コウノトリの故郷
ほとんど全ての田んぼは田植えを終えている。ここは、兵庫県豊岡市百合地(ゆるじ)の田んぼから眺めた風景。水を張った田んぼを吹き抜ける風が気持ちよい。
そしてここは昨年に引き続き、野生復帰させたコウノトリが産卵し、ヒナを育てた場所でもある。
今年は、5個の卵を産み、3羽のヒナが孵り、2羽のヒナが無事に巣立った。コウノトリの郷公園のスラッフの皆さんは、毎日観察を怠らないが、多くのアマチュア・カメラマンの人達がこうして、望遠レンズでコウノトリ一家を覗いている。
ちょうどこのレンズの向こうには、2羽のコウノトリが餌をついばんでいる。今年巣立ったひな鳥だそうだ。
反対側を向くと、親鳥が道路沿いの電線を越しながら低空飛行している。
降り立ったのは、道路のすぐ脇の田んぼ。さっそく、水田にいる動物を探して食事なのだろう。
こちらは、降り立った親鳥のところから100メートルぐらい離れた隣の田んぼ。もう片方の親鳥。(どちらがオスかメスか分からない)。
わずかの時間で、百合地のコウノトリ一家全員と会ったことになる。こんなに身近にコウノトリを観察できるところがなんとも感動的。これがこの辺りの「普通」の田んぼの風景になったらどんなに素晴らしいことだろう。注目して行こう。
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