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November 27, 2009

「中村康平茶陶展」〜侘びへの挑戦

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侘びを追求
作陶の中心に「侘び」を据える中村だが、今回は光悦、長次郎の写しを交えた楽茶碗と粉引、柿のヘタ、青磁などの高麗茶碗、花器、水指、酒器を発表する。
『中村康平茶陶展』 京王ギャラリー・案内より

私は、未だ茶碗を語るほどの、体験も知識も、またそう言った環境にもなかった。では、なぜ茶陶展か、と言うと今年の9月に「日韓茶文化研究交流会」に参加し、ソウルを訪問したのがご縁の始まりである。「茶の湯文化学会」を中心とした日本側の参加者の中に、陶芸家の中村康平氏がいらっしゃった。茶の湯、陶芸、茶碗のことも何も知らない私でしたが、韓国の旅の中で次第に、中村康平さんのお話に惹かれていきました。

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中村梅山の三男である康平氏。一家全員が陶芸家である。康平氏は、前衛的な作品を制作し、ニューヨークでも注目の陶芸家であった。その康平氏が、一転、「侘び」の世界に挑戦している、のだと言う。どこか型に収まりきれない、「静」の中に見え隠れする「動き」を私は感じました。ひと言で言うと「一目惚れ」「好き」と言うことになるのだと思う。

是非、行ってみてください。

『中村康平茶陶展』
会期:2009年11月26日(木)〜12月2日(水)
会場:京王百貨店新宿店6階  京王ギャラリー

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