「レオナルド・ダ・ヴィンチ - 天才の実像」 東京国立博物館
東京国立博物館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」展に行った。今回の展覧会の目玉は、レオナルド・ダ・ヴィンチが20歳の時に描いた「受胎告知」だ。
この「受胎告知」だけは、特別に本館の特別展示室に展示されている。朝の早い時間帯に行ったが、すでに作品の前には長蛇の行列。
他の作品や手稿やスケッチなどは「平成館」に展示されている。模型や映像を使って、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品や様々な分野の活動の解説がしてある。天文学、物理学、解剖学、建築学などにも関心を持っていたレオナルド。ほんと、これを天才と呼ばずしてなんと呼ぶのかと思う。
今回は、時間に制約があり、もともとサッと全体像をつかむぐらいしか出来なかったが、「平成館」の展示には、後日丸1日かけて鑑賞したいと思う。
これが本館。季節は春。木々の芽が一斉に出始めている。明治15年に開館したが、関東大震災(大正12年)に大きな被害を受けた。現在のこの本館は、昭和13年に再建されたもの。日本文化の貯蔵庫として誇りが持てる威厳さを持っている。
常設展では、「鳥獣戯画」をはじめ、飛鳥、奈良、平安から江戸の文化まで代表的な日本文化が紹介されている。
妻が「この国立博物館の展示品は、自分のコレクションみたいな気持ちになる。だって日本人全員の宝物だもの」とつぶやいた。私も、まったくその通りだと言う感想を抱きました。ぜひ、機会があれば鑑賞してみてください。
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