「ジュウニヒトエ」 ツバキやツツジの下にひっそりと
ジュウニヒトエ(シソ科)豊かなイメージが楽しい。花がなければ、なぜこんな小草が「十二単」なのか、見当つきにくい。花穂は長さ5センチ前後だが、1センチほどの花を重ねる美しさと合わせて、たとえられたのだろう。本草学者小野蘭山は、漢名の夏枯草(かこそう)をあて、夏に新旧の葉が相代わる様からとみた。アジュガは同属の園芸種。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著
この時期は春の花が終わり、替わりに木々の芽が眩しいばかり。そんな緑溢れる中で、よーく足下を見るとこんな可愛い花が咲いている。これまで気付かなかった。
花の名前は「十二単」(じゅうにひとえ)。「花おりおり」の解説にあるように、どうしてこの名前?と思う。庭に降った雨の排水を兼ねた池(水路)の周辺に咲いている。
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