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June 05, 2008

モミの木との出会いは九州で

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鹿児島空港に降り立った。目的地は宮崎県小林市にあるM社。鹿児島空港からは九州自動車道で40分ぐらい。空港まで迎えて来ていただいたM社長の車で、霧島連峰を右手に眺めながら、一路小林市へ。

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M社に到着。M社長とは初めてお会いしたのが5月。今回、訪問してお会いするのはまだ2回目であるが、同じ木を加工する者同士として、どこか親近感を抱いていた。

M社は今年で創業65年を迎える。地元産の樅(もみ)の木を製材してスタートしたが、現在はドイツから樅の丸太を輸入、製材して日本の市場に供給している。

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樅の木?誰でも名前を知っている有名な木だ。クリスマスツリーにも使う。でも、よーく考えてみると、以外と知らないことが多い。主にどこに生えているか?、木の特徴は?木材としての用途は?

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今回は、樅の木についてたくさん学んだ。

樅の木は、広く世界中に分布していて日本全国にある。モミ属には、樅、ドドマツなど約40種存在し、高さ60m以上。幹の太さは1m50cm程度まで成長。

樅の木から抽出されるモミ製油は、ロシアやドイツなどでは昔から風邪薬、入浴剤。リュウマチ、洗剤などひとく健康のために利用されている。板は、ギター、ピアノ。ヴァイオリンなどの楽器に。日本では、祝い事、縁起物、食用品としてカマボコ板、素麺箱、神のお札や絵馬に使われる。婚礼の結納台にも使用される。

以上、《『森の賢者』たんねん博士 by (有)マルサ工業フォレストバンク事業部》より抜粋 

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薄く製材したモミ材を天然乾燥している土場。輸入したモミの丸太を、ムダなく、用途、サイズ別に吟味しながら、丁寧に製材し、加工されているM社の生産方式がとても印象的であった。経営して行く上で歩溜まりは当然ながら大切であるが、資源を使い切ると言う強い姿勢にとても感動した。

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M社の全景。乾燥中のモミの板材が見えますか?

私は常々、良い仕事(木の加工)は、豊かな自然環境と真面目で誠実な技術職人がいて可能だと考えている。それを実行しているM社を目の当たりにして、私の思いは間違っていないと確信した。

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