「資源のサイクル」とユナイテッド・アローズさん
UNITED ARROWS LTD.(株式会社ユナイテッドアローズ)。皆さんご存知の人気セレクトショップ。(どうも、私が紹介するのもどこか落ち着きませんが)(^_^;;
今や、ファッション業界を牽引する代表的な企業・ユナイテッド・アローズさん。ファッション・ビジネスを商品の販売だけではなく、社会との関わり、環境への配慮、などの視点からも捉えて、様々な活動をされています。
わが社のハンガー作りのプロセスに興味を持っていただき、ユナイテッド・アローズさんのホームページでご紹介をいただきました。
木製ハンガーを製作する過程で、多くの「端材」(はざい)が発生します。しかも、毎日、ハンガーを数千本製作していると、バカにできないほどの量になり、その処理に追われます。
わが社では、特別な焼却炉を設置して、端材をエネルギーとして再利用しています。機械から発生するおが屑(粉状)は集塵装置で自動的に焼却炉に投入し、端材(木片)は、人の手で焼却炉に投入し、焼却します。その熱で、地下水(一部、水道水)を熱し、スチーム(水蒸気)を発生させます。そのスチームで、工場の曲げ加工(プレス加工)、塗装の乾燥室の温度確保、工場各所の暖房にも利用しています。
さらに、焼却炉で発生した「灰」は、地元の名産「栃餅」の栃の実の灰汁(アク)抜きに利用していただいています。当初は、捨てていましたが、広葉樹(ブナやセンの木)の純粋な灰は、灰汁抜きにはとても貴重な存在なのだそうです。これは、当初、思ってもいない、出会いでした。
そんな「資源のサイクル」に興味を持っていただいたユナイテッド・アローズさんに敬意を表します。もちろん、ハンガーでもさらに貢献できるように頑張っていこうと、燃えています。
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