韓国・陶磁器の博物館巡り
こちらは「国立中央博物館」。3年前のソウル訪問時にも訪れたが、今回のメンバーは、茶の湯と陶磁器の勉強が主目的だから、時間もたっぷりとって見学した。2005年10月にオープンしたばかり。
韓国の歴史と陶磁器の変遷を図解してある。今回は、イヤホンの日本語ガイドを聴きながら、じっくりと観賞。
こちらは「京畿(キョンギ)陶磁博物館」。ソウルから南東へ高速道路で約1時間の広州と言うところにある。
ここは、朝鮮白磁の産室と呼ばれる「広州分院」。李氏朝鮮の王室と中央政府が必要とする白磁を生産・供給することを目的に設置された。朝鮮時代に約500年にわたって白磁を作り、19世紀に入り民間に委譲して以来、衰退。広州には、約340カ所の窯跡があり、発掘作業が続いている。
こちらはソウルに戻り、「湖林博物館」。青銅器時代から近代までの土器、陶磁器、絵画、金属工芸などが展示されている。青銅器時代の土器のシンプルなデザインに感動する。極めてモダンなのである。
こちらは「サムソン美術館Leeum」。言わずと知れた韓国を代表する企業「サムソン」が収集した美術品が展示されている。2004年10月開館。韓国古美術から世界のモダンアートまで幅広く展示されている。
あれれ?? どこかで見たことのあるクモが。六本木ヒルズと同じですね。アメリカの女性彫刻家ルイーズ・ブルジョアの「ママン」。左側の緑の中に、サムソンの会長の自宅があるとか。
建築がまたユニーク。スイスの建築家マリオ・ボッタによって設計された。館内中央の空洞は、逆円錐形となって螺旋状の階段を下りながら、各展示室に移動して行く。ニューヨークのグッゲンハイム美術館を思い起こすダイナミックな建築である。
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