Charles Mingus "THE CLOWN"
Charles Mingus : b
Curtis Porter : as,ts
Jimmy Knepper : tb
Wade Legge : p
Dannie Richmond : ds
Jean Shepherd : narration1.haitian fight song
2.blue cee
3.reincarnation of a lovebird
4.the clownRecorded on Feb.12, Mar.13,1957
さて、チャールス・ミンガスだ。何を語ろう? できるだけそのアルバムの聴きばえを中心に書いているのだが、どうもこのミンガスは、その枠を超えてしまう存在だ。ミンガスについては、「怒りのベーシスト」とよく形容されるように黒人差別や社会の矛盾に抗議するアーティストでもあった。
この「THE CLOWN」(道化師)の聴き所は、まず「ハイチ人の戦闘の歌」である。ミンガスのベースは、リズムセクションとしてのベースを役割を遥かに超えた存在だ。ミンガスが弾くベースの1音、1音が、曲をリードし、他のプレイヤーと会話し、ミンガスの想いを歌い上げていく。
ふたつ目の聴き所は、タイトル・ナンバー「道化師」。ナレーションが入った、当時としてはかなり実験的な曲である。ミンガスの作曲家、編曲者、演奏リーダーとしての才能が凝縮されている。
話は元に戻るが、どうしても「ミンガスを語ってしまう」のだが、今後は、少し「ミンガスをしっかりと聴いてみよう」と思う。
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