茶陶三昧~三井、五島、根津を巡る
先週は「茶陶三昧~三館めぐり」を巡りました。
三井記念美術館(日本橋)、五島美術館(世田谷)、根津美術館(南青山)の3つの合同企画展。三館を巡ると年末から来年に開催される展覧会の招待券をいただける。
それはともかく茶道具の中心となる茶碗をこんなに一気に見るのは初めて。貴重な体験となりました。
まず、三井記念美術館。国宝の茶碗を観るなんてあり得ない、そんな気持ちで訪ねる。桃山後期の茶碗が一堂に。志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部の岐阜県美濃地方で焼かれた茶碗。比較しながら観ることで、産地の特徴を吸収。
次に、五島美術館。本阿弥光悦の特別展。書跡、陶芸、漆芸、出版など。
3つ目は、根津美術館。「井戸茶碗~戦国武将が憧れたうつわ」。16世紀に朝鮮半島から渡来した井戸茶碗。
おそらくこれだけの井戸茶碗が一堂に会するのは何十年に1度あるかないかであろう。織田信長から柴田勝家へ。豊臣秀吉から家臣へ。まさに戦国武将が命をかけて所持した井戸茶碗。
個人の所有が多いのに驚いた。余計にいま鑑賞しなければなかなか観ることのできない井戸茶碗です。
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