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November 13, 2009

「豊岡エキシビジョン」~東京でコウノトリ舞う!

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「豊岡エキシビジョン」(兵庫県豊岡市)が行われた。ここは、東京・六本木のイベント・ホール「ベルサール六本木」。豊岡市長をはじめ、農業生産者、旅館経営者などによるトーク、さらに地元の食材、産品なども展示された。

まずは、中貝市長による基調講演。テーマは「コウノトリ悠然と舞うふるさと」。スライドで画像や映像を見せながら、豊岡を紹介する。

「コウノトリの野生復帰」の物語を中心にすえながら、自然の脅威(2004年の台風23号災害)と恵みを伝えていく。豊かな自然と固有の歴史・文化。「環境都市」の実現に向けた取り組みを伝える。

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つづいては、「豊岡お国話」と題してパネルディスカッション。中貝市長の横には、コメンテーターとして俳優の柳生博氏が着席。柳生さんは、(財)日本野鳥の会の会長であり、「コウノトリファンクラブ」の会長でもある。豊岡市には頻繁に来ていただき、コウノトリの野生復帰に向けての応援団長的存在だ。

パネリストは3人。実は、私にとって3人ともとても親しく、ご縁のある方ばかりだ。畷悦喜(なわて・えつよし)氏は、「コウノトリ育む農法」に取り組むお米の生産者。実は、但馬学の例会で「コウノトリ育むお米」で「おにぎり例会」を開催したときの講師である。「田んぼの良し悪しは、住む生き物が決めてくれる」の言葉が素晴らしい。

西村いつき氏。兵庫県農業改良課で環境創造型農業専門員。「コウノトリの育む農法」を指導し、推進されている。実は、西村さんのお父さんをずっと以前から存じてあげている。世間が注目するずっとずっと以前から、無農薬での米作りや自然農法的な農業・畜産をやっていらっしゃる凄い方なのだ。

高宮浩之氏(城崎温泉旅館経営)。彼とは、お互いに仕事や趣味の情報交換をいつも行なう親しい友達。地ビール事業を展開するなど、ベンチャー的な取組みをする城崎温泉のホープ。

「環境経済」を標榜する豊岡市。農業生産者、城崎温泉・旅館経営の立場で、一人でも多くの人に豊岡の魅力を知ってもらいたいと大いにアピール。

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「豊岡のチャレンジ」と題して、隣の会場で第2部の始まり。「守りたいもの」を唄う普天間かおりさん。野生復帰するコウノトリの映像に普天間さんの「守りたいもの」を流したのがご縁。今や、大の豊岡ファン。会場に駆けつけてくれて、その歌を披露していただく。

ステージ脇には、豊岡産の野菜がどっさりと並べられている。(^_^)

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豊岡市の地場産業・カバンと並んで、我がハンガー(NAKATA HANGER)も展示させていただきました。「コツコツと手を抜かず(抜けず)に作る手作りハンガー」は、豊岡市民の持つ人情・気質であると、アピール。(^_^)

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なんと言っても、ご来場者の人気は但馬の超・美味しい食材だ。コレには、ハンガーも鞄も勝ち目はない。(笑)

11月6日に漁が解禁になったばかりの松葉ガニ。地元では、豊岡市の津居山漁港に陸揚げされるので「津居山かに」と呼ぶ。写真は、「せこがに」(メスのズワイガニ)。地元の通は、コレが好き!

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但馬牛のしゃぶしゃぶも大人気。その横には但馬牛のタタキもあるぞ!

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「コウノトリ育むお米」。コウノトリが住める環境で作ったお米。栽培期間中は、化学肥料は一切使用せず、無農薬のお米。田んぼでは、カエルやドジョウ、小さな魚、水生昆虫など、1年を通して生き物が棲息する。

その他に、「出石そば」、コウノトリのお米で造ったお酒、どぶろく、など美味しいものいっぱいで会場が埋まる。

柳生博さんがよく仰る素敵な言葉がある。「確かな未来は、懐かしい風景の中にある」。是非、豊岡市へお越しください。

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