第2回「あすか会議」変革のリーダーシップ(その2)
「あすか会議」2日目の朝は、朝7時からのパワーモーニングで始まる。「アート」「ベンチャー」「環境ビジネス」「WEB3.0」「食育」「移民」など、それぞれの興味あるテーマのテーブルについて、意見交換しながら朝食をとる。私は「起業家リーダーシップ」で一緒に学んだNさん主催の「アート」の席に。秋に「ブランディング」をテーマにした勉強会を開催する等の情報交換を行なった。
分科会が始まる。「文化芸術」「グローバル」「教育」の3つのテーマ。どれも行きたいが、私は「文化芸術」へ。パネリストは画家の岡野博氏、ヴァイオリニストの古澤巌氏、ファッション・デザイナーの仲野達夫氏。岡野氏は、「豊かな絵」と表現された。自由さ、みずみずしい、生きている喜びを実感できる絵を目指している、と。私もご縁があって岡野氏の小さな絵を一つ持っているが、岡野氏のお話に納得である。また、古澤氏と仲野氏は、1980年代に、フィラデルフィアで一緒に活動され、最先端の「現場」で、お互いの芸術的センスを磨かれたお話は、とても興味深かった。古澤さんのCDも購入した。
最終プログラムは「変革のリーダーシップ」。産業再生機構の冨山和彦さん、星野リゾートの星野佳路さん、元・カネボウ(産業再生機構)の小城武彦さん、東ハトの後藤英恒さんの4人が壇上へ。それぞれのキャリアと会社の中で、企業を再生していくプロセスで、どのような取り組みをしたのか、その要諦は何なのか、企業経営にとても参考になる貴重な発言がいっぱい聴けた。
冨山さん「合理と情理の正反合一=道理」「カネの論理とヒトの論理の正反合一=経営」。星野さん「リーダーシップは、1.ぶれない 2.愛情 3.質素・倹約」。後藤さん「なぜ、なぜ、なぜ、を繰り返す。」「変革は、本気をどう示すかが大切。サッカー中田の社外取締役は絶大な効果」。小城さん「変革には、人の心に触る勇気があるか?が重要。」「右脳を大切にしたい」。など、どれも一つ一つ、自分は果たしてどうなのか、かみ締めてみたい発言である。
フィナーレは、フェアウェルランチョン。今回の会議で知り合った仲間と会話し、2日目のゲストに質問をしたり、昼食会の時間は過ぎていく。最後に、提唱者のグロービス堀さんが音頭をとって、全員で「来年もあすか会議で会いましょう!」と発声して「あすか会議」は幕を閉じた。今回の「学び」を実践し、成果に結びつけたか、来年の再会までにしっかりとやらなければならない。
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Comments
古澤さんとお会いするのは、今回初めてでした。あすか会議と言う特別な雰囲気の場であったせいもあり、古澤さんといろんなお話ができました。特に、古澤さんが若い時にフィラデルフィアに住んでいた頃のお話はとても面白かったです。
せっかく、知り合いになれたので、私たちの地方でもコンサートをして下さい、とお願いをしてみました。今年はプロモーターを通じて、コンサート・スケジュールを決めているそうです。どこか近くでコンサートがある時に、行ってみようと思ってます。
Posted by: koh | July 18, 2006 03:39 PM
古澤巌さん、7,8年前に篠山のホールでコンサートされたんですよね。しかも2年連続で。行かれましたか?私は2回とも行きました。
しかし、観客が大変少なくて、世界的なバイオリニストの音楽を目の前で聴ける数少ないチャンス、(しかもかなりの低料金でした)もっと大勢の人が聴きにくればいいのに・・・と思ったのを思い出しました。ホールの音響について、絶賛されてたので、また来て下さったら嬉しいですね!
Posted by: コダマ | July 18, 2006 11:24 AM