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January 17, 2009

薪ストーブで冬も快適に

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我が家に念願の薪ストーブを設置した。

ガラス戸の外は雪だが、室内の柔らかい暖かさは、薪ストーブの真骨頂である。導入を思いついた昨年の秋。18年前に購入した「薪ストーブ大全」や雑誌カタログをひっぱり出して来る。結局、新築時は結局、囲炉裏を造り、薪ストーブのアイデアは採用しなかった。再びページをめくるとは思っていなかったが、これもまた嬉しいもんだ。私のイメージは、シンプルなデザインで、窓が大きく炎を眺めて楽しめるもの、と言うもの。

既に薪ストーブを導入している友人Bさんのも参考にしようと、見せてもらったのもこのストーブだった。私の選択の自信は確信に変わりました。(笑)

そして選んだのが、このベルギー製のDovre 700SL。ドーブレの最大出力700Gのスリムタイプ。

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何と言っても、大きなガラス窓がついた扉が良い。火の調整は、2つの給気口の開閉で行なう極めてシンプルな操作だ。しかし、薪の種類、ストーブが冷えている時、過熱している時、室内の気温などによって微妙に異なる。燃える原理原則は一定だが同じことをやってもダメ。このアナログ感覚がまた心地よいのである。この炎を眺めていると、火の虜になってしまう。

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「念願の」と言うにはそれなりの理由がある。木製ハンガーを作る時に端材が少なからず発生する。それを、さらに細かいハンガーのボトムやパーツ、さらに木工クラフト品などにも加工するが、その後にも端材は発生する。そうした端材を最後まで利用するために、工場では集塵装置を張り巡らし、それをボイラーで焚いて水蒸気をつくり、工場の曲げ木や乾燥室の暖房のエネルギーに利用している。

自宅でも、できるだけ石油燃料の削減や節電ができないか挑戦してみたかった。新築当初は床暖房のボイラーに採用したが、灯油との併用のためボイラーは数年で耐用年数が来てしまった。ブナ材は火力が強過ぎたのが原因の一つであった。

「もう端材を利用することはないだろう」と断念していたのだが、「薪ストーブ」のアイデアで再び実現した。

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今回の薪ストーブで感じたのは。周囲の壁とは意外と接近していても、一工夫してやれば狭い空間でも設置が可能だと言うことだ。もちろん、壁は、不燃ボードや土壁、漆喰、などの不燃のものが条件です。

ふと、思いついてストーブの背面にガラス窓を作ったが、これがなかなか気に入っている。ガラス戸、ガラス天井と共に、サンルームのような効果で冬でも太陽が差し込んで暖かい。

私の場合、「ハンガーの端材」と言う前提があって実現した。燃料になる「薪」が身近にあるかないかの問題がありますが「薪ストーブ」の利用はお薦めである。

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Comments

好日居さま、
コメントありがとうございます。
なんか、いきなり話がはずんだと私も報告を受けております。(^_^)

いつかお出会いができそうでこちらも楽しみにしています。そちらも素敵な「茶店」なんですね。京都に行く機会がありましたら、一度、私も寄らせていただきます。どうぞ、よろしく。

Posted by: koh | February 07, 2009 11:21 AM

今日奥さまが寄って下さった茶みせの者です。
象設計集団設計のおうちのはなしになりちょっとブログをのぞかせていただきました。
いつかお邪魔したいと秘かにたくらんでおります。
どうぞよろしくおねがいいたします。
ストーブいいですね…

Posted by: ○。°好日居 。○ | February 05, 2009 12:22 AM

ヒロシさん、こんにちは!

そうなんだ!ヒロシさんところにも薪ストーブがあるんですね。お互いに木と関連したビジネスだから、当然、身近と言うか興味がありますよね。

樅の木も燃料としてグッドなんですね。ブナも最高の燃料となります。ハンガーの端材は乾燥材ですのでパーフェクトです。燃えきって、後に残るのはふわふわとした白い灰のみです。ただし、ストーブの空気調整にはちょっとしたコツがありますね。

スプルスや松は適さないとのアドバイスありがとうございます。

ストーブの季節でも、その後でも、いつでもどうぞお越しください。楽しみにしています。

Posted by: koh | January 19, 2009 03:55 PM

あけましておめでとうございます
大変遅くなりました・・
実は我が家にも 薪ストーブがあるんですよ
そのブログがこちらです
http://maeda112001.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-fdef.html
5年前に設置致しました
うちも薪には不自由しないので 助かっています
友人たちが来ると ストーブの前で 飽きもせず炎をズーット眺めています
おっしゃるようにこのアナログ感が良いのでしょうね
樅の木は脂っ毛がないので 煙突の掃除もほとんどしなくて良いくらいです
スプルスや松は 絶対燃やさない方が良いですよ ブナなら大丈夫ですね
今年は妻と是非伺いますので よろしくお願い致します
樅ハンガー大変気に入りました
製作ありがとうございました
また お会いできるのを楽しみにしています

Posted by: ヒロシ | January 19, 2009 11:17 AM

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