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May 04, 2011

新緑の「チャリティ・ガーデン茶会」

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週間予報ではこの日だけが雨。前日の夜は嵐のような暴風雨。そしてその5月1日がやってきた。今日は東日本大震災の復興支援のための「チャリティ・ガーデン茶会」を開催する日なのだ。

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天気予報は見事にはずれた!! 柔らかい陽光が射し、雨で洗われた新緑が美しい。今回のチャリティお茶会のような企画はもちろん初めて。いったいどれくらいの人に来ていただけるのだろうか?準備の時から緊張。ご案内した予定時刻よりもやや早めにお客様がお見えになり始めた。

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今回の企画は友人のIさんとの会話から始まった。彼女の知人やその仲間が大震災で大きな被害を受けられた。遠く離れたこの地で被災された方々に何か支援できないかと考えました。Iさん夫婦は茶道で知り合って結婚。子供達もお茶を習い普段から親しんでいる。じゃあ、お茶会をやって集まった会費を被災した方々に復興を願う気持ちと一緒に送ろうと言うことになった。

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「慣れない者だけでの試みで、充分なおもてなしはできませんが、お抹茶を一服お楽しみください」とご案内した。お菓子は東北地方のお菓子屋さんから取り寄せた。また、私がお稽古している社中の仲間が東京より二人駆けつけてくれた。今回の趣旨に気持ちよく賛同してくれた地元の親しい友人と共に開催できました。特に、「お運び」担当のIさんの娘、Tちゃん(小5)、Nちゃん(小3)は大活躍。すべての席ごとにお客様の笑顔が溢れました。

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お点前は、Iさん(夫)、Sさん(東京の社中の仲間)、そして私の3人で交代しながら席を持つ。2週間前に「初お点前」を経験したとは言え緊張の連続。でも結局3回機会が巡ってきて、最後は私自身も少し楽しむ気分でお点前ができ、とても貴重な体験となった。

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100人を超す方々に来ていただきました。子供連れの若いご夫婦、気軽に来てくれたご近所のみなさん、長いお付き合いの友人達、いろいろな繋がりで声を掛けて集まって下さったお客様、楽しんで下さったでしょうか。

お客様のお一人から「秋にもやってくださいね」と声を掛けられた。「復興には長い時間が必要。だから支援の継続が大切ですね」と。

まずは、今回いただいたお客様の気持ちとお金を被災地に責任もってお届けしながら、考えてみたいと思います。

お客様、スタッフ、そして天気の神様、すべてに感謝いたします。

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Comments

惣兵衛さん、
ガーデン茶会にお越しいただき、ありがとうございます。「日本人の美」に言及してくださいましたが、本当に私もそう思います。どんどん洋風化、現代化してきている日常生活の中で、「お茶」の持つ非日常性が、逆に新鮮であり、何か新しいエネルギーが生じれば最高ですね。

惣兵衛さんのブログにも紹介してくださって、ありがとうございます。

Posted by: koh | May 07, 2011 11:39 AM

お茶会にお招きいただきありがとうございました。
 「ガーデン茶会」というところから野点だと思って気楽に参加しましたが、素敵な茶室での素敵な時間を過ごせたことで、改めて日本の美、日本人の美を実感できました。
 参加させていただいた我が子供たちも茶道に興味を持ったようで、時折食後に抹茶をたてていただくようになっています。

 KOHさんのお手前、始めたばかりと思えないすばらしいものでした。また、Iさん、Iさんのご家族、スタッフの皆さんもとても素敵でした。そして、ご苦労様でした。特に奥様をねぎらってあげてください。

Posted by: 但馬屋惣兵衛 | May 06, 2011 09:01 AM

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