キョウガノコ~梅雨の晴れ間に
キョウガノコ(バラ科)
花は目が覚めるような色。花弁も雄しべも花枝も鮮紅色。それが1メートルを越す草丈に数百が密生する。色が鮮烈でも雄しべが突出し、全体をふわっと見せる。元禄の『花壇地錦抄』は「雪なだれのごとし」と雪煙を心象する。名は、京染めの鹿の子絞りに見立てた。自生はなく雑種由来説も。
『花おりおり その二」 湯浅浩史・著
ここのところ東京との往来が頻繁。1週間ぶりに帰宅し庭を眺めると、緑が一段と濃くなっている。そう季節は待ってはくれない。どんどんと進んで行く。
梅雨の合間の太陽に照らされて鮮やかに活き活きと風にそよいでいる。
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