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January 03, 2008

新年は奈良で 歴史を訪ねて

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快晴! 気持ちの良い朝だ。

以前は、家で厳かに新年を、と言う思いで過ごしていた時期もあったが、気がつくと「寝正月」でゴロゴロなんてこともありがちだった。それでは、と言うことでもないけれど、最近のお正月はぶらりと出掛けて見ることが多くなった。最近では、三徳山(鳥取)、元伊勢(京都・丹後)、小浜など、歴史を訪ねる旅でもある。

ならば、日本の古都・奈良へと相成った。

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まずはお正月なので、春日大社に初詣。

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お参りをすませ、歴史の道をたどり、若草山を仰ぎ見ながら、三月堂、二月堂を通って東大寺へ。ここまでくればやはり外せないのが奈良の大仏。息子達が小学校で日本の歴史を習い始めた頃、実地勉強と称して家族旅行で訪れて以来、本当に久しぶりだ。

あまりにも有名なスポットは、いつでも行ける、あるいは子供の頃に行った、などの理由で、意外と知っている様で知らないことが多い。「歴史に興味を持ち、その気になって訪ねる」と、また新たな発見があるものだ。

知人が「大人の遠足」と銘打って、テーマを決めて仲間とバス旅行を行なっているが、それなんかもある意味「身近なところの発見と探求の旅」なのだろう。

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昨晩、ジャズの店において、地元の方の話で聞いた「戒壇院」を訪ねた。東大寺の西側に位置し、南大門をくぐってから左の小径をいったところにある。閑静な路地、立派なお家が並ぶ。やがて小径の正面の階段を上り詰めたところにこの「戒壇院」がある。

戒壇院は、天平勝宝6年(754)、当時中国に於ける戒律の第一人者、唐の僧鑑真が来朝し、大仏殿の前に戒壇を築き、聖武天皇をはじめ、百官公卿四百人に授け、同年5月1日に孝謙天皇の戒壇院建立の宣旨に依り造営されたもの。(東大寺要録)

天平時代の傑作と言われる四天王が有名、持国天、増長天、広目天、多聞天、どれも奈良時代の作である。

昨晩、ミニチュアで解説を受けたように「朝9時の陽光でみる四天王が最高だ」は実現しなかったが、どれも素晴らしい天平の塑像に感動である。

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