« さあ10月だ!目標達成するぞ! | Main | ハンガーの大切で微妙なところをチェック »

October 04, 2010

「安養寺 蝋燭能」~能・狂言を身近に感じる

101003_noh1

昨日、京丹後市久美浜町にある安養寺で行なわれた『蝋燭能』に行ってきました。京都府丹後半島にあるが、自宅からは車で40分ぐらいのところにある。でも訪ねるのは初めて。

お寺でお能を観賞すると言うのはどんなのだろう?

101003_noh4

夜の『蝋燭能』に先立ち、午後3時から「わかる・楽しい能楽講座」と銘打って、やさしいテキストが配られ、能・狂言の発祥から能楽の役割、流儀について、楽器、能舞台のお話を聴く。話し手は、観世喜正さん。易しく、面白く、そして為になる能の楽しみ方を学ぶ。(これが、私にとっては一番必要としていたこと!)

101003_noh2

本堂に仮設された舞台を取り囲むように、能楽講座を聴く。

喜正さん解説後、父にあたる観世喜之さん演じる「猩々」(しょうじょう)が演じられる。観世さん親子による解説と実演、それがお寺の本堂と言う身近な空間で演じられる。なんとも贅沢な体験なのだ。

101003_noh3

いよいよ日は暮れ、本堂は満員の観客。
始まると、照明は消され、舞台の周囲に置かれた蝋燭の灯りで演じられる。

プログラムを記しておきます。

『蝋燭能』

解説  観世喜正

仕舞  「花筐」(はなくるい) 藤村昌子(※)

狂言  「因幡堂」       茂山七五三
                  茂山宗彦

能   「屋島」         シテ 観世喜正   ツレ 長山耕三
                  ワキ 福王茂十郎 アイ 茂山逸平
                  笛  野口 亮   小鼓 林 大和
                  大鼓 上野義雄

(※)藤村昌子さんは、この安養寺の大奥様。当年(87歳)昭和32年に「藤村好諷会」を再出発され(父が中川紫峰)、丹後・但馬での能楽普及に貢献されてきた方。「藤村好諷会」が中心となった『蝋燭能』もこの4回目をもって一区切りとされる。今後の能楽を親しむ活動を丹後・但馬の誰かに受け継いでいただきたいとのこと。一例としてNPO法人の発足など、取り組んでいただく方(団体)を募っておられます。

|

« さあ10月だ!目標達成するぞ! | Main | ハンガーの大切で微妙なところをチェック »

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「安養寺 蝋燭能」~能・狂言を身近に感じる:

« さあ10月だ!目標達成するぞ! | Main | ハンガーの大切で微妙なところをチェック »