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July 26, 2007

「指一本の執念が勝負を決める」 冨山和彦

Toyama_kazuhiko_yubi

最後に勝つのは、いつまでも粘り強く、自分で考え抜いて正しいと判断したプロセスを踏みしめ、成功に向けて飽くなき追求をし、その途中で出会う困難にも耐え抜き続けた人間である。つらいことがあったとしても、そこから何かを学び取り、次に活かせば、やがて勝てると信じて頑張って欲しい。
『指一本の執念が勝負を決める』 冨山和彦・著 (おわりに p178)

元・産業再生機構の代表取締役専務兼COO(最高執行責任者)として、辣腕を振るった冨山和彦氏の著書。産業再生機構は、41件の事業再生を支援を終了し、300億円以上納税し、最終利益から約400億円が国庫に納付される見込。ダイエー、カネボウなどの大企業、老舗企業の再生の道づけをし、1年前倒しで解散した。

私は過去2回、冨山氏のお話を直接聴いたことがある。それはグロービス主催の「あすか会議」であった。MBAを目指すビジネス・リーダーを前に、「胆力」、「合理と情理のバランス」を説く冨山さんのお話はとても、新鮮で説得力のあるものであった。

ゲマインシャフト的なムラ社会で評価されるスキルは内部調整能力とした上で、ゲマインシャフト企業からは真のリーダーは育たないと指摘している。納得である。平和な時代はそれが機能したが、今はそうはいかない。

これからは、「リーグ戦を勝ち抜いた経営者の時代になる」とある。つまり、トーナメントで勝ち続けてきた者よりも、負けも知りながらも、失敗から学び取り、次に活かす能力、信念を貫き通す粘り強さ、こそが真のリーダーに必要なことだとある。納得である。ビジネス・リーダーを目指す人に一読をお薦めします。

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