November 24, 2013
November 23, 2013
「闇からの伝言板」~内藤絹子展
東京・有楽町の大一生命本館ビルで開催されている内藤絹子展に行きました。内藤絹子さんとは今年、但馬コネクションで知り合いました。大阪生まれ、1996年に朝来市に移住。創作と畑仕事を始め、但馬地方の四季折々の風土に接しながら作品を作り続けている。
内藤さんの作品を観るのは初めて。和紙に文字が並び、インクが垂れ、アクリル絵具、墨、柿渋、蜜蝋が上から下へと流れ落ちる。
白い大きな壁と内藤さんの作品がマッチしている。うまく表現できないけれどじっと眺めて対話したくなる作品。
皇居のお堀端にある第一生命ビル。第二次大戦後、連合軍のマッカーサー元帥が6年間、このビルの一室で執務をしたという古くてどっしりとした由緒あるビル。この歴史的なビルの玄関ホールに掛かっている内藤さんの作品。横4mもあろうかという大作である。
但馬に引っ越してきて2年目の1998年の作品。内藤さんがどこかに「円山川」という文字が入ってるんですよ、と教えてくれた。
あった!
「闇からの伝言板」 Message Board from Darkness
内藤絹子
2013年11月19日~12月19日
第一生命南ギャラリー
東京都千代田区有楽町1-13-1
November 22, 2013
茶陶三昧~三井、五島、根津を巡る
先週は「茶陶三昧~三館めぐり」を巡りました。
三井記念美術館(日本橋)、五島美術館(世田谷)、根津美術館(南青山)の3つの合同企画展。三館を巡ると年末から来年に開催される展覧会の招待券をいただける。
それはともかく茶道具の中心となる茶碗をこんなに一気に見るのは初めて。貴重な体験となりました。
まず、三井記念美術館。国宝の茶碗を観るなんてあり得ない、そんな気持ちで訪ねる。桃山後期の茶碗が一堂に。志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部の岐阜県美濃地方で焼かれた茶碗。比較しながら観ることで、産地の特徴を吸収。
次に、五島美術館。本阿弥光悦の特別展。書跡、陶芸、漆芸、出版など。
3つ目は、根津美術館。「井戸茶碗~戦国武将が憧れたうつわ」。16世紀に朝鮮半島から渡来した井戸茶碗。
おそらくこれだけの井戸茶碗が一堂に会するのは何十年に1度あるかないかであろう。織田信長から柴田勝家へ。豊臣秀吉から家臣へ。まさに戦国武将が命をかけて所持した井戸茶碗。
個人の所有が多いのに驚いた。余計にいま鑑賞しなければなかなか観ることのできない井戸茶碗です。
November 21, 2013
November 15, 2013
「イマドキの野生動物」 但コネ(8)
【開始前の打合せ】 11月の但馬コネクションは「自然界の報道写真家」宮崎学さんをお迎えしてセッションを行ないました。13年前に初めてお会いしてから毎年1〜2度のペースでお会いしてきました。お会いするたびにその生き方。仕事ぶりに圧倒されてしまいます。 今回のセッションでは最新刊にもなっている「イマドキのの野生動物」と題してお話を聴きました。 gakuさん(そう呼ばせていただいてます)を初めて知る参加者にはとてもショッキングなお話もあったと思います。 野生動物の観察から得た自然界のメッセージを受け止めるgakuさん。その鋭い感性、仮説を立て思考し、独自の手法で観察し、その意味するところを察し、予言する。プロフェッショナルとはこういうものだといつも思う。
第2部の交流会はいつも以上に興奮気味。夜が更けるまで意見交換、議論が続く。 gakuさん、ありがとうございました。 [iPadよりUP]
November 08, 2013
今年も永楽館歌舞伎がやって来た
今年で6回目となる永楽館歌舞伎。築100年近くになり、朽ち果てていた芝居小屋を豊岡市が修復して復活した。以来、毎年この時期に片岡愛之助率いる一座がやって来て歌舞伎が演じられる。350人で満員となる「狭さ」がウリ。本当に役者さんの汗と息を間近に感じる。私は6度あるうち4度来る。すっかり虜になっている。
今年も東京から友人たちがやって来た。古い木造の芝居小屋に着物がようく似合う。観終わった瞬間、「来年も〜」の声。みんな大満足でした。〔2013/11/08〕
演目 『伽羅紗」「弥生の花浅草祭」
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