「金寿司」 最高のお寿司ここにあり!
東京・神田の「金寿司」のイチオシは、「マグロひっかけの軍艦」である。マグロの頭の肉をスプーンで刮げとって、海苔を巻いて軍艦にしたもの。これを食べずして金寿司は語れない、の逸品である。お米、酢、醤油、わさび、ガリ、どの食材にもマスターのこだわりが隅々まで行き渡っている。
右から「カツオのタタキ」。ふんわりと芳ばしい香りがする。その秘密は藁を焼いていぶした香り。少し焦げた周囲と新鮮な身のバランスがとても絶妙。「う〜ん!」とうなってしまう。言葉にはならない。中央は「赤貝」。説明は不要であろう。左は「キス」。包丁さばきと言うのか、適度な鮮度というのか、同じキスでもただ者ではない。(ぜんぜん説明になっていない。(^^;; )
ニギリは、1カンずつ握ってくれるので、いろんなネタが楽しめる。どのお寿司屋さんにもある定番のネタももちろんあるが、金寿司は、そのネタにちょっと事前にお醤油を効かせたり、ネタによってはちょっと炙ったり、その「ちょっと」が心憎い。そしてシャリのお酢加減、ネタとのバランスも絶妙である。
どうしよう? 「とうとう紹介するときが...」 「誰にも教えたくないとっておきの店」こんなタイトルのレストラン紹介記事をよく見かけるが、私にとってこの「金寿司」がまさにそれなのだ。東京・神田小川町にある。実は、このお店を経営しているのは、もう20年以上も前からおつきあいしている私の友人なのだ。もともとは、私の学生時代、彼の妹さんがやっていた劇団のお手伝い(音楽・音響担当)をしたのがそもそもの始まり。私の自宅(兵庫県・豊岡市)が完成した時のパーティにはわざわざ東京から来て、寿司を握ってくれた。最高の味と心遣いでした。改めて感謝。
千代田区神田小川町3−20
tel 03-3291-2816
「金寿司」
※JRお茶の水駅から明治大学の前を通り、駿河台下交差点1コ手前の道(マツモトキヨシ)を右折し、20mぐらい行ってまた右の路地に入ったところ。隣の店「串揚げ」の看板が見える。(金寿司の看板は見えないので注意)
※商売っけがないと言うか、性格と言うか、ゆっくりともの静かに握ってくれる。セッカチな方も郷に入ればで、マスターのペースに身を委ねよう。(^_^) 来ているお客さんも、美味しいお寿司を求めて食べにくる、常連さんばかりだ。また、その雰囲気が良いのだ。
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