2つの「元伊勢」に初詣
初詣に行った。京都府大江町の「元伊勢神社・内宮」である。数年前にも一度初詣に行ったことがあるが、今年は妻と長男Sと3人で行った。途中、あと3kmのところで渋滞に遭い、目的地までなんと2時間もかかってしまう誤算があった。でも、到着して山の中腹にある神社に至る雪の参道を歩くと、そのピンと張りつめた空気と荘厳さに、来て良かったと思う。有名な「黒木鳥居」が見える。鳥居の原形と言われ、日本で唯一と言われている。
これが元伊勢内宮「皇大神社」。天照皇大神が祀ってある。紀元前59年、崇神天皇により創建されたとある。今から2064年前である。その4年後、皇大神は倭(やまと)へお帰りになり、垂仁天皇の時代に、伊勢神宮にお鎮まりになったとある。元伊勢神社から本伊勢神宮へとどのような経緯があったのか?古代のロマンであることには違いない。ああ、また勉強しなくてはならないことが増えた。(^_^;;
神社の横の道をさらに奥に進んでいくと、この日室岳(ひむろだけ)を一望する場所に出る。三角形のピラミッド型の山は見るからに「神の山」である。禁足地なので原生林となっている。
さらに奥へ進む。参道は急な下り坂となり日氷室岳の麓の岩戸渓谷にでる。そこに「天の岩戸神社」がある。あの神隠れの神話となった神社である。
大江町の「元伊勢」で渋滞にあったために、大幅に予定が遅れる。だが、初志貫徹で宮津市・天橋立にある、「元伊勢籠神社」(もといせこのじんじゃ)に向かう。到着するとすでに日はどっぷりと暮れていた。
決して専門ではないが、神社に興味を持って研究されている方は結構いらっしゃるようだ。以前、あるご縁で豊岡市に来られた将棋の米長邦雄さんを案内して、出石神社を案内したことがあるが、全国の神社の由来を研究されている。また、私の大学時代の友人(先輩)は、天皇家の由来を調べに、わざわざ車で但馬、丹波、丹後の神社を訪ねて来たことがあります。その時には、この籠神社にも案内した。
古代の神話や歴史、をあまりにも知らなさ過ぎることを痛感。(^_^;;
勉強しなくてはならない私のテーマに、「日本の歴史」を加えなければならないと確信した初詣であった。
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