielemans : harm
Jack De johnette : ds
Peter Erskine : ds
Don Alias : perc
Boby Thomas : perc
John & Mary Jastorius : vo
and many others
1. Crisis
2. 3 Views of a Secret
3. Liberty City
4. Chromatic Fantasy
5. Blackbird
6. Word of Mouth
7. John and Mary
Recorded in 1980?
ジャコの2枚目のソロ・アルバム。確かスィング・ジャーナル誌でゴールド・ディスクを獲ったアルバムである。1982年でウェザー・リポートを脱退するが、その頃のジャコは、ウェザー・リポートの音楽指向をジョー・ザビヌルと二分するぐらいの影響力を持ち、また、フレットレス・ベースを弾いて、それまでのベースと言う楽器の概念を変えてしまうイノベーターでもあった。まさに、天才ジャコの絶頂期でもある。
ゴールド・ディスク受賞と書いたが、アルバムとしての完成度よりも、むしろ、ジャコの編曲、音楽趣味、そしてジャコの超テク・ベースも楽しめる。
トーツ・シールマンのハーモニカやストリングスが流れたり、ジャコの子供の歌声が聴けたり、多様な音楽が展開する。中野サンプラザで聴いたジャコの演奏とプレイする姿と共に、早過ぎたジャコの死が改めて悔やまれる。
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May 24, 2007

Bill Evans "CROSSCURRENTS"
Lee Konitz : as
Warne Marsh : ts
Bill Evans : p
Eddie Gomez : b
Eliot Zigmund : ds
1.Eiderdown
2.Every Time We Say Goodbye
3.Pensativa
4.Speak Low
5.When I Fall In Love
6.Night And Day
Recorded in Feb.28, Mar. 1,2 ,1977
ビル・エバンスは、ピアノ・トリオの演奏が最も多くの人に聴かれているピアニストであろう。実際には、マイルス・デイビスのバンドやジム・ホールやトニー・ベネットらとのデュエットの演奏も有名ではあるが。
そんなピアノ・トリオの演奏を聴いて、ここにサックスが加わるとどうなるのかな?誰が加わるとぴったりかな?なんて思ったことを思い出す。 そんな時、出たアルバムがコレ。
なるほど、サックスは、アルトがリー・コニッツ、テナーがウォーン・マーシュ。間違いない!!
ビル・エバンスのクールなピアノにピッタリのフロントである。
上質なジャズ演奏を、ゆっくりと楽しみたい、そんな時にどうぞ。
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May 19, 2007

Chick Corea "IN CONCERT, ZURICH, OCTOBER 28, 1979"
Chick Corea : p
Gary Burton : vib
1.Senor Mouse
2.Bud Powell
3.Crystal Silence
4.Tweak
5.I'm Your Pal
6.Hullo Bolinas - Love Castle
7.Falling Grace
8.Mirror, Mirror
9.Song To Gayle
10.Endless Trouble, Endless Pleasure
Recorded on Oct. 28,1979
このアルバムはタイトル通り、1979年10月28日に、スイス北部の都市チューリヒで行なわれたコンサートの演奏が録音されている。このアルバムを聴く度に、その時の聴衆を想像してみる。つまり、私がそのコンサート会場にいたら、と言う話である。
それを表現するなら「夢のような」と言う言葉になるだろう。演奏している曲想ばかりではない決してない。チック・コリアとゲーリー・バートンの完璧な演奏を目の当たりにしている自分が浮かんでくる。
力強く、変幻自在なチックのピアノ。切れ味あり、心憎い左手のベース・ライン。チックのそれまでの代表的な演奏スタイル、つまり"Now he sings,now he sobs"、"Return to Forever"などで聴けるピアノ演奏のエッセンスが詰まっているのだ。
ゲーリーも最高だ。彼のリーダー・アルバム"Duster"にも書いたが、クールな演奏スタイルがなんとも好きだ。チックのこれでもか、と言う圧倒的なピアノに対して、ヴァイブと言う楽器でよくここまでコラボレーションできるなあ、と感心してしまう。
ま、ともかくそんな理屈抜きに、誰でも楽しめる最高級の演奏である。
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May 14, 2007

Jack De Johnette "SPECIAL EDITION
Jack DeJonette : ds,p,melodica
David Murray : ts,bcl
Arthur Blythe : as
Peter Warren : b
1.One For Eric
2.Zoot Suite
3.Central Park North
4.India
5.Journey To The Twin Planet
Recorded Mar. 1979
ジャック・デジョネットと言えば、近年ではキース・ジャレットで一世風靡した「スタンダード・トリオ」でのドラムを思い出す人が一番多いのではないでしょうか。スタンダード曲を弾くキースのピアノと、ゲーリー・ピーコックのベースと、このデジョネットのドラムのコラボレーションはファンタスティックで、私も大好きです。
ただ、それだけ知ってデジョネットを語るなかれ。デジョネットは、ただのドラマーではなく、ピアノも弾くし、マルチに楽器をこなし、作曲、編曲、さらには、バンドを編成しリーダーとなる、まさにトータル・ミュージシャンなのだ。その才能はただ者ではない。
スペシャル・エディションは、デジョネットによって編成された1970年代後半のジャズ最強コンボの一つだと思う。決してヤワな演奏ではない。かつて’60年代のジャズが持っていた、緊張感、挑発、高揚感、を感じる硬派な演奏である。
1曲目の"One for Eric"は、タイトルと曲想からして、バス・クラリネット、サックス、フルート奏者の亡きエリック・ドルフィーに捧げたものだろう。デイヴィット・マレイのバスクラがドルフィーの演奏を彷彿とさせる。
実際には、なかなかこのレコードには針を落とす回数は少なかったが、改めてじっくり聴いてみて”心を揺さぶられる”ものを感じた。3曲目"Central Park West"、"India"は、どちらもジョン・コルトレーンの作品も素晴らしい演奏。ドルフィーにコルトレーンをも結びつけ、消化し、あらたな魅力を紡ぎ出して行くデジョネットは、やはりただ者ではない。素晴らしい!
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May 09, 2007

Art Farmer "TO SWEDEN WITH LOVE"
Art Farmer : flp
Jim Hall : g
Steve Swallow : b
Pete Laroca : ds
1. Va da du? [Was It You?]
2. De Salde Sina Hemman [They Sold Their Homestead]
3. Den Motstravige Brudgummen [The Reluctant Groom]
4. Och Hor du Unga Dora [And Listen Young Dora]
5. Kristallen Den Fina [The Fine Crystal]
6. Visa Vid Midsommartid [Midsummer Song]
Recorded Apr. 28, 30 ,1964
トランペッターの名手アート・ファーマーのアルバム。このアルバムではフリューゲルホーンを吹く。端正なと言うか、もの静かな演奏であるファーマーの演奏が、フリューゲルホーンの音色によってよりマイルドに響く。
私はどちらかと言うと、リズムセクションに注目したい。ジム・ホールのクールなギター・ソロ。ジム独特の和音(コード)の響きが存分に聴ける。スティーブ・スワローのベースは出しゃばらずに、しっかりとベースラインをキープし、ピート・ラロッカのドラムがコンボ全体をドライブさせる。ピアノレスのリズムセクションもいいもんだ。
アート・ファーマーはこの時期、ヨーロッパに移住して活動。スエーデンのストックホルムで録音した。
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May 04, 2007

MJQ "THE LAST CONCERT"
Milt Jackson : vib
John Lewis : p
Percy Heath : b
Connie Kay : ds
1.Softly As In A Morning Sunrise
2.The Cylinder
3.Summertime
4.Trav'lin'
5.Blues In A Minor
6.One Never Knows
7.Bags' Groove
8.Confirmation
9.'Round Midnight
10.Night In Tunisia
11.The Golden Striker
12.Skating In Central Park
13.Django
14.What's New
Recorded. Nov. 25, 1974
1950年代に結成されて以来、22年間に渡って活動してきたMJQのさよならコンサート。ジャズ・ミュージシャン一人一人の個性を活かしたアドリブ中心だったハード・バップ時代。そんな中で、グループ・コンセプトを持ったMJQはひときわユニークなコンボとして注目された。
ジョン・ルイスの編曲と知的なピアノスタイル。ミルト・ジャクソンのブルージーなフィーリングが融合したところにMJQの人気の秘密があると思う。派手な演奏はないが、どの演奏も、いぶし銀のよう、と言うかじっくり聴くとなかなかの味わいがある。
ゴリゴリのハード・バップに多いにジャズを感じるが、この洗練されたMJQにもまた異なったジャズ・フィーリングが溢れている。
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April 29, 2007

Al Di Meola "CASINO"
Al Di Meola : g, mandolin, perc, hand claps
Anthony Jackson : b
Barry Miles : key, perc, synth
Steve Gadd : ds
Mingo Lewis : perc
Eddie Colon : perc
1.Egyptian Danza
2.Chasin' The Voodoo
3.Dark Eye Tango
4.Señor Mouse
5.Fantasia Suite
6.Casino
Recorded in 1978
アル・ディ・メオラの名前を最初に耳(目)にしたのは、おそらくチック・コリア率いる Return to Foreverのギタリストとしてであろう。チック・コリアだから自ずと、ラテン系、スパニッシュ・モードになってしまうが、それによく似合ったギタリストだと言う印象を持った。それに当時、超絶・早弾きギターリストとしても、ロック好きな人にも話題になった。3曲目の"Dark Eye Tango"はサンタナの「Europa 哀愁のヨーロッパ」を思い起こすようなロマチックな演奏。
このアルバムも全編、ラテン系、スパニッシュ・モードである。メロディアスで安定した演奏のアル・ディ・メオラの
ギターが印象的。そうそう、リズム陣の一角であるベースのアンソニー・ジャクソンとドラムのスティーブ・ガットは、昨年末の、ニューヨークのブルーノートでのチック・コリアのライブに行った時に、少しお話をし、サインももらったんだ。まだまだ元気な二人でした。
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April 21, 2007

John Coltrane "SELFLESSNESS featuring MY FAVORITE THINGS"
John Coltrane : ts
McCoy Tyner : p
Jimmy Garrison : b
Roy Haynes : ds
Donald Rafael Garrett : bcl*
Pharoah Sanders : ts*
Elvin Jones : ds*
Frank Butler : ds,per*
Juno Lewis : per*
1. My Favorite Things
2. I Want to Talk About You
3. Selflessness*
Recorded Jul 7, 1963. & Oct 1965*
このジョン・コルトレーンの1曲目 "My Fovorite Things"は、ジャズ史に燦然と輝く名演の一つだ。1963年7月のニュー・ポート・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音である。
コルトレーン最強のコンボと言われる、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャルソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)の内、この時は、エルヴィンが療養中でドラムがロイ・ヘインズに交替している。このロイ・ヘインズのドラミングが功を奏したのか、コルトレーンのソロが強烈な高揚感を生みだす。
コルトレーンは、演奏を通じて自己の精神世界の探求、美の追求を行なう「求道者」のようでもあった。その最初の1音を聴くだけでコルトレーンの世界へ。サックスで和音を急速で激しいフレーズで吹き続ける"sheets of sound"は、まさにコルトレーン・ミュージックなのだ。"My Favorite Things"でコルトレーンが2度目のソロを吹くところはなどは、鳥肌が立つほど何度聴いても感動する。
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April 16, 2007

Air "AIR SONG"
Henry Threadgill : ts , bs , as, fl )
Fred Hopkins : b
Steve McCall : ds
1.Untitled Tango
2.Great Body Of The Riddle Or Where Were The Dodge Boys When My Clay Started Slide
3.Dance Of The Beast
4.Air Song
Recorded on Sep. 10 ,1975
アルファベットの"A"である(私はレコードをabc順に並べている)こともあり、このアルバムを何度もブログに取り上げようと試みた。しかし、当時このレコードに針を落とすことは極端に少なかったこともあり、何を書こうかと考えているだけで、まとまらずに先送りの連続。でも結果的に、iPodで何度もこのアルバムを聴くことになった。これがなかなか良いのだ。
1960〜70年代のジャズの潮流としてフリー・ジャズの台頭がある。特に’70年代にはロフト・ジャズと呼ばれる演奏家達がいた。このエアもそうだ。
ヘンリー・スレッギルのサックスは独特の音色とフレーズだ。1曲目の"Untitled Tango"では、曲名通り名付けようのない、なんとも荒っぽくて、ブッキラボーな演奏だと思っていたが、よく聴くととてもメロディアスなのだ。
フレッド・ホプキンズの粘っこいベース。スティーブ・マッコールの奔放なドラム。ピアノレス・トリオによる演奏はストレートに私に突き刺さる。
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April 11, 2007

Herbie Hancock "THE PIANO"
Herbie Hancock : p
1. Mu Funny Varentine
2. On Green Dolphin Street
3. Someday My Prince Will Come
4. Harvest Time
5. Sonrisa
6. Manhattan Island
7. Blue Otani
Recorded on July 25, 26, 1978
あるようでなかなかない、ハービー・ハンコックのアコースティック・ピアノによるソロ・アルバムである。1970年代は、キース・ジャレットやチック・コリアがソロ・ピアノのアルバムをリリースして注目を浴びていたが、さすがにハービー・ハンコック、また、一味違ったハービーの世界を紡ぎ出していると思う。
ハービーのアコースティック・ピアノと言えば、マイルス・デイビスの"My Funny Valentine"などの’60年代の演奏を思い出す。ブルージーで、クールで、切れ味最高!って言うハービのピアノだ。そんな演奏を彷彿とさせるのが、この"THE PIANO"しかも、ソロだからたっぷりと楽しめる。
A面(1〜3)は、みんな知っているスタンダード・ナンバーで楽しめるが、どちらかと言うとB面がお薦め。全曲ハービーのオリジナル曲。しかも、美しい旋律とハービーの研ぎすまされたピアノ・タッチが堪能できる。
この録音は、以前ご紹介した"DIRECTSTEP"と同じ時期に、日本で録音されたもの。フュージョンあり、アコースティックありと、変幻自在のハービー・ハンコックである。
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April 07, 2007

Count Basie "APRIL IN PARIS"
Count Basie : p
Freddie Greene : g
Joe Newman : tp
Frank Wess : ts, fl, cl
Eddie Jones : b
Sonny Payne : ds
Wendell Culley : tp
Reunald Jones : tp
Thad Jones : tp
Henry Coker : tb
Bill Hughes : tb
Benny Powell : tb
Marshall Royal : cl, as
Frank Foster : ts, cl
Charlie Fowlkes : bs
1. April In Paris
2. Corner Pocket
3. Didn't You?
4. Sweetie Cakes
5. Magic
6. Shiny Stockings
7. What Am I Here For?
8. Midgets
9. Mambo Inn
10. Dinner With Friends
Recorded July 26, 1955 , January 4, 5 , 1956
1952年に再編したニュー・ベイシー・バンドによる演奏。オールド・バンド時代の"One O'clock Jump"や"Junmpin' at the Woodside"などのヒットナンバーがなかなか出なかった時期、ニュー・バンドとしてやっとヒットしたのが、この"April in Paris"である。
よくスィングするビッグ・バンド・ジャズと言えばカウント・ベーシー!と言われる。難しいこと抜き、理屈抜き、ともかく楽しく行こうぜ!って気分になる。グングン押してくるブラス・セクションをバックに、カウント・ベーシーのピアノがいかにもチャーミングなのが面白い。ギターのフレディ・グリーンが刻むリズムも心地よい。
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April 01, 2007

Joe Pass "PORTRAITS OF DUKE ELLINGTON"
Joe Pass : g
Ray brown : b
Bobby Durham : ds
1. Satin Doll
2. I Let A Song Go Out Of My Heart
3. Sophisticated Lady
4. I Got It Bad (And That Ain't Good)
5. In A Mellow Tone
6. Solitude
7. Don't Get Around Much Anymore
8. Do Nothin' 'Till You Hear From Me
9. Caravan
Recorded on Jun. 21 ,1974
ギターのジョー・パスのトリオ演奏。アルバム・タイトル通り、全曲デューク・エリントン作曲のナンバーである。
3曲目"Sophisticated Lady" 、4曲目"I got it bad"、6曲目"Solitude"の3曲がジョーのギター・ソロなのだが、なかなかの聴きもの。以前にもジョー・パスの"VIRTUOSO"をご紹介しましたが、どうも私はジョーのソロが好きなようだ。
ジョーのソロから浮かぶ印象は、洗練、気品、哀愁、かな。
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March 27, 2007
Miles Davis "SOMEDAY MY PRINCE WILL COME"
Miles Davis : tp
Hank Mobley : ts
John Coltrane : ts
Wynton Kelly : p
Paul Chambers : b
Jimmy Cobb : ds
1.Someday My Prince Will Come
2.Old Folks
3.Pfrancing
4.Drad Dog
5.Teo
6.I Thught About You
Recorded Mar.7, 20, 21,1961
マイルス・デイビスは時代とともに、いや、時代の一歩先に変貌する。モード奏法で語られる"Kind of Blue"(1959年)、ギル・エバンスとのコラボレーションによる"Sketches of Spain"(1960年)の精緻に編曲された曲へのチャレンジ。それらの後にくるのがこの"Someday My Prince will Come"なのだ。
タイトル曲を含むスタンダードを演奏するマイルス。マイルス自身の作曲による演奏。どの演奏もすべて聴きどころありの素晴らしい演奏だ。モード奏法を確立して行くマイルス・デイビスとそのメンバー達の過程がよくわかるアルバムである。 スタンダード曲は、もはや新しい演奏スタイルを得て、クールで味わい深い演奏により新しい魅力が溢れている。
特にピアノのウィントン・ケリーとポール・チェンバースの演奏も私は大好きなのだ。
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March 22, 2007

John Abercrombie "TIMELESS"
John Abercrombie : g
Jan Hammer : org, synth, p
Jack DeJohnette : ds
1. Lungs
2. Love Song
3. Ralph's Piano Waltz
4. Red And Orange
5. Remembering
6. Timeless
Recorded on June 21 and 22, 1974
私がこのアルバムを購入したのは、ほかでもないジャケットが気に入ったからだ。ジャズの(別にジャズでなくても)レコードを買ったり、ジャズ喫茶などでチェックしたり、ジャズ雑誌などを見続けていると、ジャケットを見ただけで、おおよそ、そのアルバムがどんな演奏なの見当がつく。そのミュージッシャンにとってどんな位置づけの、つまり、新しいモノへのチャレンジか、リバイバルか、その力の入れようがわかってくる。
さて、このジョン・アバークロンビーの"TIMELESS"に話を戻そう。主役のジョン・アバークロンビーは、ニューヨーク生まれ、バークリー音楽院で音楽を学び、ロック・グループのギターもやった、と書けばおおよその想像がつくであろうか。ジャズとロック、クラシカルな手法、音楽のいろんな要素が融合(フュージョン)している。敢て形容すれば、ファンタスティック、前衛的、クールな演奏スタイルである。
キーボードのヤン・ハマーは、チェコスロバキア(プラハ)生まれと言うから、つい、ウェザーリポートのキーボード奏者ジョー・ザビヌルを思い出してしまう。作曲、編曲にどこか共通のものを感じてしまう。
激しい曲もリリカルな曲も、前面から、後方からジョンのギターに絡むヤン・ハマーのキーボードにも注目したい。
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March 17, 2007

Gene Ammons "GOODBYE"
Gene Ammons : ts
Nat Adderley : cor
Gary Bartz : as
Kenny Drew : p
Sam Jones : b
Louis Hayes : ds
Ray Barretto : cga
1.Out In The Sticks
2.Alone Again (Naturally)
3.It Don't Mean a Thing
4.Jeannine
5.Geru's Blues
6.Goodbye
Recorded on Mar. 18,19,20 ,1974
今気付いたのですが、録音日は33年前の明日3月18日から3日間掛けて行なっています。(ま、それはともかく)
今回の録音のコンセプトは、50年代ジャズの豪放磊落(ごうほうらいらく)で行こう!なのだ。そのためにわざわざ(?)ヨーロッパに移住していたピアノのケニー・ドリューをニューヨークに呼び戻し、当時(50年代)の熱演を再現した。
ナット・アダレーのキャラクターもこのコンセプトにピッタリ。演奏(セッション)の打ち合わせはほどほどに、それぞれのアドリブを大いに発揮した演奏。
最後の曲は、"Goodbye"。これはジーン・アモンズが選曲し、しかも演奏最終日の最後に録音した曲なんだそうだが、本当にこれがジーン・アモンズの最後の録音になってしまった。ジーン・アモンズは、この5ヶ月後に人生に「さよなら」をすることになってしまった。
改めて"Goodbye" をしみじみと聴いた。
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March 12, 2007

Bill Evans "CONVERSATIONS WITH MYSELF"
Bill Evans : p
1. 'Round Midnight
2. How About You?
3. Spartacus Love Theme
4. Blue Monk
5. Stella By Starlight
6. Hey, There
7. N.Y.C.'s No Lark
8. Just You, Just Me
Recorded in Jan. Feb.,1963
ビル・エバンスが多重録音に「挑戦した」アルバム。コンピューター・ソフトが発達している現在のデジタル時代ならば、いざ知らず、なんと今から44年前の1963年の演奏である。これを「挑戦」と呼ばなければ、なんと言うのだろうか。
研ぎすまされたビルのピアノ演奏。まさに、自己との対話をしながらのインプロヴィゼーションが続く。
1曲目"'round about midnight"と4曲目の"blue monk"は、セロニアス・モンク作曲。私は5曲目"stella by starlight"に注目。このスタンダード・ナンバーを、スィング感溢れる二人のビルの会話を聴いて欲しい。
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March 07, 2007

Gil Evans "LIVE AT THE PUBLIC THEATER"
Gil Evans : arr,key
菊地雅章 : syn
Pete Levin : syn
Arthur Brythe : as
Hannibal Marvin Peterson : tp
Lou Soloff : tp
Jon Faddis : tp
George Lewis : tb
Tim Landers : b
Billy Cobham : ds
etc.
1. Anita's Dance
2. Jelly Roll
3. Alyrio
4. Variation on the Misery
5. Gone, Gone, gone
6. Up from the Skies
Recorded Feb.8, 9 ,1980
ギル・エヴァンスがついに登場(してしまった)。私にとって、ギル・エヴァンスは気になるミュージシャンの一人。いつも聴こうと思うギルではないが、いつも「聴こうかな?」と頭に存在しているギルである。実際に、どう紹介していいのか、書き始めてもさっぱりイメージがわいてこない。(今、このアルバムを聴きながら)
ギルを入れて14人編成のバンド。いわゆる、スィングするビッグ・バンドとは全く違う。どちらかと言うとやや難解な演奏と言える。だが、よーく聴くと、そこにはギル特有の作曲・編曲によるオーケストレーションがある。
学生時代のジャズ好きの親友とは、親しみを込めて「ギルじいさん」と呼んでいた。このアルバムの時で67歳だから、決しておじいさんではないのだが、どこか風貌がそう言わせたのかも。
かつては、マイルス・デイビスとの共作の名アルバム「スケッチ・オブ・スペイン」を生み出す。
なんか支離滅裂な紹介になってしまいました。(^_^;;
(ま、それぐらい特異なギル・エヴァンスの音楽と理解いただければ。)
(だから、このアルバムを記事にするのが遅れに遅れてしまったのです)
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March 02, 2007

Bud Powell "JAZZ GIANT"
Bud Powell : p
Ray Brown : b
Curly Russell : b
Max Roach : ds
1.TEMPUS FUGUEIT
2.CELIA
3.CHEROKEE
4.I'LL KEEP LOVING YOU
5.STRICTLY CONFIDENTIAL
6.ALL GOD'S CHILLUM GOT RHYTHM
7.SO SORRY PLEASE
8.GET HAPPY
9.SOMETIMES I'M HAPPY
10.SWEET GEORGIA BROWN
11.YESTERDAYS
12.APRIL IN PARIS
13.BODY AND SOUL
Recorded Mar. 1949 , Jan.-Feb. 1950
バド・パウエルの傑作アルバムと言われているのが、この"Jazz Giant"。1949年から1950年はバド・パウエルの最も充実した時期。パウエルの活気に満ちた演奏が嬉しい。随所に、ビ・バップ時代特有のフレーズのアドリブが飛び出し、聴いていて飽きない。
特に11曲目"Yesterdays"、12曲目"April in Paris"、13曲目"Body and Soul"の優雅というか、ゴージャスなというか、これらの演奏をどう表現すれば良いのだろう?しばらく、目をつぶって、浸ってみてください。
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February 27, 2007

George Benson "ABBEY ROAD"
George Benson : g, vo
Freddie Hubbard : tp
Sonny Fortune : as
Herbie Hancock : org, p
Bob James : org, p
Hubert Laws : fl
Ron Carter : b
etc.
Don Sebesky : arranger
Creed Taylor : producer
1. Golden Slumbers/You Never Give Me Your Money
2. Because/Come Together
3. Oh! Darling
4. Here Comes the Sun/I Want You (She's So Heavy)
5. Something/Octopus's Garden/The End
Recorded on Oct. 22, 23, Nov. 4, 5, 1969
1曲目を聴こう。(当たり前か)(笑) いきなりジョージ・ベンソンのヴォーカルで始まる。確かなテクニック、歌心満点な演奏は、聴く者をリラックスさせてくれる。そう、ビートルズの最後の演奏となった「アビー・ロード」と言うアルバムの曲をカバーしている。
ハービー・ハンコック、ロン・カーター、フレディ・ハバード、フューバート・ルイスなど、演奏しているメンバーも最高だ。
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February 24, 2007

Weather Report "LIVE IN TOKYO"
Wayne Shorter : ts,ss
Joe Zawinul : p,elp
Miroslav Vitous : b
Eric Gravatt : ds
Dom Um Romao : perc
1.Medley : Vertical Invader ~ Seventh Arrow~T. H. ~ Doctor Honoris Causa
2.Medley : Surucucu ~ Lost ~ Early Minor ~ Directions
3.Orange Lady
4.Medley : Eurydice ~ The Moors
5.Medley : Tears ~ Umbrellas
Recorded on Jan. 13, 1972
なんだかんだと普段、よく聴くミュージシャンは、マイルス・デイビス、ビル・エバンス、キース・ジャレット、そしてこのウェザー・リポートである。特に、ウェザー・リポートは、すべてのアルバムを持っている。気分に合わせて、比較的どのアルバムも聴くことが多いが、ふと気づいたが、この「ライブ・イン・トーキョー」を聴くことは少なかった。
久しぶりに聴いてみるとこれが、なかなか良いのだ。あの衝撃的なファースト・アルバム"Weather Report"は、私のこのコーナーでも真っ先に紹介しましたが、当時の初期のウェザー・リポートの生演奏を伝えるのがこのアルバム。
ジョー・ザヴィヌルが「あんなに宙を舞うような歓喜を感じて演奏したのは始めて」と言っているように、初期の新鮮で生き生きとしたウェザー・リポートが聴けます。
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February 19, 2007

Richard Beirach "ELM"
Richard Beirach : p
George Mraz : b
Jack DeJohnette : ds
1.Sea Priestess
2.Pendulum
3.Ki
4.Snow Leopard
5.Elm
Recorded in May ,1979
「眩惑的な美に貫かれたトリオ・アルバム!」とライナーノートの見出しに出ている。音楽で「眩惑的な美」とは、一体どんなものなのか? 説明するにはなかなか難しい。
私が感じるのは、まずリッチー・バイラークのピアノ・タッチが繊細さと力強さを併せ持つ。どこか、チック・コリアのタッチに似ている。ライナーノートによれば、一時期、チック・コリアに学んだことあるとか。このアルバムはロマンチック、ドラマチックな曲想のものばかりで、全曲リッチーのオリジナルだ。
キース・ジャレットとの共演やECMレコードにたくさん登場するのが、ドラムのジャック・デジョネット。自らのバンドも持ち、あらゆるタイプのミュージシャンとも共演し、その演奏をリズムで支えるスーパー・ドラマーだ。このアルバムでのリッチーのピアノとの掛け合いは素晴らしいのひと言。
6曲目の"Elm"がこのアルバムでの「眩惑的な美」の代表曲であろうか。
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February 14, 2007

Jim Hall "ALONE TOGETHER"
Jim Hall : g
Ron Carter : b
1.St. Thomas
2.Alone Together
3.Receipt, Please
4.I'll Remember April
5.Softly, As in a Morning Sunrise
6.Whose Blues?
7.Prelude to a Kiss
8.Autumn Leaves
Recorded on Aug. 4 ,1972
ギターのジム・ホールとベースのロン・カーターの共通項は何だろうと考えてみる。まず、二人とも音楽院で正式に音楽を学んでいる。ジャズと本格的に取り組む前に、クラシック音楽や作曲などの分野に頭角を現している。その後、ジムもロンも、チコ・ハミルトンのバンドでジャズ演奏を開始する。どちらも、ある時代にギターとベースのそれぞれの分野で人気・実力ともにNo.1の地位を獲得している。
そんな二人がデュエットで、録音したのがこの"ALONE TOGETHER"。1曲目の"St.Thomas"は、ソニー・ロリンズの演奏で有名な曲。ロリンズの豪快なサキソフォンでの演奏と、このアルバムでの繊細な演奏を聴き較べてみるのも面白い。
実は、学生時代に少しばかりジャズ・ギターを学んでいたことがある。大学での演奏会で"St.Thomas"をやることになり、このジム・ホールの演奏をコピーしたこともある。私にとって懐かしい曲であり、演奏なのだ。(^_^)
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February 09, 2007

Miles Davis "WE WANT MILES"
Miles Davis : tp
Bill Evans : ss,ts
Mike Stern : g
Marcus Miller : b
Al Foster : ds
Mino Cinelu : perc
1. Jean-Pierre
2. Back Seat Betty
3. Fast Track
4. Jean-Pierre
5. My Man's Gone Now
6. Kix
Recorded on Jun 27, Jul 5 , Oct 4 ,1981
このコーナーでは、マイルス・デイビスの紹介が一番多い。マイルスを聴きながらブログを書くことって、とても幸せな気分になる。演奏当時のマイルスのエピソードや他のミュージシャンたちとの交流は興味深い。
このアルバムは、1981年当時のライブ演奏が集められている。場所はボストンとニューヨークと東京。1曲目の"Jean-Pierre" は東京のライブの演奏。実は、私はこの演奏に「遭遇」しているのだ。(^_^)v
ライナーノートには「新宿西口広場」と書いてある。当時は、確か、京王プラザホテルと三井ビルと住友ビルの3つがあったと思う。もちろん、東京都庁などが出来る以前。
「遭遇」と書いたのは、私はコンサートのチケットを買って会場にいたのではなく、ステージを上から見下ろしていたからだ。新宿西口、立体交差している道路の歩道を歩いていると、どこかでジャズらしき演奏が大音響で聴こえてくるではないか!それっとばかりにそちら方向に行ってみると、マイルス・デイビスの野外コンサートであった。音を聴けば、すぐにマイルス・デイビスなんてことは判る。大勢のファンが、道路から聴いていた。
10月4日に、なぜそこにいたのか用件は忘れてしまったが。。。(^_^) その時は、大阪の会社を退職し、ハンガーの仕事を始める直前であった。レコード(iPod)を聴きながら、当時のことが目に浮かんでくる。自分の行ったライブ録音はいいもんだ。
演奏の内容を説明していませんでした。マイク・スターンのギターが大きくフューチャーされている。ロック・ギターさながら大音響で迫ってくる。颯爽とジャズ界に登場した若手サックス・プレーヤーのビル・エバンスもなかなかいい。(ピアノのビル・エバンスと全く別人。同姓同名)
晩年のマイルス自身が目一杯吹くトランペットを聴きたいならこのアルバムだ。マイルス・ファンの気持ちである"We want Miles"に、しっかりとマイルスは応えてくれている。
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February 04, 2007

Jackie McLean "BLUESNIK"
Jackie McLean : as
Freddie Hubbard : tp
Kenny Drew : p
Doug Watkins : b
Pete La Roca : ds
1.Bluesnik
2.Goin' Way Blues
3.Drew's Blues
4.Cool Green
5.Blues Function
6.Torchin'
Recorded on Jan. 8, 1961
時代を追ってジャズを語るならば、1920年代のルイ・アームストロングやデューク・エリントンを経て、1930年代はスイング・ジャズ(ベニー・グッドマンなど)、そして1940年代の戦争の時代にはビ・バップと呼ばれるジャズが隆盛。代表格は、チャーリー・パーカー(as)、ディジー・ガレスピー(tp)、バド・パウエル(p)。さらに1950年代後半から1960年代はハード・バップ。これはモダン・ジャズの全盛時代とも言われる。
遠回りのお話しになったが、このジャッキー・マクリーンの"BLUESNIK"は、まさにハード・バップの代表作でもある。曲は、アルバム・タイトル通り、すべてブルースである。ここで言う「ブルース」は、ブルー・ノート・スケールと言う5つの音階(ペンタ・トニック)を使ってできた12小節の曲のことを言う。言葉で説明するのはなかなか難しい。
また、遠回りしてしまったが、ジャッキー・マクリーンのゴリゴリなノリ、ストレートなアドリブが良い。先日紹介したケニー・ドリューを中心としたリズム・セクションも、当時のハード・バップの代表的な演奏をサポートしている。
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January 31, 2007

Oscar Peterson "THE TRIO"
Oscar Peterson : p
Ray Brown : b
Ed Thigpen : ds
1. I've Never Been in Love Before
2. In the Wee Small Hours
3. Chicago, That Toddling Town
4. The Night We Called It A Day
5. Sometimes I'm Happy
6. Whisper Not
7. Billy Boy
Recorded in 1960, 1961
ピアノのオスカー・ピーターソンは、1950年代~1960年代にかけて、ジャズ好きの人には一番有名なピアニストであったかも知れない。1949年にノーマン・グランツ率いるJ.A.T.P.のメンバーに誘われて以来、ピアノ・トリオのリーダーとしても大活躍している。
私の最初の印象は、ともかく身体が大きいこととカナダ生まれであること。ジャズを聴き始めた頃は、ジャズはアメリカだと思っていたので。
ピアノのスタイルは、ともかくやたらと音数(おとかず)が多い。指が10本以上あるのではと思う程、細やかでハイ・スピードで演奏する。ピアノの機能を最大限に引き出して弾いていて、楽しい演奏が多い。
このアルバム"THE TRIO"は、シカゴのロンドン・ハウスにてライブ録音されたもの。ベースのレイ・ブラウンのベースはソロあり、アルコ(弓を使う)あり、最高だ。エド・シグペンのドラムも、演奏をどんどんドライブさせていく。
理屈抜きに、友人達とカクテル片手にピアノの演奏を楽しみたい時、ピーターソンのライブ演奏はなかなかいいもんだ。
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January 25, 2007

McCoy Tyner "SAMA LAYUCA"
McCoy Tyner : p
Bobby Hutcherson : vib
Gary Bartz : as
Azar Lawrence : ts, ss
John Stubblefield : ob, flute
Buster Williams : b
Billy Hart : d
Mtume : per
Guillherme Franco : per
1. Sama Layuca
2. Above the Rainbow
3. La Cubana
4. Desert Cry
5. Paradox
Recorded on Mar 26-28 , 1974
以前ご紹介した、"Enlightenment"に続くアルバムである。アフリカを強くイメージする曲想と演奏は同じ路線であると言える。このアルバムを特徴づけているのが、ヴァイブ(ヴィブラホン)のボビー・ハチャーソンだ。灼熱の太陽をイメージさせるマッコイのピアノに、カラカラカラと乾いた音を絡ませていく。エキゾチックなムードが醸し出される。
1曲目の"Sama Layuca"から一気にダイナミックな演奏が始まる。遠い処へ行ってみたい、行った時のイメージをかき立てながら聴いてみたい、ふと、そんな時に聴きたくなるのがこのアルバムである。
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January 20, 2007

Kenny Drew "DARK BEAUTY"
Kenny Drew : p
Niels Orsted Pedersen : b
Albert Heath : ds
1.Run Away
2.Dark Beauty
3.Summer Nights
4.All Blues
5.It Could Happen To You
6.Love Letters
7.Silk Bossa
8.Blues Inn
Recorded on May 21,22, 1974
このブログでは、先に"DUO LIVE IN CONCERT"と言うアルバムをご紹介しました。すると間髪入れずに、 "DARK BEAUTY"も良いよとコメントをいただいた。そうなんです、このアルバムも最高なんです。録音データをみると、こちらのアルバムがライブの1ヶ月前に演奏されている。まさに、新天地デンマーク・コペンハーゲンへ活動拠点を移したケニー・ドリューが、乗りに乗っている時期なのだ。
ケニーのピアノ歴は、5歳からクラシックピアノを始め、13歳の時に、NYハーレムのアポロ・シアターでジャズを聴いて、ジャズ・ピアニストの道を歩む。チャーリー・パーカー(s)とも共演し、d(p)の影響を受ける。モダン・ジャズの草創期のビッグ・ネームとの共演多数。
私の一押しは、 "It Could Happen To You"。最高のスィング!曲が終わると、いつも「イェーッ」と口に出てしまう。(^_^)
よく鳴るピアノ。よく歌うベース。よくドライブするドラム。スィング、歌心、テクニック、どれをとっても満点に近い。良い意味で安心して聴けるピアノ・トリオ・アルバムである。
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January 13, 2007

Art Pepper "MODERN ART"
Art Pepper : as
Russ Freeman : p
Ben Tucker : b
Chuck Flores : ds
1.Blues In
2.Bewitched
3.When You're Smiling
4.Cool Bunny
5.Dianne's Dilemma
6.Dianne's Dilemma
7.Stompin' At The Savoy
8.What Is This Thing Called Love (B-5)Blues Out
Recorded on Dec. 28, 1956 , Jan. 14, 1957
かつて「幻の名盤」と言われたイントロ・レーベルのアート・ペッパーの演奏が聴ける。「イントロ」と言えば、私の学生時代に東京・高田馬場にあったジャズ喫茶「イントロ」にはよく通ったものだ。マスターにも可愛がっていただき、いろんなレコードを聴かせていただいた。
幻の名盤と言うと、レーベルやレコードの希少価値を言うことがあるが、このアート・ペッパーの”MODERN ART"は、あくまで中身の演奏で勝負している。一聴して、アート・ペッパーだと分かる、素晴らしい演奏が繰り広げられる。
この時期、麻薬に溺れ、服役をしていたアート。しばらく演奏を中断していたが、第一線にカンバックした時に、吹き込んだのがこのアルバム。「元気の良い」アートが聴ける。
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January 10, 2007

Bob James "THREE"
Bob James :keyboards
Eric Gale, Hugh McCracken, Jeff Mironov : g
Gloria Agostini: harp
Harold Kohon, David Nadien, Matthew Raimondi : vl
Al Brown : viola
Alan Shulman, Charles McCracken : cello
Eddie Daniels, Hubert Laws, Jerry Dodgion : fl
Grover Washington Jr. : whistle, ss, ts
Jon Faddis, Lew Soloff, Marvin Stamm, John Frosk : tp
Dave Bargeron, Dave Taylor, Wayne Andre : tb
Gary King, Will Lee : b
Harvey Mason, Andrew Newmark : ds
Ralph McDonald : perc
1. One Mint Julep
2. Women of Ireland
3. Westchester Lady
4. Storm King
5. Jamaica Farewell
Recorded in Nov. 1975, Jan. 1976
1970年代のクロスオーバーを代表するアルバム。学生時代に明けても暮れても聴いていたアルバムの一つ。友達と朝まで飲み明かす時、よくこのアルバムをかけていた。(^_^)
特に、私のお気に入りは2曲目の"Women of Ireland"だ。フルートのイントロで始まる。その旋律は確かにアイルランドの音楽をイメージさせる。その後、ボブ自身のピアノ・ソロが続く。燃え上がりたいのに、押さえて押さえてと言っているよう。そこに弦楽器が絡んで優しく包み込む。次に登場するのがギター!エリック・ゲイルのソロがまたいいのだ。その後、ボブのキーボードと弦楽器、フルート・ソロの幻想的な調べで静かに曲が終わる。完璧だ。
3曲目の"Westchester lady"も人気の曲。躍動的なリズムとメロディで気分も爽快!リズム・セクションが素晴らしい。ベース、ドラム、パーカッションに耳を傾けてみよう。
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January 05, 2007

Keith Jarrett "RUTA + DAITYA"
Keith Jarrett : p, e-p, org, fl
Jack De Johnette : perc
1. Overture/Communion
2. Ruta and Daitya
3. All We Got
4. Sounds of Peru/Submergence/Awakening
5. Algeria
6. You Know, You Know
7. Pastel Morning
Recorded in May ,1971
「まず、タイトルからして意味不明。レコードに針を落として???。でも、ジャケットは気に入っている。」と言うのが、私の最初の印象であった。ソロ・コンサートや"Somewhere Before"などで注目していたキース・ジャレットなので、このアルバムも頑張って聴いていた記憶がある。
「頑張って」と言うところがミソで、ワウワウ効果を使ったエレピーあり、フルート(キース自身が吹いている)あり、曲想もバラバラ。つまり「訳が分かりません」って感じであった。なのに、よくよく振り返ってみると、結構繰り返し聴いていることに気付く。
そして改めて、よーく聴き直してみると、これがなかなか面白い演奏をしているのだ。アルバム・タイトル曲"RUTA + DAITYA"では、出だしのフルートで面食らうが、後半のピアノは後のソロ・ピアノ演奏そのものなのだ。
ま、私のフェイバリット・ミュージシャンのキース・ジャレットとジャック・デジョネット。「多少わけ分からないけど、許しちゃお」と言うアルバムです。不思議な魅力を持ったアルバムです。
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December 30, 2006

秋吉敏子 "孤軍"
Toshiko Akiyoshi & Lew Tabackin Big Band
1.Elegy
2.Memory
3.Kogun
4.American Ballad
5.Henpecked Old Man
Recorded on April 3 , 4 , 1974
今年、ジャズ・ピアニスト秋吉敏子はアメリカのジャズ界に貢献した人に与えられる「アメリカ国立芸術基金ジャズ・マスターズ賞」を受賞した。ジャズの巨人達が受ける賞である。秋吉敏子は今年で音楽活動60年。1956年に単身、ボストンのバークリー音楽院でジャズを学び、その後ニューヨークで活動を続ける。日本のジャズマンがアメリカで活躍する草分の人である。
アルバム「孤軍」は、秋吉敏子の代表アルバムのうちの1枚であると言って良い。アメリカで生まれたジャズを日本人のピアニストがジャズを弾くことに、秋吉敏子はいつも真剣に向き合っていたところが凄いと思う。
"Memory"の演奏中で突然「ボイス」が登場するのが印象的。"Kogun"では、鼓(つづみ)が登場し、ルー・タバキンのフルートのソロとからむ。
「西洋と東洋の融合」などとしばしば紹介されている演奏は、しばしば表面的な退屈なものが多いが、これは一味も二味も違う。
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December 26, 2006

Gary Peacock "DECEMBER POEMS"
Gary Peacock : bass
Jan Garbarek : sax
1. Snow Dance
2. Winterlude
3. Northern Tale
4. December Greenwings
5. Flower Crystals
6. Celebrations
Recorded in December 1977
「ゲイリー・ピーコックのベースには哲学がある」、とライナーノートに書いてある。なんか分かる気もするが、でも、どういうことだろう? おそらく、次の経歴や共演者などから推察できるのだろう。
ゲイリーは、陰陽哲学に興味を持ち、1970年代は京都で生活をしていた。その間に、日本滞在のアメリカ人と結婚し、東洋哲学に没頭した。彼の共演者は、ポール・ブレイ(私の大好きなピアニスト)、ドン・チェリー、アルバート・アイラーと言った前衛派のジャズ・プレイヤーが多い。1976年のポール・ブレイ来日公演での演奏は、実際に私も聴いたことがある。
1980年代に一世を風靡した、あのキース・ジャレットのトリオ演奏"Standards vol.1"と"vol.2" "Still Live"のベーシストである。
このアルバムは、全曲ゲイリーのオリジナルで、ベース・ソロが中心。2と4にサックスのノルウェー人のヤン・ガルバレクが加わっている。
前衛派のソロ演奏は、一般的に「退屈」する場合があるけど、ゲイリーのベース・ソロは、不思議と聴き入ってしまう。硬派な曲なんですが、音は非常にマイルドで深いところで包み込んでくれる。
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December 21, 2006

Miles Davis "MY FUNNY VALENTINE"
Miles Davis : tp
George Coleman : ts
Herbie Hancock : p
Ron Carter : b
Tony Williams : ds
1.My Funny Valentine
2.All Of You
3.Stella By Starlight
4.All Blues
5.I Thought About You
Recorded on Feb. 12, 1964
1960年代のマイルス・デイビスは輝いている。この時期のライブ録音されたアルバムはたくさん出ているが、どれも白熱のプレーを展開している。その中でも、私はこの"MY FUNNY VALENTINE"は好きなアルバムである。特にバラードがいい。繊細なプレーなんだけども力強い。心地よいスイング感と緊張感が上手く混じり合って、マイルスの世界へどんどん引き込まれる。
マイルスは、1959年に発表したアルバム"KIND OF BLUE"で、モード・イディオムでの演奏方法を確立したと言われている。いわゆる「モード奏法」である。コード進行(ド・ミ・ソ、レ・ファ・ラの和音)で展開して行くアドリブでは、コードに縛られて使える音が制限される場合がある。モード奏法は、いくつかのモード(リディアン、フリジアンなど)があり、アドリブに使える音により自由度を与える。(この説明は、ちょっと難しいので、とりあえずこちらをご覧下さい)。
バック・ミュージシャンも「モード奏法」を自分のものにし、新しい演奏スタイルを身につけていったのも、この時期のマイルス・クィンテッットの果たした成果だろう。なんか、話の展開が音楽理論中心になってしまったが、このクールなマイルスの演奏を聴いて欲しい。
通常のレコードは、表裏合わせて45分~50分ぐらいが常識だった(技術的な問題があるのだと思っていた)のに、このアルバムは64分強ある。購入した頃(学生時代)、「なーんだ、やればできるじゃん!」と「得した」気持ちになったのを思い出す。「並」を頼んだのに「大盛り」が出て来たようなそんな気持ち。(笑)
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December 16, 2006

The Crusaders "SCRATCH"
Wayne Henderson : tb
Wilton Felder : ts
Joe Sample : keyboards
Stix Hooper :ds
Larry Carlton ; g
Max Bennett : b
1.Scratch
2.Eleanor Rigby
3.Hard Times
4.So Far Away
5.Way Back Home
Recorded in 1974?
「ジャズ・クルセイダーズ」から「クルセイダーズ」へ。4ビート・ジャズにとらわれないで、ロック、ブルース、ソウル、ポップなどの音楽とクロスオーバーして、エキサイティングな演奏を聴かせてくれる。
1952年にグループを組んでスタートしたバンドなので、いぶし銀のジャズ・マン達である。が、時代の要請なのか、従来のジャンルにとらわれないでファンキーなサウンドを展開。素晴らしい演奏をライブ録音で聴かせてくれる。
私は、キーボードのジョー・サンプルが好きだ。ブルージーでセクシーなフレーズを聴いてみて欲しい。ラリー・カールトンのノビノビとしたギターも捨てがたい。当時の、アメリカ西海岸のライブの様子が強烈に伝わってくる。
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December 11, 2006

Paul Bley "OPEN, TO LOVE"
Paul Bley : p
1. Closer
2. Ida Lupino
3. Started
4. Open, To Love
5. Harlem
6. Seven
7. Nothing Ever Was, Anyway
Recorded on September 11, 1972.
じっと、ずっと、しっかりと聴いているにはあまりにも緊張感があり過ぎるし、聴き流すようなヤワな演奏でもない。楽しい、悲しい、と言うような表現で語れる音楽でもない。じゃあ、何?と言われてもなかなか答えられない。
ピアノ・ソロの中でも特異な存在感のあるアルバムである。音は極端に少ない。私はポール・ブレイが打ち鳴らすピアノの和音の残響に魅力を感じる。冷たい心地良さなのである。
ひとり考え事をしているとき、読書をしているときに、聴いていることが多い。
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November 25, 2006

Barney Kessel "JUST FRIENDS"
Barney Kessel : g
Sture Nordin : b
Pelle Hulten : ds
1.just friends
2.bewitched
3.going thru some changes
4.old devil moon
5.days of wine & roses
6.samba from black orpheus
7.true blues
Recorded on Sep.27 , 1973
ジャズ・ギターの大御所、バーニー・ケッセルが、スエーデンのストックホルムのクラブで実況録音したアルバムがこの"JUST FRIENDS"だ。 ライブで乗りに乗るバーニー・ケッセルの快演が聴ける。
ケッセルと言えば、ジャズ・ギターの祖チャーリー・クリスチャン直系のギタリスト。バリバリの、と言うか、ゴリゴリのと言うか、硬派のアドリブを愚直なまでに、これでもか、と聴かせてくれる。やはり、こういう演奏は、ライブで理屈抜きに、「イェーッ!」と叫びながら聴くのが似合っている。
1曲目の"just friends"や5曲目の"days of wine & roses"が気に入っている。リラックスして思いっきり、スィングしている。演奏が盛り上がってくると、コード演奏でアドリブを続蹴るところ当たりが聴き所である。
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November 22, 2006

Chick Corea "CRYSTAL SILENCE"
Chick Corea :p
Gary Burton : vib
1.Senor Mouse
2.Arise Her Eyes
3.I'm Your Pal
4.Desert Air
5.Crystal Silence
6.Falling Grace
7.Feelings And Things
8.Children's Song
9.What Game Shall We Play Today
Recorded on Nov.6 , 1972
チック・コリアは変幻自在のピアニストだ。「サークル」時代のフリー・ジャズっぽい演奏。Return to Forever時代のファンタスティックな演奏。また、アコーステスティックとエレキトリックの間を自由に行き来し、フュージョンからスタンダードまで、何でも演奏し、そのどれもが一聴してチック・コリアなのだ。何度か、チックのライブを聴いたことがあるが、いつも素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
この"CRYSTAL SILENCE"は、ビブラフォンのゲーリー・バートンとのデュエットでまた新境地を開いた。曲想は、Return to Foreverのファンタスティック路線に近い。タイトル通り、透明感を感じるクールな演奏である。
一人の時間を静かに過ごしたい、そんな時に、そっと聴いてください。
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November 19, 2006

日野皓正 "LIVE IN CONCERT"
日野皓正(tp)、宮田英夫(ts)、板橋文夫(elp)、
岡田勉(b)、日野元彦(ds)、渡辺貞夫(as)、
富樫雅彦(perc)、今村佑司(perc)、杉本喜代志(g)、
向井滋春(tb)、岡沢章(b)
1.logical mistery
2.in the darkness
3.round about midnight
Recorded on Apr. 14 ,1975
「わおーっ!」日野皓正のアルバムでもっとも好きなアルバムです。日野さんがアメリカに移住するために開かれた「さよならコンサート」の演奏。このメンバーを見てください。当時の日本ジャズの最前線で活躍するプレーヤーばかり。
日野のオリジナル1曲目の"ligical mistery"から一気に爆発!火の玉の演奏とはこの演奏を言うのではないか。イントロの、板橋文夫さんのエレピー(電気ピアノ)がこれから始まる何かを予感させる。ホーンが一斉に鳴り、アドリブへ。
最初はナベサダ。「えっ?誰?」と一瞬、耳を疑うほどの熱いアルト・サックスが突き刺さる。これでこのセッションのボルテージが一気に揚がる。もう「とどまるところ知らず」である。向井滋春さんのトロンボーン、杉本喜代志さんのギター、そして日野さんソロへと。登りきる。
2曲目の"in the darkness"も、日野さんのオリジナル。少しスローなテンポの曲。ここでの、ナベサダの演奏も鬼気迫るものがある。素晴らしい。その後、日野さんのフルーゲル・ホーンのソロが入る。浮遊感が漂う独特のヒノ節が続く。
プレイヤー全員が一体となって演奏が続く。その夜の「郵便貯金ホール」はいなかったのを大変後悔した思い出がある。
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November 16, 2006

Larry Coryell "LADY CORYELL"
Larry Coryell : vo, g, b
Jimmy Garrison : b
Bob Moses : ds
Elvin Jones : ds
1.Herman Wright
2.Sunday Telephone
3.Two Minute Classical
4.Love Child Is Coming Home
5.Lady Coryell
6.Dream Thing, The
7.Treats Style
8.You Don't Know What Love Is
9.Stiff Neck
10. Cleo's Mood
Recorded in 1968
ジャケットの裏面に次のような書き込みがある。
"It is super rock, and may be one of the most important things to happen to rock this year."
NEW YORK TIMES
"Prbably the most adventurous, daring and exciting guitarist playing rock or jazz is Larry Coryell."
EAST VILLAGE OTHER
そうなのだ。ラリー・コーイェルは、ジャズと言うジャンルを飛び越えて、ロック調の演奏をどんどん取り入れて、新しい音楽を創っていった。私は、そんなラリー・コーイェルの演奏が好きだ。
録音された1968年と言えば、世界中で学生運動が活発になり、アメリカではフラワー・ムーブメントと呼ばれたヒッピー文化が花開いた時代。サイケデリックと言う言葉あ流行ったのもこの頃。
このアルバムは、1曲目から従来のジャズとは全く異なる、ロック調のサウンドでラリー・コーイェルの演奏が始まる。バックのミュージシャンのクレジットを見ると、ジョン・コルトレーンのコンボにいたエルビン・ジョーンズ(ds)、ジミー・ギャルソン(b)なので、何か不思議な気がして来る。聴き続けるほどに、奥深い魅力的な演奏なのだ。
私がジャズ・ギター演奏の中でも、最も好きな演奏の一つがある。それは8曲目の" You don't know what love is"である。ラリー・コーイェルのソロ(多重録音)。ジャズ・ギターの和音とロック調のチョーキングが合わさった、まさにラリー・コーイェルの世界があるのだ。
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November 12, 2006

Stanley Turrentine "SUGAR"
Freddie Hubbard : tp
Stanley Turrentine : ts
Lonnie L.Smith,Jr : el-p
Butch Cornell : org
George Benson : g
Ron Carter : b
Billy Kaye : ds
Richard "Pabro" Landrum : conga
1. Sugar
2. Sunshine Alley
3. Impressions
Recorded in Nov. 1970
CTIがまた登場。CTIはイージーリスニング路線だと言われながらも、数々の名盤、ジャズの人気盤を世に出してきた。この"SUGAR"も、そうそうたるメンバーが演奏をしている本格路線のジャズが楽しめる。
スタンレイ・タレンタインは、オーソドックスで力強いテナー・サックスを聴かせてくれる。 面白いのは3曲目の"impressions"。ジョン・コルトレーン作曲の有名な曲だ。ストイックな演奏を行なうコルトレーンの向こうを張って(?)、タレンタインは、豪放でスインギーなテナー・サックスを展開する。
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November 08, 2006

Wes Montgomery "THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR"
Wes Montgomery : g
Tommy Flanagan : p
Percy Heath : b
Albert Heath : ds
1.Airegin
2.D-Natural Blues
3.Polka Dots and Moonbeams
4.Four on Six
5.West Coast Blues
6.In Your Own Sweet Way
7.Mister Walker
8.Gone With the Wind
Recorded on Jan. 26,28 ,1960
既に、ウェス・モンゴメリーのアルバム"A DAY IN THE LIFE"を紹介した。その時は、イージー・リスニングとかCTIレーベルだのと、考えてみればウェス・モンゴメリーのことが二の次になってしまった。
そうなのだ、この"THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR"こそ、ウェスの最高傑作なのだ。「ウェスの」と言うだけでなく、ジャズの名盤でもある。
何が凄いかって? ウェスのギターは、サックスやトランペットに劣らず、エモーショナルによく歌っている。ブルージーでスィンギーなアドリブ。聴くものをホットにしてくれる。
ウェスのギター奏法の特徴は、ピックを使わず親指で弦を弾くので、音が柔らかく奥行きがある。そして「オクターブ奏法」。オクターブ離れた2つの音を同時に弾くので、音に厚みがある。これはウェスが編み出したテクニックである。さらに「コード奏法」。複雑なコードを駆使して、リズミックなフレーズをコードで綴っていくので、エキサイティングな盛り上がりの演奏が可能となる。
ウェスの演奏は、これらの驚異的な技巧が、なんの抵抗もなく演奏の中に溶け込んでいるから凄いのだ。ギターを独学でマスターしたウェスならではの発想と努力がこの独創的な演奏スタイルを生んだのだ。天才ギタリスト、ウェス・モンゴメリーなのだ。
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November 04, 2006

Hank Jones "HANKY PANKY"
Hank Jones : p
Ron Carter : b
Grady Tate : d
1. Nothin' Beats an Evil Woman
2. Warm Blue Stream
3. Confidence
4. Wind Flower
5. Minor Contention
6. Favors
7. As Long As I Live
8. Oh, What a Beautiful Morning
9. Hanky Panky
Recorded on July 14&15, 1975
ハンク・ジョーンズは、私の好きなピアニストの一人。サド・メル・オーケストラを率いたサド・ジョーンズ、あのコルトレーンのカルテットを支えたドラムのエルビン・ジョーンズの長兄である。モダン・ジャズのビッグ・ネームばかりだ。
ジャズの演奏は、革新的な演奏、緊張感の漂うインプロビゼーション、内面的で繊細な、強烈なリズムの、といろんな楽しみ方があるが、いつもいつも「何か」を求めてジャズを聴く訳ではない。
ハンク・ジョーンズの演奏は、奇をてらわず、主にミディアム・テンポのピアノ演奏を淡々と続く。安定感があり、気持ちが和やかなになる。
2曲目の"warm blue stream"は、スロー・テンポの静かな曲。そしてここでも6曲目の"favors"をお薦めしたい。ロン・カーターのウォーキング・ベースが曲を引っ張る。
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October 29, 2006

Art Pepper "MEETS THE RHYTHM SECTION"
Art Pepper : as
Red Garland : p
Paul Chambers : b
Philly Joe Jones : ds
1. You'd Be So Nice to Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birk's Works
Recorded on Jan 19, 1957
以前、紹介したアート・ペッパーの”"AMONG FRIENDS"の記事で、「私は後期のアート・ペッパーが好きだ」と書いたが、やはり初期もいい。この"Meets the Rhythm Section"は、多くのジャズファンが認める名盤中の名盤だ。
タイトルは、ウエスト・コースト派の白人アルトサックス奏者であるペッパーが、当時マイルス・デイビスのリズムセクションを務めていた、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、フィーリー・ジョー・ジョーンズ(ds)の黒人リズムセクションとの共演を意味している。
お薦めの曲は、何と言っても1曲目"You'd Be So Nice to Come Home To”。リズムセクションの好サポートを得て、ペッパーの哀愁を帯びたアルトサックスがクールに鳴る。必聴である。
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October 27, 2006

Freddie Hubbard "RED CLAY"
Freddie Hubbard : tp
Joe Henderson : ts,fl
Herbie Hancock : p,elp
Ron Carter : b
Lenny White : ds
1.Red Clay
2.Delphia
3.Suite Sioux
4.The Intrepid Fox
Recorded on January 27&29,1970
トランペットのフレディ・ハバードは、ファンに期待されながら、若干自身の演奏スタイルが確立できず、パッとしない時期が続いた。そんな中で、当時新しく立ち上げたCTIレーベルから、このアルバム「RED CLAY」が発売され、ファンの期待に応えた。CTIは、ジャズのイージー・リスニング路線をとって来たクリード・テーラーが発足させたレーベルである。
もともとよく鳴るトランペットを吹いていたハバード。クリード・テーラーのプロデュースの成功と相まって、素晴らしい演奏が生まれた。
4曲ともハバードのオリジナル。どの曲も変幻自在にテンポを変えながら、自由で開放的な演奏が続く。特に、私はこのアルバムにおけるハービー・ハンコックの演奏が好きだ。ハンコックのピアノとキーボードなくして、このアルバムは完成していないと思えるほど、大活躍していると思う。 どの曲も、一言でいうと「格好いい!」っていう曲ばかり。
必聴盤です。
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October 21, 2006

Ornette Coleman "AT THE GOLDEN CIRCLE vol.1"
Ornette Coleman : as,tp,vln
David Izenzon : b
Charles Moffett : d
1.Faces And Places
2.European Echoes
3.Dee Dee
4.Dawn
Recorded on December 3 & 4, 1965
オーネット・コールマンはフリー・ジャズの元祖と言われる。確かに私もオーネット・コールマンのレコードに手を出すのはジャズを聴き始めてからかなり時間が経ってからだ。ビ・バップ、ハード・バップとジャズのメインストリームを辿っていると、フリーは敷居が高いってイメージを持っていた。
しかし、コールマンのこのアルバムを聴いてみると、意外とすんなりと耳に入って来たのを覚えている。先入観を持たず、虚心坦懐に聴いてみると、これがなかなかスィングしているのだ。ドラムとベースをバックに、コールマンのアルトサックスが自由にのびのびと演奏されている。
コールマンの個性的で魅力的なアルトの音色、そしてメロディ・ラインはさすが。ベースのデヴィッド・アイゼンソン、ドラムのチャールス・モフェットも好演。三者一体の火の玉のような演奏を聴いてみよう。
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October 17, 2006

Walter Bishop Jr. "SPEAK LOW"
Walter Bishop Jr. : p
Jimmy Garrison : b
G.T.Hogan : ds
1.Sometimes I'm Happy
2.Blues In The Closet
3.On Green Dolphin Street
4.Alone Together
5.Milestones
6.Speak Low
Recoded on Mar. 14, 1961
「ジャズ・タイム・レコードと言うレーベルの復刻版が出た」との触れ込みを知って、この
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