いつもの 、でも今回は特別な中国出張
いつもの関西空港。いつもの中国出張。なんですが今回は特別な出張でもあるのです。
我が社の輸出入ビジネスパートナーのK氏との(ひとまず)最後の同行出張となる。Kさんとは27年前(1985年)に一緒に台湾に行き、ハンガーメーカーを訪ねたのが最初の出会い。以来ずっと海外ビジネスを共に行なってきた。その間、我が社も人材が少しづつ育ち、相手先とはメール、デジタル画像での瞬時の確認、などよりダイレクト、よりスピーディーにビジネスが進行するようになった。Kさんからの申し出でその契約を終えることになった。勿論培った信頼関係は今後も(私は生涯と思っている)続く。
Kさんとの海外ビジネスの思い出は尽きない。ヨーロッパにハンガーを売るために敢行した独仏伊の旅。アジアのハンガーメーカー・商社を訪ねて、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナムなど各国を訪ねた旅。今と違って20年前後昔になるから、この間のアジアの発展には驚くばかりだ。
ドイツで持物の盗難にあったり、インドネシアで荷物が紛失したり、トラブルも結構あったが今となれば良き経験、笑い話にもなる。
K氏は私と会う以前、アフリカにサングラスを売りに行ったこともある猛者なのです。その時のK氏による体験談が私の海外ビジネスの原点となっている。つまり、すべてはこちらの思い通りにはならないこと。日本の常識は世界とは全く異なること。納得できるギリギリまで意見交換して最後は相手を信じること。
K氏とはおそらく50回以上海外出張を共にしている。海外で過ごすと自ずと日本の現状と未来、自分達のビジネスの展望、現地の人との情報交換を行なう。日本を離れて交わす会話、商談、様々な交渉、K氏から学んだことは大きい。感謝。
初期の台湾出張。台北に向かう長距離バスの車中。2時間以上に渡って私がビジネスの夢を熱く語り続け、終いには前座席の乗客にうるさい!としかられたことが懐かしい。
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