マンリョウ 縁起物があった
マンリョウ(ヤブコウジ科)
「万両」と縁起のいい名で正月を飾る。同属のヤブコウジは十両、カラタチバナは百両と呼ばれたりする。マンリョウの名は江戸時代後半から。それ以前は、なんと呼ばれていたのだろうか。『万葉集』や『枕草子』の山橘はヤブコウジとされるが、マンリョウも区別されずに含まれていたか。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
以前、祖父と祖母が住んでいた「はなれ」の角に生えている。12月の大雪で庭を歩くことがしばらく億劫になっていたが、ここのところの暖かい気温で雪も溶け、久しぶりに庭に出てみた。冬枯れた庭の佇まいからして、鮮やかな赤い実に目が行くのは当然だ。
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