John Abercrombie "TIMELESS"
John Abercrombie : g
Jan Hammer : org, synth, p
Jack DeJohnette : ds1. Lungs
2. Love Song
3. Ralph's Piano Waltz
4. Red And Orange
5. Remembering
6. TimelessRecorded on June 21 and 22, 1974
私がこのアルバムを購入したのは、ほかでもないジャケットが気に入ったからだ。ジャズの(別にジャズでなくても)レコードを買ったり、ジャズ喫茶などでチェックしたり、ジャズ雑誌などを見続けていると、ジャケットを見ただけで、おおよそ、そのアルバムがどんな演奏なの見当がつく。そのミュージッシャンにとってどんな位置づけの、つまり、新しいモノへのチャレンジか、リバイバルか、その力の入れようがわかってくる。
さて、このジョン・アバークロンビーの"TIMELESS"に話を戻そう。主役のジョン・アバークロンビーは、ニューヨーク生まれ、バークリー音楽院で音楽を学び、ロック・グループのギターもやった、と書けばおおよその想像がつくであろうか。ジャズとロック、クラシカルな手法、音楽のいろんな要素が融合(フュージョン)している。敢て形容すれば、ファンタスティック、前衛的、クールな演奏スタイルである。
キーボードのヤン・ハマーは、チェコスロバキア(プラハ)生まれと言うから、つい、ウェザーリポートのキーボード奏者ジョー・ザビヌルを思い出してしまう。作曲、編曲にどこか共通のものを感じてしまう。
激しい曲もリリカルな曲も、前面から、後方からジョンのギターに絡むヤン・ハマーのキーボードにも注目したい。
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