あれから1年
画像は2011年11月に名取市を訪問した時のもの。海岸近くにあるこんもりとした高台から閖上地区を眺めた。住宅街だったであろう場所に建物はない。夕日が沈むほんのわずかの時間であった。
東日本大震災から1年。
震災当日とその数日後の自分のブログを読み返してみた。
当日の書き込みは東京にいるスタッフの無事が確認ができたこと、被災地人々の救済を願う思いを綴った。
そして数日後の書き込みには次のように記していた。
『3・11の大地震直後、TVで送られてくる被災地の映像を見続けた。今直ぐに何もできない自分のもどかしさを感じながらも、見続ける事で今起きている事を深く心にきざみたかった。』
どんな小さなことでも何か支援できないだろうか?昨年5月に友人の家族と共に「チャリティ・ガーデン茶会」を開催、集まった支援金をここ名取市の『閖上わかば幼稚園』に送らせていただいた。
そして11月。東北訪問の折に急遽、わかば幼稚園を訪ねる機会を得た。そこにはもう建物も何もない。絶句。ただ立ち尽くすだけだった。
お会いしたことはありませんが、わかば幼稚園のK先生からは支援金の使途の報告書が送付されてきたり、年末には園児達のカレンダーと共に幼稚園再開への熱い思いを受け取っています。
見続けるだけでなく、関わり続けなくてはと思う。
友人家族から「今年もやろう」とメールが来た。思いは一緒だ。
The comments to this entry are closed.
Comments