ワビスケ その名に心惹かれる
ワビスケ(ツバキ科)
謎のツバキである。第一、名からして奇妙。なぜ侘助(わびすけ)かは諸説あり、「侘、数寄」の茶人が好んだからとも。ツバキの中では極端に花が小さい。葯は退化し、花粉ができないので、雑種起源らしい。秀吉ゆかりの胡蝶侘助の木が、京都の竜安寺や大徳寺総見院に伝わり、後者は幹回り1,7メートルで日本最大。
『花おりおり(その二)』 湯浅浩史・著
名前に心惹かれる。ワビスケと言う響きと、実際に庭に咲いている風情がぴったりなのだ。春夏秋冬、庭の四季はどんどん進んでいく。そんな中で、いつもあるのに、どうも、目に付くのが後回しになるのが、ツバキ系だ。じっくりと眺めると、本当に愛らしい花が咲いている。お茶にツバキは付きものだが、今年は庭を眺めながら、お茶を楽しむ心境になりたいものだ。頑張ろう。
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