April 09, 2012

Miles Davis "Live Around The World"

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1. In A Silent Way
2. Intruder
3. New Blues
4. Human Nature
5. Mr. Pastorius
6. Amandla
7. Wrinkle
8. Tutu
9. Full Nelson
10. Time After Time
11. Hannibal
"MILES DAVIS "Live Around The World"

マイルス・デイヴィス最晩年('88〜'91)のライブ演奏をまとめたアルバム。どの曲もお馴染みの曲が並ぶ。アルバム単位でマイルスのライブ演奏を持っているので、その後リリースされた寄せ集め的CDにはあまり手を出さなかった。そして最近このCDを購入したのだが、今はこの演奏にゾッコン。改めてマイルスの凄さに心も身体も震える。なんで買わなかったの?と後悔する。

1991年9月28日に亡くなったマイルスの最後の演奏となった"Hannibal"を聴くまでもなく最後の最後までエネルギッシュで最高の演奏を聴かせてくれる。

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February 27, 2012

Jaco Pastorius "PUNK JAZZ"

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"Jaco was in a space all his own .He was so different from the other bass players of the time. He had that magical thing about him, the same kind of thing Jimi Hendrix had. He was an electrifying performer and a great musician."
Joe Zawinul (from CDjaket)
"PUNK JAZZ The Jaco Pastorius Anthology"

ジャコ・パストリアスのCDを買ってしまった。「買ってしまった」という意味は、かつてジャコが在籍していた1970年代のウエザーリポートのレコードに始まって、その後のジャコのリーダーアルバムなどすべて持ち、さらにその後出た海賊版CDなどを持ちながら、という意味です。(^_^;;

ジャコファンなら、不幸にも35歳で逝ってしまった短い人生におけるジャコの残された全ての曲を聴いてみたいと思うのは誰しもであろう。

Disc1の"BATTERIE"(Jaco Pastorius,Pat Metheny, Bruce Ditmas, Paul Bley)を聴きながら。Paul Bleyも大好き。

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December 21, 2009

Ornette Coleman "AT THE GOLDEN CIRCLE vol.2"

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Ornette Coleman "AT THE GOLDEN CIRCLE vol.2"

Ornette Coleman : as,tp,vln
David Izenzon : b
Charles Moffett : d

1. Snowflakes and Sunshine
2. Morning Song
3. The Riddle
4. Antiques

Recorded on December 3 & 4, 1965

"AT THE GOLDEN CIRCLE vol.1"をこのブログでご紹介したのが、3年ちょっと前。オーネット・コールマンの代表作「ゴールデン・サークル in ストックホルム」演奏は、2枚のアルバムでリリースされている。

Vol.1でも書いたが、ジャズを聴き始めた頃は、ジャズでも「フリー・ジャズ」と言うジャンルで紹介されていたこともあり、「身構えて」聴いたのを覚えている。楽しむと言うよりも、何か一生懸命につかみ取ろう、みたいな意識だった。それは、それで今となっては、新鮮な懐かしい思い出なのだが、最近、久しぶりに聴いてみると、すぅーっと演奏が心に入って来る。

これまでたくさん聴いてきた私の体験からなのか、それとも真に魂を揺さぶるオーネット・コールマンの叫びの演奏だからなのか。

久しぶりのジャズを、聴き直してみるのも楽しい。

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November 17, 2009

The Montgomery Brothers "GROOVE YARD"

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The Montgomery Brothers  "GROOVE YARD"

Buddy Montgomery : p
Wes Montgomery : g
Monk Montgomery : b
Bobby Thomas : ds

1. Back To Back
2. Groove Yard
3. If I Should Lose You
4. Delirium
5. Just For Now
6. Doujie
7. Heart Strings
8. Remember

Recorded in Jan. 3,1961

モンゴメリー3兄弟の代表作アルバム。あのギターの名手ウエス・モンゴメリーの兄弟である。兄のモンクがベース、弟のバディがピアノとヴィブラフォーン奏者。ウエスは次男なのである。3人は、生まれ故郷のインディアナポリスを拠点に演奏活動をしていたこともあり、その名を知られるのは比較的遅かった。どちらかと言えば、ウエス以外の兄弟が先。当時の人気コンボのMJQと同じ編成を組んでロサンゼルスで活動を始めた。ウエスが表舞台に出るきっかけは、インディアナポリスでウエスの演奏を聴いたキャノンボール・アダレイがリヴァーサイドに紹介したことから。それは、1950年代中頃〜1960年代初頭のころ。

ウエスの代表作「インクレディブル・ジャズ・ギター」(1960年1月)の1年後、もう一つの代表作「フルハウス」(1962年6月)の1年半前。まさに、ウエスの大活躍の真っただ中の演奏だ。

アーシーでグルーヴィな演奏が続く。ちょっと地味な演奏だが、安心してリラックスして聴ける。

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October 25, 2009

Herbie Hancock "QUARTET"

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Herbie Hancock "QUARTET"

Herbie Hancock : p
Wynton Marsalis : tp
Ron Carter : b
Tony Williams : ds

1 Well You Needn't
2 'Round Midnight
3 Clear Ways
4 A Quick Sketch
5 The Eye Of Hurricane
6 Paade
7 The Sorcerer
8 Pee Wee
9 I Fall In Love Too Easily

Recorded on Jun. 28,1982

うーん、このアルバムについて何を語ろう?「完璧」ってことだろうか。まず、メンバーをみてください。4人とも、それぞれの楽器で完璧な演奏をするミュージシャンである。そして、尚かつ、このアルバムでは、メインストリームのアコースティック・ジャズを演奏している。

余りにも完璧な演奏なので、若干面白味が掛けているのが残念。(それを残念と思うのは4人に悪いけど)m(_ _)m

ウィントン・マルサリス以外は、ハービーもロンもトニーも、ライブハウスで生の演奏を聴いたことがある。あの熱気を思い出しながら聴くと、やはり素晴らしい演奏だ。

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October 18, 2009

Weather Report "MR. GONE"

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Weather Report "MR. GONE"

Wayne Shorter : ss,ts,vo
Joe Zawinul :p,elp,syn,perc,vo
Jaco Pastorius : elb,vo
Peter Erskine : ds,perc,vo
Steve Gadd : ds
Tony Williams : ds
Madoro Badrena : vo
Deniece Williams : vo
Maurice White : vo

1.The Pursuit Of The Woman With The Feathered Hat
2.River People
3.Young And Fine
4.The Elders
5.Mr. Gone
6.Punk Jazz
7.Pinocchio
8.And Then

Recorded in 1978

久しぶりの私の大好きなウェザー・リポート。すでに、このブログで8枚のウェザー・リポートのアルバムをご紹介しています。(サイト内検索でご覧下さい)

これは、ベースにジャコ・パストリウスを迎えた黄金期と言われる時期のアルバムである。前作「Heavy Weather」、前々作の「Black Market」の人気アルバムの後に出た、ちょっと地味なアルバムと言う印象だが、繰り返し聴けば聴くほど、魅力を感じる。最初から最後までのリーダー格、ジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターにこの時期、ジャコが加わり、まさに絶頂期で円熟味を感じさす味のあるアルバム
だ。

このアルバムが録音されて30年。ウェザー・リポート来日時に、楽屋出口で待ち受けて、ジャコと握手したのが忘れられない。そのジャコも、そしてジョー・ザビヌルも今はいない。MR.GONEになってしまった。

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September 29, 2009

Stan Getz "LIVE AT MONMARTRE"

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Stan Getz "LIVE AT MONMARTRE"

Stan Getz : ts
Joanne Brackeen : p,el-p
Niels-Henning Φrsted Pedersen : b
Billy Hart : ds

1. Morning Star
2.Lady Sing The Blues
3.Cancao Do Sol
4.Lush Life
5.Stan's Blues
6.La Fiesta

Recorded Jan. 28_30,1977

スタン・ゲッツは、実はジャズを聴き始めた頃、そんなにしばしば聴くミュージシャンではなかった。学生だった私にとって、熟成した大人のジャズって印象が強く、少し距離を感じていたのかもしれない。

勿論、ジャズ喫茶やレコードショップで、スタン・ゲッツの演奏を耳にする機会は何度も会ったが、私の中で、特別に何かを感じた記憶はない。例外として、スタン・ゲッツの"SWEET RAIN"と言うアルバムがあったが、、どちらかと言えば、ピアノのチック・コリアの演奏に惚れ込んでいた。

ところが、iPodに音楽を一杯詰め込んで持ち歩けるようになって、いろんな場面でいろんな音楽を聴けるようになった時に、なぜか、スタン・ゲッツの演奏をいっぱい聴くようになった。それは、自宅で友達と飲んだりする時や、ひとりでリラックスしたいときなど。

前置きが長くなったけれど、このスタン・ゲッツの"LIVE AT MONMARTRE"もそんな気分の時のお気に入りのアルバムなのだ。

正統派のジャズでありながら、どこかモダンな響き。主流派でありながら、どこかスタン・ゲッツ特有のセンスが光るフレーズがキラキラと飛び出る。

このアルバムは、コペンハーゲンのジャズ・クラブ ”カフェ・モンマルトル”での演奏。ピアノのジョアン・ブラッキーン、ベースのニールス・ペデルセンのグルーヴィな演奏にも注目である。

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September 23, 2009

Richard Beirach "KAHUNA"

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Richard Beirach "KAHUNA"

Richard Beirach : p
Masahiko Togashi : per

1. Kahuna
2. Essence

Recorded Jun. 27, 1978

1曲目の"Kahuna"は、リッチー・バイラークのピアノ・ソロ。♪タリラ〜、♪ラリラ〜、♪ラ〜。曲が始まるといきなりリッチー節が。甘美なメロディに思わず微笑んでしまう。低音を響かせながら、ソロが続く。

2曲目の"Essence"には、パーカッションの富樫雅彦が加わる。シンバル、ベル、ドラ、鐘、タムタム、と緊張感のある演奏が続く。甘いメロディのリッチーに、静か〜に、時には鋭く、素早く、掛け合うパーカッション。じっと聴いているとどんどん惹き込まれて行く。時には静寂を、時にはキラキラと輝く、富樫のパーカッションは素晴らしい。

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October 09, 2008

Toots Thielemans "LIVE3"

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Toots Thielemans "LIVE3"

Toots Thielemans : hca,g
Wim Overgaauw : g
Rob Franken : p
Niels-Henning Φrsted Pedersen : b
Rob Langereis : b (7.のみ)
Bruno Castelecci : ds

1. All The Things You Are
2. Lullaby
3. C Jam Blues
4. Autumn Leaves
5. Dream Girl
6. My Little Anna
7. Days Of Wine And Roses

Recorded on Sep. 23 ,1976

実は、私の「隠れ」フェイバリット・ジャズ・ミュージシャンがいる。それはトゥーツ・シールマンス。ジャズ・ハーモニカ奏者。1922年、ブリュッセル(ベルギー)生まれ。ジャズ黎明期の幻の名ギタリストであるジャンゴ・ラインハルトも同じベルギー出身。トゥーツは、ジャンゴのギターを聴き、ギターにも興味を持ち演奏する。器用な演奏家だ。

お気に入りの訳は、ハーモニカのちょっとセンチメンタルな音色とトゥーツのよくスイングするグルーヴィな演奏なのだ。トゥーツのそれは絶妙のバランスなのだ。

まずは、スタンダードの4曲目"Autumn Leaves"、7曲目"Days Of Wine And Roses"を聴いてみよう。

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September 23, 2008

McCoy Tyner "FLY WITH THE WIND"

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McCoy Tyner "FLY WITH THE WIND"

McCoy Tyner : p
Ron Carter : b
Billy Cobham : ds
Hubert Laws : a-fl, fl
others(strings)

1.Fly With The Wind
2.Salvadore De Samba
3.Beyond The Sun
4.You Steppde Out Of A Dream
5.Rolem

Recorded on Jan. 19, 20 & 21, 1976

アフリカ指向を深めていた当時のマッコイ・タイナーだが、それを超越したようなさらにスケールアップした熱い演奏なのだ。

クールな、軽妙な、シャレた、ホッとする、そんなジャズでこの夏を過ごして来たが、身体のどこかで欲求不満が溜っているような、そんな気がしていた。よーし、と音のシャワーを浴びてみようと、このアルバム"FLY WITH THE WIND"を聴いてる。

1曲目から、マッコイの熱きアドリブが炸裂。キラキラ輝くマッコイのピアノがご機嫌だ。「熱い風に乗って飛翔する」(タイトル通りだ)(^_^) 新宿厚生年金会館で聴いたマッコイのコンサートを思い出す。あの時の衝撃的な原体験が余計にそうさせるののだろう。

すーっと入り込んでくるヒューバート・ローズのアドリブも良いが、ロン・カーター(ベース)とビリー・コブハム(ドラム)の正確無比でエネルギーに満ちた演奏も見逃せない。

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