ミニスイセン テイタテイト〜不思議な響き

ミニスイセン（ヒガンバナ科）
小形のスイセン。ふつうのスイセンは花茎の高さが30センチを越すが、ミニスイセンは半分にも満たない。この形質は改良に用いられた原種のキクラミネウスによる。ポルトガルやスペインに分布し、花の中央の副花冠は狭い筒状のラッパ咲き。写真のテイタテイトの副花冠は親よりは短くて太い。
『花おりおり　その四』　湯浅浩史・著

たまには母と庭で会話。（日曜日の話）「これ知っている？」と訊ねられたのがこの花。スイセンであることぐらいは判るが、さてその名は？　さっそく愛蔵版の「花おりおり」で探すと、そのサイズのとおり「ミニスイセン」とある。これに違いない。改良されてできた名は「テイタテイト」。これって、どういう意味だろう？何語？

で、調べて見ると、tete-a-tete [te'itəte'it]　（1番目と3番目のeにはアククサンシルコンフレックスが、aにはアクサンテギュが付く。）とある。元はフランス語。have a tete-a-tete talk with で「～と差し向かいで話す」とある。tete-a-tete meeting　で　「差しの会談」。なんか花の名から遠ざかってしまったが。