城崎温泉「山本屋」 亭主のこだわり
裏山が迫る、瓦が美しい、凝縮されたおもてなし。ここは城崎温泉(兵庫県豊岡市)。大溪川流れる温泉街の中心に、この「山本屋」はある。一昨日7月14日に改装オープンした。改装を企画し、実行したのは「山本屋」専務のT君。地域の活動を通じて親しい友人である。T君のこだわりの結晶でもある。
土壁が美しい。伝統的な左官技術とちょっとモダンなデザインが混ざり合い、独特の空間を生んでいる。
城崎温泉は昭和初期に但馬大震災により壊滅状態に。その後、一斉に普及し、木造三階建ての温泉旅館が建ち並ぶ、関西を代表する温泉街となる。
そんな城崎温泉の原点に帰るかのごとく、落ち着いた雰囲気がとても心地よい。
お茶室が蘇った。ずっと昔からある茶室をクローズアップ。ロビーの横に静かな佇まいを演出する。これまでに何度かおジャマしているが、旅館でお茶をいただくのは格別である。
「山本屋」には、もう一つの「売り」がある。それは地ビールである。亭主のT君は、地域ベンチャーとして地ビールの生産と、それを提供するレストランを経営する。
読書が大好き、スポーツが大好きなT君。地ビールのカウンターで夜が更けるまで語り合うのも良いかも。城崎温泉のお薦めの宿である。
T君のブログ
『城崎温泉あれやこれや』
『城崎 山本屋』
〒669-6101兵庫県豊岡市城崎町湯島643
TEL:0796-32-2114
FAX:0796-32-3611
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