『長谷川等伯展』 天才絵師に感動!
水墨画の最高峰「松林図屏風」(国宝 東京国立博物館蔵)、金碧障壁画の至宝「楓図」(国宝 京都・智積院蔵)を描き、あの狩野永徳をも脅かした絵師、長谷川等伯(1539~1610)。(中略。。。) 豊臣秀吉や、千利休ら時の権力者に重用され、一躍時代の寵児となりました。時に、精緻に、時に豪放に描きわけられた作品群は、今もなお我々を魅了し続けます。
(長谷川等伯 没後400年特別展 東京国立博物館 平成館 パンフレットより)
念願の長谷川等伯展に行ってきました。先日の「NHK日曜美術館」にも取り上げられ、かなり混雑しているだろうなあ、とある程度は覚悟していったが、それ以上!(>_<) 上野の国立博物館・平成館の前は長蛇の列。なんと90分待ちでやっと入場しました。
長谷川等伯の人気の凄さに改めて驚かされました。
館内も、音声ガイドコーナー、記念品売り場、休憩ロビーも入場者であふれかえっていました。
長谷川等伯の作品人気は、やはり豪華絢爛な「楓図」と幽玄の「松林図屏風」。同じ作者とは思えないほど対照的な画風である。
私は子供心に、「切立つ山から水が滝となり、里に流れて田畑を潤し、やがて湖へとたどり着き、そこには漁する民がいる。」そんな自然のパノラマのように描かれた水墨画に心惹かれるものがあった。
今回の長谷川等伯の「山水図襖」や「山水図屏風」などを観ることができたのは、極上のひと時となりました。そうそう、それと「千利休像」(京都・表千家不審菴)。茶道を習い始めた私としては、しっかりと鑑賞させていただきました。(^_^)
東京は3月22日まで。4月10日~5月9日まで、今度は京都国立博物館に会場を移して展示される。まさに、「行くべし」の特別展でした。(^_^)
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