戦国武将と茶の湯~畠山記念館
信長に秀吉。日本の歴史に燦然と名を刻む武将の直筆、所持した茶碗が鑑賞できる。これは行かない訳にはいかない。
畠山記念館は、白金台2丁目の閑静な住宅街にある。創設者は畠山一清(1881~1971)。能登国藩主の畠山氏の血をひく。ポンプの(株)荏原製作所の創業者と説明した方が名が知られているかもしれない。能楽と茶の湯を嗜んだと言う。
苑内に入ると、鬱蒼としげる木々が美しい。やがてお茶室、そして庭園が見えてくる。
今回の特別展は、「戦国武将と茶の湯~信長・秀吉ゆかりの品々」。実際に信長が所持したお釜、茶碗、秀吉が書いた書簡のお軸、千利休が作った茶杓など、ズバリの品々が展示されている。
歴史の中の人物が、遠い昔の物語の武将が、侘び寂びの利休が、とても身近に感じられる。400年の時空を超えて、今、目の前にある。不思議な感覚である。私は、未だ「茶の湯」のことには詳しくは知らないが、日本人の文化がそこにある。
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