ノウゼンカズラ やっと咲いたぞ!
ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)
高くよじ登って花をまとう。「カズラ」はつるの意で、「ノウゼン」は漢名凌霄(りょうしょう)が語源という。凌霄から、平安時代の『本草和名』の乃宇世宇(のうせう)を経て、ノウゼンに転訛したとみられる。貝原益軒が「花上の露目に入れば目暗くなる」と記述し、現代でもなお避けられたりするが、誤解で、毒はない。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
木の壁をつたい、よじ登っているわが家のノウゼンカズラ。植えてから10年以上経って、昨年からやっと赤い花を咲かせるようになった。花をつけない株なんだろうかと疑ったりもしていたが、そんなことはなかった。今年は、いっぱいつぼみを付けている。わが家のノウゼンカズラは、まだまだ高度成長段階である。(^_^)
ノウゼンカズラも、面白い名の由縁と、言い伝えをもっているもんだ。電柱にまとわりつきながら高いところまで行って茂ったノウゼンカズラは、山間の集落をドライブしている時に、見かけることがある。平安時代から人里にあったんだ、と思うとまた新たな空想ができて楽しくなる。
The comments to this entry are closed.
Comments