「木彫フォークアート・おおや」〜ふるさとの命の姿
これは「おおやホール」(兵庫県養父市)。今、このホールで「木彫フォークアート・おおや」と銘打って、全国から寄せられた木彫の公募展が開催されている。今年で15年目を迎えるが、回を重ねるごとに全国の木彫りファンから木彫作品が出品される。
ちなみに、このホールは今は亡き建築家・毛綱毅曠(もづなきこう)さんの設計である。1994年完成。その建築中に、一度だけ毛綱さんと食事をご一緒させていただいたことがある。今となってはとても懐かしい思い出である。ベーゼンドルファー(ピアノ)もあり、コンサートも開催される。ジャズピアニストの加古隆さんのソロ・コンサートをこの会場で聴いたのも懐かしい思い出だ。
もともとこの大屋町には、木彫りのアーティストである人達がいた。昔、明延鉱山で賑わった山深い町、大屋町。森林に囲まれた町にとって、まさに木彫りの作品は「命の姿」。素晴らしいサブタイトルだと思う。
グランプリを受賞した作品。「Anti Aging」(アンチ・エイジング)。その作風といい、タイトルといい、ユーモラスでどこかほのぼのとするものを感じる。
養父市ふるさと賞を受賞した作品。「犬の長い首」。木彫と言っても、その作風はさまざま。それぞれの木の特性を活かした作品を観るのはとても楽しい。「木の命」を引き出している。
こんな面白い(特に私にとっては)作品を発見しました。木彫の洋服。タイトルは「おやじのぬけがら」。シャツのシワをリアルに掘り込んである。よーく見ると、木製ハンガーは別物。ハンガー屋の私としては、どれどれと覗き込む。なんとわが社のハンガーに掛けてありました。「木のシャツにもフィットする木製ハンガーでした。」(笑)
開催日 : 〜10月13日
会場 : おおやホール(兵庫県養父市大屋町山路7番地)
TEL : 079-669-0120
ぜひ、行ってみてください!
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