『音楽未来通信』 三宅榛名
まさかこの本の感想をブログに書くなんて!と自分で勝手に驚いている。
購入してから20年以上は経っている。後ろのページで確認しても「二版1990年」だから間違いない。ちなみに「初版1984年」となっているから相当古い。当時少し読みかけて本棚に紛れ込んだんだろう。最近、クラシックやジャズの歴史を再学習しようと本棚をゴソゴソしていて再び手にした。
残念ながら三宅榛名さんのライブは聴いたことはないが、CDや本でずっと気になる音楽家として私の中に存在している。申し遅れましたが三宅榛名さんは作曲家、ピアニスト。
この本は当時あちこちの雑誌に書いたエッセイ集。山下洋輔さんと共演した前後の山下洋輔研究ノート。ビートルズや坂本龍一さんへのコメントなどめちゃめちゃ面白い。極め付けはサックスの坂田明さんとの対談。モーツアルトがチャーリー・パーカーならベートーヴェンはコルトレーン。モーツアルトとベートーヴェンならどっちとお付き合いしたい?隣に住むならモーツアルト。みたいな一見たわいもない会話が続くのだが、本質を突いていて面白い。
何で20年経ってこの本読んでるのか自分でもわからないが、古い本引っ張り出して読むのもいいもんだ。
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