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May 09, 2010

『型絵染の世界展〜田島征彦』 美山かやぶき美術館

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春の陽光溢れる美山町にやってきた。「かやぶき美術館」を訪ねるのは初めて。手前のかやぶき家屋が「美術館」、向こう側のが「郷土資料館」である。

田島征彦さんは、日本を代表する絵本作家。もう25年以上前になるだろうか?私の住んでいる町(豊岡市日高町)にもお招きして、型絵染めの作品と講演会をお願いし、地元の小学生を招待し、講演会には約1000名の人に来場していただいた。以来、何度かお会いする機会があったが、今回は久しぶりなのだ。

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私たちが会場に着くと、ほぼ同時に田島さんご夫妻が到着。でも、その前にまずは腹ごしらえ。(笑)すべて美山町で採れた山野草などの食材。最高に美味しいお弁当!

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絵本の原画になった型絵染めの作品が並ぶ美術館。

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茅葺きの建物を活かして展示されている型絵染めの大作。

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場所を「美山文化ホール」に移して講演会が行われた。ホールには、20mもあると言う田島さんの大作が掛かる。

講演会のテーマは「絵本で伝えたいこと」。1940年生まれの田島さん。高知県で過ごした幼少期、京都市立美術大学の学生時代、その後、京都府八木町での自給自足の生活を始める。私が田島さんを訪ねたのは、この八木町時代。飼っていた鶏をつぶして、家の外で鍋をしていただいたのを懐かしく思い出す。

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第1回絵本にっぽん大賞を受賞した『じごくのそうべい』。『祇園祭』(世界絵本原画金牌賞受賞)『てんにのぼったなまず』など、どれも力強い原画の絵本。

講演会の中では、作者自身による絵本の読み語りがある。それこそ「田島ワールド」全開だ。ぜひ、田島さんの講演会、読み語りを聴くチャンスがあれば行ってみて下さい。

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