「M&A」 成功する会社の売り方・買い方
ある金融機関を中心とした親交会の研修会に参加した。事前に「M&Aのお話だそうだ」と聞いていた。なので、最近のIT企業と放送・情報系企業の買収工作、あるいは、自動車業界や鉄鋼業界の再編成などの話かな?と思っていた。それは見事に外れた。
大企業やベンチャー企業の話ではなく、我われ中小企業の身近なテーマとしてお話を聞くことになった。とても参考になるお話が聞けた。
講師は、(株)日本M&Aセンターの三宅卓氏。(同社副社長)。三宅氏が実際に取り組んでこられたM&Aの実例を示しながら、そのメリットや注意点が示された。
(1)売り手企業
・後継者がいない
・先行き不安企業(規制緩和・自由化による競争激化)
・空洞化(受注先が工場を海外へ)
・問屋不要論
(2)買い手企業
・成長過程にあるオーナー企業
・第2創業の企業
・成長したいが閉塞感のある業種の企業
など、M&Aでなくても、通常の経営戦略を考える上でも、とても重要なテーマである。決して、M&Aは遠くて関係ないものではないことを痛感した。もしも、取り組むのであれば、買い手企業としてでありたいものです。(^_^)
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