イカリソウ 名前がちょっと可哀想
イカリソウ(メギ科)
花はユニーク。碇に例えられ、四枚の花弁からのびた長い距(きょ)が反りかえる。この種は茎が3つに分かれ、それが、さらに三分枝する。本種はその上、もう一度三分枝し、その先に葉がつき、二十七葉になる。漢方では強壮剤として名高い。昔、中国四川省の雄羊が食べ、一日百回も交尾をしたと言う伝説がある。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
か弱そうな花なのに、イカリソウとはちょっと可哀想な気がする。「怒り」ではなく「碇」だが、どちらにしても「か弱さ」とは異なる。我が家の庭には、1カ所だけこのイカリソウが咲く場所がある。池ではないが、庭の雨水が流れ出るように作った石垣積み水路の脇である。普段、ひっそりとしている所なので、あまり目をやらないが、このイカリソウの季節だけは別だ。しかし、イカリソウが強壮剤だとは。見かけで判断してはいけないね。(笑)
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