「日中経営者フォーラム」〜双方の経営マインドは
日経ビジネスと長江商学院共同によるフォーラムに参加しました。中国でどのようにビジネスを展開していくのか模索中の私としては、今の中国ビジネスの現状を知るタイムリーな企画である。
中国側は、大型バスメーカー、製薬会社、映画配給会社、旅行会社、そして経営大学院の学長と教授。どちも今注目の企業ばかりだ。彼らの発言に共通しているのは「GNPで中国は日本を追い抜いたが、日本企業から学ぶことはまだ多い。日本企業の潜在力は大きい。世界一の市場である中国への進出意欲がもっとあって良いのではないか」と。どことなく余裕と自信が漂っている、と私は感じた。
一方で日本側は、セブンイレブン・鈴木会長、良品計画・松井会長、野村総研、安川電機・利島会長、タニタ・谷田前会長。それぞれの中国進出時における苦労話(問題点)とそれをいかに乗り越えたのか(解決策)の発表があった。さらにはグローバル企業へ脱皮して行く示唆に富む体験談。すべて素晴らしい実績と知見。日本企業の誇りだと思う。
最後に登場の楽天・三木谷社長。中国のeコマースは少しバブルだと。同席のフューチャーアーキテクト・金丸社長の「eコマースの本当の戦いは実はテクノロジーだ」との発言が印象に残る。Google、Amazon、Facebook、Appleなどは世界中からいかに優秀な技術者を集めるかに注力している。
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