Lionel Hampton "STARDUST"
Lionel Hampton(vib)
Charlie Shavers(tp)
Willie Smith(as)
Corky Corcoran(ts)
Tommy Todd(p)
Barney Kessel(g)
Slam Stewart(b)
Lee Young(ds)
Jackie Mills(ds(3,4)).1.Star Dust
2.One O'Clock Jump
3.The Man I Love
4.Oh, Lady Be GoodRecorded on Aug. 4, 1947
このアルバムをいつも思い出すのは、新宿2丁目の「バードランド」というジャズ喫茶である。「喫茶」と言っても、行くのはいつも夜も更けてから。「酋長」と「ツヤさん」と言うちょっと(かなり?)怪しい、でも優しいマスターとママがいたのを思い出す。サントリーの「ホワイト」を水割りにして朝までよく飲んだものだ。そこでよく聴いたアルバムは、ジョン・コルトレーンの"My Favorit Things"とこのライオネル・ハンプトンの"Stardust"だ。時代も演奏スタイルもエネルギーも全く異なっているのに、「バードランド」で聴くと、どこか「共通の異次元」を感じてしまう。特別な空間であった。
"Stardust"は’40年代ジャズの代表的な演奏の一つではないだろうか。as、tp、ts、b、p、g、vib とソロが続く。ゆったりとしたソロ(as)、ユーモラスなフレーズ(tp)、渋いソロ(ts)、唱いながらの格好いいソロ(b)、ちょっと普通のソロ(^^;(p)、モダンなフレーズのソロ(g)、そしていよいよ御大の登場!出だしの「タリラリン♪」で勝負あり!(^_^) ビブラフォンの先駆者であることを見事に示した名演奏である。15分を超える"Stardust"を是非、一度聴いてほしい。
※懐かしくなって「新宿のバードランド」を検索。お店のあったビルはもうないだろうと察しはついていたが、ツヤさんは既に亡くなられている。酋長は「JAZZと同じくらいすきな’モノ’のために刑務所ぐらし」だそうです。
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Comments
佐藤さん、と、と、届いています!!
ビックリしました。でも、嬉しいです。
酋長に会ったんですって?!
しかも、私のブログの話をされるとは驚きです。酋長、元気なんですね。当時、「大人の年齢」の感覚が全く欠落していたので、現在72歳でバンドをされているとは、これまた驚きです。
そして、奥様の里が城崎温泉で、東京から移住。なんとも奇遇ですね。
まだ、お会いしたことがありませんが、ジャズがお好きなんでしょうね。ちょくちょく覗いてみてください。
Posted by: koh | July 14, 2008 03:14 PM
はじめまして。先日、千駄ヶ谷で酋長に会ってきました。バンドを始めてます。72歳ですが誰よりも元気です。私はバードランドの最後の2年ほどしか知りませんがその後も酋長とつきあいが続いております。驚いたことは、中田さんが但馬の人ということです。2年前東京から
城崎温泉へ移住しました。妻の地元です。酋長にこのブログの話をしたら、“それなら店の閉店までいたひとだねえ、スターダストは最後にかけてたから”と言ってました。3年前の記事ですが、ココに書いても届きますか?
Posted by: 佐藤孝幸 | July 14, 2008 02:58 PM