「人と自然にやさしい農の取り組み」 但馬学9月例会
今月の但馬学は「おおや高原有機野菜」(兵庫県養父市大屋町)の産地を訪ねた。この地域の正式名称は「県営農地開発事業 南但馬東部地区」。山間部に142haの広大な土地を開発してできた。最初は国事業として計画されたが、兵庫県の事業として約30年前に造成された。「飼料」「花木」「野菜」の区画に別れている。
野菜畑のあるところからの眺望。遥か下に旧・大屋町の中心部が見える。野菜を栽培し、出荷するのにかなりの山道を上り下りしなければならない。
今回の講師は、「おおや高原有機野菜部会」の和田真由美さん。ご夫妻ともに元・公務員、退職されてこの「おおや高原」に土地を購入。主にコープ神戸に有機農法で栽培したホウレンソウ、キクナ、ミズナなどを出荷されている。他に、ネギ、ミニトマトなどもある。複数種栽培するのは、輪作をして土壌成分のバランスをとるため。
キクナとミズナを栽培。収穫時期が異なるので、ミズナを先に収穫し、そこを通路としてキクナを収穫するそうだ。いろんな工夫をされている。
和田さんの説明を聞きながらビニールハウスを覗き込む。有機栽培をするための堆肥と肥料の説明を受ける。虫の大量発生、連作障害と戦いながらたいへん労力をかけて栽培されている。農の現場を見る、知る、ことはとても重要なことだと実感する。
今月の例会のもう一つの目玉は「おはぎ作り」。メンバーの奥様に段取りをお願いしてあった餅米、こしあん、きなこで、みんなで手分けをして「おはぎ作り」私の役割は、ご飯をすりこぎで「半ごろし」に潰すこと、そしてきなこをまぶすこと。どちらも初めての体験である。(^_^)v
できあがった「おはぎ」。味は当然ながら最高!でした。段取りをしていただいたSさんに感謝である。
和田さんの有機野菜。ミズナ、キクナ、ミニトマト、レタス、そして地元産の「八鹿ブタ」が入っている。新鮮で美味しい。
高原の清々しい空気を吸い、みんなで料理を手伝い、配膳をする。みんなで「いただきまーす」(^o^)
なのだ。こう言った例会も但馬学の醍醐味なのです。
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