「酒菜哉 meets 平家かぶら」~究極の地元食材にチャレンジ!
「Dining & Square 酒菜哉」(兵庫県豊岡市)は、私のブログで何度か紹介してきましたが、今回、地元食材にこだわった料理を戴く会に参加させていただきました。
「酒菜哉」シェフの河村氏は、昨年の『学校のレストラン」(豊岡市竹野町三原地区)で、イタリアン『アルケッチャーノ』(山形県鶴岡市)の奥田政行シェフに刺激を受け、地元食材にこだわった料理に挑戦。
今回のテーマは「平家蕪」(へいけかぶら)。同じ兵庫県北部の「御崎地区」(香美町香住区)に自生する平家かぶら。御崎地区は、断崖絶壁にある寒村。かつて源平の合戦に敗れた平家の落人が密かに暮らした集落である。かつて、但馬学でも訪問したことがある。
痩せた土地に自生する「平家かぶら」。画像では小さい蕪だが、直径数センチの蕪もある。味覚は、ラディッシュに似た感じと言ったらいいだろうか。
では、メニューをご紹介します。
前菜
わらびイカ、平家かぶら寿司、アマゴへしこ大根、菜の花松前押し、かぶら団子、エビ小芋串打ち つくし
椀物変わり
平家かぶらすり流し、魚葛たたき、五色あられ、北村わさび
刺身
えっ!? これが??
薄く剥いた大根の中身をみるとこうなっている。
日高十戸鱒、イワナ昆布〆、北村わさび他あしらい一式。
合肴
肉三種(但馬牛たたき、出石豚オランダ煮、但馬地鶏香草焼き)、付野菜
箸休め
固のり とろろ芋
止肴
平家かぶら天ぷら、ホタルイカ一夜干、ハタハタせんべい、固のり葛きり、竹野塩
お食事
平家かぶらごはん、アサリ汁、香のもの
食事の後、挨拶をするシェフ河村和哉さん。アルケッチャーノ奥田氏との体験を通して、地元食材にこだわり続ける、力強い発言。
但馬にはまだまだ独自の新鮮で美味しい食材がある。「食材を活かしつつ、サッとシンプルにいただくお料理もいいですね。」と、暗にお願いすると「いいですねー。やりましょう!」と即答してくれた。若くて腕の立つ料理人・河村氏に益々期待したい。特に、河村氏の、料理に対する高い志が感じられて頼もしい。
食事をいただいた達は、地元では、野菜の生産者、醤油製造、北村わさび、神鍋白炭ブランドの炭焼きさん、釣り船漁師さん、姫路方面からは、こだわりの酒屋さん、姫路を元気にする会(NPO法人)の人たち、そして普段から食文化について活動されている人たち。
素晴らしい仲間と美味しいお料理、最高の食事会でした。企画し、ご案内いただいた友人Kちゃんに感謝である。
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Comments
その節はどうもです。。。
平家カブラ、面白かったですね。
山葵の葉のサラダ菜感覚も新しい発見だったりしました。
是非、神鍋白炭で『炙り』もやって欲しいですね。
Posted by: すみや | March 24, 2010 10:33 PM