November 13, 2009

「豊岡エキシビジョン」~東京でコウノトリ舞う!

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「豊岡エキシビジョン」(兵庫県豊岡市)が行われた。ここは、東京・六本木のイベント・ホール「ベルサール六本木」。豊岡市長をはじめ、農業生産者、旅館経営者などによるトーク、さらに地元の食材、産品なども展示された。

まずは、中貝市長による基調講演。テーマは「コウノトリ悠然と舞うふるさと」。スライドで画像や映像を見せながら、豊岡を紹介する。

「コウノトリの野生復帰」の物語を中心にすえながら、自然の脅威(2004年の台風23号災害)と恵みを伝えていく。豊かな自然と固有の歴史・文化。「環境都市」の実現に向けた取り組みを伝える。

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つづいては、「豊岡お国話」と題してパネルディスカッション。中貝市長の横には、コメンテーターとして俳優の柳生博氏が着席。柳生さんは、(財)日本野鳥の会の会長であり、「コウノトリファンクラブ」の会長でもある。豊岡市には頻繁に来ていただき、コウノトリの野生復帰に向けての応援団長的存在だ。

パネリストは3人。実は、私にとって3人ともとても親しく、ご縁のある方ばかりだ。畷悦喜(なわて・えつよし)氏は、「コウノトリ育む農法」に取り組むお米の生産者。実は、但馬学の例会で「コウノトリ育むお米」で「おにぎり例会」を開催したときの講師である。「田んぼの良し悪しは、住む生き物が決めてくれる」の言葉が素晴らしい。

西村いつき氏。兵庫県農業改良課で環境創造型農業専門員。「コウノトリの育む農法」を指導し、推進されている。実は、西村さんのお父さんをずっと以前から存じてあげている。世間が注目するずっとずっと以前から、無農薬での米作りや自然農法的な農業・畜産をやっていらっしゃる凄い方なのだ。

高宮浩之氏(城崎温泉旅館経営)。彼とは、お互いに仕事や趣味の情報交換をいつも行なう親しい友達。地ビール事業を展開するなど、ベンチャー的な取組みをする城崎温泉のホープ。

「環境経済」を標榜する豊岡市。農業生産者、城崎温泉・旅館経営の立場で、一人でも多くの人に豊岡の魅力を知ってもらいたいと大いにアピール。

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「豊岡のチャレンジ」と題して、隣の会場で第2部の始まり。「守りたいもの」を唄う普天間かおりさん。野生復帰するコウノトリの映像に普天間さんの「守りたいもの」を流したのがご縁。今や、大の豊岡ファン。会場に駆けつけてくれて、その歌を披露していただく。

ステージ脇には、豊岡産の野菜がどっさりと並べられている。(^_^)

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豊岡市の地場産業・カバンと並んで、我がハンガー(NAKATA HANGER)も展示させていただきました。「コツコツと手を抜かず(抜けず)に作る手作りハンガー」は、豊岡市民の持つ人情・気質であると、アピール。(^_^)

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なんと言っても、ご来場者の人気は但馬の超・美味しい食材だ。コレには、ハンガーも鞄も勝ち目はない。(笑)

11月6日に漁が解禁になったばかりの松葉ガニ。地元では、豊岡市の津居山漁港に陸揚げされるので「津居山かに」と呼ぶ。写真は、「せこがに」(メスのズワイガニ)。地元の通は、コレが好き!

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但馬牛のしゃぶしゃぶも大人気。その横には但馬牛のタタキもあるぞ!

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「コウノトリ育むお米」。コウノトリが住める環境で作ったお米。栽培期間中は、化学肥料は一切使用せず、無農薬のお米。田んぼでは、カエルやドジョウ、小さな魚、水生昆虫など、1年を通して生き物が棲息する。

その他に、「出石そば」、コウノトリのお米で造ったお酒、どぶろく、など美味しいものいっぱいで会場が埋まる。

柳生博さんがよく仰る素敵な言葉がある。「確かな未来は、懐かしい風景の中にある」。是非、豊岡市へお越しください。

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November 08, 2009

戦国武将と茶の湯~畠山記念館

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信長に秀吉。日本の歴史に燦然と名を刻む武将の直筆、所持した茶碗が鑑賞できる。これは行かない訳にはいかない。

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畠山記念館は、白金台2丁目の閑静な住宅街にある。創設者は畠山一清(1881~1971)。能登国藩主の畠山氏の血をひく。ポンプの(株)荏原製作所の創業者と説明した方が名が知られているかもしれない。能楽と茶の湯を嗜んだと言う。

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苑内に入ると、鬱蒼としげる木々が美しい。やがてお茶室、そして庭園が見えてくる。

今回の特別展は、「戦国武将と茶の湯~信長・秀吉ゆかりの品々」。実際に信長が所持したお釜、茶碗、秀吉が書いた書簡のお軸、千利休が作った茶杓など、ズバリの品々が展示されている。

歴史の中の人物が、遠い昔の物語の武将が、侘び寂びの利休が、とても身近に感じられる。400年の時空を超えて、今、目の前にある。不思議な感覚である。私は、未だ「茶の湯」のことには詳しくは知らないが、日本人の文化がそこにある。

財団法人畠山記念館
〒108-0071 東京都港区白金台2丁目20-12
tel : 03-3447-5787

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October 27, 2009

イタリア料理『アル・ケッチャーノ』〜奥田政行シェフの話に感動!

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「今しか、ここにしかない感動の3日間」と銘打って『三原谷の川の風まつり』が開催された。場所は、兵庫県豊岡市竹野町三原谷地区。人口460人の奥深い山あいの谷。

この三原谷イベントの目玉の一つが「三日間の学校レストラン」。旧・大森小学校(1987年廃校)の校舎にイタリア料理『アル・ケッチャーノ』(山形県鶴岡市)のオーナー・シェフの奥田政行氏を迎えて、実際に調理をしていただいたイタリアンをいただく。食事の後に、体育館で、奥田氏の講演会を聞く。

自己紹介から始まったが、それがまた衝撃的。小さい頃からたいへん苦労されてシェフへの道を歩んでこられた。「地域がよくならないと美味しい食材も手に入らない」の信念で、生産者と向き合い、ある時は行政に働きかけ、地域の活性化を訴える。自らの手で小さなレストランを切り盛りしながら、やがて世界から料理人としての高い評価を得た奥田氏である。

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「料理のこと、地域づくりのこと、食材のこと、地球の成り立ち、なんでも訊いてください」と、奥田氏。「食」だから、人間と自然、すべてに関係してくる。奥田氏はそのどれもに精通していて、とにかく詳しい。会場から「海の魚の調理法は?」と質問が出ると、奥田氏は黒板に地球を書いて説明が始まるから驚きだ。自然、地球の原理原則を知っていると、海、山、川、土、そして農業、漁業のことなどが分かってくる、と。

『食の地域づくりには、「料理人」と「知識人」と「生産者」のトライアングルが大切だ』との奥田氏の言葉がとても印象に残った。まったく同感である。

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講演の最後に、協力者の一人である松場大吉氏(石見銀山生活文化研究所・代表)から、講師への謝辞と、イベントに対する地元の方への感謝の言葉が述べられる。

松場氏とは、2年前の須野谷のイベント以来、親しく情報交換をしている。今回の、アル・ケッチャーノの奥田シェフとこの三原谷地区を結びつけ、食を通じた熱い交流の仕掛け人でもある。松場氏自身、石見銀山(島根県太田市)の大森地区に根ざして、地方(田舎)からの情報発信を身をもって実行されている。

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お昼のイタリアンをいただき、校庭のバザールで、地元の食材をみたり、奥田氏の講演をきいたり。三原谷の秋の一日は、あっという間に過ぎ、夕暮れていく。

校舎から500m下流に停めた車まで歩いて移動する。ふと、振り返ると校舎の上におっ月さんが。

地元食材を使った美味しいイタリアン。情熱を込めて「食」を語っていただいた奥田シェフ。そして、「大事なのはヒトのネットワークだねー。」とお互いに言いながら別れた松場氏。

とても、大切なものに触れた心地よさに包まれながら、夕闇の中を急いだ。

アル・ケッチャーノ 〒997-0341 山形県鶴岡市下山添一里塚83 TEL 0235-78-7230

(株)石見銀山生活文化研究所 〒694-0305 島根県大田市大森町ハ-183 TEL:0854-89-0131

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October 08, 2009

「ありあふ展」 映像作家・藤原次郎の初写真展

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『【ありあふ】=ちょうどそこにある。偶然出会う。』と言う意味なのだそうだ。余韻の残る意味と響きがある素敵な言葉ですね。

友人である映像作家・藤原次郎氏の写真展が、東京の(株)丹青社本館1F デザインギャラリーで開かれている。(10月6日~8日) 初日に開かれた、作者によるトークと懇親会に参加しました。

藤原氏は、私と同じ但馬出身、現在大阪在住、東京でも映像の仕事をしている。ドイツ・フランス、そしてニューヨークなどのビデオ映像作品コンクールで、多くの金賞を受賞している。

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映像と写真の違い、写真を撮ることになった経緯、写真を撮る視点を熱く語る藤原氏。日常のなんでもない風景が、藤原氏のレンズを通ると、とても新鮮に私達に迫ってくる。

何はともあれ、藤原次郎氏の写真集サイトをご覧あれ。

フォトログ「神と人の手仕事」(アーカイブ)

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どちらも、写真とそのタイトルに注目です!
(彼はダジャレの達人でもあります。)(笑)

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October 04, 2009

月食茶会〜中秋に寄せて

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京都・南禅寺の近くにある鹿ヶ谷。中秋を迎えたこの日、ひっそりと桃源郷が出現した。これ以上先があるの?と思う奥の奥。さらにその奥に昼間というのに行灯が迎えてくれる。

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山荘にはいると、ススキの向こうに満月が。
なるほど、時空を超えているから桃源郷なのだ。(^_^)

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まずは、カウンターで「菊花茶」をいただく。15夜にちなみ、15種のお菓子がいただけるとのご案内。なんか面白くなりそうだぞ!

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お茶を入れていただくのは、本日の桃源郷の亭主。俗世(?)では、京都・岡崎で『好日居』と言う「お茶+ギャラリー」を営んでおられる。月の夜に採茶すると言う「月光茶」。ほのかに甘くて、気持ちがすーっと落ち着く。

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次は「抹茶」。ここ桃源郷では、お茶をいろんなスタイルで楽しむ。薄茶を人数分、点てて小さな茶碗にそそぐ。表面の泡は、まるでお茶のエスプレッソ。お菓子の甘さと抹茶の苦みが、口の中で交じり合って美味しい。

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お菓子もすべて月にちなんで命名されている。夏蜜柑丸漬は「赤い月」、せんべいは「砂漠で発掘された月」。月餅はもちろんのこと、月の雫、月のカケラ、月の進化、「う・そ・つ・き」なるものもある。

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お昼の桃源郷であったが、夜はこのテラスから中秋の名月を拝むと言う。

なんとも、時空を超えた、遊び心満ちた、お茶を楽しませていただいた。桃源郷の亭主であり、「好日居」の店主に感謝である。

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September 27, 2009

韓国・陶磁器の博物館巡り

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こちらは「国立中央博物館」。3年前のソウル訪問時にも訪れたが、今回のメンバーは、茶の湯と陶磁器の勉強が主目的だから、時間もたっぷりとって見学した。2005年10月にオープンしたばかり。

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韓国の歴史と陶磁器の変遷を図解してある。今回は、イヤホンの日本語ガイドを聴きながら、じっくりと観賞。

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こちらは「京畿(キョンギ)陶磁博物館」。ソウルから南東へ高速道路で約1時間の広州と言うところにある。

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ここは、朝鮮白磁の産室と呼ばれる「広州分院」。李氏朝鮮の王室と中央政府が必要とする白磁を生産・供給することを目的に設置された。朝鮮時代に約500年にわたって白磁を作り、19世紀に入り民間に委譲して以来、衰退。広州には、約340カ所の窯跡があり、発掘作業が続いている。

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こちらはソウルに戻り、「湖林博物館」。青銅器時代から近代までの土器、陶磁器、絵画、金属工芸などが展示されている。青銅器時代の土器のシンプルなデザインに感動する。極めてモダンなのである。

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こちらは「サムソン美術館Leeum」。言わずと知れた韓国を代表する企業「サムソン」が収集した美術品が展示されている。2004年10月開館。韓国古美術から世界のモダンアートまで幅広く展示されている。

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あれれ?? どこかで見たことのあるクモが。六本木ヒルズと同じですね。アメリカの女性彫刻家ルイーズ・ブルジョアの「ママン」。左側の緑の中に、サムソンの会長の自宅があるとか。

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建築がまたユニーク。スイスの建築家マリオ・ボッタによって設計された。館内中央の空洞は、逆円錐形となって螺旋状の階段を下りながら、各展示室に移動して行く。ニューヨークのグッゲンハイム美術館を思い起こすダイナミックな建築である。

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September 16, 2009

特別で格別な「ウィーン・フィル・コンサート」

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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がやってきた。素晴らしい再会とともに初日のコンサートを聴く機会を得た。

なんと、今回はウィーンフィルのチェリストであるステファンからの招待なのだ。来日するから会おうとはメールで約束したものの、まさか、コンサートに招待してもらうとは。感激である。

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場所は、サントリーホール(港区赤坂・アークヒルズ)。

プログラムは、リヒャルト・シュトラウス(Richard Strauss)の交響詩『ドン・キホーテ』op.35 交響詩『英雄の生涯』op.40 である。

指揮者は、ズービン・メータ(Zubin Mehta)。

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R.シュトラウスは私の好きな作曲家の一人である。近代音楽と言うか、19世紀以降の管弦楽曲、あるいは弦楽曲の和音がたまらなく好きで、聴きまくった時期がある。R.シュトラウスの『ツァラストラはかく語りき』、『アルプス交響曲』、そして、今夜の『英雄の生涯』である。

チェロのステファンとは、前日の夜、7年ぶりの再会をした。7年前に行なわれたチェロコンクール(兵庫県養父市ビバホール)の1週間、ウィーンから参加したステファンは我が家にホームステイしたのが出会い。その後、ステファンは厳しい練習と試験にパスをしてウィーンフィルの一員になった。

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オーケストラがフルにフォルテシモで演奏するパートが多い『英雄の生涯』。しかし、その音響は、高らかで大きいいが、とても深く、マイルドだったのが印象的。

アンコールは、ヨハン・シュトラウスの「アンネン・ポルカ」と「トリッチ・トラッチ・ポルカ」の2曲。それでも拍手は鳴り止まない。

指揮者と演奏家と時と空間を共有する生の演奏は素晴らしい体験でした。

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September 13, 2009

『いつもの風景』 日本とフィンランド交流プロジェクト

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舞台中央に白いスクリーン、右に日本の国旗、そして左は? そう、フィンランドの国旗。舞台の袖には『「いつもの風景」〜日本とフィンランド、映像で綴る地域文化交流プロジェクト』とある。

舞台の人物が、今回のプロジェクトをプロデューサー奥村恵美子さん。奥村さんは、今回の日本サイドの映像を提供している映像作家・藤原次郎氏と共に、旧知の知人、友人。彼らの海外での活躍(ドイツ、ニューヨーク等のメディアフェスティバルで金賞受賞)しているのは、以前から知っているが、今回は海外の映像作家との共同製作の上映とシンポジウムである。

「フィンランド」。私はまだ行ったことのない未知の国。知っていることも作曲家シベリウス、携帯ノキア、そしてジャンプのニッカネン、あとは。。。

この白いスクリーンに映し出されるフィンランドの映像に期待が膨らむ。

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フィンランドの映像作家マイヤ・レヒトネンさんを紹介する奥村氏。すぐ横がマイヤさん。その横がカレヴィさん、セッポさん、ラウラさん、ケイヨさん、そして左端が通訳のハンヌさん。カレヴィさんは、マイヤさんの夫。映像制作会社を経営し、2年前には地域のベスト・カンパニーに選出されたそうだ。Suomen Visiotalo Ltd.

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会場は、永楽館(兵庫県豊岡市出石町)。先日、歌舞伎を行なった芝居小屋。日本の伝統文化だけでなく、映像、文化交流のプロジェクトに使用できるのもなかなかいいもんだ。

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フィンランドのHAUHO(ハウホ村)の日常風景の映像が次から次へとスクリーンに映し出される。自然とヒトの生活、老人と子供、水と緑、その境界線がほとんど感じられない。すべてが自然に抱かれ、普通の生活がその中に溶け込んでいるようにみえる。

ハウホ村は、マイヤさんが住んでいるHameenlinna(ハメーンリンナ)と言う町にある。ハメーンリンナは、首都ヘルシンキから電車で約1時間のところにある、フィンランドの南部の町である。

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こちらは日本。豊岡市竹野町の日常風景。山、山、山。そして谷を下ると、すぐに荒々しい波しぶきをあげる日本海がある。風景が性急に変化する。荒れる海、湿り気の多い緑豊かな自然。はっきりとした四季が感じられる。

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映写の後、シンポジウムが行なわれる。中貝豊岡市長、庄司博史氏(国立民族博物館教授)が加わり、感想を述べあう。山がなく、森と湖の地域であるハウホ。一方、山から海へ変化に富む竹野の自然。事前の恵みと逆に、自然の脅威(災害)などの違いも話題に。

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交流会も無事終わった。市長の発案で城崎温泉に行こう、となった。出石から城崎へ向かう風景。これが私にとっての「いつもの風景」だと、車を停めて思わずシャッターを押す。マイヤさんやカレヴィさんはこの風景をどう思うのだろう?しきりに、山、山、山と感動していたので、この景色に見入っているに違いない。

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城崎温泉・御所の湯にみんなで浸かる。露天風呂にサウナ。そうそう、サウナの発祥はフィンランドだそうだ。彼らもサウナ(温泉?)が大好きだなんだそうだ。風呂上がりには、ビール。これは日本もフィンランドも変わりない。(笑)御所の湯の真ん前にカウンター・バーがオープンしている。

かれらの立ち飲みの姿が、やけに極まっている。

共通のこと、違うこと、それはほんのちょっとした「いつもの仕草」でも感じられる。「風景」と共に「会う」ことで、とても身近に感じられるようになったフィンランドであった。

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September 09, 2009

"Marunouchi BRICK SQUARE"(丸の内ブリックスクエア) オープン!

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ちょっとビルの全体像が分かりにくいかもしれませんが、これが9月3日にオープンした「Marunouchi BRICK SQUARE」(丸の内ブリックスクエア)(東京都千代田区丸の内2-6-1)。

カンブリアン・ハンガー展の準備に集中していて、ついうっかりとオープンのことを忘れていました。カンブリアン・ハンガー展にご招待した三菱地所のM氏から、「行った?」と言われて、そうそうまだだったと思い出し、さっそく行ってみました。

超・近代的な高層ビル「丸の内パークビル」を背景に、手前には、赤レンガ造りの「三菱一号館」。「現代」と「近代(明治)」の見事なコントラストが印象的だ。

今回オープンした「BRICK SQUARE」は、その2つの建物の間に展開されている。

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三菱一号館」は、1894(明治27)年に竣工した丸の内初のオフィスビルを当時の設計図面や保管部材などを使用して忠実に復元した建物。2010年4月に「三菱一号館美術館」としてオープンする予定だそうだ。(現在は、内部の建物や丸の内界隈の開発資料を有料で見学できる。)

オープニングには、19世紀の近代美術を中心とした展覧会「マネとモダン・パリ」が企画されている。今からとても楽しみだ。

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こちらはビルの反対側、「丸の内仲通り」に面している。トラッド・ファッションのお店が並ぶ。

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丸の内仲通りに面した側にあるメインゲート。カフェとフラワー・ショップの隙間に吸い込まれるように入ると、そこが"BRICK SQUARE"。

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「現代」と「近代」の間の空間が気持ち良い。高層ビル街のちょっとしたオアシスだ。

 

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August 26, 2009

"The Kitahama PLAZA" いよいよ大阪・北浜にオープン

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ここは大阪・北浜。しばらく気づかなかったのですが、よく考えるとここは2005年に撤退した三越大阪店があった跡地である。かつてはこの堺筋界隈は、「百貨店通り」と呼ばれたこともあるビジネスと買い物の中心地であったが、キタ(梅田)とミナミ(難波)に流れが変わっていった。

それから4年後、この跡地に完成したのは、日本一の高層マンション「The Kitahama」(地上54階建て)。300年以上続いた老舗が消え、街はどんどん変化していく。

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そして明日(8月28日)、その高層マンションに併設する商業施設「The Kitahama PLAZA」がオープンする。これをプロデュースした知人S氏から、施設内覧会のご招待をいただき、一足先に見学させていただいた。

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テナントは、物販、飲食、サービス関連の12店。

堺筋を望みながら食事のできるイタリアン・レストラン。

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これはフレンチ・レストランの窓からの眺め。隣接するのは重要文化財の船場商家「旧小西家住宅」。新旧の建造物が隣接するこのエリア独特の雰囲気が感じられる。

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S氏の案内によると、「The Kitahama PLAZA」のテーマは、「北船場クオリティ・オブ・ライフ」。大人の人がゆっくりと買い物を楽しんだり、豊かな時間を過ごせる、と言うもの。

物販の施設も、ユニークなものばかり。案内に付されていた概要をそのままご紹介します。「PG GAUZE」(ガーゼ専門店。ベビーと家族のガーゼリラクシング)。「AREA」(世界屈指のMade in Japanを創出するカリスマインテリアショップ)。「リネンバード」(関東一円に多くのファンを持つリネン専門店。関西初出展)「evam eva」(大人のためのナチュラルテイストのニットブランド)。

物販も飲食も、素材を大切にし、モノづくりにこだわり、顧客ニーズに応えるひたむきなお店が集合した。オープン後、是非、行ってみたい。

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August 09, 2009

江戸東京博物館 「写楽 幻の肉筆画」

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開館した1993年以来、2度目の江戸東京博物館に行きました。江戸時代の「江戸」と明治以降の「東京」を様々な作り物や装置を使って再現したダイナミックな博物館、と言うのが第一印象である。JR両国から徒歩3分。大相撲の両国国技館の横にある。

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今回の目的は、ギリシャのコルフ・アジア美術館蔵のマノスコレクションの観賞である。とりわけ、世界初公開の東州斎写楽の肉筆画である。看板・ポスターになっているのが、その肉筆画「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」。

19世紀末から20世紀初頭に、ギリシャ大使のグレゴリオス。マノスが当時のパリやウィーンでアジア美術を購入。その数は1万点以上と言われ、後にギリシャ政府に寄贈された。

今回は、写楽を中心として喜多川歌麿、葛飾北斎などの浮世絵や絵画が120点あまり。これだけの日本文化が海外に存在していることに驚く。また、海外に持ち出されていたからこそ、第2次大戦の戦渦から逃れて、現存することになったとも聞いたことがあり、複雑な気持ちにもなる。

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マノスコレクションは当然のことながら撮影は禁止。と言うことで、少しばかり江戸東京博物館を紹介します。こちらは常設展示である。実物大であろう大きな橋は日本橋。その傍らに江戸時代の歌舞伎劇場の中村座が原寸大で再現されている。

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江戸時代の指物師。長屋の一角で木材料と道具を壁に立てかけ、その仕事風景がとてもリアル。その他、本物の道具や実寸大の人形を使って、江戸の庶民の生活が実感できてとても興味深い。

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こちらは、ミニチュアの模型を使って江戸の人々が行き交う通りが再現してある。その表情がとても決めこまく表現されていて、じっと観ていて厭きない。

まだまだ、火消し道具や江戸の食文化などの日常生活がいっぱい紹介してある。その気になれば、まだ当時の建物や道具などを観たり、その江戸時代との繋がりをもった行事があったり、そう遠くない昔。「江戸時代」を探ってみてみるのも面白そうだ。

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April 13, 2009

「銀座柳画廊」〜画廊に行ってみよう

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ここは東京・銀座。数寄屋橋交差点を眺める。向こうのビルは銀座マリオン。西武百貨店と阪急百貨店が入っている。春本番を迎えて輝いている。

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そしてぐるっと回って、数寄屋橋の交差点を背に見て、建っているのがこの「数寄屋橋ビル」。3階に「銀座柳画廊」がある。ビジネススクールで一緒に学んだ関係で、経営者のNさんとは親しい。絵画のある生活を提案し、美術業界の将来を真剣に考え、ひいては日本の文化を世界に発信するとの志を持ったNさん。いつもそのエネルギーには刺激を受ける。

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Nさんから案内状をいただき、「岡野博還暦記念展」にさっそく行ってみました。桜をテーマにした作品を中心に、海、山、花などを描いた作品が展示されている。

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画家・岡野博さんとも、これまでに数回お会いし、お話をうかがったことがある。質問にはいつも丁寧にお答えいただく優しいお人柄。今回は、青森、新潟、吉野(奈良)などでスケッチした作品がたくさん展示されている。

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岡野博さんの作品は、どれも明るくて優しいのが印象だ。それは、冬の雪景色、墨色とグレーで描かれた作品ですら、どこかに暖かさを感じ、惹き込まれる。

銀座方面に行った時には、ぜひ立ち寄ってみてください。Nさんはもちろん、画廊の人達もとてもフレンドリーなので、慣れない方も(私もまったく不慣れなのですが)、安心して訪問してみてください。

「岡野博還暦記念展」
銀座柳画廊
東京都中央区銀座5-1-7
数寄屋ビル3F
tel : 03-3573-7075

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April 03, 2009

「桜の宴」〜素敵な時間と空間を

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階段の向こうにはどんな世界があるの?とワクワクして来る。まさに、ファンタジーの入り口なのだ。ここは、東京・五反田にある「東京デザインセンター」。そのオーナーであり、経営者であるF氏より、「桜の宴」にお招きをいただいた。建物は、イタリア人建築家マリオ・ベリーニによる設計である。

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建築の柱で切り取られた桜のシーン。

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ライトアップされた桜。空中をさまよい飛ぶ感覚がなんとも妖しくもあり、心地よくもある。

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天空に月。地に壁。忍び寄る妖艶の桜。

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正面階段の頂上に位置するイタリア人彫刻家、ミモ・パラディノ作の「馬」。今度は、馬の頭上から見下ろすバルコニーから。

昨年、自宅を設計していただいた「象設計集団」富田玲子さんの『小さな建築』の出版記念イベント『「小さな建築」をめぐる千夜一夜』に出席したのがご縁で、この「東京デザインセンター」の「桜の宴」に参加させていただいた。

参加者は、建築家、デザイナー、ファッション関連、出版関係、経済産業省や中小企業庁、特許庁などの行政、さらに入居している建築関連、家具、インテリア雑貨などの各ショールームの顧客など多岐にわたる。海外も含めた建築、インテリア、デザインの専門家ネットワークづくりを目指す「東京デザインセンター」のまさに行動と成果が見事に具現化した一夜であった。

ハンガーによって、ネットワークに参加できればと強く思った一夜。オーナーのF氏に感謝である。

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March 29, 2009

幸せの・桜・咲く

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ここのところの寒さのぶり返しで、東京の桜はそろりそろりと開花が進む。まだ、開花前のつぼみだけの桜も多いが、ここの桜はもう5分咲きぐらいだろうか。

夕暮れに飛行船が飛ぶ。ここは東京・乃木坂の「乃木神社」である。早い開花には、それなりの理由がありそうだ。

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そう、これがそのワケであろう。私と妻は、結婚式にお招きをいただき、桜咲く乃木神社にいる。幸せいっぱいの熱い二人に、周囲も暖かくなるのは人も桜も同じでしょう。(^_^)

神社での結婚式に列席するのは初めてだ。雅楽と神官に導かれながら進行する儀式。少し肌寒く張りつめた春の夕暮れの空気。どこからともなく漂う春の香り。幻想的なかがり火の中で結婚の儀が行なわれる。

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本日の主役は、ニューヨーク在住のKenjiroさんとKatsuraさん。(幸せいっぱいのお二人の姿に、思わずアップさせていただきました。)m(_ _)m

Kenjiroさんはアーティスト(陶芸家)。3年前にニューヨークに行った時に、チェルシーの画廊で出会った。偶然の出会いだったが、私はkenjiroさんの作品に一目で惚れてしまった。それ以来のおつきあいである。Katsuraさんも、マンハッタンでヘア・デザイナーとして活躍する。なかなか素敵なカップルなのである。

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「プロフェッショナル〜結婚の流儀」(←どこかでよおく観るタイトルですが。。。友人作。なかなかの出来映え)で、これからの創作活動について語るKenjiroさん。代表作は「羊人間シリーズ」。アイロニーとユーモアと人間臭さに私は惚れてしまったわけですが。Katsuraさんとの結婚により、どんな作品が登場するのか期待は膨らむばかりである。

そうそう、結婚披露宴にご出席の方々への記念品に「ハンガー」をご指名いただきました。KenjiroさんとKatsuraさんの幸せの「福掛け」となれば、幸いです。(^_^)/

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March 23, 2009

水面下に佇む「楽吉左衛門館」〜佐川美術館

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以前から一度行ってみたいと思っていた美術館がある。それは佐川美術館。滋賀県守山市の琵琶湖畔にある。1998年3月に開館したとあるから丸11年経った。

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琵琶湖をイメージしたものであろう建物の周囲は、人工水槽の水面が建物をすれすれに囲む。佐川美術館は3人の芸術家にスポットが当てられ、それぞれ独立した建物に展示されている。写真は日本画家の「平山郁夫館」。

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建物を囲む水面に浮かぶ鹿のブロンズ像。佐藤忠良の作品である。このようにいくつかの佐藤の作品が水面に浮かぶ。そして、「平山郁夫館」の向こう側に独立して「佐藤忠良館」がある。常時40点余の佐藤の彫刻をじっくりと観賞できる。素晴らしいひとときであった。

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そして、じつはこれがお目当てであったのだが「楽吉左衛門館」である。楽吉左衛門館だけは、2007年に開館したからまだ新しい。平山郁夫館を囲む水槽の延長線上、奥に「楽吉左衛門館」がある。

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お茶室を囲む池。夏には葦が繁り、冬の佇まいとまったく異なった環境が出現する。

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当代・楽吉左衛門が自ら建築設計をしたと言うこだわりの空間である。水面下には当代・楽吉左衛門(十五代)さんの現在の作品が展示されている。楽さん自身が主催するお茶会もあると言う。楽さん自身が設計したお茶室で、楽さんの茶碗で、楽さんのお茶をいただく、夢のようなシチュエーションである。そんなことが本当に実現したらなんて思いながら、水面を透して溢れ来る陽射し眺め、ゾクゾクしながら水面下の空間を楽しんだ。(^_^)

佐川美術館
滋賀県守山市水保町北川2891
tel : 077-585-7800

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February 25, 2009

「長谷木記念幹」 木と共に440年

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木で長谷木の美学をいける。
一本の木との縁に導かれてこの構想は始まった。
樹齢600年を超える大樹"マウントレーニア産ダグラスファー"。
倒木となってなおそこに宿る命を"心"と見立て、「長谷木ベイサイド」という水盤に生けこんでいこうという情念。
"心の木"を納める鞘堂を中心に、生花でいうところの"真・副・控"に即して、各建築物を配していくという行為そのものが、蒼風花伝書にある「目で見えぬものを、いけよ。目で見えぬものが、心の中にたくさんある」ことの具現化であり、吾の内にある思念を、縁ある『幹』を通して現出化させることが、"木で長谷木の美学をいける"ということである。
『長谷木記念幹』 
(長谷木ベイサイド・コンセプトより抜粋)

東京湾岸・新木場のウォーターフロントにある「長谷木記念幹」を訪ねた。この「記念幹」(きねんかん)は、「館」ではなく「「幹」と書く。このことから理解できるように、創業440余年の材木商である(株)長谷木さんの歴史と木に対する敬慕と感謝の意を具現化したものである。一般には、公開されていない。

(株)長谷木の長谷川社長様が、ご友人からのプレゼントがきっかけでNAKATA HANGERのハンガーをご覧になったのがご縁で、この「記念幹」にお招きをいただいた。設計は、内井昭蔵建築設計事務所(「世田谷美術館、吹上新御所、大分市美術館、などの設計)。

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「長谷木記念幹」の根幹をなすのが、この「心の木」。アメリカ北西部のワシントン州産、胴回り12m、枝下13mのダグラスファーの大木。現代に生き残る江戸時代からの技術を受け継ぐ木挽き職人によって、8角形に切り揃えられた巨大な柱。床を突き抜けて、砂地に立つ。

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ここには世界中から集められた材木がある。それは、製材した板として、あるいはこの画像のように、その材木の特徴を最大限に生かしながら、テーブル、椅子、書棚、床、階段のステップ、ドアなどに加工された状態で見て、触れて、感じることができる。

ここには、まさに「木の心」があるのを実感する。木の加工(木製ハンガー生産)を生業としている私にとって、改めて木と真摯に向き合わなければ、と再認識する素晴らしい経験をいただいた。

「記念幹」を取り囲むように、いくつかの資料棟がある。そこには木工機械が設置され、志ある学生に木工の技術と知識を学べる環境が提供されている。また別棟には、土のオブジェが置かれていた。なんと、それは日本を代表する左官職人・久住章さんの作品。我が家も久住章さんに土壁を塗っていただいたことなどをお話しする。木と土、自然素材の素晴らしさ、そしてそれを加工する職人技などなど、長谷川社長さんとの話は弾んだ。

「木の心」と言うご縁で、また素晴らしい出会いをいただきました。

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February 08, 2009

"hpgrp GALLERY東京" 移転オープニングに行ってみた 

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『「北出ART」 at hpgrp GALLERY in Tokyo"』『"In Between" by TAKA』のタイトルで過去2回、このブログにも登場したhpgrp GALLERY東京(東京・表参道)。アシュ・ペー・フランスが運営するギャラリーである。東京・表参道のちょうど表参道ヒルズの対面にある路地(カワイ楽器とMAX & CO.の間)を入ったところにある。みるからにユニークな外観だからすぐに分かる。

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移転先は、これまでの場所のわずか10mほど手前。それでも移転は移転だ。(^_^)
hpgrpのファッション・ブティックが並ぶビルの地下1階。

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新・hpgrp GALLERY東京に行った動機はもう1つ。写真家TAKAさんの個展 「vital〜kissing tree〜」のオープニングがあったから。旧・hpgrp GALLERYで観たTAKAさんの作品がとても印象的だった。

今回は前回のカラフルな写真とまったく違って、モノクロの世界が繰り広げられている。前回のイメージを描いていたので、ギャラリーに入って最初は混乱。八ヶ岳で撮影したと言う木々、空、雲。色を排除した作品は、観るものの想像力をかき立てる。

オープニングにはたくさんの人。新・hpgrp GALLERY東京の熱気で、落ち込みがちな世の中を元気づけてもらいたい。

hpgrp GALLERY 東京
〒150−0001
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビル B1F
tel : 03-3797-1507


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January 23, 2009

「車と旅をするカバン」 LEXIARD.JP(その2)

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クロアチアのブナ林を散策する。デジカメで写真をたくさん撮った。そんな時はレキシアードをタスキ掛けして両手をフリーに。

モニターになったからには、とことん走って、使って、といろんなシーンで撮り溜めた。もちろん無理して使ったのではなく、使えば使うほど、使い勝手がよくて心地良い。

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ドイツのアウトバーンをドライブする。運転は友人のデドリフ。私は助手席だが(^_^;; 、車のナビとガイドブックをめくりながらのドライブは、それぞれの町の位置関係が理解できて良かった。

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私が訪ねたドイツの町、シュヴァインフルト。街の散策だからほとんど持ち歩くものはない。でも、デジカメ、メガネ、そしてちいさなノートは必須。背面ポケットで事足りる。ベンチにポンと置いても自力で立っているのが嬉しい。

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トコロ変わって、こちらはカリフォルニア。サンフランシスコの北に位置するナパバレー。ワイナリーをあちこち訪ねた。テラスにカバンを置いて、葡萄畑を眺めながらワインを一杯。車に乗ったり、降りたり。その都度手にするのがLEXIARD。革の把っ手がすぐに手に取れるのでとても便利。

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今度はサンフランシスコの南に位置するモントレー半島一周のドライブ。

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最後は、ペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)。あのUSオープンで有名な名門ゴルフコースの18番グリーンの横でのショット。カリフォルニアでもLEXIARDは大活躍であった。

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January 20, 2009

オフタイムのお気に入りカバン LEXIARD.JP(その1)

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今、お気に入りのカバンがこれ。LEXIARD.JPと言うブランドのカバンである。WADACH(ワダチ)シリーズのLX41-0022(DB)

"Lack of Exciting X (something) In A Real Drive"のイニシャルをとってLEXIARD。なんともイカしたシャレたネーミングなのだ。訳して「いつもの毎日には何かドキドキが足りない。」と。

こんなカバンを提供しているのが、カバン産地の兵庫県豊岡市を代表するカバン会社ウノフクである。友人(先輩)であるU社長からいただいた。1年半前のIFF(インターナショナル・ファッション・フェア)の会場で、LEXIARDのブースでU社長と会話していて「モニターになるから」と調子に乗って口を滑らしたのが現実となった。

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何を隠そう、私はカバン・マニアなのです。以前は「また、カバン買って」と妻にもしばしば呆れられた。しかし、最近は自分の好み、スタイルが明確になってきたので、ビジネス、オフタイム、レジャー、国内、国外の旅に持っていくカバンは定着している。(^_^)v

しかし、車でちょっと出掛ける時のバッグって、実はなかなか良いものがないと日頃感じていた。そんな時に、このレキシアードに出会って気に入ってしまった。

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このカバンの特徴は、まず自力で立つこと。グニャッと倒れ込んでだらしなくなるのではないので、カバンを掴む時もスムーズにいく。背面ポケットも諜報。車までのわずかな距離を移動するのに、わざわざファスナーなど開け閉めしたくない。私は、iPod、デジカメ、メガネを投げ入れる。ステアリングを模したと言う革製の把っ手。どちらも、なかなか機能的で使い勝手よい。一種の快感を覚える。

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内装はチェッカーフラッグ、ジッパーはアクセルペダルをイメージしてある。ディーテールに対するこだわりもいい。外装、内装の素材もサラッとしていて手触りが抜群。カジュアルでありながら、どこかキリッとしたところが気に入っている。

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私はあまりショルダーを好まない。普段は手提げとして使用。背面ポケットには常備品(上記)を入れ、中には、単行本1冊、雑誌1冊、そして地図などを入れている。

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観光地で神社仏閣、博物館、美術館などを訪ねる時は、肩から掛けても良い。デジカメで写真を撮ったり、パンフレットを読むのに両手が使えるのは便利だ。また、入場券やペンフレットなどは、どんどんカバンの中に放り込んでおけば良い。

敢て、一つ希望を付け加えるなら、A4サイズの雑誌、ノートを出し入れするのに、絞り込んだ口が少し窮屈なところだろうか。

サイズ(常備品を軽く)、デザイン(ショルダーでもなく、ポーチでもなく)、素材(サラッと)、機能(自力で立つ)、ショルダーの長さ(長いとサイドブレーキや車の突起によく引っ掛る)、どれをとっても満足である。お薦めのバッグです。

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January 17, 2009

薪ストーブで冬も快適に

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我が家に念願の薪ストーブを設置した。

ガラス戸の外は雪だが、室内の柔らかい暖かさは、薪ストーブの真骨頂である。導入を思いついた昨年の秋。18年前に購入した「薪ストーブ大全」や雑誌カタログをひっぱり出して来る。結局、新築時は結局、囲炉裏を造り、薪ストーブのアイデアは採用しなかった。再びページをめくるとは思っていなかったが、これもまた嬉しいもんだ。私のイメージは、シンプルなデザインで、窓が大きく炎を眺めて楽しめるもの、と言うもの。

既に薪ストーブを導入している友人Bさんのも参考にしようと、見せてもらったのもこのストーブだった。私の選択の自信は確信に変わりました。(笑)

そして選んだのが、このベルギー製のDovre 700SL。ドーブレの最大出力700Gのスリムタイプ。

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何と言っても、大きなガラス窓がついた扉が良い。火の調整は、2つの給気口の開閉で行なう極めてシンプルな操作だ。しかし、薪の種類、ストーブが冷えている時、過熱している時、室内の気温などによって微妙に異なる。燃える原理原則は一定だが同じことをやってもダメ。このアナログ感覚がまた心地よいのである。この炎を眺めていると、火の虜になってしまう。

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「念願の」と言うにはそれなりの理由がある。木製ハンガーを作る時に端材が少なからず発生する。それを、さらに細かいハンガーのボトムやパーツ、さらに木工クラフト品などにも加工するが、その後にも端材は発生する。そうした端材を最後まで利用するために、工場では集塵装置を張り巡らし、それをボイラーで焚いて水蒸気をつくり、工場の曲げ木や乾燥室の暖房のエネルギーに利用している。

自宅でも、できるだけ石油燃料の削減や節電ができないか挑戦してみたかった。新築当初は床暖房のボイラーに採用したが、灯油との併用のためボイラーは数年で耐用年数が来てしまった。ブナ材は火力が強過ぎたのが原因の一つであった。

「もう端材を利用することはないだろう」と断念していたのだが、「薪ストーブ」のアイデアで再び実現した。

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今回の薪ストーブで感じたのは。周囲の壁とは意外と接近していても、一工夫してやれば狭い空間でも設置が可能だと言うことだ。もちろん、壁は、不燃ボードや土壁、漆喰、などの不燃のものが条件です。

ふと、思いついてストーブの背面にガラス窓を作ったが、これがなかなか気に入っている。ガラス戸、ガラス天井と共に、サンルームのような効果で冬でも太陽が差し込んで暖かい。

私の場合、「ハンガーの端材」と言う前提があって実現した。燃料になる「薪」が身近にあるかないかの問題がありますが「薪ストーブ」の利用はお薦めである。

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October 15, 2008

「シロタ家の20世紀」 数奇の運命をたどる

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レオ・シロタ。ウクライナ生まれのピアニスト。1929年(昭和4年)に来日し、日本に17年間滞在し、ピアノの演奏活動と東京音楽学校(現・東京芸術大学)で教鞭をとった。その娘・ベアテは、日本で育ち、アメリカに渡り、第2次世界大戦の終戦と共に、両親を訪ねて再び日本に戻る。そして、日本国憲法の草案に「男女平等」の文言を書きいれた。

ウクライナのシロタ家は、ユダヤ人家族として、20世紀の戦争に翻弄される運命をたどった。レオは、ピアニストとして日本へ、レオの兄は、パリで実業家として成功したのに、アウシュビッツへ。レオの甥イゴールは、ノルマンディー作戦に参加し、ナチによる支配からフランスを開放へ導いたのち戦死。そして、レオの娘ベアテはアメリカ留学の後に日本へ戻り、日本国憲法の草案に携わる。シロタ家を通じて20世紀の戦争悲劇を知り、平和の大切さを学ぶ。

この映画の製作には、一つの志がある。それは、レオ・シロタの愛弟子・藤田晴子氏の遺志をついで、その遺産で製作された。その藤田晴子さんにピアノを学んだのが建築家・富田玲子さん。富田さんはこの映画の企画者の一人。私の自宅を、その富田玲子さん(象設計集団)に建築設計をしていただいて以来、20年のお付き合い。家族と家族、人と人、出会いと別れ。人生は、どのようなつながりから、まったくかけ離れていた現実が身近になるのかわからない。

この映画を過去と現在、人と人の関わりの、深さと広がりを感じながら鑑賞した。

「シロタ家の20世紀」 藤原智子・監督作品
上映:岩波ホール(東京・神保町)
10月17日まで

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October 07, 2008

「木彫フォークアート・おおや」〜ふるさとの命の姿

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これは「おおやホール」(兵庫県養父市)。今、このホールで「木彫フォークアート・おおや」と銘打って、全国から寄せられた木彫の公募展が開催されている。今年で15年目を迎えるが、回を重ねるごとに全国の木彫りファンから木彫作品が出品される。

ちなみに、このホールは今は亡き建築家・毛綱毅曠(もづなきこう)さんの設計である。1994年完成。その建築中に、一度だけ毛綱さんと食事をご一緒させていただいたことがある。今となってはとても懐かしい思い出である。ベーゼンドルファー(ピアノ)もあり、コンサートも開催される。ジャズピアニストの加古隆さんのソロ・コンサートをこの会場で聴いたのも懐かしい思い出だ。

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もともとこの大屋町には、木彫りのアーティストである人達がいた。昔、明延鉱山で賑わった山深い町、大屋町。森林に囲まれた町にとって、まさに木彫りの作品は「命の姿」。素晴らしいサブタイトルだと思う。

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グランプリを受賞した作品。「Anti Aging」(アンチ・エイジング)。その作風といい、タイトルといい、ユーモラスでどこかほのぼのとするものを感じる。

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養父市ふるさと賞を受賞した作品。「犬の長い首」。木彫と言っても、その作風はさまざま。それぞれの木の特性を活かした作品を観るのはとても楽しい。「木の命」を引き出している。


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こんな面白い(特に私にとっては)作品を発見しました。木彫の洋服。タイトルは「おやじのぬけがら」。シャツのシワをリアルに掘り込んである。よーく見ると、木製ハンガーは別物。ハンガー屋の私としては、どれどれと覗き込む。なんとわが社のハンガーに掛けてありました。「木のシャツにもフィットする木製ハンガーでした。」(笑)

開催日 : 〜10月13日
会場  : おおやホール(兵庫県養父市大屋町山路7番地)
      TEL : 079-669-0120

ぜひ、行ってみてください!

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September 30, 2008

「漆はジャパンである」

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「近代の日本は、生活空間から漆器を無くすことを目指してきたんです」。百年以上前の日本人の生活空間を想像してみて下さい。住まいも食器も漆塗り。なにもかも漆だらけでした。
「漆器というのは時代の流れとは逆にある存在です。だからこそ郷愁を抱く。こうした美しい誤解を作り出して、漆を一人歩きさせたのではないでしょうか」
あえて申しましょう。現代の漆とは、手仕事の世界から遠ざかる日本人の複雑な心情が溶け込んだ「美しい誤解」の塗料なんです。日本人が捨てきれないでいる価値観が、漆の深い光沢の中に潜んでいるように我輩、思えてならないのです。
『漆はジャパンである』 北國新聞社編集局編
(《我輩の独り言》 p334)

9月1日に発売された漆の本をご紹介します。「我輩は漆です。」の文章で始まる漆を主人公に見立てて、石川県の漆産地の現状と漆の伝統と今後の取組みが紹介されている。北國新聞に連載されていた記事の集大成として出版されているので、漆を様々な角度で、またさまざまな登場人物を通して語ってあるので、漆についてとても理解しやすい。

Hanger-Networkでは、いよいよ明日から「Hanger meets Japan」と銘打って、漆塗りハンガー展を開催する。(会場に、この書籍『漆はジャパンである』を展示しています)

この本の中の一節に興味ある記事を見つけました。
《japanが通じない》。英語では「偽物の意味?と言う一節です。

要約すると、漆器を意味するjapanが文献に初めて現れたのが1688年。(オックスフォード英語辞典) 当時、欧州では漆器へのあこがれでさかんに模倣品が作られた。漆以外の素材で漆に近いものを作る技法が編み出され、そうしてできあがったものをjapanと呼んだ。本物の漆と偽物との両方を含む。現在では、漆は英語では「Japanise lacquer」(ジャパニーズ・ラッカー)と言う。明治生まれの「うるしの神様」と言われた人間国宝、松田権六(ごんろく)氏が、「漆はジャパン」と言い続けた。それは、明治の近代化のために外貨を稼ぐための漆器輸出。日本の未来を背負う心意気。

なるほど、大きくうなずく。

私は1年前に「漆塗りハンガー展」を企画した時から、そのタイトルは「Hanger meeets Japan」で行こうと密かに決めていた。それは、私なりの考え(いや、イメージ)があったからだ。それは、松田権六氏の心意気に近いものである。志の高さには足元にも及ばないが、私なりに挑戦してみました。

洋服と一緒にやってきた「西洋の道具であるハンガー」と「日本の調度品や家具などに施した伝統的な仕上げである漆塗り」との「出会い」から、何か新しいものが見えてこないだろうか?西洋と東洋の出会いと言うと大げさかも知れないが、私自身、漆を通じてハンガーのことを再考してみたい。

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August 27, 2008

"腑分図 fu・wake・zu 09" by DEVOA

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研究は人体の可動域を理解することから始まる。動作に対しての皮膚、筋肉、骨格の動きをパターン構築 。長い年月を経て表裏一体である進化と退化を続けていく人体。DEVOAが考える仮説と進化論によって服を表現
《 DEVOA  "thought and philosophy"より 》

DEVOA=新進気鋭のファッション・デザイナー西田大介が展開するファッション・ブランド。今回、「腑分図」と題した展示会が、東京・恵比寿にて行なわれているので行ってみました。

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柔らかくなめしたレザーをインディゴで染色。なんとも言えない独特の肌触り、風合い、色合い。しかし、なんと言ってもデザイナー西田氏の真骨頂、肉体の構造を研究して、そこから割り出した独特の洋服のライン。なんとも不思議な魅力を醸し出している。

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西田大介氏(1977年生まれ)、かつて、自らレスリングをやり、スポーツ・インストラクター、メディカル・トレーナー、アパレル・ショップのスタッフを経験。もともと好きだったファッションへの道を歩みだす。西田氏のデザインは、人体構造、解剖学などへの学びと探求が基礎となる。

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DEVOAの”2009 collection" ジャケット、シャツ、パンツ、などアイテムは一通りのものが揃っている。しかし、そのどれもが独特のデザインと雰囲気を持ち、DEVOAの美学・哲学が貫かれている。残念ながら、これを言葉で、ファッション用語で表す力が私にはない。まだ、マイナー・ブランドですが、ぜひ、注目してみてください。

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DEVOAの展示会は、すべて西田氏とのコラボレーションによって誕生した「アナトミーハンガー」が使用されている。人体構造、人体解剖学を基にしたDEVOAの洋服を、見事に受け止め、独特のディスプレイ効果をあげている。一見、奇想天外なアナトミーは、外見とは異なり、人体解剖学に基づき、「洋服を掛ける」ことを究極まで追求して得た結果として、誕生したハンガーである。

近日中に、Hanger-Networkにて販売を予定しています。

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August 20, 2008

「KADOYAのレザー・ウェア」 これぞMaid in Japanの神髄

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このマークをご存知だろうか?バイク・ファンならおそらくご存知の方も多いだろう。バイク・ウェア、レザー・ウェアの製造販売を行なっている(株)カドヤさんなのだ。

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東京・浅草にある本店を訪ねた。最初に飛び込んできたレザー・ウェアがこれ!まるで、ロボコップかターミネーターの世界なのだ。えっ?!ここまでやるの?と言うのが最初の印象であった。これは「本物」通り越した、なにか得体の知れない「こだわりの世界」を感じた。(もう、ココロ・ワクワクである)(^_^)

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(株)カドヤさんは1935年に皮革製品のメッカである東京・浅草にオーダーメイドの皮服店として創業された。従って創業から73年になる。戦後、モーターサイクルの世界に進出し、警視庁スタッフ、バイクレースのレザー・ウェアを手がけ、パイオニア的存在である。

カドヤさんの経営哲学につぎのような行がある、

「ユーザーが満足する製品を作るのは当たり前。
創業以来、常に新しいことにチャレンジし続けてきたが、
いつまでたっても基本はオーダーメイドなのだ。」

ここまで言い切るのはさすがである。それは、ショップに並ぶすべての製品一つ一つが物語っている。製品を見て、ここまでワクワクした経験は、そうはない。

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ショップに並ぶレザー・ウェア。実は、その陳列に一役果たさせていただいているのが、NAKATA HANGERのハンガーである。

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NAKATA HANGERのハンガーに"KADOYA HF"のロゴを入れたKADOYAオリジナルハンガーです。

KADOYAさんには、商品に対する3つのテーマがある。

・職人が作るオーダーメード。究極のユーザーニーズを具現化する。
・革新的なスタイルの提案。
・ベーシックモデルの最適化。シンプルかつ良質という普遍的な魅力を、今日的なニーズでレベルアップすること

NAKATA HANGERのハンガーづくりに共感いただき、KADOYAのオリジナル・ハンガーが誕生しました。ぜひ、KADOYA(本店)ショップに行ってみてください。
※リンク先の「KADOYA SHOPS」でご確認ください。

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July 26, 2008

ビバホール「チェロコンクール」

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ビバホールと言う小さな音楽ホールがある。ここは兵庫県養父市。4年前に養父町、八鹿町、関宮町、大屋町が合併してできた、人口2万7千人余の市である。ここで2年に1回、チェロコンクールが開催されている。今年が第8回だから、スタートしてから16年経つことになる。

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ビバホールのチェロコンクールが回を遇うごとに盛大になって来ているのは、素晴らしいことだと思う。その原動力は、何と言っても養父市のボランティアの人達。会場の準備、運営、参加者の送迎、そして、ホームステイを受け入れる養父市民の人達。これぞ「手作り」の音楽祭だ。コンクールの参加者は、ドイツや韓国、オーストリア、など海外からも毎回何人かある。チェロだけの単独のコンクールは、日本ではこの養父市のビバホールだけと聞く。音楽ファンの私としては、ぜひ長く続けて欲しいと思う。

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私の自宅は養父市ではないが、第4回のドイツからのチェリストのホームステイを引き受けてから、毎回ホームステイをお引き受けしている。今回もドイツからのJ君。惜しくも2位となったが、会場で彼の演奏を聴いてとても感動した。素晴らしい演奏であった。まだまだ若いJ君。きっと、世界的に活躍する素晴らしいチェリストとなるだろうと予感している。(写真は会場前に貼られていた、予選演奏中のJ君である)

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June 12, 2008

『小さな建築』を巡る千夜一夜〜「わくわくする建築・街」編

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建築設計象設計集団、建築家・富田玲子さんの『小さな建築』の出版記念に企画されたシンポジウムもいよいよ最終回。全3回すべて参加させていただいた。毎回、富田さんとゲスト2人を招き、建築と絡めて様々な意見交換がされた。

第1回目は「子供の居場所」(谷川俊太郎・佐藤学)、第2回目は「老いをくらす」上野千鶴子・片倉ともこ)、そして第3回目が「わくわくする建築・街」(藤森照信・陣内秀信)である。

会場は「東京デザインセンター」(品川区東五反田)。イタリア人建築家マリオ・ベリーニの設計による建築と空間がとても素敵だ。

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スライドを映しながら説明する富田玲子さん。写真は、台湾・宜蘭県庁舎。ちょうど、我が家の建築を象設計集団にお願いしている頃と同時期にプロジェクトが始まり、私も工事中の宜蘭県の現場を訪ねたことがある。

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富田さんは根っからの建築家だ。我が家が完成した時に「出来てしまいましたね」と、できたのが残念と言わんばかりに、設計をずっとやり続ける大変なエネルギーの持ち主である。

特に、設計に入る以前の「何を建てるの?何が大切なの?と言う建築コンセプト」は富田さんの真骨頂だ。地形や街並、テーマによって何を軸にするのか?徹底したプランが練られる。

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今回のゲストは建築と街に対して造詣の深いお二人。まずは、藤森照信さん(建築史学者・建築家)。以前から、お話をお聞きしてみたい一人。念願が叶う。(^_^) 世界中のスタンディング・ストーンを紹介、また路上探検しながら、ご自身の建築に対する「わくわく」を説かれる。水平方向の居心地の良さを説く富田さんに対して、「突き抜ける」快感を説く藤森さん。建築と植物をどう結びつけるかが、ご自身の設計への最大のこだわりなのだそうだ。

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こちらは、陣内秀信さん(都市学者)。私が陣内さんを知ったのはNHKの番組でベネツィアを紹介する陣内さんの姿を観た時でした。それから何年かして、富田さんの設計した「ドーモ・アラベスカ」(東京都杉並区)での、ホーム・コンサートで陣内さんにお会いしたのが初めて。

イタリアの都市や小さな町のスライドをいっぱい写しながら、イタリア人の「街づかい」の上手さを紹介。これからは「街づくり」ではなく「街づかい」が大切だと。同感だ。また、イタリア人の豊かさを感じる瞬間の一つに、バルコニーや狭い外階段、屋外で眺める夕陽。沈みゆく太陽、そよ吹く風、人の喧噪を楽しむひと時、ワイン片手に語り合うひと時、があると言う。

陣内さんがおっしゃった「夕暮れ文化」と言う言葉が気に入った。

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「わくわくする」とは、「喜びがあること。幸せを感じる瞬間」。何にわくわくするかは、十人十色だが、3人のお話を聞きながらまとめてみると、地域の特性を活かす、街と繋がる、伝統と革新のドッキング、ヒューマン・スケールの大切さ、などが浮かび上がって来た。

もう一度、自分の今の住まい方、時間の過ごし方、ビジネスとプライベートのバランス、など考えてみよう。

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May 24, 2008

『小さな建築』をめぐる千夜一夜〜「老いをくらす」編

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象設計集団の建築家・富田玲子さんの出版を記念して行なわれた第2回目のシンポジウムがあった。著書は『小さな建築』、今回のテーマは「老いをくらす」

「老いて暮らす」のではなく、「老いをくらす」なのだ。それはきっと「老い」をポジティブに捉えていることを表しているのだろう。周囲とどのように関わり、繋がっていくのか、そしてここまで生きて来た「自分」とその時代を語り伝える、そんな暮らしの場としての建築はどうなのか?

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ある「老人ホーム」の建築プランを例にして、富田さんの話は続く。介護の方法、個人のプライバシーと共同生活、社会との結びつきは?子供たちと老人のコミュニケーションなど、様々な事例の発表があった。

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今回の語り手は、社会学者の上野千鶴子さん(東京大学大学院人文社会系研究科教授、「おひとりさまの老後」など著書多数)、文化人類学者の片倉もとこさん(国立民族博物館名誉教授、「アラビア・ノート」「イスラームの日常生活」など、遊牧民、イスラム文化の第一人者)。

上野さんは、「高齢者の住まい〜どこでケアを受けるか?」のご自身のプレゼンテーションを行ない、高齢者問題をするどく指摘。高齢者施設は「出口のない家」と言う視点から、全国の高齢者施設の調査結果などとても興味深いおはなしであった。

片倉さんは、「花は若いときだけでない」「老化してできなくなることを憂うな」「できる・できないは個性の違いなのだ」など、端的な表現で「老い」のこと「老い」の周辺のこと、などとても印象に残った。

もうひとつ、面白いお話があった。「ゆとろぎ」と言う造語である。これは、約20年前に、片倉さん自身が考えて造られた言葉。「ゆとろぎ=ゆとり+くつろぎ−りくつ」。ゆったりとリラックスし、しばし理屈を排除して得られる境地を表している。これは、偶然にも象設計集団が建築設計した温泉施設「かんなべ湯の森・ゆとろぎ」(兵庫県豊岡市日高町)の名と同じなのだ。こちらは13年前に市民公募で付けた名前なのだが、元祖は、やはり片倉さんなのだろう。このお話を、シンポジウム後の食事会の場で、片倉さんに説明をさせていただき、元祖の方の快い理解が得られた。市民としてどこか「ホッとした」気分になった。近日中に「ゆとろぎ」と題した片倉さんの新刊がでるそうだ。

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May 12, 2008

兵庫県立芸術文化センター

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先日のマリア・パヘスは凄かった。未だにその興奮が身体のどこかに残っている。会場の「兵庫県立芸術文化センター」には、昨年のオペラ「蝶々夫人」以来2回目である。

この芸術文化センター設立にあたって、基本コンセプトから計画、設計にいたるまで担当された兵庫県のある職員の方と、親しくしていただいていたので、どんなに素晴らしいものができるのか、楽しみにもしていた。それは、今から15年以上の前のことである。

ただ、基本計画の段階であの「阪神淡路大震災」が発生し、兵庫県の実施計画は大幅な変更を余儀なくされた。致し方ないことだ。その後、この「芸術文化センター」が兵庫県の文化復興のシンボルとして、計画が復活し実現したことに、感慨深いものを持つ。

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オペラやオーケストラ、あるいは演劇など、大掛かりな公演は、この大ホールで行なわれる。桟敷席が4階まであり、本格なオペラハウスである。

芸術監督に佐渡裕氏を任命し、精力的にコンサートやイベントを企画していることに期待したい。

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May 07, 2008

「マリア・パヘス舞踊団~セビージャ」 鳥肌が立つとはこのことか

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(兵庫県立芸術文化センター・チラシ)

マリア・パヘス(Maria Pages)
スペインのセビージャ(セビリア)生まれ。4歳でダンスを始め、アントニオ・ガデス舞踊団、マリオ・マヤ舞踊団、ラファエル・アギラル舞踊団などで主演ダンサーとして活躍。1990年、自らの舞踊団を設立。最初の振付作品「ソル・ソンブラ」で名声を獲得。92年、第7回セビージャ・ビエナル・フラメンコで「タンゴ」を初演し絶賛を博す。(中略)
ダンサー・振付家として、現代フラメンコの発展をリードしてきた先駆者であり、同時に現在もその最前線に立つ。
兵庫県立芸術文化センター・パンフレットより)

ダンサーは、渾身、躍動、情熱、魂。
観客たちは、熱狂、興奮、熱狂、喝采。

決してオーバーではない。マリア・パヘスが踊り終わると、会場は総立ちとなった。このような場面に居られたのは久しぶり。私は鳥肌が立ち、涙が溢れでないようにするのが精一杯だった。

フラメンコと言えば、スペインの民族舞踊として誰でも知っている。しかし、このマリア・パヘスによる「セビージャ」は、フラメンコの伝統を踏まえながら、ビゼーやサラサーテの曲で踊り、タンゴの要素も取り入れる。「セビージャ」の物語を90分(実際には100分を超えた)で、一気に踊る。

もともと、舞踏や演劇など肉体表現は、学生時代から好きで親しんできたので、今回のマリア・パヘスのフラメンコも、相当「凄いもの」であろうと期待はしていたが、それをはるかに超える感動を体験した。

「ああ、芸術ってイイですねー」と、心でつぶやきながら、コンサートや芝居も、もっと楽しみたいものだと思いながら帰路についた。

ちなみに、東京公演は、5月11日(日)に東京国際フォーラムであります。

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April 18, 2008

『小さな建築』をめぐる千夜一夜〜「子供の居場所」編

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このブログでもご紹介した『小さな建築』富田玲子・著(みすず書房)の出版を記念してシンポジウムが企画された。題して《『小さな建築』をめぐる千夜一夜》。会場は、東京デザインセンター・ガレリアホール(東京・品川区東五反田)

『小さな建築』は、建築・設計の「象設計集団」の創設メンバーである富田玲子さんの生い立ち、建築に対する想い、富田さん(象設計集団)の代表的な建築事例を元に、そのアプローチが書かれている。我が家もほんの少し紹介されていることもあり、シンポジウムに興味を持って参加した。

このシンポジウムは3つのキーワードに基づいて3回開催される。今回はその第1回目「子供の居場所」と言うテーマだ。

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スライドを壁に映しながら、語る富田玲子さん。象設計集団の建築には「7つの原則」があるが、その中の、「場所−ここはどこ?」「住居(学校)とは何だろう?」「五感に訴える」「自然に親しむ」「あいまいもこ」などのキーワードで富田さん(象設計集団)が設計した小学校、中学校を紹介。

どの学校も生き生きした子供達の表情が印象的だ。空間、素材、自然と触れることがいかに重要かが分かる。

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続いて、佐藤学氏(教育学者)のお話。佐藤氏は、世界28カ国の学校、日本国内も500以上の学校を実地見学され、教育の最前線の現場から教育のあり方を提言されている。

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佐藤氏は、原風景としての学校建築を、無機的空間(無味乾燥、没個性)、権力空間(閉鎖性、排他性)と説明。これからの学校建築に対しては、「棲まい、憩い、交わる機能」、「子供と教師の活動の広がりと深まりが仕掛けられている」、「教室空間の柔軟性」、「地域共同体のセンターとしての位置づけ」などが重要であるとの指摘があった。

特に印象に残ったのは、アメリカ・ボストン郊外にあるShady Hill School。森に囲まれ、学年ごとにビレッジとして校舎が点在している。その校舎は、子供のサイズに合わせたミニサイズになっているのだそうだ。

さらに、生徒と先生が「聴き合う関係」が大切であること。これは、人と人の関係すべてに言えることだと心に刻みたい。評価の高い教師に、「何を大切にしているか?」と訪ねると、「聴くこと」と答えた教師が一番多かったという。

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これは、谷川俊太郎・作の「もこ もこもこ」と言う絵本。なんと、谷川俊太郎さん自身による朗読で鑑賞することができた。学生時代に大学のキャンパスで谷川俊太郎さんの講演会を聴いた時の感動が再び蘇った。あの時は鉄腕アトムの作詞がテーマだった。

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「学校がきらい」だった谷川さんが、依頼を受けてたくさんの校歌を作詞したお話で会場は笑いに包まれる。「幼児性」と「老い」、「意味」以前の存在、「宇宙人になりたい」など、谷川さんのお話にどんどん引き込まれる。

大学時代に聴いた時もそうだった。「さわやかな気持ちでいる自分」に気づく。谷川俊太郎さんと一緒に居るだけでワクワクする。素敵な人である。

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後半の40分は3人による座談。谷川さんと富田さんとは、家が近所で杉並区の同じ小学校、中学校。道端で遊ぶ幼い富田さん、その脇を少年・谷川さんがよく歩いていたそうだ。

建築家と詩人と教育学者が語る「子供の居場所」とは。何だろう?私はコミュニケーションの大切さを感じ取った。

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April 12, 2008

オメデトウ! Grayson's Wedding Party

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結婚パーティに参加した。新郎のグレイソンとは数年来の旧知の仲。わが家でパーティをする時にもよく来てくれた。新婦のカーリーとは初対面だが、明るくて美しい素敵な女性だ。グレイソンは2001年にALTとして来日し、現在も豊岡市在住。彼女は現役のALT(Assistant Language Teacher)である。

地方ではあっても、外国からの若い人達がこの地で生活し、結婚し、家庭を持っている人達が徐々に増えている。わが家にも、様々な国の友人が訪ねてくれる。

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グレイソンは音楽が大好き。パーティの時は、いつもパーカッションをノリノリで叩く。彼女もダンスが上手。地元のジャズ仲間が演奏する曲で「二人」が踊る。大勢の友人が見つめる中で、軽やかなステップを踏む。なかなか恰好いい!

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新郎新婦の友人達がたくさん駆けつけた。現役のALT、ダンス仲間、語学教室、スポーツ仲間、おそらく日本でお世話になっている友達とその家族のみなさんなどだろう。和気あいあいと進む、カジュアルなパーティは素敵だ。

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やがて、みんなで踊るダンス・タイムが延々と始まった。踊るのは、大人ばかりではない。踊っているのはどちらも2歳のM君とZちゃん。

幸せなカップルと子供達のダンスに、いい気分をいただいた夜だった。

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April 05, 2008

「アートフェア東京2008」 at 東京国際フォーラム

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この奇抜な骨組を見れば、すぐに「東京国際フォ−ラム」と分かる。東京駅と有楽町駅の間に位置し、新幹線の窓からも見えるので知っている方も多かろう。

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東京都の予算で1997年に開館。建築設計は、ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Vinoly)。確かに贅沢な空間である。使用目的、予算、立地条件などから、賛否両論ある建物と聞いている。

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会場の話題が先になってしまった。そこのオープンな地下になっている「展示ホール」で、「アートフェア東京2008」が開催されている。(4月4〜6日)

日本を中心として世界中から選りすぐりのギャラリーが会場に集合し、トップクラスのアートを展示販売している。まさに、「観る」から「買う」アートなのだ。

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知人のギャラリーも展示ブースを構えているので、さっそく足を運んでみた。そこには岡野博氏の作品が展示されていた。小品が中心。ギャラリー・オーナーのN氏の説明では、アートをこれから親しみたい人、アートを初めて購入する人に、アートの世界へ入りやすくするためにと。さすがに、プロである。

美術館で観る絵画、美術品、工芸品とは、また違う魅力が会場いっぱいに溢れている。「購入」のまえに、まず自分の生活を見直し、普段からもう少し時間の余裕と心のゆとりを持ちたいものだと実感した。

会場で受付すれば誰でも入場できるので、ぜひ行ってみてください。

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April 02, 2008

"ART FAIR TOKYO 2008"前夜祭

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(手前:丸の内ビル、向こう:新丸の内ビル)

東京・丸の内。近年、東京駅丸の内側のビル開発が活発だ。丸ビルに続き、昨年4月には新丸の内ビルがオープン。

そんな丸の内側が、この春アートで溢れかえる。

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"ART FAIR TOKYO 2008"(東京アートフェア)が、4月4~6日の3日間、東京国際フォーラム・展示ホールを中心に開催される。すでに開催されている「丸の内アートウィークス」と合わせて、丸の内が日本最大のアートの見本市と化す。

古美術、工芸、日本画、近代洋画、現代アートなど幅広いジャンルから展示即売される。

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(ガラスの向こうに見えるのが東京国際フォーラム)

アートを「観る」から「買う」へ。そんなコンセプトで開催されるアートフェア東京。今夜は、世界中からコレクターが東京に集結し、その前夜祭が開催された。

仕事でお世話になっているスタッフの方から招待状をいただき、前夜祭に来ている。アートを購入した経験はまだ数少ないが、鑑賞は多いに興味がある。期間中にぜひ、現代アートの流れを観て歩きたいと思っている。

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March 27, 2008

「無題/UNTITLED」 hpgrp GALLERY TOKYO グループ展

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東京・原宿の"hpgrp GALLERY TOKYO"で開催されているグループ展に行った。1970年代生まれの若いアーティスト達8人(1人は1980年代)による作品が並んでいる。

手前は伊藤一洋氏によるブロンズ鋳造の作品。壁は、郡司侑祐氏の作品。

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新進気鋭のアーティストばかり。どの作品からも力強いメッセージが聴こえてくる。

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手前は、伊藤氏のブロンズ鋳造作品。向こうは、戸塚健太郎氏の作品。今回は戸塚氏からグループ展のご案内をいただいた。

会期は3月30日まで。興味のある方は是非行ってみてください。

「hpgrp東京GALLERY」
東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3F
tel : 03-3406-0032
※表参道=Max & Co.とカワイピアノの間の路地正面

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March 25, 2008

'Heart beat' by DEVOA ファッション展示会

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東京・恵比寿で行なわれている"DEVOA"の新作コレクション展に行った。謎に包まれた?と言って良いのかも知れない。新進気鋭のファッション・デザイナー西田氏の2008−2009年の作品が並ぶ。

西田氏は、昔、レスリングをやっていたそうだが、その後、スポーツ医学、人体力学、解剖学などを学んだと言うとてもユニークなデザイナー。人間の肉体を知り尽くした西田氏が、素材、縫製、デザインにトコトンこだわった作品が並ぶ。

ギャラリーにはたくさんのバイヤーが来場。試着をしながら新作の発注を検討している。

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西田氏のキャリアもデザインもとてもユニークだが、今回の新作展には、それ以外にも超・ユニークなモノが登場している。

後日、これは改めてご紹介したいと思っているが、衝撃が走るかもしれない。

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February 27, 2008

"In Between" by TAKA

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各国で多くの写真を撮り続け、世界拠点を体現するフォトグラファーTAKAによる写真展。In Between=「何かの間」を切り取ったTAKAの視点が、写真に存在する絶対的要素、色、形、質感の再構築というプロセスを経て表現されます。
『 "In Between" TAKA 』

東京・原宿で開催されているTAKA写真展 "In Between" を鑑賞した。

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私の最初の印象は「気持ちいい」だった。「気持ちいい」は、極めて主観的な感想であるが、決して軽いものではなく、アートを鑑賞する時、私にとってはとても重要な要素なのだ。

解説にあるように、TAKAさんの作品はピントが合っていない。それが何なのか画像で示すことをあえて放棄して、そこに存在するのは、色と形と質感だけなのだ、と訴えかけてくる。

しかもそれがとても「気持ちいい」のです。

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スタッフのTさんと暫し立ち話。

世界を飛び回るTAKAさんが撮る写真は、「そこが何処なのか」、「それが何なのか」が重要ではなく、「それを感じるTAKAさんの感性」こそが重要なんだと、その作品が語っているみたいですね。

と。

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写真展 TAKA "In Between"

「hpgrp東京GALLERY」(東京・表参道)で3月9日まで開催されている。ぜひ、行ってみてください。

「hpgrp東京GALLERY」
東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3F
tel : 03-3406-0032
※表参道=Max & Co.とカワイピアノの間の路地正面

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February 25, 2008

gakuさんがやって来た!

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gakuさんこと、自然界の報道写真家である宮崎学(みやざき・まなぶ)さんが今年も但馬にやってきた。「今年も」と言うのは、gakuさんは「コウノトリ写真コンクール」(コウノトリファンクラブ主催)の審査委員をしていらっしゃるので、毎年この時期に兵庫県豊岡市に来られる。

私は、8年前にgakuさんと知り合い、それ以降、何度かgakuさんとお会いするチャンスがあった。gakuさんと会って話を聞かせていただくのを毎回楽しみにしている。

gakuさんは野生の動物観察を通じて得た、環境問題や身の回りで起きているのに誰も気づいていない重大な変化のことなどを語ってくれる。私は特に昨年からビジネスが忙しく、自然に触れたり観察することが激減しているので、なおさらである。

私は毎回、必ずgakuさんの重要な話を最低一つ心に刻み、「gakuさん語録」として記憶している。

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私と私の友人が持っているgakuさんの写真集をピアノの譜面台に並べた。まだ、これ以外にもあるが、gakuさんを囲む会に集まってくるメンバーで、gakuさんと初対面の友人たちがいるので知ってもらうために。 「フクロウ」「死」「けもの道」など、gakuさんの代表作も並べる。いつ観ても、何度観ても感動する。ぜひ、多くの人にgakuさんを知ってもらいたい。

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みんなが持ち寄った「但馬の美味しい食材・料理」を写真に撮るgakuさん。私はこうしてブログを続けているが、いつも自分の写真の拙さを痛感しているので、gakuさんといるとワクワクしてくる。

gakuさんの後方に、もう一人の謎のカメラマン!この方も地元で有名な動物写真家である。二人の間に囲炉裏が見えるが、今日は「特別な食材と料理」がたくさん集まったので、これは明日の番外編でご紹介したい。

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アッと言う間に夜が更けて、最後にみんなで写真をとなった。みんなカメラの達人ばかり。そんな彼らを撮るのは爽快である。

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February 17, 2008

「給食事業40周年」 誠実と健全と安全をモットーに

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「協同組合 お弁当 こうのとりの里」(旧・日高町給食センター)の創立40周年記念祝賀会を開催した。私は理事を10数年、現在は専務理事をさせていただいている立場でこの日を迎えた。

ここは兵庫県豊岡市日高町。昭和43年に日高町の事業所が集まり協同組合として800食でスタート。その後城崎温泉と出石町が加わり1800食。さらに豊岡市が加わり2400食、さらに南但馬地域もエリアに入れ、1日3300食を超える、但馬一の昼食デリバリーの事業に育ちました。

地域経済の流れもあり、やや食数の減少もあるが、何とか健全な経営を継続できていると思う

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理事長より永年勤続職員への表彰が行なわれる。

理事長の挨拶に、わが協同組合がここまで発展、成長して来れた理由として3つの要素の指摘があった。私も全く同感である。

一つ「誠実な従業員」。これは地域のモノづくりにも共通すると思うが、コツコツと地道に、手を抜くことなく、美味しいもの、良いものをつくろう、との精神がある。

二つ、「健全な経営」。地域の企業経営者が理事になり、経営実態をオープンに報告し、組合企業個々の良いところを持ちより、人的ネットワークと経営ノウハウ、経済の動向を見極めながら運営を行なっている。これは、私も1人の理事として、とても勉強になる。

三つ、「安全な食事」。これは基本の基本。過去に一度も事故を起こしていないのは、当たり前なことではあるが、なかなかの努力がいる。さらに、地元の食材をできるだけ使用し、美味しい食事を心がけている。暖かいご飯、美味しい料理との評価をいただいている。

「食の問題」がクローズアップされている現在、私たちのつくる「安全で美味しい昼食」は、ますます注目されてくるだろうと思う。

長年、お世話になっている来賓の方、理事の皆さん、そして日々の業務に真剣に取り組む従業員のみなさんと共に、本当に心温まる祝賀会だった。こんな雰囲気だからこそ、これからも、もっと充実した「お弁当、食事」が提供できるのだろうと確信をした。

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February 05, 2008

「豊岡鞄」 地域ブランドに期待

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「千年の伝統を持つ鞄の産地、豊岡」と言う紹介で始まる「豊岡鞄」。兵庫県北部の豊岡市はかつては、市民の半分以上が、何らかの形でカバン産業に携わるまさに「カバンの町」であった。

奈良時代に始まり、江戸時代初期に京極藩の奨励により杞柳産業が発展した。大正末期から昭和初期に柳行李として全国に販売し発展。戦後、ビニール、ナイロン、合成皮革などの多様な素材を使用しながら、日本最大の鞄の生産拠点となった。

昭和52年の円高による(当時は輸出比率が高い)生産高の激減、その後は、逆にコスト競争激化のために輸入(台湾、韓国、中国)に転じ、地場産業としての基盤は、大きく揺らぎながら今日に至っている。

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豊岡には、卸・工業(メーカー)・材料の3つの組合がある。以前は、お互いの専門分野を活かした協業があったが、円高、競争激化、海外調達、などの大きな変化があり、現在は個々の企業がそれぞれの経営戦略を描きながら生産をしている。グローバル競争時代の当然な流れだと思う。

そんな中で、伝統と先端の技術、品質基準、メンテナンス、などの審査基準を満たしたものが「豊岡鞄」として認められる。

工業組合が中心になって進めるブランド化なので、技術、品質、修理にこだわりがあるのでしょう。ユーザーとしてありがたい。

ただ、どんなモノづくりでもそうだが、「作れる=売れる」とは限らない。今後、デザイン、機能、材料のこだわりなどの企画・デザイン・新素材などの分野で充実を図ると、さらに伸びるのではないか。 鞄好きの私としては、大いに楽しみにしている。

卸と工業と材料の三位一体の伝統が新しい枠組みとして活かせる時、「豊岡鞄」が真の地域ブランドとして、大躍進するのではないかと鞄好き市民として期待している。

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January 22, 2008

「漆」を学びに山中漆器の里へ(加賀市)

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漆塗りの産地で有名なのは、なんと言っても石川県。石川県には三つの漆塗りの産地がある。一つは、ろくろを使った高度な挽き物の技術で有名な山中漆器。二つ目は、国の重要無形文化財の指定を受ける堅牢を旨とする輪島塗。そして、雅やかな装飾が施される金沢漆器。

私は漆を学ぶために加賀市山中町へやってきた。あの有名な北陸の山中温泉である。街を囲む山の斜面から撮った山中温泉街。文字通り、山の中なのだ。

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私にとって漆器は、お正月のお節やお神酒をいただく時、その他に普段使いの器が少しある。ただ、「漆塗り」の知識、良し悪しの鑑識眼、特徴、産地のこと、など知らないことばかり。

山中のK氏のご案内で、漆の工程を見学させていただいた。

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木地師、中出氏。ろくろを回しながらお鉢を削っている。このように、1個1個、手の感覚で鉋を操作する。山中は、卓越した挽きもの技術が特徴。

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ろくろを就業中の若い職人。故郷を離れ、この山中へ修行に来ているという。

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これが漆の原液。乳白色なのだ。空気に触れると茶褐色に変色していくので、容器の漆には紙のようなものでふさいである。漆の材料は、主に中国産。最近では、国産の漆も見直されているが、極めて少ない量しか採取できず、文化庁管轄で、皇室を初め、国宝級の修復などに使用されているそうだ。

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下塗りの天王地氏。この道60年の職人。職場に一歩踏み入れると、ピーンと張り詰めた空気が漂う。正座して、しばらくその仕事を拝見する。下塗りの漆は、荒地、二辺地、三辺地、の3段階あり、漆と珪藻土の粒子を混ぜて作る。

仕上げの良し悪しは、その下地で決まると言うが、まさに、このT氏の技と心があって、最高の山中塗りがあるのだと実感する。年季の入った道具と、使いこなす技術、そしてそのお人柄に感動する。

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塗り師の清水氏。「伝統とは、時代、時代に新しい工夫を加えてこそ、より良き伝統技術となる」と言う言葉印象に残った。

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「拭き塗り」をされている田中夫妻。木地師によって挽かれたお椀を1個1個、丁寧に塗り込まれ行く。その手先の動きに無駄がない。

今回の成果は、「漆器」そのものの工程を知り、学んだこともあるが、それ以上に、山中漆器に携わっていらっしゃる職人さん達の、技術と心意気。それぞれが、新たな工夫を加えながら、また新しい伝統を作りあげていかれるのだろう、と実感できたこと。モノづくりの奥義をまた一つ学んだ気がする。

もちろん、一番感謝しなければならないのは、漆の事前知識の乏しい私を案内してくださったKさん。(Kさんは、また近い将来、このブログでご紹介させていただく予定です。)

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January 21, 2008

「九谷焼美術館」加賀藩の技術が蘇る現代建築 

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「石川県九谷焼美術館」を訪ねた。建築設計は「象設計集団」。

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加賀藩の城下町・大聖寺にある。旧・大聖寺川をはじめ、雨が多いこの街には、水路が張り巡らされている。そんな大聖寺の自然環境を活かした親水公園がこれ。美術館の玄関前に広がる。

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「大聖寺町の古い家でお茶をいただいたときのこと、北庭に面したほの暗い部屋の床の間に、古九谷の深みのある緑と黄色に塗り込まれた濃密な図柄の青手のお皿が飾られていて、その美しさに「あっ」と思いました。古九谷は北陸の暗い空の下で、華やかに見えるように色付けされたものだということが、その時にわかったのです。九谷焼だけでなく、どこの焼き物も、それが生まれた土地で見るのが一番美しいのではないでしょうか。 『小さな建築』 富田玲子・著

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設計に当たった象設計集団の代表・富田玲子さんの著書によると、
「この美術館の主役は青手・色絵五彩・赤絵金襴のお皿達。だから、お皿達にとって気持ちのいい館をつくりたかった。夜中に大騒ぎをする「くるみわり人形」のおもちゃの兵隊のを思い出しながら、部屋の大きさ、素材、窓の開け方、展示ケースの形は、お皿の気持ちで考えたもの」(『小さな建築』 富田玲子・著)と書かれている。

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地元の左官屋さんが塗った美術館の壁もなかなか素敵だ。

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2階。茶房「古九谷」。

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抹茶、煎茶、紅茶、中国茶、コーヒーと、どれもこだわりのお茶とお菓子が楽しめる。よく美術館にある少し違和感のある浮いた雰囲気は全くない。私はとても気持ちの良い空間を楽しみながら、美味しいコーヒ−をいただいた。

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焼き物を中心としたミュージアム・ショップ。窓の向こうには、美術館の中庭に面した外壁が見える。

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主役の「お皿たち」でなくても、訪れる私たちも気持ちよく「九谷焼」を鑑賞できる。鑑賞ばかりではなく、デジタル映像で「陶器」の歴史、産地、焼き方、などさまざまな学習ができる。今回は、私にとって、漠然としていた「焼きもの」の世界の基本を学ぶいい機会となった。

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January 07, 2008

但馬の野鳥 素敵な手作りカレンダー

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昨日の「千年の夢と香り」に続いて、今年の私の自宅デスクには素敵なカレンダーがある。但馬(兵庫県北部)で観察できる野鳥の写真カレンダー。

私の友人T君からいただいた。今や、但馬の野鳥観察の第一人者と言っていいと思う。彼の撮る写真が素晴らしいのは以前から知る人ぞ知る有名なことなのだが、それがカレンダーとなって、より身近になった。

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上段左から右へ1月から6月。下段左から右へ7月から12月。( )は月。

イカス(1)、オオマシコ(2)、キレンジャク(3)、ノビタキ(4)、オオルリ(5)、アオバズク(6)、ツバメ(7)、ソリハシシギ(8)、エリマキシギ(9)、チョウゲンボウ(10)、マガン(11)、コハクチョウ(12)

ここで紹介する画像では伝えることができませんが、彼の野鳥観察のこだわりがふんだんに盛り込まれている。それは、季節感はもちろんだが、その写真の背景にも彼の自然観察の視点が現れている。野鳥を通じて、自分たちの周りの生活環境、ヒトと自然との関わりが表現されている。

「千年の夢」の横で、このカレンダーは、野鳥を通じて今の自然を感じさせてくれる。私たちは、この野鳥達と一緒に千年も万年も一緒に生き続けなければならないことを感じる。

T君って誰?

コチラをご覧下さい。

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December 23, 2007

『小さな建築』を囲む『千夜一夜』

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12月10日に出版された建築家・富田玲子さん(象設計集団)の著書「小さな建築」(みすず書房)の出版記念の集いに出席しました。会場は、「ドーモ・アラベスカ」(東京都杉並区)である。富田さんの初期の個人住宅である。

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築33年。10年ちょっと前に改造されたそうだ。自宅の設計を象設計集団にお願いをすることになった時、最初に見学させていただいたのがこの「ドーモ・アラベスカ」だった。約20前のことである。壁と窓、光と影、閉じた空間と開いた空間の対照が印象的だ。

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この集いは、富田玲子さんの友人・知人が中心になった手作りのパーティ。家族の方や象設計集団のスタッフもお手伝い。心のこもった和気あいあいのパーティだ。

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出席者は、建築関係はもちろん、写真家、民族学、映画監督、都市計画、ピアニスト、出版関係と幅広い。私たち(妻と息子)は、著書「小さな建築」の登場人物として出席させていただく。

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美しい曲線を描く階段通路。

これまで、たくさんの象設計集団の建物を見学してきて思うのが、「当初想像していたよりも、小さいと言う印象を受ける」ということ。これは、実際に建物が小さいと言うことではなく、周囲の景観、ヒトが心地良いと思うスケール、自然とのつきあい方、内と外の繋がりなどを考えて設計して行った結果なのだろう。

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November 13, 2007

リゾナーレとハンガーと

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秋も深まったリゾナーレ(山梨県小淵沢)に戻って来た。前回は真夏の7月、「あすか会議」に出席。昨年も参加したので都合3度目のリゾナーレ。

リゾナーレには、いつもビジネス・ミーティングで訪れているので、いつかはプライベイトでゆっくりと来たい。高原の美味しい空気と緑。ゆっくりとくつろぎ、心身ともにリフレッシュするには恰好の場所である。私のお気に入りのリゾート・ホテルの一つだ。

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リゾナーレは、イタリア人のインダストリアル・デザイナー・建築家のマリオ・ベリーニが設計。イルマーレ(森の海)、
朝市やギャラリー、セレクトショップが並ぶ石畳の回廊(ピーマン通り)、音楽の森ホール、会議・研修室、自家製のおいしい野菜が食べられるレストランもグッドだ。

リゾナーレは、日本のバブル経済の頃(1980年代)に出来たリゾート・ホテル。バブル崩壊とともに、経営難に陥ったが、現在は、星野リゾートの経営により、再建され、順調に業績を伸ばし、ヒト・モノ・情報のサービスも向上。とても素敵なホテルとなっている。

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実は、私にとってリゾナーレにはもう一つの思い入れがある。それは、客室のハンガーです。オープン時から現在まで、NAKATA HANGERのハンガーを使用していただいている。この赤いハンガーは、当時のホテル客室用ハンガーとしては、とても斬新であった。デザインも、某イタリアン有名ブランドで使用されているもので、とてもファッション感覚に溢れるものです。

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November 09, 2007

「北出ART」 at hpgrp GALLERY in Tokyo

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昨年、ニューヨークで出会ったアーティスト北出健二郎(陶芸家)の個展が東京で始まった。

場所は、hpgrp GALLERY(東京・原宿)。H.P.Franceが経営している、ファニチャー、雑貨ショップの3階にあるギャラリーである。

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では、いきなり登場してもらいましょう。(^_^) 私はこの「羊人間」に一目で魅了されてしまった。北出ワールドなのである。

北出健二郎(Kenjiro Kitade)

1977 東京生まれ
1990 渡米
2002 ニューヨーク大学卒業
2004 ニューヨーク大学大学院ファインアート学科修了

hpgrpGalleryNY、SOFA CHICAGO、SOFA NY等、アメリカを中心に個展、アートフェアで精力的に作品を発表。World Ceramic Competitionをはじめ多くの賞を受賞。

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作者の北出さん(右)と。まず、昨年ニューヨークで出会い、購入した北出作品について語り合った。その後、北出さんもニューヨークで意欲的に創作活動をしていると知り、とても嬉しくなる。

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今夜は、オープニング・レセプション。北出さんのファンや友人など、招待された人たち、Galleryのスタッフの方、そしてヒツジ人間たちと。

hpgrp GALLERY NY のディレクターの山谷周平氏とも再会。昨年の出会いを語り会いながら、これからの活動について、ファミリーのこと、NY、そして今夜、東京で出会っただけなのに、打ち解けて会話ができるのも、ヒツジ人間の持つ不思議なエネルギーの所為だろう。

H.P.Franceのスタッフの方達ともいっぱいお話をする。「礼儀正しくて、フレンドリー」なのがいつも嬉しい。言わば、普通のあるべきことなのだが、これがなかなか普段、接することは少ない。H.P.Franceさんの魅力の一つだといつも思う。

みなさんもヒツジ人間に、ぜひ会いに行ってみてください。ヒツジ人間と会話してみてください。

北出健二郎 個展 「北出ART」
キュレイター : 山谷周平
         hpgrp GALLERY NYディレクター

会 期    : 11月8日(木)~12月9日(日)
          11:00~21:00
会 場    : hpgrp GALLERY 東京
          渋谷区神宮前5-2-11 
          
H.P.DECO 3F
お問合せ  : 03-3406-0032

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October 23, 2007

「岡野博展」~銀座のギャラリー

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銀座のギャラリーで開催されている「岡野博 展」に行きました。昨日、オープニング・パーティがあったのですが所用で行けなかった。二日目なら画家の岡野氏にお会いできるのでは、と上京するなり早速行ってみた。

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会場には、岡野氏の最近の作品が100点紹介されている。岡野ご夫妻も会場にいらっしゃって、久しぶりにお会いできた。お会いするなり「テレビ、見ましたよ」「台風被害の復旧はできましたか?」と、こちらの状況をよく知っていただいていて、ビックリ&恐縮してしまうと同時にとても嬉しかった。とても優しくて素敵な方である。

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今回の作品は、日本のあちこちを旅しながら描いた風景画が中心だ。主に東北地方(秋田、青森など)、関東周辺、京都もある。

最初の岡野作品との出会いは、フランスを旅しながら描いた作品であり、一目で気に入ってしまった。そんな岡野さんが描いた「日本の旅」シリーズだから、今回の個展を大変楽しみにしていた。

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岡野氏の作品観ていると、ふと、私もその場所にいる感覚に引き込まれる。春の風であったり、夏の熱気、秋の寂しさ、冬の静寂、いろんな情景、心象、が浮かんできて、ますます、絵の中に引き込まれていく。

ぜひ、多くの人に「岡野博」を通じた日本の情景を感じて欲しい。感動していただきたい。

「2007年 岡野博展」

会場:シンワアートミュージアム(東京都中央区銀座7-4-12ぎょうせいビル)
会期:2007年10月22日(月)~10月28日(日)

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October 10, 2007

「生きている喜びを実感できる絵」 岡野博展

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画家・岡野博(おかの・ひろし)をご存知でしょうか?

1949年広島県生まれ。武蔵野美術大学を卒業後渡仏。絵画における自分のスタイルを探し求めて、フランスの美術学校に学び、旅をし、13年間フランスで過ごす。

私と岡野さんとの出会いは3年前にさかのぼる。そのきっかけは後述しますが、物静かな方で、いくつか質問をさせていただくと、とても丁寧に答えて下さる。ご自分の絵画に対してとても謙虚だが、信念をもって創作をされているのがひしひしと伝わってくる。

昨年の「あすか会議」(グロービス)でのフォーラムでの岡野氏のお話を聞いたことがある。

『豊かな絵。それは自由さ、みずみずしい、生きている喜びを実感できる絵。私はそれを目指している』

という言葉がとても印象的でした。

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その岡野さんの展覧会「2007 岡野博 展」が開催される。主催は「銀座柳画廊」。柳画廊・副社長の野呂さんとは、「グロービス・マネージメント・スクール」で一緒に学んだ仲間である。その野呂さんから岡野博さんを紹介していただいたのが、岡野さんを知るきっかけでした。

作者自身が語っているように、みずみずしく、ワクワクしてくる岡野氏の絵画に、私はすぐに強く惹かれてしまいました。

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ちなみに、今回の「岡野博展」には、「協力企業」として協賛させていただいています。大きなお力にはなれないけれど、一人でも多くのみなさんに、画家・岡野博さんを知っていただき、その魅力的な作品に触れていただければ、と願っています。

10月22日~28日(銀座・シンワアートミュージアム)、10月30日~11月15日(銀座・柳画廊)で行なわれています。どちらも入場無料。

ぜひ、足を運んでみてください。

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October 08, 2007

「エイジシュート8回の大記録」 ゴルフと健康管理

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今日はとてもハッピーなイベントに参加した。それは、地元豊岡市在住のO氏のエイジシュート達成を記念するゴルフコンペである。エイジシュート(ゴルフで自分の年齢と同じかそれ以下のスコアを出すこと)を、なんと8回も達成されている。ゴルファーの夢のまた夢。一生に一度あるだけでも凄いこと、まさに大記録である。

多くのゴルフ仲間、ご友人、世話をされている関係団体の方、会長を務められているO氏の会社の方達、たくさんの人がお祝いに参集されました。

エイジシュート8回と言う文句なしの大記録と、そしてO氏のお人柄とが合わさって、とても和やかで幸せな雰囲気が会場を包み込む。

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祝福に応えて挨拶をされるO氏。O氏は82歳。10年前の72歳で72のスコアをだして1回目のエイジシュート。それから10年間で8回を達成されたことになる。ちなみに、ゴルフを始められたのは53歳からだそうだ。

O氏は、仲の良い4人組でよくゴルフ・ツアーをされていた。そのうちの一人が私の父であった。そんな関係で、O氏には、時々声をかけていただき、ゴルフのことや経営のことを教えていただいた。T社(精密バネ製造)を創業され、今年が50周年に当たる。地元の超・優良企業である。10年前に社長交代(息子さん)され、現在は会長として経営に当たられている。

堅実・着実な経営スタイル、早起して体操と散歩を欠かさない健康管理、そして飾らないお人柄。いつもお手本にさせていただいている尊敬する経営者です。

ゴルフの記録は、実はこんなO氏の努力と実績の積み重ねから生まれたのだと私は思います。私も、やらなければと強いモチベーションを与えられた1日であった。エイジシュートはとてもじゃあないけどなさそうですが。(^_^)

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September 29, 2007

「現代陶芸への招待」兵庫陶芸美術館

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「兵庫陶芸美術館」に行ってみた。場所は兵庫県篠山市今田町上立杭にある。まさに、立杭焼(丹波焼)の里にある。まず、最初に建物、施設の立派なのに驚く。山の斜面を利用して、エントランス棟、展示棟、管理棟、研修棟、茶室とどれも立派な建物が、ブリッジのような渡り廊下で繋がっている。2005年10月に開館だそうだ。

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エントランス棟でチケットを買って入館する。9月15日より「現代陶芸への招待」(日本とヨーロッパ)が展示されている。まず、最初の展示室で観た現代陶芸の巨匠の作品に感動した。富本憲吉、清水卯一、松井康成。3名とも「人間国宝」である。

それぞれ作風は異なるが、どれも、力強さと内面的な表現(精神)が土に込められているのを強く感じた。陶芸は、これまで何となく国立博物館とか、東洋陶磁器博物館とかで鑑賞したことがあるが、今回はグッと陶芸の魅力に惹き付けられた。

バーナード・リーチを代表としたヨーロッパの作者の陶芸もなかなか興味深い。

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残念ながら、展示された作品は撮影禁止なのでここでは紹介できませんが、これは展示室の脇にあるロビーのDVD映像。陶芸家の秋山陽氏のワークショップの様子を伝える。

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今回、もう一つ良かったのは、陶芸の歴史(縄文、弥生、中世、近世、現代)と産地、そして、中国(景徳鎮)とヨーロッパとの関係など、パソコンを使ってとても判りやすく解説がしてあることです。私のような陶芸についての全くの「初心者」は必見である。

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美術館から眺めた立杭の街。今も多数の窯元があり、登り窯が見られる。今度はゆっくりと窯元巡りをしてみたい。

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August 07, 2007

「群言堂」 石見銀山からの便り

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ここは東京・上野桜木。私はこのあたりを歩くの始めてである。谷中霊園に近いこともあるのか、お寺さんがやたらと多い。「古い東京」の表情がアチコチに残る。やってきたのは、郡言堂の「’07冬物展示会」の会場である。

「群言堂」をご存知でしょうか?島根県石見銀山を拠点に、衣料、雑貨の企画・販売をされている。社長のM氏とは6月にこちら兵庫県豊岡市でお会いしたのをきっかけに、先日は私の家にもお招きした。

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会社名は、 (株)石見銀山生活文化研究所である。社名の通り、石見銀山の歴史、風土、生活から生まれた知恵や様式、感覚を通して、素朴で暖かい衣料、雑貨を展開している。

展示会場では、廃校になった小学校の校舎の床板を敷き、土を入れ、壷が置かれている。独特の個性を持ったブランド「群言堂」の人気は根強い。

秋からは、この空間が常設のショップになるとお聞きした。M社長とは「地方発のモノづくり」に共感。これからも、このブログでも、度々ご紹介することになりそうです。

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August 02, 2007

「楽々むら」って? 特別養護老人ホーム

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これは特別養護老人ホーム「楽々むら」である。兵庫県豊岡市城崎町にある。2006年12月にオープンしたばかりの施設である。経営責任者、スタッフのリーダーの方は、親しい知人でもあるので、さっそく訪問し、見学させていただいた。

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「楽々むら」の由来はこの一見、湾のような水辺の名前によるものだろう。この湾の名前は「楽々浦」(「ささうら」と読む)。円山川の河口近くにある。真水と海水が入り混じる汽水域である。

おそらく鰡(ボラ)であろう、沼のあちこちでジャンプしているのが見える。冬は渡り鳥がいっぱいやって来る湾となるそうだ。

「楽々むら」は、そのような美しい水辺と山に囲まれた自然の中に建っている。

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施設責任者のKさんの丁寧な説明を聴きながら、館内を案内していただく。どの部屋も廊下もアットホームな雰囲気が漂い、ゆったりとした空間が気持ち良い。

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個室とグループで過ごす部屋とが完備され、プライバシーの確保と家族や友人とのふれあいとの両立が図られている。

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特別養護老人ホーム(80名)、ショートステイ(20名)、デイサービスセンター(15名)、居宅介護支援センター、の4つの事業、機能を果たしている。

詳しくは、
『特別養護老人ホーム「楽々むら」』
をご覧ください。

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「楽々むら」から眺めた「城崎温泉街」。画像では見えませんが、円山川が画像左から右へ流れ、すぐに日本海へと注ぐ。向こうの山の麓の狭い谷間に「城崎温泉街」があるのだ。普段見慣れないだけに、新鮮な風景に感動した。但馬には、まだまだいいところがいっぱいある。

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July 16, 2007

城崎温泉「山本屋」 亭主のこだわり

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裏山が迫る、瓦が美しい、凝縮されたおもてなし。ここは城崎温泉(兵庫県豊岡市)。大溪川流れる温泉街の中心に、この「山本屋」はある。一昨日7月14日に改装オープンした。改装を企画し、実行したのは「山本屋」専務のT君。地域の活動を通じて親しい友人である。T君のこだわりの結晶でもある。

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土壁が美しい。伝統的な左官技術とちょっとモダンなデザインが混ざり合い、独特の空間を生んでいる。

城崎温泉は昭和初期に但馬大震災により壊滅状態に。その後、一斉に普及し、木造三階建ての温泉旅館が建ち並ぶ、関西を代表する温泉街となる。

そんな城崎温泉の原点に帰るかのごとく、落ち着いた雰囲気がとても心地よい。

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お茶室が蘇った。ずっと昔からある茶室をクローズアップ。ロビーの横に静かな佇まいを演出する。これまでに何度かおジャマしているが、旅館でお茶をいただくのは格別である。

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「山本屋」には、もう一つの「売り」がある。それは地ビールである。亭主のT君は、地域ベンチャーとして地ビールの生産と、それを提供するレストランを経営する。

読書が大好き、スポーツが大好きなT君。地ビールのカウンターで夜が更けるまで語り合うのも良いかも。城崎温泉のお薦めの宿である。

T君のブログ
『城崎温泉あれやこれや』

『城崎 山本屋』
〒669-6101兵庫県豊岡市城崎町湯島643
TEL:0796-32-2114
FAX:0796-32-3611

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June 27, 2007

「あづみ野湧水」 非加熱だから甘くて美味しい!

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私はミネラルウォーター派である。出張などの長距離の移動時には、必ずミネラルウォーターを持参する。ゴルフやハイキングやスポーツする時は、当然いつも持っている。外出先でお弁当を頂くときでも、選べるのであれば、お茶よりもミネラルウォーターを選ぶぐらいだ。

じゃあ好みのミネラルは?と聞かれると、残念ながら、たまたま売店や自販機で売っているものを飲んでいるだけだ。

今日、こんなミネラルウォーターを紹介していただいた。

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『信州・北アルプス「あづみ野湧水」』。今春からわが社とお付き合いのあるT社様が新規の事業部として立ち上げ、商品化されたミネラルウォーターである。

長野県安曇野は、北アルプスに源を発する河川が形成した扇状地。北アルプスの花崗岩と安曇野の森林の落ち葉がゆっくりと分解され、酸素を豊富に含んだ良質な湧き水となっているそうだ。わさび栽培にも利用されている。

環境省選定の「名水百選」にも認定され、非加熱でボトリングされているので、確かにマイルドな舌触り、喉越しである。こりゃあ、ちょっとミネラルの産地にもこだわってみたくなった。

流通チャネルを含め、本格的な販売はこれからだそうだ。申し込めば、通信販売で購入することができる。興味のある方は、一報いただければ、ご紹介できます。

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June 15, 2007

銀座「Velvia館」に行ってみた

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今年4月にオープンした銀座「Velvia館」。早く行ってみたいと思いながら、やっと今日実現した。4月と言えば、新丸ビルがオープンし、その1ヶ月前には六本木「東京ミッドタウン」の開業と、大型のビルと商業施設が話題を集めた。ちょっとそんな陰になってしまった感がある。

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でも、中は魅力的なショップがぎっしりだ。1〜3Fはファッション、4〜5Fがライフグッズ、6Fがビューティ ケア、B1Fと7〜9Fがレストランがある。シンプルなフロア構成とそれぞれ話題のショップが並ぶのがとても好印象だ。

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中でも5〜6Fの2フロアを使って展開している「BALS TOKYO GINZA」のフロアは圧巻だ。デザイン性の高いインテリア、ファブリック、キッチン用品など、が陳列されている。

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May 03, 2007

「成相寺」 願い事が成り合う寺 

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天橋立の傘松公園から、さらにバスに乗って山を登ること約10分。そこに「成相寺」がある。慶雲元年(704年)真応上人によって開基されたとある。なんと1300年前にである。こんなに古くて由緒あるお寺を知らなかったことを恥ずかしく思う。ともかく、新緑の季節。シャクナゲ、ヤマブキ、そして八重桜が一面に咲いている。

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本堂の中に、左甚五郎作の「真向きの龍」の彫刻がある。左甚五郎と言えば、日光東照宮の国宝・眠り猫が有名。江戸初期に活躍した伝説の彫刻師。その存在も疑わしいとも言われている。どうして成相寺に甚五郎の作品があるのか?確かにその説明らしきものがパンフレットにはない。どうんなんだろう?

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一瞬、奈良の興福寺にいる錯覚を覚える。一昨年に復元された五重塔。まだ新しいので色鮮やか。

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境内を散策。五重塔の脇の山の斜面を登ると見晴らしの良い場所がある。弁天山展望台である。眼下に天橋立と松林に分断された宮津湾と阿蘇海が一望できる。さらに東を向くと日本海が見える。空気の澄み切った時は、遠く能登半島、さらに北アルプス・白山が見えると言う。

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April 26, 2007

『記憶 H.P.FRANCE』(新丸ビル) 不思議な空間が誕生

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ここは、新丸ビル(明日4月27日オープン)の1階

「大型セレクトショップと専門店が集まるヨーロッパ調の「パサージュ」。ゆっくりと歩きながら路面に並ぶショップの間を通り抜ける感覚でショッピングを楽しめる。」
(パンフレットより)

ひときわそのユニークさが際立つのがこの「記憶 H.P.FRANCE」(アッシュ・ペー・フランス」と言うお店。輸入服飾雑貨を扱っている。

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プレ・オープンに際し、店内で村松孝尚社長様にお会いできた。社長から「ショップ・コンセプトから設計まで、自分がこだわりを持って関わったショップです」と打ち明けられる。H.P.F.のお店はどれも、とてもユニークでファッションの最先端を行く。

これまでにも、ニューヨークのH.P.Fでお会いしたり、先日の六本木ヒルズのファッション展示会rooms(H.P.FRANCEが主催者)でも、村松社長にはお会いした。いつもタイミングよくお会いできて嬉しい。後日談として、出会う以前に、ハンガーにまつわるお互いの面白い繋がりがあったことが分かったり、何か不思議なご縁を感じます。

H.P.F.のどのショップに伺っても共通に感じることがあります。それは、お店のスタッフの人たちは、先端ファッションを扱っている(一見)トンガッタ若い方達なのですが、みなさん、とても親切で丁寧で、フレンドリー。ショップにいるだけでとても気持ちよくなる。小売商売としては当たり前のことかもしれませんが、なかなかここまでの気持ちになるお店は、そうそうそうはありません。

新丸の内ビルに行かれたら、 「記憶 H.P.FRANCE」に立ち寄ってみてください。

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April 25, 2007

"salone Fiore" 日本発のインターナショナルスーツを

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新丸の内ビルディング(通称、新丸ビル)4階に、"salone Fiore"(サローネ フィオーレ)がオープンする。先日、渋谷で行なわれた『ブランド誕生記念パーティ』についてご紹介しましたが、素敵なオーダー・サロンが誕生しました。

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「日本発のインターナショナルスーツをテーマに、熟練した職人たちの技術を集積した、自分だけの1着にこだわるお客様のご要望にお応えするための空間です。」
"salone Fiore" パンフレットより

ショップの中央には、職人がスーツを仕立てる部屋が備えられ、実際に仕立て作業を見ることができる。「自分の1着」が目の前で仕立てられると想像するだけで、ワクワク、いやいやドキドキしてくる。(と、言ってもまだオーダーをさせていただいたわけではありませんが)(^_^;;

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「自分だけの1着」には、「自分だけのハンガー」を使用していただきたい。そんなことが実現できたらいいですね。いや、そんなことを実現させたいと思っています。

"salone Fiore"ディレクターのT氏、モデリストの滝沢滋(スタイルクリエーションズ・代表)氏としばらくお話をさせていただいた。「スーツとハンガーのもっと親密な関係」を創り上げ、「お客様の1着」を大切にキープできるハンガーに想いを馳せた。

4/27(Fri)・11:00 Grand Open
"salone Fiore" (Shin-Marunouchi building 4F)
tel : 03-5879-4588

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April 24, 2007

"Play! 新 Marunouchi" 「新丸ビル」まもなくオープン!

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東京・丸の内に、新たなランドマークが誕生した。それは「新丸の内ビルディング」(通称"新丸ビル")。日本を代表する丸の内ビジネス街にその威容が出現。地下1階から地上7階mでが商業ゾーン。ファッションショップ・雑貨・レストランが153店が並ぶ。

4月27日のグランド・オープンに先がけて、今夕、内覧会があった。招待状を頂いたのでさっそく行ってみた。

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左が2002年にオープンした「丸ビル」。右が本日プレ・オープンした「新丸ビル」。丸の内には、この他に「丸の内オアゾ」(2004年オープン)、「東京ビル TOKIA」(2005年オープン)がある。それまでのビジネス一辺倒の街ではなく、ショッピング、憩いの場としての新しい「丸の内」として変貌を遂げている。

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夕方5時からの「内覧会」の会場を待つ関係者の人たち。会場直前には、新丸ビルの3辺を囲ってしまった。

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フロアガイドには、「内装は、しっとり落ち着いていてクラシカルな雰囲気。新丸ビルのコンセプトである”素敵な時間”を実感できる」とあるが、まさに偽りなしである。

3月末にオープンした六本木の「東京ミッドタウン」と比較してみると、圧倒的にファッション・ショップが多いのがこの「新丸ビル」。

おなじみの「ユナイテッド・アローズ」「ビームス」のセレクトショップ、「サローネ フィオーレ」(オーダー・サロン)、「記憶 H.P.FRANCE」(バッグ・アクセサリー・雑貨)など、それぞれのブランド・コンセプトを最大限に表現したショップが目白押し。「新丸ビル」の存在感がショップの意気込みからも伝わってくる。

ぜひ、「新丸ビル」に行ってみてください。新しい丸の内が、東京が、そこにあります。

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April 10, 2007

「法隆寺宝物館」 展示品も建物も素晴らしい

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東京国立博物館には、興味のある展覧会がある度に何度も訪ねたことがあるが、実は、この「法隆寺宝物館」を訪ねるのは初めてだ。国立博物館の正門から入って、左手に向かっていくと「黒門」がある。そこからちょっと先に歩くと、周囲の木々の中にガラス張りのモダンな建物が姿を現す。これが「法隆寺宝物館」である。

私は一目見て、その佇まいに惹かれてしまった。

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1999年に開館。建築設計は谷口吉生氏谷口吉生氏は、その後ニューヨークの近代美術館(MOMA)も設計している私の好きな建築家です。

この「法隆寺宝物館」も「MOMA」も、コンクリートとガラスの空間が微妙な空気を創りだしている。クールでシャープな素材なんだけど、谷口吉生氏の空間には、どこかにそれを中和する安らぎを感じる。緊張感と安らぎ感覚のバランスが、私にはとても心地よい。

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建物の話ばかりになってしまったが、展示品もまた素晴らしい。

明治11年(1878年)に、法隆寺より皇室へ献上された宝物が展示されている。(戦後国有となり、一部は皇室にとどめたり、法隆寺に返還されたりした)

特に感動したのは、第2室のずらりと並んだ「金銅仏 光背 押出仏」だ。金メッキした銅製の仏像。大部分が7世紀のもの。

展示方法も斬新で、「7世紀の仏像」達を、目の前でしっかりと鑑賞できる。
ぜひ、一度訪ねてみてください。

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April 09, 2007

「レオナルド・ダ・ヴィンチ - 天才の実像」 東京国立博物館

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東京国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」展に行った。今回の展覧会の目玉は、レオナルド・ダ・ヴィンチが20歳の時に描いた「受胎告知」だ。

この「受胎告知」だけは、特別に本館の特別展示室に展示されている。朝の早い時間帯に行ったが、すでに作品の前には長蛇の行列。

他の作品や手稿やスケッチなどは「平成館」に展示されている。模型や映像を使って、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品や様々な分野の活動の解説がしてある。天文学、物理学、解剖学、建築学などにも関心を持っていたレオナルド。ほんと、これを天才と呼ばずしてなんと呼ぶのかと思う。

今回は、時間に制約があり、もともとサッと全体像をつかむぐらいしか出来なかったが、「平成館」の展示には、後日丸1日かけて鑑賞したいと思う。

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これが本館。季節は春。木々の芽が一斉に出始めている。明治15年に開館したが、関東大震災(大正12年)に大きな被害を受けた。現在のこの本館は、昭和13年に再建されたもの。日本文化の貯蔵庫として誇りが持てる威厳さを持っている。

常設展では、「鳥獣戯画」をはじめ、飛鳥、奈良、平安から江戸の文化まで代表的な日本文化が紹介されている。

妻が「この国立博物館の展示品は、自分のコレクションみたいな気持ちになる。だって日本人全員の宝物だもの」とつぶやいた。私も、まったくその通りだと言う感想を抱きました。ぜひ、機会があれば鑑賞してみてください。

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April 04, 2007

"21_21 DESING SIGHT" に行ってみた

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再び、東京六本木にオープンした「東京ミッドダウン」に行った。中央がミッドタウン・タワー、右側がショッピング&レストランの"GALLERIA"。左に見えるのが、21_21の標識である。前回は、プレビューの時だったのでこの"21_21 DESIGN SIGHT"には入れなかった。

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3月30日にオープンして、この"21_21 DESIGN SIGHT"の建築を設計した安藤忠雄氏の作品展をやっていた。名付けて「悪戦苦闘 2006年の現場」とある。

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解説本によるとこの建物の目的は「デザインを通して世界を見る場所」とある。3人のデザイナーがディレクターとして企画に当たるそうだ。衣服デザイナーの三宅一生氏、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏、プロダクトデザイナーの深澤直人氏。外観は左右シンメトリーになった三角形の屋根が印象的、左側がレストラン、右側がギャラリーになっている。

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建物の空間の半分以上は地下にある。シャープに切り取られた地下空間から、青空が見える。これぞ安藤忠雄の真骨頂コンクリート打ち放しの建物である。

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March 28, 2007

"STYLE MEETS PEOPLE" 香りを愉しむバーカウンター

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『緑豊かな都心に流れる、上質な日常。デザインとアートに彩られた東京ミッドタウンへ、ようこそ』(Tokyo Midtown Floor Guide)。今、話題の東京ミッドタウンが、いよいよ3月30日にオープンする。

そのメインショッピングエリア"GALLERIA"の3Fに、"STYLE MEETS PEOPLE"と言うショップがある。ニューヨーク発の家具、バスアイテム、キャンドルなど、洗練されたモノが紹介されているので、是非、訪ねてみてください。

ニューヨークで"SPACE M PROJECT"を経営している松浦氏の初直営店である。昨年ニューヨークのギフトショーやショップ視察の時にお世話になった松浦氏。ニューヨークには長く在住されながら、ファニチャー、雑貨などの分野で、日本とアメリカの架け橋として重要なお仕事をされている。

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中でもキャンドルが楽しい。ソイワックスキャンドルと言って、ソイ(大豆)を主原料に植物性のオイル100%で作られたナチュラルキャンドル。

お店では、バーのカウンターでお酒を味わうようにキャンドルの香りを選ぶことができる。名付けて"SCENTED BAR"(香りのバーカウンター)。

メニューも洒落ている。ワインやティのシリーズ、植物、花の香りシリーズ、NYマンハッタンのエリアをイメージしたシリーズなどからキャンドルを選ぶ。そして、さらにお気に入りのグラスや陶磁器のホルダーを別個に選ぶことが出来る。

ちょうど、お気に入りのカクテルをお気に入りのグラスで楽しむ感覚。キャンドルを楽しむ習慣がまだまだとも言える日本だが、ニューヨーク発の文化、エネルギー、刺激がここから発信されると思うと楽しい。

"STYLE MEETS PEOPLE"に行ってみてください。

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March 26, 2007

『東京ミッドタウン』に行ってみた

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『東京ミッドタウン』のプレビューに行ってみた。場所は六本木、元・防衛庁跡地開発として計画され、3月30日に開業する。

六本木交差点と乃木坂の中間、外苑東通りに面している。東京のど真ん中にまだこうした広大な土地が残っていることにまずは驚く。68,900平方メートル敷地に高さ248mのビルを含む6つの建物からなる。三井不動産が中心となって総事業費3700億円を掛けて開発された。

東京ミッドタウンは、オフィス、レジデンス、ホテル(リッツ・カールトン)、ショッピング、レストラン、美術館(サントリー美術館)、庭園、イベント・ゾーンなどからなる複合施設である。

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『GALLERIA』と名づけられたショッピング・レストランエリア。4階吹き抜けの大空間でB1~4Fの5つのフロアにショップとレストランが並ぶ。

「上質な日常」がコンセプト。デザインとアートにこだわったショップが多いと感じる。また、日本の文化と日本製(Made in Japan)をテーマにしたショップも目を引く。

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3Fから『GARDEN』を望む。吹き抜けの北側にはガラス張りの大きな壁面がある。その向こうに見えるのが芝生で覆われた広場。さらに向こうには高層ビルが立ち並ぶ。

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『GARDEN』を歩いてみる。新しくできたガーデンなのに大木が多いのに気づく。これは、元の防衛庁跡地に残されていた木々だそうだ。サクラの古木の向こうに『GALLERIA』が見える。

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『GARDEN』の中にある「21_21 DESIGN SIGHT」。デザインの視点から様々なイベントを行なうスペース。三宅一生氏などがディレクターとして名を連ねる。

六本木は、『六本木ヒルズ』、『国立新美術館』、そして『東京ミッドタウン』と話題の施設が揃い、益々話題のエリアになった。

都心開発は、まだまだ続く。

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February 21, 2007

さっそく「国立新美術館」に行ってみた

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1月21日に開館したばかりの「国立新美術館」に行ってみた。場所は東京・六本木にある。乃木坂駅(地下鉄・千代田線)とは、通路が直結していてとても便利だ。

新美術館の設計は、建築家の黒川紀章氏。正面エントランスがある南側は、外壁がすべてガラス張り。しかも、巨大な曲面が続く。新美術館を特徴づけている。周囲には緑地があり、私が訪ねた夕方には、西日が館内に深く入り込む。周囲の環境と自然をうまく取り入れている。

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館内には、逆円錐形をした大きなステージが2つある。それぞれ2階と3階の展示フロアと連結していて、2階にはコーヒー・ショップ、3階にはレストランがある。写真右側のフロアに展示室あり、同時に複数の展覧会が開催できるようになっている。

建物は、直線と曲線とで大胆に構成されていて壮観である。

この美術館のもう一つの特徴は、「持たない美術館」なのだそうだ。特定の美術品は所蔵せず、美術団体への展覧会場の提供、自主企画、新聞社などとの共同企画などを通じて、美術に新たな視点を当てたり、楽しんだり、できる美術館を目指している。

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私は「異邦人たちのパリ1900ー2005」を鑑賞した。ポンピドー・センター所蔵品。お馴染みのピカソ(スペイン)、シャガール(ロシア)、モディリアーニ(イタリア)、藤田嗣治(日本)などの絵画、ブランクーシ(ルーマニア)、ジャコメッティ(スイス)などの彫刻が楽しめる。

これとは別に、「黒川紀章展ー機械の時代から生命の時代へ」も同時に開催されている。黒川氏の主要作品の模型、写真、資料を展示し、さらに現在進行中のプロジェクトも紹介されている。展覧会の副題にあるように、時代は確かにその通りなのだが、実際の建築作品からは、どうも機械的な印象を受けるのだが、どうなんだろう。

と、書いていたら黒川紀章氏が、「4月の都知事選に出馬するかも」と言うニュースが流れてきた。

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November 24, 2006

「植村直己冒険館」 世界のウエムラ誕生の地

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「植村直己冒険館」を訪ねた。自宅から車で5分ぐらいのところにある。そうなのだ、植村直己さんは、兵庫県豊岡市日高町に生まれた郷土のヒーローなのだ。

冒険館は、1994年に開館。建築設計は栗生明氏。この植村直己冒険館は、1996年度の日本建築学会賞、1998年のケネス・F・ブラウン・アジア太平洋建築デザイン賞を受賞している。

展示室が、すべて地中に埋まっていて、その上は画像のように公園になっている。

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入り口への進入通路。左右コンクリートの壁にはさまれた一直線の通路を少しずつ下りながら、ガラスのドアの入り口に到達する。これは、クレバスをイメージしたものだそうだ。

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冒険に使った装備品や世界各地で集めた品々、冒険行の記録映像、世界各地から故郷へ綴った絵葉書など、多数展示されている。植村直己ファンには、たまらない「実物」ばかりが豊富に展示されている。

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メインの展示室の他に、図書コーナー、ミュージアム・ショップがある(画像)。さらに、新設された展示ギャラリーには、植村直己が集めた世界の収集品、世界五大陸最高峰の頂上石などが展示されている。

中庭には、クライミングウォールがあったり、冒険館の周囲も散歩したり、芝生でゆっくりとしたり、気持ちのいい空間が広がる。

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これは、「メモリアルウォール」と呼ばれ、植村直己の生涯と行動の軌跡が刻まれている。夜間には、光の帯として浮かび上がる。

植村さんが高校時代に登った蘇武岳、初めて取得したパスポート、アマゾン川のいかだ下り、妻・公子さんとの食事風景、など植村さんの人となりが伝わってきて、ジーンと来る。

ちなみに、私が豊岡高校1年のときに、日本人としてエベレスト初登頂した報告会が、母校の豊高で開かれた。その時の、植村さんの講演は今でも、はっきりと覚えている。

植村直己さんに、建築に、興味のある方は是非、訪ねてみてください。

実は、私も植村直己の(隠れ)ファンなのである。(^_^)

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September 19, 2006

「ARTPHERE」 鞄の街に待望の鞄ショップがオープン

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ここは兵庫県豊岡市。国内有数の「カバンの産地」である。今年7月21日に、お洒落で本格的なカバン・ショップ「ARTPHERE」がオープンした。画像右端の通りは、JR山陰線の豊岡駅に通じる目抜き通り(大開通り)。画像左向きに宵田商店街がある。今、「カバン・ストリート」として豊岡カバンを全国にアピールする拠点としての活動が活発化している。

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「ARTPHERE」は、東京の青山・原宿界隈の雰囲気を持ったハイ・センスなショップ。ショップ名は「Art +Atmosphere」の造語。「アートな雰囲気」を大切にする意気込みが感じられる。経営者は友人Y君。以前から「こだわりのカバン・ショップ」のプロジェクトについて聞いていたので、カバン好きの私も開店を楽しみにしていた。

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「旅・自分流」をキーワードに、画材バッグを中心に扱っている。「大人のこだわり旅、目的旅をサポートする良質な鞄」を提供するのがこのショップの出発点である。

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2階の工房には2台のミシンと作業台がある。実際に鞄職人によるバッグの製作が行なわれている。スタッフの人達からはカバンに対する熱い思いが伝わってくる。経営者のY君もスタッフの人達もみんな若くてセンスがある。カバン産地から全国に向けて「こだわりのカバン」の発信基地として頑張って欲しい。

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なめし革はもちろんのこと、丹後ちりめん、日本伝統の古布などを使用した「一点モノ」も扱っている。実は「よーし、私も自分のオリジナルのカバンを作ってもらおう」とワクワクしている。近くに来られる方があれば、ぜひ、立ち寄ってみてください。

ARTPHERE
〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町8-4
tel : 0796-23-5408

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September 18, 2006

「国立中央博物館」(韓国) 歴史の息吹き、文化の力

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ソウルにある「国立中央博物館」を訪問した。2005年にオープンした新しい博物館だそうだ。国の威信をかけたプロジェクトなんだろう。朝鮮半島の歴史と文化が展示・紹介されている。

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博物館は中央部が吹き抜けになっている。自然光をうまく取り入れてあるので、気持ちのいい空間だ。1階は考古館と歴史館2階は美術館(絵画、書芸)と寄贈館。3階はアジア館と美術館(仏教彫刻、青磁、白磁、金属工芸など)となっている。

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考古館には、韓国文化の起源から、高句麗、百済、新羅、伽耶の時代の美術品、埋蔵品が展示してある。

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甕棺(かめかん)。

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加邪(かや)国の兵士の鎧。

国立中央博物館
ソウル市龍山区龍山洞6街168-6
tel : (82-2) 2077-9000

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August 27, 2006

「浜松市楽器博物館」古今東西の楽器がいっぱい

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浜松に来たので、 「浜松市楽器博物館」に寄ってみた。浜松駅前のアクトシティの横にある。開館は1995年。日本初の公立楽器博物館。浜松は日本で最初に国産ピアノが作られた町。ヤマハ、カワイ、のピアノメーカーの名前を出すまでもなく、今でも楽器造りは、浜松の重要な産業である。

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日本の初期国産ピアノ。さすがに発祥の地とあって明治期のピアノがずらりと並んでいる。

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展示場は、1階と地階とふたつに分かれている。この地階は、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、オセアニアなどの世界各地の楽器とその歴史が展示されている。一口にヴァイオリンと言っても、現在の形に至るまでには、多くのデザイン、サイズ、目的別の形状、装飾の違い等がある。楽器の変遷は、当時の歴史的背景と関連づけて考えると、また違った音楽への興味が湧いてきそうだ。

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このホルン(?)は、どんな音が出るのだろう? 一つ一つの楽器には、それを演奏したときの音色が聴けるようにヘッドホンがある。今回は、時間がなくゆっくりと聴くことは出来なかったが、改めてゆっくりと訪れたい。

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1階は、和楽器とアジアの楽器が豊富に展示されている。この画像は、インドネシア・ジャワ島のガムラン。中国・韓国・モンゴル・インド・中近東の楽器など、どれも珍しいものばかりだ。

さすが楽器の町・浜松であることを実感しました。

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August 17, 2006

「真夏の京都を行く」 銀閣寺・南禅寺

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銀閣寺は臨済宗相国寺派の禅寺。1482年、室町幕府八代将軍足利義政により建立。義政は、祖父の三代将軍足利義満の北山殿金閣(鹿苑寺)にならい、山荘東山殿を造営。この東山殿が銀閣寺の発祥。正しくは東山慈照寺と言う。

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銀閣寺の庭の高所から見下ろした観音殿(銀閣)。向こうに市街地が見える。

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南禅寺三門の下から眺めた南禅寺本坊に繋がる参道である。これまで何度か南禅寺を訪ねたことがあるが、何度来ても良い。南禅寺のロケーションがいい。山との距離、参道の木々、本坊の規模、などすべてがバランスがとれている。

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南禅寺本坊にある方丈庭園。代表的な禅院式枯山水の庭園。小堀遠州の作庭になるものと言われる。

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南禅寺のすぐ横に、この「琵琶湖疏水」がある。明治23年に完成し、今での京都の上水道、防火用水としても活躍している。かつては、インクライン(傾斜鉄道)として、琵琶湖と京都の間の水運を支えた。今回は真夏の散策で、ちょっとへばってしまったが、この辺りの散策もお薦めコース。

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August 16, 2006

「真夏の京都を行く」 新撰組発祥の地 八木家

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今回の真夏の京都のメインテーマは新撰組。と言うことで、新撰組が結成された場所、壬生・八木家を訪れた

14代徳川家茂の警護のために集めた浪士隊のうち、京都に残った13名が、京都守護職・松平容保のお預かりのもとに結成したのが新撰組である。時は1863年3月、発祥の場所は、この八木家であった。

芹沢鴨、近藤勇、土方歳三、沖田総司、山南敬助、新見錦、原田佐之助、藤堂平助、野口健司、井上源三郎、平山五郎、平間重助、永倉新八。

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その6ヶ月後、この八木家の奥座敷で芹沢鴨暗殺の事件があった。新選組三大内部抗争の一つ。9月18日夜、芹澤鴨、平山五郎ら4人が斬殺される。ガイドさんによる、実際にこの部屋のこの畳の上で、と言う説明は迫真に迫る。その時の、刀傷、血痕も残っている。床も天井も当時のままである。土砂降りの中、画像の上がり口から、酒に酔った芹沢鴨らが芸者を連れて帰ってきた。再び、酒盛りをはじめり、寝転がったりしたところを、近藤勇らが襲った。

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八木家の道を挟んではす向かいにある前川邸。現在は「田野製袋所」と言う工場と個人宅となっている。内部は非公開なので、玄関で失礼した。(土日のみ開門)

近藤勇や土方歳三たちがこの門をくぐり池田屋へ向かったのだ

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August 14, 2006

「真夏の京都を行く」 大徳寺

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真夏の炎天下、京都を訪ねた。「ブラッとちょっと」と言うのとは違う。かなり覚悟して散策しました。(^_^)最初に訪ねたのは、臨済宗大徳寺派大本山の大徳寺。1325年に、開基によって創立。境内には21の塔頭(たっちゅう)が並ぶ。茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に大きな影響を与えた寺院である。

画像は山門(金毛閣)。この山門を理由に、秀吉は利休に切腹を命じた話は有名。利休が上層部を完成させ、自身の木造を安置した(門をくぐるものは利休の下を通ることになる)。秀吉の怒りを買ったのだ。

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瑞峯院(ずいほういん)は、九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟により、1535年に創建された。写真は、独坐庭(どくざてい)と呼ばれる庭園。「打ち寄せる荒波にもまれながら悠々と独り坐す蓬萊山の崇高な姿を表している。」

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真珠庵(しんじゅあん)の外観。一休宗純ゆかりの寺院村田珠光作とされる庭園(史跡・名勝)、長谷川等伯の障壁画で知られる。残念ながら非公開なので門から少しお庭を拝見した。

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高桐院の参道。高桐院は、1601年、細川忠興(三斎)によって建立された。三斎の妻は細川ガラシャ(明智光秀の娘)である。

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私はこの「楓の庭」と呼ばれている庭園が大好きです。石庭を鑑賞する知識と心構えがまだないのかな?(^_^;; 。真夏の青空と木々の緑の中で、しばらく時間を忘れた。

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客殿の西にある庭は細川家代々の墓所となっている。この石灯篭が、三斎とガラシャ夫人(明智光秀の娘)の墓塔。庭の草取りをされていた方から、この石灯籠について詳しいお話をお聞きした。

「もともと利休秘蔵の灯篭でしたが、豊臣秀吉と三斎公のふたりから請われて、利休はわざと裏面三分の一を欠いて、傷物にし秀吉の申し出を断った」「いよいよ利休が割腹する際に、三斎公に贈ったもの」などの説明をお聞きした。

ゆかりの地で、ゆかりのものを目前にすると、秀吉、千利休、細川三斎、ガラシャ夫人らが、まだ手の届きそうな、つい先日の物語に思えてくる。

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August 13, 2006

「美のかけはし」 京都国立博物館

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京都国立博物館で開催されている「美のかけはし~名品が語る京博の歴史」を観てきました。本館(特別展示館)の開館110年を記念して、京都の歴史的は美術品、文化財などの貴重な資料が鑑賞できる。

面白かったのは「誰しも一度は教科書などで目にしたことがあるけれど、なかなか実際に観る機会の少ない名品を紹介します」と言う案内。ストレートな表現で、思わず笑える。でも、その通りなのだから、笑っちゃあいけない。

本物と対峙している。作品と時間と空間を共有していることは、確かに興奮してワクワクする。 「国宝 源頼朝・平重盛像」、「後白河法皇像」、「土佐日記 藤原為家筆」など、その他にも一杯。 

さらに、「豊臣秀吉消息」「坂本龍馬書簡」など、秀吉や龍馬の直筆の手紙などは興味深い。京都1200年の歴史にこのように触れてみると、江戸時代の作品や資料、ましてや龍馬などは、ついこの間のように思えてくるから面白い。

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「旧帝国京都博物館本館」である。設計者は、赤坂離宮(迎賓館)も設計した片山東熊。明治30年(1897年)に建築された。今回の特別展には、この博物館建設に当たっての、図面や関係資料が展示してある。

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August 02, 2006

「司馬遼太郎記念館」 竜馬に会いに行こう

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大阪・東大阪にある「司馬遼太郎記念館」を訪ねた。オープンした直後以来、2回目である。今回は、息子が「行きたい」と言うので同行した。彼は最近、司馬遼太郎の明治維新時代を題材にした小説に凝っているようだ。

記念館を入ると、最初に遭遇するのがこの部屋。司馬遼太郎が小説を書いていた書斎である。最後の著書「街道を行く 濃尾参州記」の執筆途中の資料やメガネ、ペン、などがそのまま置かれている。

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司馬遼太郎は、自然のままの雑木を愛したそうだ。庭の木々は生い茂り、司馬遼太郎の書斎に適度の木陰と涼風を与えるのであろう。カエデ、ヤマボウシ、エゴノキ、クス、シイ、クヌギなどの樹木が茂る。

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「司馬遼太郎記念館」には、自宅と新たに建てた記念館とがある。設計は建築家・安藤忠雄。雑木林の庭を抜けたところに、この回廊が現れる。ここを半周するようにできたアプローチを通り、記念館の入り口に辿り着く。木々の緑で周囲の住宅とうまく共存している。

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展示室には、高さ11メートルの壁面一杯の書棚がある。2万冊の蔵書の展示には圧倒される。これ以外にも自宅にまだ4万冊の蔵書があるそうだ。階段を下りて下のフロアーに行くと展示ケースがある。ここは、直筆原稿やあ自筆の絵、メガネ、万年筆、その他愛用の身の回り品が展示されている。

今回の企画展は「竜馬がゆく」をやっている。学生時代にワクワクして読んだ「竜馬がゆく」。この小説を読んで竜馬ファンになった人は無数であろう。幕末を駆け抜けた竜馬の軌跡を地図にプロットしてある。竜馬ファン必見である
「竜馬がゆく」企画展は、10月29日まで。

「司馬遼太郎記念館」
〒577−0803 大阪府東大阪市下小坂3−11−18
tel : 06-6726-3860

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July 05, 2006

『モンゴル大恐竜展』に行ってみた

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豊岡市但東町の「日本・モンゴル民族博物館」で開催されている「モンゴル大恐竜展」に行った。4月から開催されているので、行かなくてはと思いつつ、会期切れ(7月9日)が近づいていた。今回の恐竜展の見所は、巨大肉食恐竜タルボサウルス(写真)とある。なるほど、実際の大きさを目の前にして、恐竜時代に想いを寄せてみる。

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一番印象に残ったのはこれ。格闘したまま化石になった恐竜。下側が、肉食恐竜ヴェロキラプトル。上側が、草食恐竜プロトケラトプス。どんな死闘があったのだろう?片方が相手の脚を噛み、片方が相手の腹部に一撃を加えているのか。

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格闘化石の草食恐竜プロトケラトプスの再現模型。この恐竜展を見終えて、改めてジュラシック・パークを観たくなったのは私だけではないだろう。(^_^)

先日の但馬学の公開講座で、原田憲一先生より地球の起源、生命の起源の講義を受けた。その直後なので、恐竜が棲息していたジュラ紀、白亜紀など、地球誕生46億年の中のどの辺りかが少し整理されて、恐竜展を鑑賞できたのが良かった。ああ、こんな分野にも興味を持ったら、これまた大変。でも、ロマンいっぱいだ。

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June 18, 2006

「藤田嗣治展」 京都国立近代美術館

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京都で開催されている藤田嗣治展に行った。最近、NHKでも紹介されているせいか、大勢の人が鑑賞に訪れている。フランスに憧れ、最後にはフランスに帰化した、その波乱の生涯から「伝説の画家」と言われていた。

私は藤田嗣治の名前と、その一部の作品は画集や当時のフランス芸術を紹介した記事などで知っている程度であった。藤田の作品をしっかりと鑑賞するのは初めてである。

藤田の画風の変化が面白い。パリに渡った初期の風景画。ピカソやモディリアニとの親交で影響を受けた作品。1900年代始めのパリを中心とした画家達の動きが伝わってくる。私にとって一番印象に残ったのが、何枚か描いている藤田の自画像であった。高校時代から憧れたパリ、最後にはフランスに帰化した藤田。

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会場の「京都国立近代美術館」。平安神宮の前にある。

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February 14, 2006

「表参道ヒルズ」オープン

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2月11日にオープンしたばかりの東京原宿の「表参道ヒルズ」に行った。私がニューヨーク滞在中は暖かい日が続いたのに、一昨日からはニューヨークは観測史上最高の大雪とのニュース。快晴の原宿を歩きながら、ラッキーな天候に感謝である。

表参道ヒルズの外観は、以前のこのブログでもアップしたことがある。元々あった「同潤館アパート」に似せるかのように、横長の低層ビル。ケヤキ並木、街並みに配慮した、どちらかと言うとおとなしい印象を受ける建物である。設計は安藤忠雄

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ところが「本館」の中に入ると、アッと驚く。地下3階、地上3階の吹き抜けのあるダイナミックな空間が現れる。一部は「レジデンス」(住居)もあるが、基本的に商業施設の集合体としての建築である。密度の高い空間、吹き抜けを取りまく螺旋スロープにショップがぎっしりと並んでいる。ここまで集積する手法は「日本独特」なのだろうか。少なくともNYとは異なる。

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オープン初日に4万人の訪問客とあったが、今日も平日にもかかわらず大変な人出である。「お買い物」や「お食事」がゆっくり楽しみながらできるのは、まだ当分先のことになりそうだ。入居しているショップは、日本に初めて上陸した新ブランド、新しい形態のレストラン、など新鮮だ。ステーショナリー、インテリアなどのショップも充実している。ファッションの発信基地としての原宿・表参道がパワー・アップするのは間違いないようだ。

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December 02, 2005

「吉村順三建築展」 東京藝術大学 大学美術館

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日本の建築では、ご承知のように、建物の内部と外部とは、一体のものとして考えられてきた。ということは、室内と庭との間に自由な交流があることである。季節の移り変わりは室内に反映して、そのときどきの気分が生まれ、室内は室内で、自由な使い方によって、おどろくほど効果的なふんいきが生まれる。そこにおおらかな気分が生まれ、西洋建築にみるような、堅い建物の中の生活ではなくなるのである。日本の民家が、高く評価されているのもこのことによろう。
吉村順三の言葉 「朝日ジャーナル」1965年7月11日号

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東京藝術大学で開催されている「吉村順三建築展」に行ってきた。先週日曜日のNHK「日曜美術館」で紹介されたせいもあるのか、大勢の来場者である。これは大学美術館の外観。入場してから分かったが、2階に見えている白い窓は吉村による障子である。桟と桟の間を大きくするとゆったりとした空間を感じることができる。

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会場前に設置された、吉村の代表作「軽井沢の山荘」の原寸大の図面である。木立と歩行者により、どれくらいのスケールなのか想像がつく。私は建築の専門家ではないが、いろんな建物には、大変興味を持っている。どんな地方に行っても時間が許せば、そこの伝統的な建物や、建築家による話題の建物を観るのが好きだ。私の自宅も、それなりのこだわりで持って建築した。テーマは「季節を感じ、人が和み集まる、自然な家」である。今回の吉村順三展で、吉村の「心地よい家の考察」に触れ、改めて自分の生活・家を見つめ直す時間を与えられた気がする。

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November 22, 2005

「京都ギリシアローマ美術館」

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京都ギリシアローマ美術館は、古代ギリシアローマに魅せられた蜷川明・妻岸子の40年に渉るコレクションです。末永く保存するとともに一般に公開するため、閑静な住宅街に美術館を建設し平成9年4月開館しました。過ぎ去った人類の栄光に思いを馳せながら歴史の跡を辿っていただければ幸いと存じます。
館主 蜷川明

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先日訪ねたギリシアローマ美術館はとても印象に残った。閑静な京都の住宅街。どこに美術館があるのだろう?とnaviに従って車を走らせた。「あった!」。エントランスの庭が美しい。中に入って右側にコーヒーショップがあり、受付がある。ギリシアローマの力強い作品と、どこかアットホームな雰囲気が不思議な空間を醸し出す。美術館主催の集いに参加した後、蜷川様の奥様と少しお話をさせていただいた。初対面なので、あまりいろんなことをお訊きすることができませんでしたが、次回は、ギリシアローマに魅せられたいきさつや収集のエピソード、さらに先々代の蜷川式胤(にわがわのりたね)氏のことなど、お訊きしてみたい。また、定期的に開催されている「京都哲学カフェ」なる集いにも多いに興味を持ちました。

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October 19, 2005

『職人 植村美千男のかばん修理工房』

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名刺にはそう書いてある。シンプルで、堂々としていて、力強い。そして植村さんはその通りの人である。最近では最高の、そして感動の出会いであった。すごい人は、会っているだけでワクワクしてくる。植村さんは、豊岡で長年カバンの製造にたずさわってきた職人であり、経営者であった。今は、経営を息子さんに譲り、商店街の一角に修理工房を開いている。

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植村さんは、「技術は墓場まで持っていけない。今のうちに若い者に鞄製造の技術を教え、伝承して行きたい」と冗談を交えながら、さらりとおっしゃる。地場産業だから、ある時はライバルともなる他の鞄会社の職人やスタッフにも分け隔てなく教える。実際に毎日、昼休みや終業後の夕方は、モノづくりに興味のある若者が植村さんを訪ねてくると言う。

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植村さんに持ち込まれてくるカバンはさまざまである。上から2番目の写真のカバンは、ポニーの毛皮で作ったカバン。もともとは帽子入れだそうだ。革のカバン、柳行李のスーツケース、エルメスやグッチのカバン。上の写真のカバンは、元の姿をほとんど残していなかった革のカバンに、同じ年代物の革を合わせて、再生したカバン。

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植村さんに持ち込まれる仕事は、修理だけではない。地元の鞄デザイン・コンクールで入賞した図面に基づき、実際にそれを製作してしまう。どんなものもでも形にしてしまうから凄い!場合に寄っては金具も手作りしてしまうらしい。また、自分用のカバンを自分でデザインして、植村さんに製作依頼する人もいるそうだ。まさに「世界に一つのマイ・バッグ」である。私もいつか頼んでみたい。

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100年近く前のミシン。骨董品かと思ったら、今でも現役で使っているそうだ。植村工房には、古い道具、懐かしい道具、工具があちこちに散乱(?)している。このチラバリがまた何とも言えない。不思議な空間だ。

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「パリ万博に出品したものだよ。」とさらりと言われる。え?!パリ万博って、エッフェル塔ができた時だからもう100年以上前でしょ?こんな逸品が何気なく積まれているのがまた凄い。

私もカバン大好き人間。家にはカバンがいっぱいある。取っ手や脚が壊れたもの、ちょっとしたところが使いにくいために実際に使っていないカバンもたくさんある。考えてみれば、それをカスタマイズしてしまえば良いのだ。それを実現してくれる植村さんとの出会いは、私のライフスタイルにも大きな影響を与えてくれる。

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October 03, 2005

『人と自然の博物館』

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兵庫県三田市にある県立『人と自然の博物館』に行って来た。いつかは行ってみたいと思っていたのだが、遅ればせながら実現した。これは先日、コウノトリ放鳥イベントで、妻が博物館の名誉館長をされている河合雅雄先生とお話をさせていただいたのがきっかけである。急速に大阪・神戸のベッドタウン化している三田市の丘陵にある。勝手にイメージしていた私の博物館像と環境も規模も全く異なっていた。博物館は5つの主題で構成されている。

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主題1は「兵庫の自然」。主題2は「人と自然」。日本海から瀬戸内海まで。海と山と川、都市と農村など兵庫県の多様性を一覧できる。さらに、縄文時代から現代までの人と自然の関わりが分かりやすく展示されている。上の写真は博物館に寄付されたたくさんのコレクションの一つ。この博物館構想の基本は、地元のナチュラリストたちの膨大な標本の寄贈であった。

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主題3は「新しい文化」。モノとゴミから、豊かな暮らしのあり方や環境問題を問いかけてくる。一度、キチンと知りたいと思っていたゴミのリサイクルがよく理解できた。

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主題4は「地球・生命と大地」。主題5は「生物の世界」。地球誕生、生命の誕生、そして人類誕生。豊富な化石標本や、地球のプレート運動などが詳しく解説してある。阪神淡路大震災の教訓を未来へ受け継いでいかないといけない。マレーシアの大学と学術交流をしているので、熱帯雨林の動植物の紹介が興味深い。

自然に興味を持っている人はもちろん、そうでない人も行ってみる価値大いにあり!生きていることへの感謝の気持ち、地球環境を大切にしなくてはならないと言う気持ちが自然に湧いてくる。

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June 01, 2005

明治以降、日本最大のお寺の建造現場

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これは何でしょう?木組みがしてあるが、そん所そこらのモノとは訳が違う。これはあるお寺を建造するための、構造材を実物大で試作したものです。これを元に、実際のお寺にはこのサイズの木組みが何ヶ所も建造される。木組みの向こうに写っている人のサイズと見比べてもいかに大きいかがお分かりいただけると思う。

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試作は米松を使用しているが、本番はカナダ産のヒバ材を使用するそうだ。

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このお寺の建造を請け負っているのは、知り合いのF工務店。もともと神社仏閣の建造を手掛けてきた建築会社だからこそ、この巨大建造物に取り組めるのだろう。社長の奥さんの話によると、明治以降、建築される最大のお寺だそうだ。

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図面を見ながら説明をしていただいた大工の棟梁。施主はその巨大さ故え、40代の若い大工を希望したそうだが、さすがにこの規模の木造建築を造れる棟梁はそういない。そこで白羽の矢が立ったのが、こちらの棟梁。60代だそうだが、これまでの豊富な経験を活かして巨大な材木を加工されていた。このお寺は兵庫県内に建つそうだから、完成したら是非見学に行きたい。棟梁、頑張ってください。

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May 23, 2005

豪商『稲葉本家』 京都府京丹後市

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日曜日、京丹後市久美浜町にある稲葉本家を訪ねた。私自身、但馬学の例会も含めて3回目である。季節が異なるとその雰囲気もまた変わる。家系を辿れば、織田信長の家臣美濃三人衆の一人稲葉一鉄一族の縁者だそうだ。地理的には、当然江戸時代に盛んになる日本海沿岸交易業(北前船)にも係わり、1700年代以降は近隣諸藩の金融を独占する豪商となったそうだ。この建物は、明治18年(1885年)から5年掛けて建築されたもの。120年の歴史を持つ。

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主客が滞在する「奥座敷」から眺めた庭。主客のみがこの庭を楽しんだと言う。障子が開き、開放的な縁側。日本家屋の良いところの一つだ。5月の風が気持ち良い。

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案内係の方が所々にいらっしゃる。その案内によると、江戸時代文政年間(1818年)に建ったこの奥座敷。欄間の素材は竹。デザインされているのは、「水道」を想像したものだそうだ。豪商が科学や芸術を育てるのは、洋の東西を問わない。

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May 06, 2005

現代の名工・久住章 左官とその道具

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久住章の鏝
現代の名工・久住章は、道具揃えにも一方ならぬ才能を発揮する。鏝は腹を使うことが基本であるが、鬼才は角の切れを重視した。偏りのない揃えは匠の天才ぶりを示す。
大工を支えた工人達~「左官とその道具展」 竹中大工道具館

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神戸の『竹中大工道具館』を訪ねた。目的は、開催中の『大工を支えた工人達~左官とその道具展』で紹介されている久住章さん の左官道具を見学するため。久住さんとは、13年前、自宅の土壁を塗っていただいて以来のお付き合い。いつお会いしても楽しい方。(^_^)「職人」は気難しいと言う印象を持ちますが、久住さんには全く当てはまらない。それどころか日本の歴史、文化、建築様式、それにとどまらず、ヨーロッパの建築様式や技術、最新情報など、世界中の左官・建築・文化などに精通されている。

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April 16, 2005

根津美術館に庭園ありき

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根津美術館の庭園は、創立者の旧邸で、美術品とともに寄付されたものです。
以前は荒野原であったところを、根津青山翁が明治39年にこの地を求めてから数年がかりで造園したもので、千利休が茶庭の極意として示した
「樫の葉の紅葉ぬからに散り積もる
奥山寺の道の悲しき」
の言葉そのままの、自然味の深い庭園です。
根津美術館パンフレットより

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地下鉄表参道駅で下り、コムデギャルソン、プラダ、のショップを眺めながら、さらに南青山方面に歩くこと約10分。通りを突き当たったところに根津美術館がある。ハンガーのリサーチでよく通るストリートだが、初めて訪ねた。青山のど真ん中にこんな邸宅(美術館)と庭園があることに驚きです。庭園の弘仁亭・無事庵から庭園の木々を通して六本木ヒルズが見える。

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