春を待つ山
ここは豊岡市・神鍋高原。ところどころに雪を残しながら、山はそれでも着実に春に向かっている。神鍋山から北方向を眺めている。画面中央の山の向こうには日本海が見える。
芽吹き前の木々が美しい。「萌える」と言う言葉ある。植物の芽が出ること、「若葉が萌える」と使う。転じて「気持ちが高まる」という表現にも使う。私はこの時期の山の色が好きだ。山がどこか紫色に染まって見える時期がある。まさに若葉が萌え、私の気持ちはワクワクしてくる。春を待つ思いは、山の木々も私も同じなんだ。
昨年9月に「私の好きな風景 神鍋高原」でアップした風景である。比較してみてください。
写真中央の落葉樹の森は、今は芽吹き前。紫色に染まる直前である。稜線に透けて見える芽吹き前の木々は、まるで丸刈り頭の毛のように見えるから、笑えてくる。新緑の頃、またこの角度で写真を撮ってみよう。
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