花匠前野の護国寺・奉納献華『花大景』
新緑あるれる東京・護国寺。
護国寺は神齢山悉地院と号し、1681年(天和元年)5台将軍綱吉の生母桂昌院の発願により上野国(群馬県)大聖護国寺の亮賢僧正を開山とする真言宗豊山派の大本山。(中略) 徳川幕府の最盛期でその権威と財力を結集し、優れた棟梁や職人を動員して建造され、和様、唐様の折衷様式の雄大にして華麗な元禄文化をここに見ることができます。
(護国寺本堂の説明書による)
この護国寺は、東京都心では珍しく、創建当時のままに遺存している建物ということである。今回は、今年知り合った「花匠前野」こと前野博紀氏の個展を観賞するために来ました。
先日、前野さんから「護国寺奉納献華『花大景』」の案内をいただいていたので、早速行ってみました。さあ、どこに作品があるのかとワクワクしながら仁王門をくぐる。
本堂前の作品。3月の六本木ミッドタウン「花神」も大作であったが、こちらは野外で、よりスケールの大きなダイナミックな作品だ。本堂からちょうど出てきた前野さんと出会う。24時間かけて制作。30分程仮眠しただけだと言う。「護国寺本堂に向けて舞い来たる龍」を表現したものだそうだ。
「不老門」にかかる龍。
「大師堂」前の水槽に浮かぶ花。初夏の太陽とお堂の暗がりの陰陽が美しい。
護国寺奉納献華『花大景』は、6月1日(月)まで。
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