寒いが雪はない 今年も餅つきだ！

「大寒波が襲来する」と天気予報が異例と言えるほどの警告を発している。今日の天気予報は「雪」なのだ。寒さ対策は万全にと、囲炉裏に炭を熾す。

友達家族を呼んで、一緒に餅つきが恒例になりつつあるわが家の餅つき。友人たちにも手伝ってもらって臼と杵の準備である。確かに時折、突風のような勢いで冷たい風が吹き抜けるのだが、青空が広がり陽が差し込む。

一臼目は、子供達中心にお餅をつくことにする。

小さな女の子の力では、まだ杵を持ち上げられない。お餅がくっついているからなおさらだ。

昨年は雪の中の餅つきだったが、今年はまだ一度も雪が降っていない。

お餅がつけたら、今度はみんなで手で丸める作業。昨年まで、友人家族の子供達はやり掛けては途中で他に気が行ってしまったり、わざと変な形のお餅を作ったりと、いたずらっ子だったのに、今年は意外と真剣なのだ。やはり、１年経つと成長するものなんだ。

子供達が真剣にお餅つきを手伝うのにはわけがある。それは、つきたてのお餅をカタクリ粉もつけずに、いきなりお好みの味でつるつるっと一口ずつ放り込むのである。ほんと、これは美味しい。

大根おろし（かつお節入り）、納豆、ずんだ（すりつぶした大豆）、あんこ、クルミと豆腐のすりつぶし、黒ごま、きな粉。賑やかだった子供達も、食べ始めると静か。モクモクとたくさん食べる。

小さい頃のお餅つきの思い出には、この味と食感は切り離せないだろうな。