『フレームワーク思考法』~すべてのマーケティングは笑顔のために
私自身も日々、業務の中でフレームワークを使っていますが、使えば使うほどこれまで自分が気づかなかった新しい視点が見えてきたり、クライアントとの戦略ミーティングの中でも、画期的な施策が生まれたりしています。まさに噛めば噛むほど味が出るのもフレームワークの魅力のひとつだと確信しています。
『フレームワーク思考法』 高橋健三・著 (p157 「おわりに」より)
私は著者が指摘している3つの活用ポイントに注目しました。著者の経験がここに現れていると思います。
1つ目は『早く使うこと』、早い段階で事実を整理する大切さ。
2つ目は『連結させること』、一連の流れの中でフレームワークを連結させると論理展開がスムーズになり、説得力が格段に増す。
3つ目は『開発すること』、自分自身のオリジナルフレームを生み出すと新しいアイデアがでる可能性が高まる。
まさに、著者が(おそらく)フレームワークを駆使して書き上げたとてもわかり易く、すぐに使えるように配慮された本です。
著者の高橋健三氏とは旧知の中。出会いはグロービス代表の堀義人氏 (帯の写真)のクラスで学んだ人が高野山に集結して行なった課外授業で。そこから「あすか会議」が始まり、やがてG1サミット へと発展していく。
著者・高橋健三氏((株)スマイルマーケティング代表 )は、マーケティングのプロ。一昨年には、私のビジネスである「NAKATA HANGER」を題材にしてマーケティングのセミナーを共同で開催しました。(「オーバースペックモノづくり教室」 )「まな板の鯉」の気持ちでしたが、高橋健三氏の様々な発言、アドバイス、アイデアから多くのことを学び、その後のNAKATA HANGERのビジネスに大きく役に立っています。
高橋健三氏は、みずから「なにわのマーケティングコーチ」として名乗り、企業向けだけでなく、地域の活性化にも積極的に取り組んでおられる。「大阪国」に行かれる時は、ぜひアポなど申し入れてみてはいかがでしょう。きっと笑顔(スマイル)で迎えていただけると思います。
著者が提唱する「すべてのマーケティングは笑顔のために」は、素晴らしいコピーであり、コンセプトであり、高橋氏自身でもあります。
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