輸入ハンガーも「品質重視」
わが社の中国のハンガー工場から、経営者と工場長と、将来経営者になるであろうK君が来社した。毎年、この時期に、「品質」についての問題点の共有と今後の課題を確認するためにやってくる。
工場に入荷してくる輸入ハンガーに対して、わが社では全数検品をしている。木製(木材)ゆえに、発生する難しい課題も多い。それは、天然素材であるための色、木目などのバラツキ、表面のひび割れ、時間経過後に発生するねじれ、などである。
「100%同じモノ」を求めるなら、それはすなわち人工のモノ、例えば樹脂成型ハンガーと同じになってしまう。良質の木製ハンガーは、こう言った、微妙な品質管理をコツコツと積み重ねていって初めて実現する。
オフィスに戻り、中国の最近の経済情勢について意見交換。材料の調達、人件費、その他経費の値上げ基調が顕著になってきた。「安い=中国」と言う構図ではなく、これからは「品質重視」のハンガー作りに向かって行かなければならないことを、中国の経営者に伝えた。もちろん、彼の返事は「同意」である。
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